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カンファレンス参加を いかに正当化するか 奥澤 俊樹 2024年09月25日

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目次 CONTENTS 01 | 自己紹介 02 | DroidKaigi 2024をふりかえる 03 | カンファレンス参加をいかに正当化するか

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自己紹介

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自己紹介 奥澤 俊樹(@okuzawats) Androidアプリエンジニア / 株式会社kubell ビジネスチャット「Chatwork」 Android版アプリを作っ ています。Androidプラットフォームチームというチーム で、Androidアプリ開発に関わるメンバーがAndroidアプ リを開発しやすくための仕事をしています。 2024年7月にChatwork株式会社から株式会社kubellに社 名変更しました。それに伴い、Play ConsoleのDeveloper 名を変更するという経験ができました。皆さんは、Play ConsoleのDeveloper名を変更した経験がありますか?

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事業概要 5 *1 Nielsen NetView 及びNielsen Mobile NetView Customized Report 2024年4月度調べ月次利用者(MAU:Monthly Active User)調査。 調査対象はChatwork、Microsoft Teams、Slack、LINE WORKS、Skypeを含む41サービスを株式会社kubellにて選定。 *2 2024年6月末時点。 ● 国内最大級のビジネスチャット「Chatwork」を展開。 業界のパイオニアであり国内利用者数No.1*1、導入社数は59.1万社*2を突破 ● 圧倒的な顧客基盤とプラットフォームを背景に、DXされた業務プロセスそのものを提供する クラウドサービス、BPaaSを展開 BPaaS (Business Process as a Service) ビジネスチャット「Chatwork」 お客様 オペレーター

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DroidKaigi 2024をふりかえる

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DroidKaigi 2024で見たセッション ● Android ViewからJetpack Composeへ 〜Jetpack Compose移行のすゝめ〜 ● Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化 ● KSPの導入・移行を前向きに検討しよう! ● 仕組みから理解する!Composeプレビューを様々なバリエーションでスクリーンショット テストしよう ● アプリをリリースできる状態に保ったまま段階的にリファクタリングするための戦略と戦 術 ● Android StudioのGeminiでコーディングの生産性を高める ● データに基づく意思決定を支える、Google Analytics for Firebase のイベント送信 ● デザインからアプリ実装まで一貫したデザインシステムを構築するベストプラクティス ● AndroidアプリのUIバリエーションをあの手この手で確認する ● Android開発以外のAndroid開発経験の活かしどころ 7

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DroidKaigi 2024で見たセッション ● Android ViewからJetpack Composeへ 〜Jetpack Compose移行のすゝめ〜 ● Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化 ● KSPの導入・移行を前向きに検討しよう! ● 仕組みから理解する!Composeプレビューを様々なバリエーションでスクリーンショット テストしよう ● アプリをリリースできる状態に保ったまま段階的にリファクタリングするための戦略と戦 術 ● Android StudioのGeminiでコーディングの生産性を高める ● データに基づく意思決定を支える、Google Analytics for Firebase のイベント送信 ● デザインからアプリ実装まで一貫したデザインシステムを構築するベストプラクティス ● AndroidアプリのUIバリエーションをあの手この手で確認する ● Android開発以外のAndroid開発経験の活かしどころ 8 Compose

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DroidKaigi 2024で見たセッション ● Android ViewからJetpack Composeへ 〜Jetpack Compose移行のすゝめ〜 ● Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化 ● KSPの導入・移行を前向きに検討しよう! ● 仕組みから理解する!Composeプレビューを様々なバリエーションでスクリーンショット テストしよう ● アプリをリリースできる状態に保ったまま段階的にリファクタリングするための戦略と戦 術 ● Android StudioのGeminiでコーディングの生産性を高める ● データに基づく意思決定を支える、Google Analytics for Firebase のイベント送信 ● デザインからアプリ実装まで一貫したデザインシステムを構築するベストプラクティス ● AndroidアプリのUIバリエーションをあの手この手で確認する ● Android開発以外のAndroid開発経験の活かしどころ 9 Kotlin

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DroidKaigi 2024で見たセッション ● Android ViewからJetpack Composeへ 〜Jetpack Compose移行のすゝめ〜 ● Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化 ● KSPの導入・移行を前向きに検討しよう! ● 仕組みから理解する!Composeプレビューを様々なバリエーションでスクリーンショット テストしよう ● アプリをリリースできる状態に保ったまま段階的にリファクタリングするための戦略と戦 術 ● Android StudioのGeminiでコーディングの生産性を高める ● データに基づく意思決定を支える、Google Analytics for Firebase のイベント送信 ● デザインからアプリ実装まで一貫したデザインシステムを構築するベストプラクティス ● AndroidアプリのUIバリエーションをあの手この手で確認する ● Android開発以外のAndroid開発経験の活かしどころ 10 テスト

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DroidKaigi 2024で見たセッション ● Android ViewからJetpack Composeへ 〜Jetpack Compose移行のすゝめ〜 ● Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化 ● KSPの導入・移行を前向きに検討しよう! ● 仕組みから理解する!Composeプレビューを様々なバリエーションでスクリーンショット テストしよう ● アプリをリリースできる状態に保ったまま段階的にリファクタリングするための戦略と戦 術 ● Android StudioのGeminiでコーディングの生産性を高める ● データに基づく意思決定を支える、Google Analytics for Firebase のイベント送信 ● デザインからアプリ実装まで一貫したデザインシステムを構築するベストプラクティス ● AndroidアプリのUIバリエーションをあの手この手で確認する ● Android開発以外のAndroid開発経験の活かしどころ 11 デザインシステム

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現在、チームで取り組んでいる課題 に関連しそうなセッションを中心に 聞きました。 (やることが多い!)

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カンファレンス参加をいかに正当化 するか

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Q.何故カンファレンス参加を正当化 したいのか?

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Q.何故カンファレンス参加を正当化 したいのか? A.カンファレンス参加をエンジョイ したいから

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カンファレンス参加は業務に必要な ことだと思って参加しているが、エ ンジョイしているだけだとN日間業務 を止めてしまうことが心苦しくなっ てしまい心からカンファレンスをエ ンジョイできない。 カンファレンスへの参加を正当化す ることで、心からカンファレンスを エンジョイできるようにしたい。

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そのためには、カンファレンスに参 加することが事業価値の向上につな がることを示せば良い。

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※純粋にカンファレンスを楽しむた めに参加すること、事業ではなく技 術を追求するために参加することを 否定する意図はありません。

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カンファレンス参加の コストとベネフィット

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カンファレンス参加のコスト ● チケット代、交通費、宿泊費 20

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カンファレンス参加のコスト ● チケット代、交通費、宿泊費 ● カンファレンスに参加したN日分の仕事が生み出すはずだった、失われた価値 21

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カンファレンス参加のコスト ● チケット代、交通費、宿泊費 ● カンファレンスに参加したN日分の仕事が生み出すはずだった、失われた価値 ● 他職種のメンバーをN日間待たせてしまうことで仕事を遅らせてしまうことによるコスト 22

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カンファレンス参加のベネフィット ● カンファレンス参加からしか得られない学び 23

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カンファレンス参加のベネフィット ● カンファレンス参加からしか得られない学び ○ セッション ■ 録画やスライドからは摂取できない栄養素を摂取するチャンス 24

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カンファレンス参加のベネフィット ● カンファレンス参加からしか得られない学び ○ セッション ■ 録画やスライドからは摂取できない栄養素を摂取するチャンス ○ オフィスアワー ■ スピーカーに具体的な質問できるチャンス 25

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カンファレンス参加のベネフィット ● カンファレンス参加からしか得られない学び ○ セッション ■ 録画やスライドからは摂取できない栄養素を摂取するチャンス ○ オフィスアワー ■ スピーカーに具体的な質問できるチャンス ○ ブース ■ 他社の取り組み事例を有識者に質問できるチャンス 26

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カンファレンス参加のベネフィット ● カンファレンス参加からしか得られない学び ○ セッション ■ 録画やスライドからは摂取できない栄養素を摂取するチャンス ○ オフィスアワー ■ スピーカーに具体的な質問できるチャンス ○ ブース ■ 他社の取り組み事例を有識者に質問できるチャンス 27 カンファレンスに参加しなければ得られない 学びのチャンス

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カンファレンス参加のベネフィット ● カンファレンス参加からしか得られない学び ○ セッション ■ 録画やスライドからは摂取できない栄養素を摂取するチャンス ○ オフィスアワー ■ スピーカーに具体的な質問できるチャンス ○ ブース ■ 他社の取り組み事例を有識者に質問できるチャンス 28 カンファレンスに参加しなければ得られない 学びのチャンス = 自分たちの活動をブラッシュアップして、 価値を高めるチャンス

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DroidKaigi 2024で言えば ● Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化 ○ Kotlin 2系へのアップデートで必要となる情報をわずか40分のセッションでキャッ チアップできる(かもしれない) ■ Kotlin 2系へのアップデートの対応工数が削減できる(かもしれない) ■ Kotlin 2系での新機能を活用できるようになり、開発生産性が向上できる(か もしれない) 29

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DroidKaigi 2024で言えば ● アプリをリリースできる状態に保ったまま段階的にリファクタリングするための戦略と戦 術 ○ 自分たちのリファクタリングの方針をブラッシュアップできる(かもしれない) ■ 機能開発を止めずにリファクタリングを進めることで開発生産性の高い状態を 維持しやすくなり、将来的に開発生産性が低下してしまうことを予防できる (かもしれない) 30

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DroidKaigi 2024で言えば ● Android ViewからJetpack Composeへ 〜Jetpack Compose移行のすゝめ〜 ● 仕組みから理解する!Composeプレビューを様々なバリエーションでスクリーンショット テストしよう ○ AndroidViewからJetpack Compose(宣言的UIのパラダイム)に移行することで、 将来的に開発生産性が向上できる(かもしれない) ○ スクリーンショットテストを導入することで、プロダクト品質と開発生産性を同時 に向上できる(かもしれない) 31

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カンファレンス参加をいかに正当化するか ● カンファレンスは、普段は得ることのできない貴重な学びを得るチャンス ○ = 自分たちの活動の価値を高めるチャンス ● このチャンスを逃さず、 ○ カンファレンス参加のコスト <<< 実際に向上した価値 ● という状態にできれば、カンファレンス参加を正当化することができる。 ○ = カンファレンスをエンジョイできる。 ● 全員ハッピー 32

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DroidKaigi 2024で学んだことを価 値の向上に繋げ、次回のカンファレ ンス参加を正当化してカンファレン スをエンジョイしたいと思います!

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働くをもっと楽しく、創造的に 34