Slide 1

Slide 1 text

川崎シビックパワーバトル2019 川崎シビックパワーバトル 2019/09/26(木) 19:00 – 21:00 第3回 オープンデータ勉強会

Slide 2

Slide 2 text

川崎シビックパワーバトル2019 Code of Conduct(行動規範) • イベントでは、誰に対してもフレンドリーで中立・中道で安全で快 適な環境を提供できる事を目指しています。 • イベント参加者全員(スタッフ、スポンサー、ボランティア、ス ピーカー、一般来場者、その他のゲストを含む)の行動について行 動規範に従うことを求めます • Code of Conduct(行動規範) • https://github.com/openkawasaki/hub/wiki/Code-of-Conduct • 写真・動画撮影について • https://github.com/openkawasaki/hub/wiki/Code-of-Conduct#写 真・動画撮影について

Slide 3

Slide 3 text

川崎シビックパワーバトル2019 今日ののゴール: 時間 内容 19:00 - 19:05 あいさつ 19:05 - 19:10 自己紹介と興味のあるテーマ 19:10 - 20:00 シビックパワーバトルとは? 20:00 - 20:15 チーム分け&発表テーマを決める 20:15 - 20:50 チーム内で、データペルソナやデータジャーに を仮に決めて話し合います。 20:50 - 21:00 成果発表・クロージング オープンデータを使って地域を見る オープンデータの探し方、使い方を学びます

Slide 4

Slide 4 text

川崎シビックパワーバトル2019 川崎シビックパワーバトル運営メンバー紹介 藤本 孝 Eri Inoue 夏原 馨 小俣 博司 千葉晋也

Slide 5

Slide 5 text

川崎シビックパワーバトル2019 「川崎シビックパワーバトル」で期待していること • イベントで成果の「シビックパワーバトル」形式で発表 • 勉強会の知ったことや調べたことを、活かしてプレゼンテーションをしてもらう • 「考える力」の練習 • 「考える力」の練習になると考えてます。アドバイスはするので能動的に自分事としてどうすれ ばよいかを考えていただければと思います。 • データ利活用の体験 • データの利活用の体験になると考えてます。 • データのライセンス • データには著作権やライセンスがあることを知り、安心して利用する方法を知ってほしい • 課題解決にデータを利活用 • 今後の活動に、思い込みだけではなくデータを使って分析をしてみてほしい • 課題を魅力に • もしかしたら課題は魅力なのかもしれないという観点をもってください この場で期待すること

Slide 6

Slide 6 text

川崎シビックパワーバトル2019 Who am I 小俣 博司 / OMATA, Hiroshi デベロッパー + α 人間都市情報学。情報技術と社会基盤学(土木工学)を融合 させた分野で、例えば地理空間情報や人々の移動など,都市 に関する様々な情報を収集・分析し,人々の生活改善や地域 課題解決に活かすための研究活動を行っている。 オープンデータ、オープンガバメント、シビックテックの普 及活動をしている。 日本の自治体で初めて「オープンデータ」に取り組んだ福井 県鯖江市の取組に当初より携わり、2014年9月から翌3月ま で、Code for Japanのフェローとして福島県浪江町役場に 勤務し町民向けタブレットアプリ開発に関わった。 Twitter: @homata Facebook: op.homata

Slide 7

Slide 7 text

川崎シビックパワーバトル2019 http://urbandata-challenge.jp/ http://cpb.openkawasaki.org/ https://wikipedia-kaido.github.io/ https://www.amazon.co.jp/dp/4326302690/ https://djangocongress.jp/ https://djangogirls.org/tokyo/

Slide 8

Slide 8 text

川崎シビックパワーバトル2019 データビジュアライズ (データ可視化) + Geo(地理空間)データ

Slide 9

Slide 9 text

川崎シビックパワーバトル2019 オープン川崎とは •川崎市を活性化することを目的とした 市民参加型のコミュニティです •川崎ならではのコミュニティつくり •次世代の人材育成 •地域を面白くする •地域課題解決と新たな事業創造を行う http://openkawasaki.org/ オープン川崎とは

Slide 10

Slide 10 text

川崎シビックパワーバトル2019 「シンジョーまちなカレッジ」は川崎市のJR南武線 武蔵新城駅を 中心とした地域とつながる新しいカタチのソーシャル学校です。大 人から子供まで川崎や武蔵新城に住まわれている方、勤められてい る方、川崎や武蔵新城が大好きな方等の様々な人が集まって地域で 楽しく学びます。 http://shinjo.machina-college.org/ https://www.facebook.com/shinjomachinacollege/ 地域からの学びの場 シンジョーまちなカレッジ

Slide 11

Slide 11 text

川崎シビックパワーバトル2019 市民の自治と オープンなテクノロジー・データを通じて 地域課題や社会課題の解決を目指すこと Knight Foundation (2013): The Emergence of Civic Tech: Investments in a Growing Field シビックテック

Slide 12

Slide 12 text

川崎シビックパワーバトル2019 多様な参加方法でデータを 使いたい・作りたいと思える社会に 参加型データ社会

Slide 13

Slide 13 text

川崎シビックパワーバトル2019 地域にある文化財や観光名所などの情報を自分たちの手で手軽に発 信する。 ⚫ Wikipedia Town/Wikimedia commons/WikiData ✓地域の百科事典 ✓誰でも編集できるフリー百科事典/構造化データ ✓知識データベース/知識ベース ⚫ OpenStreetMap ✓地域の地図 ✓自由な地図をみんなの手に ⚫ LocalWiki ✓地域の情報 ✓世界中のローカルな知識をオープンにする収集 EDIT your City (君の街を編集せよ

Slide 14

Slide 14 text

川崎シビックパワーバトル2019 川崎シビックパワーバトル2019

Slide 15

Slide 15 text

川崎シビックパワーバトル2019 シビックパワーバトルとは? 市民による地域の 魅力発掘 ワークショップ

Slide 16

Slide 16 text

川崎シビックパワーバトル2019 シティプロモーション×オープンデータ利活用による 次代の市民参画活動の推進プログラム 川崎シビックパワーバトル2019 平成31年度川崎市都市ブランド推進事業

Slide 17

Slide 17 text

川崎シビックパワーバトル2019

Slide 18

Slide 18 text

川崎シビックパワーバトル2019 運営・協力・後援 主催 • オープン川崎/Code for Kawasaki 共催・協力・後援 • シンジョーまちなカレッジ • アーバンデータチャレンジ2019実行委員会 • 平成31年度川崎市都市ブランド推進事業 • シビックパワーアライアンス実行委員会

Slide 19

Slide 19 text

川崎シビックパワーバトル2019 ある人が課題解決のゴールに向けてデータを利用 する過程を「旅」に見立て、データを利用するタ イミングや目的などをあらわしたもの 川崎シビックパワーバトル2019のポイント 「データペルソナ」と「データジャーニー」づくりを通して 地域課題解決に向けたデータ利用を体験していただきます。 データペルソナ 課題解決のためにデータを使う人を抽 象化し、どのような人がどのように データを使うのかをイメージしやすく するもの データジャーニー https://sunlightfoundation.com/policy/open-cities/equitable- neighborhoods-in-madison-wi/

Slide 20

Slide 20 text

川崎シビックパワーバトル2019 データペルソナ&データジャーニー 地域課題に向けた参加型データ利用方法を体験する 1.地域課題を知る 2.オープンデータやライセンスについて知る 3.データ利活用方法の体験 4.「データペルソナ&データジャーニー」を参考に川崎 モデルを考える 5.川崎モデルをベースに調査結果を発表する

Slide 21

Slide 21 text

川崎シビックパワーバトル2019 データジャーニー • 「カスタマージャーニー」は、ペルソナの動き(行動・思考・感情)を時系 列で見える化したもので、マーケティング手法ではよく活用されている。 直訳すると「顧客の旅」になります。 • 「データジャーニー」はデータを中心にペルソナが、課題・データ利用の 有無・データ利用の目的等、データ利用の現状を把握するために見える 化していくもの • 「データジャーニー 」から、どういうデータが必要なのか、必要な指標は なにかを把握する

Slide 22

Slide 22 text

川崎シビックパワーバトル2019 データ分析の考え方

Slide 23

Slide 23 text

川崎シビックパワーバトル2019 オープンデータを課題解決に使うメリット •自分たちが主張したいことを明確化できる •団体で実施しているプログラムの優先順位などの 意思決定がしやすくなる •資金獲得のための戦略を立てやすくなる •支援者のニーズをより深く、正確に理解しやすく なる •自分たちの戦略をより正確に伝えることができる

Slide 24

Slide 24 text

川崎シビックパワーバトル2019 情報とは? 元来「情報」と言う言葉は、軍事に関する言葉 • 事情を報告する • 情況を報告する 「あるものごとの内容や事情についての知らせのこと(Wikipedia)」 等とは言われているが、実は明確に定義出来ないものとも言われてい る。 「情報は力なり」「未知を既知にする」という表現でも言われている。

Slide 25

Slide 25 text

川崎シビックパワーバトル2019 論理的に考えるとは • 論理的に説明するとことが出来ると人を納得させやすい • 物事を提示する際は理由や根拠を提示する • データを提示をすることで説得力があがる • 主語・動詞・述語をしっかりとした構成に整理すると受け手が理解 しやすい • 三段論法等の手法を活用する • 大前提:すべての人間は死すべきである。 • 小前提:ソクラテスは人間である。 • 結論:ゆえにソクラテスは死すべきである

Slide 26

Slide 26 text

川崎シビックパワーバトル2019 データの品質 「データの品質」を知ったうえでデータを扱うのが大事 品質が良ければ、データがその事象をうまく表している確率が高いと言える • 鮮度 • そのデータはいつのデータなのか? • 精度、確度 • データに、ばらつきがどれだけあるのか? • 粒度 • どのくらいの粗さなのか? • 信頼性 • そのデータの信憑性(信憑性)は高いのか? • 信頼出来る情報源のデータなのか? • 量 • データ量としては十分に確保されているのか? ウィキペディアの内容に関する三大方針

Slide 27

Slide 27 text

川崎シビックパワーバトル2019 視点を増やし視野を広げる • 虫の目– 近い視点 • 虫のように小さな目で物事の状況を見る。現場を知る目、細部に注目する ミクロな視点 • 鳥の目 – 高い視点 • 鳥のように上から俯瞰(ふかん)して(鳥瞰図(ちょうかんず))物事の状況 を見る。全体像を把握する視点 • 魚の目 – 流れの視点 • 時代や市場の流れを読む。物事や潮の流れや変化といった「動き」を捉え る視点 • コウモリの目 – 反対の視点 • 自分が持っている前提によって正しく見えていないことがある。無意識に 盲点が生まれる。固定観念を崩して見る目の視点

Slide 28

Slide 28 text

川崎シビックパワーバトル2019 定量データ、定性データ • 定量データ • 明確な数値や量で表すことが出来るデータ • アンケートでの選択項目、指標、売上、年齢、市場占有率 など • 客観性が高い(誰が見ても同じ) • 統一した基準で評価 • マクロな視点での分析に用いる (鳥の目) • 定性データ • 数値で表現出来ない文章等のデータ • アンケートの自由記述、消費者の行動心理や社会行動心理 など • 主観性が高い(人によって解釈が変わる) • ミクロな視点での分析に用いる (虫の目) • 分析の範囲や広さを把握するのが定量データ。 • 分析の深さを測定するのが定性データと位置づけることができる 28

Slide 29

Slide 29 text

川崎シビックパワーバトル2019 2+1の分析アプローチ ➢仮説検証型分析 仮説を立て、仮説は正しいかどうかを収集したデータと架設の因 果関係を検証する方法 データを後から探す ➢仮説探索型分析 仮説を立てる為に、ヒントや洞察を得る為に、実際にデータを 触ったりしてみる データが既に先ずは触ってみる ➢実態把握型リサーチ とにかく実態を把握しようというもの。あるテーマに対して、先 ずは市場や競合などを調べ実態を把握する 29

Slide 30

Slide 30 text

川崎シビックパワーバトル2019 今、ある姿には理由がある ➢問題が起きるメカニズム = 因果関係 なぜ問題・課題が起きているのかの因果のつながりを把握する ➢なぜなぜ分析 ある問題・課題に対して、その問題を引き起こしている根本的な要因を 洗い出す手法。 トヨタ生産方式の一つ 「なぜそれが起こっているのか?」を論理的にその要因を考え、その結 果を再び「なぜ?」と繰り返して根本的な原因を求めていく。3回ほど 繰り返すのが一般的である ➢そもそも分析 「なぜ?」は思考を過去の問題の範囲にとどめてしまうことが多いので、 代わりに「そもそも?」を繰り返す手法。当たり前だと思っていること を当たり前じゃない視点でみる 30

Slide 31

Slide 31 text

川崎シビックパワーバトル2019 ⚫ 利用許諾とライセンス ⚫ 利用する為の許諾やルールがある ⚫ 著作物(著作権)と工業所有権 ⚫ データや写真などの著作物(著作権)や工業所有権には知的財産権があ る ⚫ 特許権、実用新案権、意匠権、商標権 ⚫ 肖像権と商標 ⚫ 人物の肖像権や商標(ロゴマーク)などの諸権利がある ⚫ 測量法 (地図) ⚫ 地図には著作権法でOKでも測量法で再配布が禁止されているものがある ⚫ 個人情報 ⚫ 個人情報保護法に抵触するものは使えない ⚫ ファクトチェック (事実検証行為) ⚫ メディアやインターネットで報じられてる情報の真偽の確認 データを安心して利用するには

Slide 32

Slide 32 text

川崎シビックパワーバトル2019 チーム分け&発表テーマ

Slide 33

Slide 33 text

川崎シビックパワーバトル2019 意識していただきたいこと 「川崎の課題をポジティブ に、未来志向で「魅力」に 変え、アピールする」

Slide 34

Slide 34 text

川崎シビックパワーバトル2019 「課題」を「テーマ」として考えたい 川崎シビックパワーバトルでは「課題」を「テーマ」として考えたい “川崎や地域の魅力発信”が基本と考えてます。「課題」と思ってい ることは本当に課題なのか等と深堀りして魅力に変えられないかを考 えてください。 みなさんには、課題だと思っていることを自分の目、第三者の目線で 見つめ直したり、今ある資源を活用する、他市、他区と比べたりする ことを通じて、魅力として発信することを目指していただきたいと思 います

Slide 35

Slide 35 text

川崎シビックパワーバトル2019 データペルソナ&データジャーニー データペルソナ 論理的に考えることが出来る様に、自分とは別の仮想の人物を想 定して第三者の立場をして考えます。 その人がどんなテーマ(課題)をもっているのかを考えます。 データジャーニー データペルソナがどのようにデータを使っていくのかを考えます。 • 日頃の行動で、どんなデータを必要としているのか? • どんな指標があると納得するのか? • それが魅力と思うのか? • 好きになれるものなのか?

Slide 36

Slide 36 text

川崎シビックパワーバトル2019 参考データ例 • オープンデータ関連一覧 (by オープン川崎) • https://hackmd.io/@homata/S1z1iYVWH 以下、抜粋 • 川崎市 • オープンデータ • http://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/51-7-0-0-0-0-0-0-0-0.html • 神奈川県 • オープンデータサイト • http://www.pref.kanagawa.jp/docs/b8k/cnt/f534212/ • RESAS(地域経済分析システム) • https://resas.go.jp/#/13/13101 • 経済レポート • http://www3.keizaireport.com/ • 政府統計の総合窓口(e-stat) • 政府統計の総合窓口(e-stat) https://www.e-stat.go.jp/ • 統計ダッシュボード https://dashboard.e-stat.go.jp/ • Data.go.jp データカタログサイト • http://www.data.go.jp/ • 政府CIOポータル • https://cio.go.jp/policy-opendata • ITダッシュボード https://www.itdashboard.go.jp/ • My City Forecast あなたのまちの未来予報 • https://mycityforecast.net/ 36

Slide 37

Slide 37 text

川崎シビックパワーバトル2019 (ワーク)勉強会の流れ 最初に、みなさんが興味や取り組みたいテーマを共有しましょう。 例) • 子育て • 安全・安心なまちづくり • ケア • コワーキング テーマをもとに、チーム分けを行います。

Slide 38

Slide 38 text

川崎シビックパワーバトル2019 (ワーク)テーマを掘り下げる 発表会に向けて、自分の視点⇔第三者の目線を行き 来してテーマを掘り下げましょう •そのテーマで中心となる人は誰か •その人たちが何を知りたいか •どういう問題があるか •どのようなデータがどこで役に立ちそうか を中心に掘り下げてください。 最後に、各チーム×3分程度で今日の成果を発表を お願いします。

Slide 39

Slide 39 text

川崎シビックパワーバトル2019 (ワーク)成果発表 各チーム×3分程度で今日の成果を発表してください。

Slide 40

Slide 40 text

川崎シビックパワーバトル2019 まとめ

Slide 41

Slide 41 text

川崎シビックパワーバトル2019 川崎シビックパワーバトル交流グループ よろしければご参加ください。 https://www.facebook.com/groups/940182359668196/

Slide 42

Slide 42 text

川崎シビックパワーバトル2019 今後の予定 オープンデータ勉強会の候補日 時間は全て19:00 - 21:00の予定です 場所もまだ未定です。 • 10月の勉強会 • 10/25(金) • 11月の勉強会 • 11/22(金)または11/29(金) シビックパワーバトルの本番の候補日 • 日時:12/15(日) 13:00〜15:00 • 場所候補 1. コモレビテラス(川崎駅) 2. こすぎコアパーク (武蔵小杉駅) 3. 武蔵溝口駅南北自由通路 (武蔵溝ノ口駅)

Slide 43

Slide 43 text

川崎シビックパワーバトル2019 オープン川崎 https://www.openkawasaki.org/