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“わからない” は難しい

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● もちろん人による (当たり前) ので、それはさておき ○ ハードルの高さはひとそれぞれ ○ わからないということがわからない (自己認知できてない )と難しい ● 「わかっている」状態が当たり前になったり、その状況が続くと 「わからない」が来た時にぐっと心理的ハードルがぐっとあがる ● 逆にわからないことが日常だと、「わからない」ことは言いやすい。 ○ わからない事があるのは当たり前なのだということがチームの前提になると、場には出しやすい 「わからない」を場に出すのは難しい?

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なんで難しいんだろう? ● 無知・無能だと思われる不安 ○ わからないなんて、恥ずかしい (こんなこともわからないの?と思われる ) ○ こんな事もわからないの? ○ みんなわかってるのに? ○ そんな “態度” を感じたら誰だって不安になる ● わからないことがあるなんて、自分にとっては許せない (認められない) ● 誰にでもわからないことはある。すべてをわかっている人なんていない ● 結構分かった気になっている ● わからないままであったとしても、 物事も会話もある程度は進めることが出来てしまう ● 知ってるふりをすることもできる

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● 相手の当たり前と自分の当たり前の違い その認識の違いに気づくと、今まで通じていたように思っていたことが一気に崩れ る ● その事態にびっくりしないように。 ○ あーこの「わからない」感覚、久しぶりに来たわーくらいに受け止められるといいかも ● 積み上げてきた前提や、ここまで培ってきた信頼や対面でも、どこでも発生する ● スクラップ & ビルドの繰り返し ○ ソースコードでも同じ ○ 積み上げていく→うまくいかない事や違う事がわかる →ある程度壊して作り直す ○ そもそも人の認知がそういうプロセスで気づきあげられていくもの 「わからない」 は突然に。(やってくる)

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● わからないという状態を人に伝えることも大事 ● 分かっていることを人に伝えることも大事 ○ なにが分かっているか、なにが分かっていないのかを見分けるのもそもそも難しい ● なにがわからないかわからないという状態を人に伝えることも大事 ● まずは「わからないです」って言えばいい。それを繰り返しやり続けて解像度を上げ ていこう。 ● そして言われた人は対話で拾ってあげてください。一緒に解像度を上げていく練習 をしよう なにが大事なのか

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● 「何をすればいいのかわからない」(プロセスの確認) ● 「何を求められているのかわからない」(期待値の合意形成) ● 「その言葉の意味がわかりません」(共通言語の定義合わせ) ● 「今、なにがわからないのかわからないです」(「無知の知」「不知の自覚」) ● 「自分の気持ちがわからない」あるある (感情の認知) ○ 自分の気持ちなんだからわかるでしょって思いがちで、実は結構自分の気持ちをわかってな いことがある。 ○ さらには自分の感情やなぜそんな気持ちになっているのか、人に伝えられるはそんなにいな い もうちょっと先の「わからない」という意味

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● 「何をすればいいのかわからない」 ○ →「ので、もう一度やることを伝えて欲しい」 ● 「何を求められているのかわからない」 ○ →「ので、リクエストを明確にしてもらっていいですか?」 ● 「その言葉の意味がわかりません」 ○ →「ので、言葉の意味を詳しく説明して欲しいです」 ● 「今、なにがわからないのかわからないです」 ○ →「ので、ここまでの理解を話してみるので、聞いてみてどう思ったか壁打ちしてもらえませ ん?」 ● 「自分の気持ちがわからない」あるある ○ →「ので、いったんつらつら喋ってみるから、ちょっと話し聞いてよー !」 ○ 自分の気持ちなんだからわかるでしょって思いがち ○ 自分の感情やなぜそんな気持ちになっているのかを言える人はそんなにいない ○ 得意・不得意もある 「わからない」の次はリクエストも出来るとさらにいい

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● まずは「わからない」ってことを表現しよう ● 自分たちの分かっている事を知ろう ● チームメンバとの対話でわからない事に気づこう ● その練習をこのPBLでたくさんする !