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Moodle の開発者になれたよ Shintaro Fujiwara@Open Developer’s Conference LT 2020-12-19

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• 自己紹介:還暦間近の遅れてやってきた新人(元野外系)? • 習った言語:COBOL, C とか • 使う言語:PHP とか、でもプログラマが本職ではない • 使うフレームワーク:Moodle(PHPです)とか、現在の仕事で • OSS活動:日本SELinuxユーザー会(現在のセキュリティ研究の会?)とか • OSSへの貢献:あまりないw (その他https://github.com/intrajp intrajp - Qiita https://intrajp- computer.hatenadiary.jp/ https://heavymetalhardrock.info ) • SELinux の refpolicy に1件? • 今回、Moodle core にパッチ投稿したら、開発者の仲間に入れてくれたよ

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Moodle という教育用CMS 機能を確かめていたところ、不 具合(バグともいう)を発見 Tracker で報告 https://tracker.moodle.org/ 結局、Moodle というコアなプ ロジェクトの問題だということ で、そこで報告することに…

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実際の issue 画面(Jira が使われている) • ある条件下において、学生へのメールへの添付ファイルのパス名が間違ってしまうという修正 • Moodle コアにとって、重要な修正であるととらえてたようです。

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報告から各ブランチに取り込まれるまでの流れ お作法にのっとった流れ • 既に tracker に issue があるか確認する、なければ新規立ち上げ • どの STABLE BRANCH で修正すべきか確認する(今回は、サポート中の全ブランチ) • Moodle Coding Guide にしたがい、git で修正する(要すれば、各ブランチ用を独自に用意) • Codebot による確認、Travis でビルドを確認する必要あり -> 合格 • Peer review に進む -->色々と直される(親切な HQの人に助けられるなど) 合格 • Integration に進む -->合格 • リポジトリへの取り込み (Moodle HQ による) お作法を教えてもらう https://docs.moodle.org/dev/Process#Fixing_a_bug

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3つのブランチに提供したパッチがそれぞれ採用された

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なにか権限が付与されたっぽい Peer-review を優先的にだれかに頼めるとか。。 そしてちっちゃく名前が載った https://moodle.org/dev

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• 報告からパッチ採用まで、約1か月だった • Developer Group に入れたぞ、と言われた • このコミュニティは初めての人には親切に教えてくれる感じ • 特に重要だと思われる修正にはよく対応する(ちなみに別の報告もしてい るけど、クリティカルじゃないため特に反応はなし。)

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ご清聴ありがとうございました