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re:Inforce2023 Japanツアーと AWSに学ぶセキュリティ組織の作り⽅ 2023/7/28 クラスメソッド株式会社 梶 浩幸 1

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2 アジェンダ • ⾃⼰紹介 • re:Inforce 2023 Japan ツアー体験記 • AWSに学ぶセキュリティ組織の作り⽅

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⾃⼰紹介 梶 浩幸(Hiroyuki Kaji) AWS環境の構築、コンサルティング テクニカルアカウントアドバイザー セキュリティチームメンバー 経歴 ・ネットワーク機器メーカSE ・セキュリティ関連企業の商⽤システム運⽤者

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4 re:Inforce 2023 Japanツアー体験記

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5 re:Inforce 2023 概要 ● AWS セキュリティに特化したカンファレンス ● アナハイム(カリフォルニア)で 6/13 - 14 の 2 ⽇間開催 ● オンライン(※⼀部セッション)とオフラインの同時開催 ● オフラインセッションは Youtube にて随時公開中 ○ https://www.youtube.com/@AWSEventsChannel/playlists?vie w=50&sort=dd&shelf_id=2

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マップ 6

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re:Invent との違い 7 項⽬ re:Invent 2022 re:Inforce 2023 セッションの内容 AWS に関わること全般 AWS セキュリティに特化した セッション 開催期間 2022 / 11/28 - 12/2 の 5 ⽇間 2023 / 6/13 - 6/14 の 2 ⽇間 セッション数 2750 セッション 409 セッション 会場規模 6 つの会場で開催 (1 会場あたり 1 ⽇ 92 セッション) 1 つの会場で開催 (1 会場あたり 1 ⽇ 205 セッション) Expo あり あり (re:Invent より⼩さめ)

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8 Japanツアー(⽇本語通訳付きのExpoツアー)

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9 Japanツアーのホテル

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10 キーノート / セッション 予約制ではない(現地先着順) • 早めに⾏けば、セッションを受けることができた キーノートの様⼦ セッション(ハンズオン)

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11 Workshop(ハンズオン) • 構成の簡単な説明 • 短縮URLでWorkshopサイト へアクセス • メールアドレスまたは配布さ れるコードにてログイン • ログイン後に⼿順書サイトと、 ハンズオン⽤AWSアカウント へのリンクも表⽰ • 時間制限あり(数時間から数 ⽇) 資料

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12 良かった点 • 良かった点 • 満⾜度が⾼い • re:Invent はスケールが⼤きすぎて楽しみきれたか不安になる • WorkShop や Builders セッションが充実してた • セキュリティサービスのハンズオン • Security Hub, GuardDuty, Inspector etc • 中には AWS Shield Advanceのハンズオンも • ⾒れなかったセッションもとても早く Youtube に公開された • 治安がいい(来年もアナハイムかは不明) • ディズニー効果 • 13⽇には招待制で夜に⼊園できた模様

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13 悪かった点 • 悪かった点 • 開催期間が 2 ⽇しかない • もう 1 ⽇あれば、もっと満⾜できた︖ • キーノートは初⽇のみ • 初⽇のみアップデート/新サービス発表だったため残念 • Expo もセキュリティ中⼼の SaaS サービス • セキュリティ 以外の SaaS サービスは縮⼩ or 出展して いない

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14 Expo • CSPM製品が多め • CWPPやシフトレフト 関連も https://dev.classmethod.jp/articles/aws-reinforce-2023-expo/

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15 ツアー特別公演 https://dev.classmethod.jp/articles/reinforce-cj-moses-ask-me-any-thing/ https://dev.classmethod.jp/articles/aws-reinforce-2023-hart-rossman/

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16 Closing reception

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Amazon style 17 Amazon アプリで選定し試着可能 レコメンドの服も試着室に運んでくれる https://dev.classmethod.jp/articles/reinforce2023-amazon-style/

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18 Amazon fresh

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19 AWSのセキュリティ組織の作り⽅ *あくまでも個⼈での調査(推測あり)

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20 気になって調べたら AWSが最近資料を公開してた

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21 セキュリティの⽂化を構築するには︖ 2023/6/24に公開 How Do I Build Culture of Security ? https://www.youtube.com/watch?v=YifGuXMn-bs

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22 AWSセキュリティ⽂化の育成 AWS Exective Insights AWSセキュリティ⽂化の育成 https://aws.amazon.com/jp/executive -insights/content/creating-a-culture- of-security/

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23 セキュリティ⽂化はトップから

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24 セキュリティの⽂化はトップから • AWSではAWS最⾼情報セキュリティ責任者(CISO) が AWS最⾼経営責任者(CEO)と毎週1時間会議を実 施 • CEOは AWSのセキュリティを詳細に把握 • セキュリティが最優先事項であると組織全体に定着

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25 疑わしいセキュリティ異常を 簡単に報告できるように

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26 疑わしいセキュリティ異常を報告できるように • 実際にあるのか、認識されているかにかかわらず、 疑わしいセキュリティ異常を簡単に観察して報告で きるようにしている • 従業員が何かを疑うたびに、チケットを発⾏するこ とを推奨されている .oO(ミスは起こるものなので⾮難しない⽂化も重要)

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27 中央集権(ゲートウェイ型)ではなく 全員がセキュリティチームメンバー

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28 セキュリティチーム • 専⾨知識を共有し、ビジネスのリスクを軽減するた めに存在する • ただし、サイロ化させず、中央集権にしない • 第1にレクチャーが最優先、第2に警備 • あとのガーディアンへどのようなレクチャー、トレーニ ングをしているのかは不明 サイロ化=組織の中でシステムや部⾨が分断され、独⽴している状態

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29 セキュリティ・ガーディアン・プログラム ガーディアン • ⼀般の開発者が担当 • オペレーションの中でセキュリティを根付かせる • セキュリティチームのトレーニングを受講してから ガーディアンになる • AWSには数千⼈のガーディアンがいる • コミュニティーがあり、セキュリティチームや他の ガーディアンとQAできるようになっている

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30 セキュリティ・ガーディアン(想像図) サービスの開発や運⽤担当者にガーディアンが存在 セキュリティチームの⽀援を受けてサービス継続 A事業部 開発 A事業部 運⽤ B事業部 開発 B事業部 運⽤ IT 部⾨ セキュリティチーム / ガーディアン コミュニティ

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31 セキュリティ・ガーディアン・プログラム DevSecOps • 同じような⽂化 • インターネットの情報ではツールに依存した話が多い • 個⼈的に誤解していた可能性あり

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32 CCoEと同じでは︖(個⼈的な感想) CCoE(Cloud Center of Excellence) クラウドを推進するために設置される全社横断型の組織 A事業部 開発 A事業部 運⽤ B事業部 開発 B事業部 運⽤ IT 部⾨ セキュリティチーム / ガーディアン コミュニティ

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33 個⼈でガーディアンしてました

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34 個⼈でガーディアンしてました • 弊社システム開発部⾨のセキュリティ関連の壁打ち • 部の垣根を超えた支援 • 2018年から現在まで • 2週に1回MTG • 改善した項⽬ • ドキュメント整備 • AWS Well-Architected Frameworkの壁打ち • システム改善のアドバイスや調査⽀援

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35 個⼈でガーディアンしてました • メリット • ドックフーディングできる • お客様案件でノウハウとして提供・利⽤できる • デメリット • 少し仕事量が増えます

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36 まとめ • 来年もre:inforceに⾏きたい • セキュリティの⽂化が⼤切 • ガーディアンプログラムを⾒習いたい • CCoEのセキュリティ版かも • 弊社も取り⼊れたい