Slide 1

Slide 1 text

モータースポーツ x IoTの話 2019/08/08 KURUMA IoTLT vol.1 norippy @rino products

Slide 2

Slide 2 text

HELLO! norippy (Norio Ikedo) 2 -平日は窓際で働くチーフエンジニア 筐体、電子回路、組み込みFW等の設計・開発 -余暇の時間はrino products代表(副業) ・アウトドアスポーツ関連を中心にハードウェアプロダクトを製作、 出展、販売等の同人活動をしています。 ・スマートスピーカー スキルの開発もやってます Web page

Slide 3

Slide 3 text

5 愛⾞遍歴 SUBARU インプレッサWRX(GDA-F) Honda S2000 type S (AP2) Suzuki Swift sport (ZC32S) MT⾞でハイオクしか⼊れたことないです。 そんな変態です。 次もMTでハイオク⾞の予感・・・

Slide 4

Slide 4 text

モータースポーツ x IoT 6

Slide 5

Slide 5 text

7 K4-GPに参加してます 毎年、夏と冬に富士スピードウェイで行われる軽自動車限定の耐久レース。 500kmクラスと、1000kmクラスがあり、毎年100チーム以上が参加します。 今年は8⽉13,14⽇で開催︕

Slide 6

Slide 6 text

8 何年も参加して感じたこと 車(&ドライバー)の情報をピットがより多く 持っていれば、 レースで勝つ可能性が高くなる 情報がないと ・ドライバーの体力、体調がわからない。 → ラップタイムが落ちてから気づくでは遅い。 ・車の消費燃料がわからない。 → 1000km完走する前に規定燃料がなくなってしまう。 ・車の調子が悪い → 車が止まってからでは遅い。 レースにはIoTが必要︕

Slide 7

Slide 7 text

勝つために、 ⾊々と開発しました 9

Slide 8

Slide 8 text

10 ドライバーとのコミュニケーション 草レースはみんな携帯電話をポケットに入れて、電話をしてコミュニケーションしている。 しかし、自動着信ができない端末の場合、着信ボタンを押さなければならなかった。 プロユースの通信システムは免許の取得や運用にお金がかかるため導入できない。 オリジナルのBluetoothデュアルモジュール内蔵ヘッドセットユニットを開発し、 1.Bluetoothによる無線通信 2.⾃動着信 を実現しました

Slide 9

Slide 9 text

11 コミュニケーションのきっかけ グループLINEにメッセージを⾶ばす 開発したiOSアプリ BLE プロの世界ではドライバーからピットに対して会話を始めることができるが、 草レースでは意外と存在しない。 ここを押す LTE-M Button LTE AWS Lambda ピットからすぐに連絡が できるようになった︕

Slide 10

Slide 10 text

12 ⾞の情報を取得する F1のように色々な情報を取れたら面白いが、耐久レースで一番ほしいのは消費燃料。 自動車に取り付けている燃料計の数字を今まではドライバーに読み上げてもらっていた 定期的にslackにM5CameraFで撮影した画像を送る、 またBlynkというIoTプラットフォームを使い、ピットから命令を送ることで、任意のタイ ミングで画像をSlackにアップできるようにした。

Slide 11

Slide 11 text

まとめ 13 - ⾞の情報がリアルタイムに取れるようになり、 ⼀歩踏み込んだ戦術を構築することができるようになました。 (もうちょっと燃費抑えて⾛⾏してね。etc) - ドライバーはコミュニケーションストレスが減り、ドライバーがより 運転に集中できるようになりました。 - モータースポーツはIoTが必須︕あるからより⾯⽩い︕

Slide 12

Slide 12 text

今年の夏は クラス優勝したい︕ 来週頑張ってきます︕ 14