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2026 新卒AI研修(1⽇⽬) AIを⽀えるML技術の基礎知識編 ©MIXI

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講師紹介:⽊内 貴浩 木内 貴浩 / きのうち たかひろ / kittchy 職種:MLエンジニア みてね事業本部 みてねプロダクト開発部 Data Engineeringグループ 学生時代 - 大学院で音声認識の研究でML技術に触れる インターンシップなどで音声処理のML技術の研究開発 経歴 - ©MIXI 2024年4月 MIXI 新卒入社 MLOps に関する業務を経験したくて、「家族アルバム みてね」の事業部にジョイン メディアの自然言語検索基盤やMLレコメンド検索基盤の構築・運用を行う 2

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講師紹介:牧野 舜 牧野 舜 / まきの しゅん 職種:MLエンジニア 開発本部 たんぽぽ室 AIモデリンググループ 学生時代 - 大学・大学院では理論物理の研究室に所属 超伝導体における量子渦の微視的理論に関する研究 経歴 - ©MIXI 企業で数理最適化、MLに関する研究開発に従事 2025年4月 MIXI 入社 事業の横断的な支援やスポーツ分析に関する研究開発に従事 3

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講師紹介:⽥中 亮太朗 田中 亮太朗 / たなか りょうたろう 職種:MLエンジニア 開発本部 たんぽぽ室 AIモデリンググループ 学生時代 - 大学・大学院でAIを使った読心術の研究 インターンシップなどで自然言語や画像のマルチモーダルモデルの開発 経歴 - ©MIXI 2025年4月 MIXI 新卒入社 モンストにてAIを用いた効率化ツールの開発を行う 4

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Introduction 10分 (~10:10) ©MIXI

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AI/ML/DeepLearningの分類 ⼈⼯知能 (Artificial Intelligence; AI) ⼈間のように「考える‧判断する」コンピュータの技術全般 例:チェスAI、⾳声アシスタント、⾃動運転など 機械学習 (Machine Learning; ML) データから⾃動で学習して予測‧判断する仕組み AIを実現する中核技術 深層学習 (Deep Learning) ⼤量のデータから複雑なパターンを学習できるML⼿法 画像認識、⾳声認識、⾃然⾔語処理で⾼精度を実現 ©MIXI 6

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1⽇⽬に学ぶこと:AI技術の基礎であるML 1. MLの「共通⾔語」を⾝につける チームでMLの話が出たときに、会話についていける⼟台を作る 2. MLモデルが何をしているか説明できるようになる 「ブラックボックス」ではなく、中で何が起きているかをざっくり理解する 3. 画像‧テキスト‧⾳声など、いろいろなMLに触れる 実際に⼿を動かして「こう動くんだ」を体感する 4. MLモデルをサービスに載せる流れを体験する 推論API化やデプロイなど、エンジニアとして関わる部分を⼀通り触ってみる ©MIXI 7

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この研修の前提 必要な前提知識 ● Pythonの基本⽂法が分かればOK(数学の知識は不要) ● 数式が出てきますが、直感的に理解できるレベルで説明します ● ⼤学で習うような理論ではなく、実践‧エンジニアリング寄り で進めます 気軽に質問してください ● 分からないことはその場で聞いてOK ● 「そもそもこれ何?」レベルの質問も⼤歓迎 AI Coding Agentはバンバン使ってください ● ©MIXI ハンズオンは AIに編集させやすい状態にしています ○ marimo notebook を使って逐次実⾏していくのでもOK ○ README.mdを読みながらClaude Codeに実⾏させるのでもOK 8

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1⽇⽬‧2⽇⽬のゴール 1⽇⽬:ML基礎から運⽤まで ● MLの基本構造(教師あり)を理解する ● 推論‧学習‧⾼速化‧API化まで⼀度つなげて体験する ● 評価‧運⽤の共通⾔語を⾝につける(metric、閾値、監視など) 2⽇⽬:LLM/Agent/⽣成AI ● ⽣成AIの基礎を理解する(Transformer、Attention、LLMの構造など) ● ⽣成AIを⽤いたLLM/Agentの実践を体験する ● AI Agent の設計‧評価‧運⽤のサイクルを体験する ©MIXI 9

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アジェンダ 1. 機械学習(ML)基礎 2. MLモデルの推論 3. MLモデルの学習 4. MLモデルの評価 5. MLモデルの⾼速化 6. MLモデルのデプロイ‧運⽤ 7. まとめ ©MIXI 10

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ちょっとその前に 30分 (~10:40) ©MIXI

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ハンズオン環境に⼊ってみましょう。 GPUを⾃由に使うことができる Google Cloud Platformの環境を⽤意しました。 URL : https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI の記述に沿って環境に⼊ってみてください 準備ができたら ● 今回の研修ではmarimo notebookを推奨します(⾃分でCLIで実⾏しても良いです) ● marimoの特徴 ● ○ jupyter notebookのように直感的に⽀える ○ テーブルデータの可視化がしやすい ○ ***.py ファイルなので、AIに読ませやすい ⼀緒にmarimoの動作確認ハンズオンをやってみましょう https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/tree/main/day1/00-intro-python-environment ©MIXI 12

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1. 機械学習(ML)の基礎 30分 (~11:10) ©MIXI

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機械学習とは 「過去のデータから知⾒を得て、それを次の決定に利⽤すること」 ● 過去のデータ:過去の状態‧情報 ○ ● 数値, 画像, ⾳声, テキスト... 知⾒:ブラックボックスな関数 f(x) ○ 過去のデータには統計的なルールがあり、 それを表すf(x)を学習によりモデル化する ● 決定:現在の状態 (x) から未来 (y) を予測する ○ ©MIXI 学習した知⾒を元に、未来の結果を予測する 14

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プログラミングとの違いは? プログラミング 機械学習 ルールを自分で決めて表現する 過去のデータの中からルールを得る 盤面のスコアリングをルールベース 大量の棋譜からパターンを見つけて、 で決定し、次のアクションの結果を 次の手を決定する 評価して駒を動かす 「角が取れるなら取る」 「王手を優先する」 などのルールを人間が記述する ©MIXI プロ棋士の対局データを学習し 盤面から最善手を予測する 15

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統計との違いは? 統計 機械学習 データからルールを得て、可視化して データからルールを得て、目的の 分析・説明する タスクの予測などに活かす ある意思決定の理由を説明するの 過去の統計情報をもとに、未知の が目的 情報を予測し、精度を上げていくこ とが目的 明日の売上は ???円になりそう! データから知見を得るという部分は同じだし、基礎理論も同じ →良いデータサイエンティストは良いMLエンジニア ©MIXI 16

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MLの種類 ©MIXI 17

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MLの種類 ©MIXI 18

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教師あり学習 教師データを用いて学習 画像 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 0.82 0.03 0.14 0.01 ラベル付けされた教師データと モデルの出力の誤差(loss)を 最小化することを目指して学習 入力 ©MIXI モデル ー 誤差(loss) 教 師 デ タ 出力 19

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教師あり学習 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 正解 1 0 0 0 推論結果 0.82 0.03 0.14 0.01 誤差 0.18 0.03 0.14 0.01 入力 ©MIXI モデル 教 師 デ ー 誤差(loss) 画像 タ 出力 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 0.82 0.03 0.14 0.01 20

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分類(Classification)と回帰(Regression) クラスラベルを予測するための分類 ● 出力が離散値 True/False... 犬、猫、人... ● データに与えられたクラス(カテゴリ) 丸い 白黒 スイカくらい 予測 0.3 0.9 0.1 を予測する際に使用 例えば... モンストキャラの画像や特徴から そのキャラがなにかを予測 ©MIXI 21

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分類(Classification)と回帰(Regression) 連続値を予測するための回帰 写真から年齢を推定 ● 出力が連続値 金額や人数、温度… ● 予測 3歳 数字の大小に意味が存在する 値を予測する際に使用 例えば... 家族アルバム みてね の写真から お子様の年齢を推測 ©MIXI 22

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QUIZ:分類(Classification)と回帰(Regression) 分類問題か回帰問題か? 1. ユーザの収入や家族構成、その他パラメータから預金額を予測する 2. ユーザの収入や家族構成、その他パラメータからある取引が不正かどうかを 予測する 3. 画像に写っている物の種類を予測する 4. 画像に写っている物の位置を予測する ©MIXI 23

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[Optional]教師なし学習:クラスタリング 構造が不明なラベル付けされてないデータを扱い データ内のパターンを見つける学習 クラスタ2 クラスタ3 クラスタリングによるグループの発見 ● 大量の情報を意味のあるグループ(クラスタ) クラスタ1 として構造化できる探索的データ解析 ● 教師は必要なく、データのパターンを見つける クラスタリング ©MIXI 25

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[Optional]教師なし学習:次元削減 構造が不明なラベル付けされてないデータを扱い データ内のパターンを見つける学習 中間表現:元データの重要な特徴だけを 残した圧縮表現 データ圧縮のための次元削減 抜き出す手法 防具 つの Decoder 特性は保持しつつ、重要な情報だけ Encoder - 高次元のデータからノイズを取り除き 特徴量 やり 入力と同じデータを出力するように学習するため、自己教師あり学習とも呼ばれる 統計的分析手法のPCA(主成分分析)を用いて次元圧縮する方法もある ©MIXI 26

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[Optional]強化学習 試行錯誤で報酬を最大化する学習 ● 正解ラベルが事前に与えられない点が教師あり学習と異なる ● エージェント が 環境 の中で 行動 し、報酬 を受け取りながら方策を学習 基本要素 状態(State):現在の環境の情報 エージェント 環境 観測 意思決定 意思決定 例:盤面の配置 行動 行動(Action):エージェントが取れる選択肢 例:駒を動かす 変化 学習 報酬 報酬(Reward):行動の結果得られるスコア 例:勝利 +1 / 敗北 -1 ©MIXI 28

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[Optional]強化学習 ● 環境とやりとりして行動の報酬をもらうことでエージェントが学習 エージェント 環境 START START +10 START START ©MIXI -10 29

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学習と推論 学習(Training) ● データから「⼊⼒→出⼒」のパターンを学習 するフェーズ ● ⼤量のデータを使って学習することで 「モデル」を構築する 推論(Inference) ● 学習済みモデルに新しい⼊⼒を与えて予測を返すフェーズ ● 学習済みモデルを使って予測を出すことを「推論」と呼ぶ ©MIXI 30

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学習と推論 学習(Training) ● データから「⼊⼒→出⼒」のパターンを学習 するフェーズ ● ⼤量のデータを使って学習することで 「モデル」を構築する 推論(Inference) ● 学習済みモデルに新しい⼊⼒を与えて予測を返すフェーズ ● 学習済みモデルを使って予測を出すことを「推論」と呼ぶ ©MIXI 31

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2. MLモデルの推論 1時間 (~12:30) ©MIXI

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MLモデル推論の3つの共通フェーズ 1. Preprocess(前処理) ● あらゆる⼊⼒(テキスト/画像/⾳声…)を tensor (多次元配列) に変換 2. Model Inference(モデル計算) ● tensor をモデルに⼊れて、出⼒ tensor を得る 3. Postprocess(後処理) ● ©MIXI 出⼒ tensor を タスクに適した形にデコード 33

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2. MLモデルの推論 テーブルデータ編 ©MIXI

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テーブルデータ:ハンズオン概要 https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/tree/main/day1/01-simple-model-inference タスク:Iris分類(NN & 勾配ブースティング) やること ● Irisの特徴量(4次元)から3クラス分類(Setosa, Versicolor, Virginica) ● 2つのアプローチで推論を⽐較 ○ Neural Network(全結合NN) ○ [Optional] 勾配ブースティング(LightGBM) 確認ポイント ● 前処理の違い:標準化の有無で精度がどう変わるか ● クラス確率:各クラスの予測確率を確認 ● ⼊⼒1件とバッチ⼊⼒で推論を実⾏ ©MIXI 35

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テーブルデータ詳細:Preprocess(前処理) 表形式データをモデル⼊⼒に変換 1. ⽋損値処理 ● 補完(平均値/中央値/特定値)または⽋損フラグ 2. カテゴリ特徴量 ● One-hot / Ordinal / Target encoding 1. 数値特徴量の標準化 ©MIXI ● StandardScaler(平均0‧分散1に変換)/ MinMaxScaler(0-1に変換) ● NNは標準化が精度に⼤きく影響、勾配ブースティングは不要な場合が多い 36

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テーブルデータ詳細:Inference(Neural Network) Neural Network ● 全結合層(Dense/Linear)の積み重ね ● 活性化関数(ReLU, GELUなど) ● 例:Input(4) → Dense(16, ReLU) → Dense(8, ReLU) → Dense(3) ● 出⼒:logits(未正規化スコア) ©MIXI Newral Networkは後のセクションで学びます 37

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[Optional]テーブルデータ詳細:Inference(⽊構造モデル) 勾配ブースティング⽊ ● 決定⽊のアンサンブルで推論 ● LightGBM / XGBoost / CatBoost ● 出⼒:predict_proba(クラス確率) 構造化データに対しては、勾配ブースティング決定⽊(GBDT)系の モデルのほうがより優れた精度を発揮することが多い 特徴 ● メリット ○ ● ©MIXI 解釈性が高い:2分木ごとに条件文があるため ○ 比較的軽くGPUも不要 デメリット ○ 非構造化データには(基本的に)非対応 ○ マルチモーダルな入力のモデルを作れない ○ 構造化データ+画像データ+音声+etc... 38

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テーブルデータ詳細:PostProcess(後処理) 確率からクラスラベルへの変換 ©MIXI ● softmax で確率化:logits → 確率 ● argmax でクラス選択 39

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テーブルデータ詳細:評価指標 Accuracy(正解率) ● 例:150件中 145件正解 → Accuracy = 96.7% Irisデータセットは均衡データ 3クラス各50サンプル(合計150)で完全に均等 均衡データでは Accuracy だけで⼗分 に性能を評価できる 不均衡データではAccuracyだけでは不⼗分 例:陽性5%のデータで「全部陰性」と予測 → Accuracy 95%だが意味がない → Precision / Recall / F1 が必要 → NLPセクションで詳しく扱う ©MIXI 40

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2. MLモデルの推論 ⾃然⾔語処理編 ©MIXI

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⾃然⾔語処理:ハンズオン概要 https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/tree/main/day1/02-nlp-inference タスク:Sentiment Analysis(感情分析) やること ● ⽂章全体にポジティブ/ネガティブのラベルを付ける ● 例:「私はとっても幸せ」→ ポジティブ、「私はとっても不幸」→ ネガティブ 確認ポイント ● 前処理:数値変換ではなく Tokenizer でサブワード分割 ● 評価指標:不均衡データなので注意が必要 ©MIXI 42

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⾃然⾔語処理:Preprocess(前処理) ⽂章を固定⻑テンソルに変換 1. Tokenizerで分割 ● 2. 数値IDに変換 ● 3. トークン → 語彙辞書で数値化 → input_ids ⻑さ調整 ● ©MIXI 例:「このレストランは最⾼でした!」 → ["この", "レストラン", "は", "最⾼", "でした", "!"] padding / max_length / attention_mask 43

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⾃然⾔語処理:Inference(モデル計算) Sentiment Analysisの推論 1. ⼊⼒ ● 2. 3. ○ Token Embedding ○ Segment Embedding ○ Position Embedding Devlin et al, 2019, “BERT: Pre-training of Deep Bidirectional Transformers for Language Understanding” モデル処理 ● BERT系モデルで⽂章全体の特徴を理解する ● (2⽇⽬で詳しく説明します) 出⼒ ● ©MIXI 前処理結果に以下の処理を入れる logits:(batch, num_labels) ○ ⽂章全体の各ラベルに対するスコア ○ 例:(1, 2)(ポジティブ/ネガティブの2ラベル) 44

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⾃然⾔語処理:Postprocess(後処理) logits からラベルへの変換 1. softmax で確率に変換 ○ 2. argmax でラベルID取得 → ラベル名にマッピング ○ ©MIXI logitsを確率分布に変換:[3.2, -1.5] → [0.99, 0.01] 最⼤確率のラベルを選択:[0.99, 0.01] → ポジティブ(99%) 45

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⾃然⾔語処理:評価指標 不均衡データの問題 ● 感情分析でネガティブが全体の5% →「全部ポジティブ」でもAccuracy 95% ● Accuracyだけでは 少数クラスの検出⼒ を評価できない 不均衡データの問題 ● 今回は Recall Precisionの調和平均を とるF1スコアが適している ● タスクによって重視する指標は変わる 例えば、、、 スパム判定:Precision重視 → 正常メールを誤ってスパムしたくない 医療診断:Recall重視 → 病気の⾒逃しを絶対に防ぎたい ©MIXI 46

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2. MLモデルの推論 画像処理編 ©MIXI

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画像処理:ハンズオン概要 https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/tree/main/day1/03-vision-inference タスク:Object Detection(物体検出) やること ● 画像から複数の物体を検出(bbox + クラスラベル) ● 例:⽝、猫、⼈などの物体を検出 ○ 各物体の位置(bbox)とクラスを予測 確認ポイント ● ©MIXI 出⼒がBounding Boxという新しい形に変わっている 48

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画像処理:Preprocess (前処理) 画像をテンソルに変換 1. resize(サイズ調整) ● モデルの⼊⼒サイズに合わせる ● 例: ○ (Channels: 3, Height: 640, Width: 480) ↓ ○ (Channels: 3, Height: 800, Width: 800) 2. normalize(正規化) ● ピクセル値を標準化 ● 例:0 ~ 255 → 0 ~ 1 3. テンソル化 + サイズ保持 ● pixel_values:(batch, channels, H, W) ● 元画像サイズを保持(後処理で座標変換に使⽤) ©MIXI 49

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画像処理:Inference (モデル計算) Object Detectionの推論 ⼊⼒ ● pixel_values:正規化済み画像テンソル モデル処理 ● DETR系 / YOLO系で物体検出 出⼒(3つ) ● bbox座標:(x, y, w, h) または (x1, y1, x2, y2) ● class logits:各クラスのスコア ● confidence:検出の確信度(0〜1) ©MIXI 50

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画像処理:Postprocess (後処理) 検出結果を使いやすい形に変換 1. 座標変換 ● モデル出⼒座標 → 元画像座標にスケール変換 ● (Channels: 3, Height: 800, Width: 800) ↓ ● 2. 3. confidence閾値フィルタ ● 低確信度のBBox検出を除去 ● 例:confidence < 0.5 を削除 NMS(Non-Maximum Suppression) ● ©MIXI (Channels: 3, Height: 640, Width: 480) 重複bboxを除去(IoU閾値で判定) 51

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画像処理:評価指標 mAP(mean Average Precision) ● AP50:IoU ≥ 0.5(「だいたい合ってるか」→ 検出漏れを⾒る) ● AP75:IoU ≥ 0.75(「位置まで正確か」→ ⾃動運転等) ● mAP@[.50:.95]:10段階の IoU で平均 → 総合評価(COCO標準) ©MIXI 52

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2. MLモデルの推論 [Optional]⾳声処理編 ©MIXI

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[Optional]⾳声処理:ハンズオン概要 https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/tree/main/day1/04-audio-inference タスク:ASR(⾃動⾳声認識) やること ● ⽇本語⾳声をテキストに書き起こす ● 例:「今⽇の天気は晴れです」という⾳声 → "今⽇の天気は晴れです" 確認ポイント ● ©MIXI 出⼒が可変⻑になっていること 54

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[Optional]⾳声処理:Preprocess (前処理) ⾳声を log-mel spectrogram に変換 1. 2. resample(サンプリングレート調整) ● Whisper の期待するレートに変換 ● 例:48kHz → 16kHz log-mel spectrogram に変換 ● ⼈間の⾳⾼の知覚的尺度に基づいて、 周波数成分だけを⾳声から抜き出す 3. ● 時間×周波数の2次元表現に変換 ● shape:[80, 3000] ← 80 mel 帯域 × 30 秒分 可視化 ● ©MIXI スペクトログラムの例 spectrogram を画像として表⽰ → ⾳声の形が「⾒える」 55

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[Optional]⾳声処理:Inference (モデル計算) Whisper の encoder-decoder 構造 Encoder ● ⾳声特徴量 → 内部表現にEncode ● 可変朝 Decoder ● 内部表現 → トークンを1つずつ⽣成 Radford et al. 2022 ,Robust Speech Recognition via Large-Scale Weak Supervision, ©MIXI 56

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[Optional]⾳声処理:Postprocess (後処理) token ids からテキストへの変換 1. token id → サブワード変換 ● 2. 特殊トークンを除去 ● 3. <|startoftranscript|>, <|ja|>, <|endoftext|> などを削除 テキストに結合 ● ©MIXI 語彙辞書でIDを⽂字列に変換 サブワードを連結して最終的な⽂字列を⽣成 57

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[Optional]⾳声処理:評価指標 WER(Word Error Rate) WER = (置換 + 削除 + 挿⼊) / 正解単語数 例:6単語中2語誤り → WER ≈ 33.3% CER(Character Error Rate) ⽂字レベルで同様に計算(分かち書きの影響を受けない) 例:「東京都渋⾕区」→「東京と渋⾕区」 → CER ≈ 16.7% ポイント 固有名詞‧専⾨⽤語は誤りやすい → ドメイン特化辞書で改善 ©MIXI 58

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評価指標はタスクごとに異なる 今回紹介した指標は代表例にすぎない 指標選びのポイント ● ビジネス要件で最適な指標は変わる(例:医療なら Recall 重視、スパム検知なら Precision 重視) ● ⽣成AI(LLM‧画像⽣成など)では評価指標⾃体がまだ研究途上 ○ ⼈間評価、LLM-as-a-Judge、BLEU/ROUGE など多様なアプローチが共存 ● 論⽂やベンチマーク(Papers with Code など)を読んで、⾃分のタスクに合った指標を調査しよう ● 適切な評価指標の選択がプロジェクトの成否を左右する → セクション6 で詳しく扱います ©MIXI 59

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昼休憩 (12:50 ~ 13:50) ©MIXI

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MLモデルの学習 1時間30分 (~15:00) ©MIXI

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教師あり学習の流れ (分類問題) バスケット ボール サッカーボー ル 野球 ボール おにぎり 正解 1 0 0 0 推論結果 0.82 0.03 0.14 0.01 誤差 0.18 0.03 0.14 0.01 入力 ©MIXI モデル 画像 教 師 デ ー 入力(特徴量) 誤差(loss) 用意したデータ タ 出力 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 0.82 0.03 0.14 0.01 62

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教師あり学習の流れ (分類問題) バスケット ボール サッカーボー ル 野球 ボール おにぎり 正解 1 0 0 0 推論結果 0.82 0.03 0.14 0.01 誤差 0.18 0.03 0.14 0.01 画像 教 師 デ ー 入力(特徴量) 誤差(loss)から Parametersを更新 用意したデータ タ Parameters 入力 モデル Hyper Parameters ©MIXI 出力 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 0.82 0.03 0.14 0.01 63

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Parameters: Weights & Biases パラメーターは学習で変化する値 WeightとBiasがある y=b+x*w この値を調整すると、出力の値が変わる ©MIXI 64

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教師あり学習の流れ (分類問題) サッカーボー ル 野球 ボール おにぎり 正解 1 0 0 0 推論結果 0.82 0.03 0.14 0.01 誤差 0.18 0.03 0.14 0.01 用意したデータ 教 師 デ Loss 入力(特徴量) 最適化関数 (Optimizer) バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり ー バスケット ボール 1 0 0 0 タ 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 0.82 0.03 0.14 0.01 損失関数 画像 Parameters 更新 Parameters 入力 モデル Hyper Parameters ©MIXI 出力 65

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損失関数(Loss Function) 多クラス分類問題の代表的な損失関数 ➢ Categorical Cross Entropy ©MIXI Label Name バスケットボール サッカーボール 野球ボール おにぎり Output 3.57 0.27 1.80 - 0.83 Softmax 0.8200 0.0302 0.1397 0.0101 Label 1 0 0 0 Cross Entropy 0.086 0 0 0 66

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最適化関数: 最急降下法(Gradient Descent) 最適化関数 ➢ Lossが最小になるようなWeightを決定 例: 最急降下法(Gradient Descent) 更新式 Loss 学習率 (learning rate) ©MIXI 67

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教師あり学習の流れ サッカーボー ル 野球 ボール おにぎり 正解 1 0 0 0 推論結果 0.82 0.03 0.14 0.01 誤差 0.18 0.03 0.14 0.01 最適化関数 (Optimizer) 用意したデータ 教 師 デ バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり ー バスケット ボール 1 0 0 0 タ 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 バスケット ボール サッカー ボール 野球 ボール おにぎり 0.82 0.03 0.14 0.01 Loss 損失関数 Parameters 更新 Parameters 入力 モデル Hyper Parameters ©MIXI 出力 画像 68

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ハンズオン: あやめデータセットを使ったモデル学習 https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/blob/main/day1/05-model-trainig/notebook_01_iris.py やること ©MIXI ● Neural Networkによる学習を経験してみましょう ● [Optional] 木構造モデル(勾配ブースティング木)のモデルでも学習をやってみましょう 69

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MLモデルの学習 ニューラルネットワーク 1時間30分 (~15:00) ©MIXI

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ニューラルネットワーク(NN) ● まず線形なモデルを考える(パーセプトロン) Output Input ©MIXI 71

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[Activation]ニューラルネットワーク(NN) ● 層を増やしてみる Output Hidden Input 線形変換からは逃れられない… ©MIXI 72

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ニューラルネットワーク(NN) : Activation関数(非線形変換) ● NNでは層の途中にActivation関数 Output (非線形変換)を挟む ● この関数により、線形分離が できない問題も解けるように ➢ ● Hidden2 より複雑な表現が可能 NNでは、Activationを図に 表記しないことが多いので注意 Activation Hidden1 Input ©MIXI 73

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Activation関数 ©MIXI 74

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MLモデルの学習 正則化 1時間30分 (~15:00) ©MIXI

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クイズ:未学習(underfitting)/過学習(overfitting) ● どのモデルが正しくデータの傾向を学習できているか? (a) ©MIXI (b) (c) 76

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クイズ:未学習(underfitting)/過学習(overfitting) ● どのモデルが正しくデータの傾向を学習できているか? (a) ©MIXI (b) (c) 77

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過学習: overfitting 過学習が起こる例 ● データが少なすぎる ● データに対してモデルが複雑で 表現力が高すぎる データ 訓練データ 検証データ 過学習を対策するためには... ● ©MIXI データを訓練データと検証データ に分けることで、overfittingに 気づける状態にしておく テストデータ 78

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訓練データ/検証データ/テストデータ ● 訓練データで学習させていくと、やがてモデルは Lossを下げるために過学習していく ○ ● 次第に未知のデータへの予測精度が悪化 検証データを切り分け、そのLossを検証することで、 モデルが訓練データに対して過学習することを防ぐ ● 検証データを使って訓練データの学習を制御 ○ Loss 学習データ 検証データ 検証データの情報が訓練データにリークするので 最終的な精度の検証はテストデータで行う Epochs ©MIXI 79

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訓練データ/検証データ/テストデータ 訓練データ データ 訓練データ 検証データ 実際に学習に使用するデータ このデータにモデルが適合しすぎると過学習 検証データ 学習のステップごとに検証に使用するデータ このデータと訓練データの結果に差があると 過学習と判断できる テストデータ テストデータ ©MIXI 学習後に結果を検証するデータ ハイパーパラメータも含めて調整時には使っ てはいけないデータ 80

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過学習の原因の一例:データ量と偏り ● 訓練データは表現したいものの全ての空間を表現している必要がある ● 例えば: ● ©MIXI ○ 犬/猫の認識タスクで、ブルドッグの画像が多い学習データを使用したら ○ ブルドッグ以外の画像は猫と判断されてしまうかも。。。 正解データの分布を均一にさせるなどの工夫が必要 81

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過学習に対する手法 ©MIXI ● Early Stopping ● Data Augmentation ● 正則化 ● Dropout ● バッチ正規化 ● … 82

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過学習に対する手法 ©MIXI ● Early Stopping ● Data Augmentation ● 正則化 ● Dropout ● バッチ正規化 ● … 83

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過学習を防ぐ手法 Early Stopping ● 監視する精度(Loss, Accuracy等)が一定期間上がらない場合、 学習を停止させる ● 主に検証データのLossを監視指標とすることが多い 記法例 (Keras) Loss 学習データ 検証データ 検証データでの Lossが5回連続 改善しない場合 学習終了 Epochs ©MIXI 84

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過学習を防ぐ手法 Data Augmentation ● 既存のデータを加工して新しいデータを作ることで、 データ量を水増しする ➢ データのパターンを増やすことにより過学習を抑制 例: 画像のAugmentation オリジナル 回転 位置 Augmentationあれこれ: AgaMiko/data-augmentation-review ©MIXI 縮尺 85

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過学習を防ぐ手法 正則化 ● 過学習が発生しているモデルは複雑 ● 複雑になるのは目的関数を最適化した結果 ● 複雑になりすぎないように目的関数にペナルティ(正則化項)を導入する 目的関数 = 損失関数 + λ 正則化項 正則化の効きをコントロール するパラメータ ©MIXI 86

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正則化項: L1/L2 Normalization L1 Normalization ● モデルのweightを菱形のライン上に収める ● 不必要なweightは0を取る事が多い(≒次元圧縮) 損失が最小となる点 L2 Normalization ©MIXI ● モデルのweightを円のライン上に収める ● 不必要なweightは0に近づく 87

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過学習を防ぐ手法 Dropout ● ニューラルネットを用いた学習時に、一部のニューロンからの出力を0にする ➢ ● 特定のニューロンに対しての依存を抑制 アンサンブル学習のような効果が見込める ➢ エポック毎にDropoutするニューロンが変わることで 擬似的に複数モデルで協調した出力がされる形となり、過学習を抑制 モデル Dropout 適用 1 epoch 2 epoch 3 epoch … ©MIXI 88

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Hyper Parameters ハイパーパラメータ ● 学習前に予め決めておく必要がある値 ● 学習によって変化しない ● 最適値はタスクによって異なる ● learning rate, バッチサイズ ● パラメーターの数 ● 使用するアルゴリズムの係数 ● … 例 ©MIXI 89

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ハンズオン: モデルの過学習 https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/blob/main/day1/05-model-trainig/notebook_02_overfitting.py やること ● 「あやめ」データセットで学習させたNeural Networkモデルをによるで過学習を起こしてみよう ● [Optional] 木構造モデル(勾配ブースティング木)でも同様 確認ポイント ● 評価セットで精度が下がっていること 過学習を起こす例 ©MIXI - モデルのパラメータ数を大きくする - Learning Rate を高くする - Dropoutを消す 90

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[Optional]ハンズオン: モデルのサイズ調整 https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/blob/main/day1/05-model-trainig/notebook_02_overfitting.py やること ● 「あやめ」データセットを使ったモデルの学習のレイヤー数や内部次元数を調整して 精度をあげる・過学習させてみよう ● ©MIXI やること ○ モデルのパラメータ数を大きくする ○ レイヤー数を増やす 91

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MLモデルの学習 ドメイン適応 1時間30分 (~15:00) ©MIXI

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ドメイン適応:事前学習モデルのドメイン適応 なぜ必要か ● 汎用的に学習されたモデル(例: Whisper, GPT, BERT)は幅広いデータで訓練されているが、特定領域(医 療・法律・社内用語・方言など)では精度が落ちる ● これは学習データの分布と、実際に使う現場のデータ分布が異なるため 前提となる考え方 ● ソースドメイン: 事前学習で使われた大規模データ(Web全般など) ● ターゲットドメイン: 実際に適用したい領域のデータ(自社データ等) ● 両者の 分布のズレ(distribution shift) がモデル性能を劣化させる 解決アプローチの位置づけ ● ドメイン適用手法により、ゼロから学習するのではなく、事前学習済みモデルの知識を土台にすること で、少量データ・低コストで領域特化を実現できる。 93 ©MIXI 93

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ドメイン適応:Transfer Learning ● 学習済みモデルの一部を利用し、追加で解きたいタスクの学習をさせること ● 学習の精度向上や、学習の高速化が期待できる ● 出力層以外は学習済みモデルを使用し、出力層やその前の全結合層を新たに 定義して学習させることで、自分のタスクに必要な部分のみを学習させる ● CNNの層までは学習済みモデル のパラメーターで固定 ● Flatten後のFC層は学習可能な パラメーターとして新しく定義 94 ©MIXI 94

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ドメイン適応:Fine-tuningとTransfer Learningの違い どちらも「事前学習済みモデルの再利用」だが、更新する重みの範囲が違う 95 ©MIXI Transfer Learning Fine-tuning 重みの更新は追加したヘッド層のみ 全てのパラメータ(or 一部) 出力形式が変わる時に用いる 出力形式が変わらない場合に用いる 95

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ハンズオン: 転移学習 https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/blob/main/day1/05-model-trainig/notebook_03_transfer.py やること ● 学習済み画像分類モデルを使って、転移学習を行ってみましょう! ● 転移後のタスクで精度評価をしてみましょう 確認ポイント ● ©MIXI 転移先のアウトプットに変わっていること 96

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MLモデルの評価 30分 (~15:30) ©MIXI

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評価指標の違い MLプロジェクトの場合、効果を計る3つの適切な指標を定めておくことが重要 モデルを学習する場合のみ 目的関数 評価関数 KPI 各機械学習モデルが 評価指標における最良の ML技術を運用し、 目的関数を最適化 機械学習モデルを選択 ビジネス的価値をKPIで測定 高柳慎一, 2023, 評価指標入門〜データサイエンスとビジネスを繋ぐ架け橋〜 98 ©MIXI 98

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事例深掘り:有害コンテンツ検出でKPIとMetricがずれる ケーススタディ:SNSサービスで 1日10万件 の投稿、違反率 0.1%(≒100件/日) KPI ● 有害コンテンツの排除率 ● 誤BANによるユーザ離脱の抑制 評価関数 ● Precision ● Recall 目的関数 ● 微分可能な関数 ● Cross Entropy Loss ズレのポイント ©MIXI ● Recall 95% にすると FP が増え、正常投稿が大量に誤削除 → ユーザ離脱 ● Precision 95% にすると FN が増え、有害投稿が残る → 安全性低下 ● 落とし所:閾値設計 + 二段階判定(自動→人手レビュー)で KPI を両立させる 99

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KPI・Metric・Loss がズレる典型例 ドメイン KPI 評価関数 目的関数 不適切画像検出 有害写真の排除 誤BANの最小化 Precision/ Recall Cross Entropy Loss 画像検索システム ユーザの検索数 検索ヒット数 I2T_R@1 CLIP Loss コンテンツ推薦 CTR (Click Through Rate) CVR (Conversion Rate) nDCG (ランキングの並びが正し いか) Pairwise Loss 音声認識サービス 顧客のドメイン情報を書き起こせ ているかどうか WER/ CER CTC Loss ©MIXI (一番目にヒットしたものが 正解だったか) 100

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MLモデルの⾼速化 1時間 (~16:30) ©MIXI

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MLモデル⾼速化の全体像 なぜ⾼速化が必要か ● レイテンシ:リアルタイム応答が必要(例:チャット、⾳声認識) ● スループット:⼤量処理が必要(例:バッチ推論) ● コスト削減:GPU/CPU使⽤料を減らす ● エッジデプロイ:スマホ‧IoTなど制約のある環境で動かす ⾼速化の代表的な3つのアプローチ ● モデル変換:軽量なフォーマットに変換(ONNX等) ● 精度削減:FP16/INT8で計算量を減らす ● 構造最適化:Pruning、蒸留でモデルを⼩さくする ©MIXI 102

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MLモデル⾼速化の全体像 ● モデル変換:軽量なフォーマットに変換(ONNX等) ● 精度削減:FP16/INT8で計算量を減らす ● 構造最適化:Pruning、蒸留でモデルを⼩さくする ©MIXI 103

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なぜPyTorchモデルをそのまま推論に使いにくいか? 1. PyTorchは動的計算グラフ ● モデルにtensorを流す過程でPythonで計算グラフが動的に構築される ● グラフが事前に固定されないため、静的最適化(カーネル融合等)が困難→⾼速化が困難※ 2. 学習⽤の不要な依存が多くある ● Pytorchは学習⽤の推論に不要なモジュールが数多くある ● 巨⼤なパッケージになっていて、実運⽤しづらい 3. ⾔語依存 ● Python / C++で動かせるが、torch エコシステム上、その他⾔語で動かしづらい ※ ただし、PyTorch2.0 から compile, exportが強化されており、⼀概に速度が遅いとは⾔えない 近年では、2. 3. の問題を解決する⽬的で使われることが多い印象 ©MIXI 104

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モデル変換(export)⼿法:ONNX ONNX: モデルをフレームワーク依存の形式にする規格 ● torch.onnx.export でPyTorchの動的グラフを 静的グラフに変換して中間表現として保存 ● 実⾏は ONNX Runtime(CPU/GPU)などで⾏う ONNX 嬉しいこと ● 推論環境が作りやすい(特にPython以外) ● 最適化(Graph最適化、融合、量⼦化)を 適⽤しやすい 注意点(ハマりどころ) ● exportできない演算(op)や dynamic shape ● 可変⻑⼊⼒(Dynamic Shape)が若⼲難しい ©MIXI 105

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ハンズオン:モデルのエクスポート https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/tree/main/day1/06-accelerate-ml-model やること ● Segment Anythingモデル(画像解析)をtorch バージョンと onnx バージョンで速度・精度を比較する 確認すること ● エクスポートすることで計算グラフができること(Netron) ● エクスポートすることで高速化すること ● エクスポートしても精度が変わらないこと もっと いろんなエクスポート形式で速度確認を行う ©MIXI 106

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MLモデル⾼速化の全体像 ● モデル変換:軽量なフォーマットに変換(ONNX等) ● 精度削減:FP16/INT8で計算量を減らす ● 構造最適化:Pruning、蒸留でモデルを⼩さくする ©MIXI 107

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精度削減:半精度(FP16 / BF16) FP32(32bit浮動⼩数点)→ FP16(16bit)に変換してメモリ‧速度を改善 ● メモリ使⽤量が約半分に削減 ● NVIDIA Tensor Core等のGPUで特に効果⼤ ○ ● CPUではあまり効果なし 精度劣化は多くの場合⼩さい BF16(BrainFloat16)との違い ©MIXI 108

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精度削減:量⼦化(Quantization)とは 浮動⼩数点(FP32)を整数(INT8など)で近似する⼿法 ● INT8: 8bit整数(-128〜127)で表現 → メモリ約1/4、CPU推論で⾼速化 ● weightをscale と zero pointで8bitに近似(近似誤差は発⽣) 量子化前 量子化後 2種類の量⼦化 ©MIXI 109

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ハンズオン:モデルの量⼦化(INT8) やること ● Segment Anythingモデル(画像解析)をint8 に量子化して速度・精度比較 見る観点 ● 速度改善:PyTorch → ONNX → INT8でどれくらい速くなったか ● 精度影響:同一入力で出力差分をチェック ● モデルサイズ:ファイルサイズがどう変わったか(約75%削減が目安) もっと ● FP16で速度改善するか確かめる ● Netronでグラフ構造が変わっていることを確認する ©MIXI 110

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MLモデル⾼速化の全体像 ● モデル変換:軽量なフォーマットに変換(ONNX等) ● 精度削減:FP16/INT8で計算量を減らす ● 構造最適化:Pruning、蒸留でモデルを⼩さくする ©MIXI 111

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構造最適化:枝刈り(Pruning) 重要度の低い重み‧ニューロン‧フィルタを削除してモデルを軽量化する⼿法 1. 重みの絶対値が⼩さい 2. 出⼒への影響が少ない 3. 削除しても精度劣化が⼩さい ©MIXI 112

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構造最適化:知識蒸留 ⼤きな教師モデルの出⼒分布を使って、⼩さな⽣徒モデルを訓練する⼿法 教師モデルの出⼒のハードラベル(正解/不正解)を教師とするのではなく、ソフトラベル(各クラスの確率分布)を 学習することで、ハードラベルだけでは得られない「クラス間の類似性」も学べる ©MIXI 113

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MLモデルのデプロイと運⽤ 2時間 (~18:30) ©MIXI

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MLOpsとは MLOps は ML オペレーションの略で、開発からデプロイ、モニタリングに至る ML のライフサイクルを管理する プロセスを指す。(DevOpsにMLモデルの運用が加わった) ● テスト追跡: テストと結果を追跡して最適なモデルを特定する ● モデルのデプロイ: 本番環境にモデルをデプロイして、アプリケーションからアクセスできるようにする ● モデルのモニタリング: モデルをモニタリングして、パフォーマンスの問題や低下を検出する ● モデルの再トレーニング: 新しいデータでモデルを再トレーニングしてパフォーマンスを改善する なぜ必要か ● エラーリスクの増大:モデルは時間とともに精度が劣化する(データドリフト) ● 拡張性の欠如:MLモデルやデータセットが多くなるにつれて、手動プロセスが困難になる ● 効率の低下:データ整形→学習→評価→デプロイを全て手動にすると時間がかかる ● コラボレーションの低下:規模が大きくなるとステークホルダーが増えていく ● 再現性の低下:再現性の確保(データ・コード・モデルのバージョン管理) Google Cloud 「MLOpsとは」 Machine Learning Operations (MLOps): Overview, Definition, and Architecture ©MIXI 115

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MLOpsとは 主要コンポーネント ● 探索的データ分析(EDA): ML モデルのトレーニングに使用されるデータを探索して理解するプロセス ● データ準備と特徴量エンジニアリング:元データのクリーニング、変換、フォーマット ● モデルのトレーニングと調整: 準備したデータで ML モデルをトレーニング ● モデルのレビューとガバナンス: 責任を持って倫理的に ML モデルを開発、デプロイ ● モデルの推論とサービング: 本番環境での ML モデルのパフォーマンスと動作を継続的にモニタリング ● モデルの自動再トレーニング:パフォーマンス低下/新データが利用可能になったらMLモデルを再学習 Google Cloud 「MLOpsとは」 Machine Learning Operations (MLOps): Overview, Definition, and Architecture ©MIXI 116

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継続的学習:Machine Learning Operations; MLOps CI/CD 分析・学習 モデルの学習パイプライン モデルの自動デプロイ パフォーマンスチェック ©MIXI 出典:”MLOps: ML における継続的デリバリーと自動化のパイプライン ” by Google, licensed under CC BY 4.0 を改変 117

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Vertex AIについて Google Cloud(GCP)が提供する ML プラットフォーム MLOpsに必要なモデルの開発・デプロイ・運用に必要な機能をまとめて提供する 位置づけ ● 単なるデプロイ基盤ではなく、ML ライフサイクル全体をカバー ● フルマネージド(インフラ管理不要)でスケール・監視・ロールバックが可能 このハンズオンで使っている部分 Artifact Registry:コンテナイメージの保存 Vertex AI Model Registry:モデルのバージョン管理 Vertex AI Endpoint:推論 API のホスティング ©MIXI 118

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Vertex AIでできること ©MIXI 119

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ハンズオン:Vertex AI デプロイ https://github.com/mixigroup/2026BeginnerTrainingAI/tree/main/day1/07-model-deploy やること ● Vertex AI Inferenceでデプロイ ● 前の章で作ったSegmentAnything モデルを推論する ● FastAPI+カスタムコンテナで構築 ● ModelはModel Registry でバージョン管理 Point モデルとコンテナイメージを分離する ● モデルを更新するたびにコンテナを再ビルドしなくて済む ● モデルのバージョン管理とコンテナのバージョン管理を独立させられる ○ ©MIXI モデルのみのA/Bテストが可能 120

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監視について:本番運用の監視 デプロイ後に「正しく動き続けている」ことを確認する仕組みが必要。 監視の3つの軸 ©MIXI 121

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監視について:データドリフト 学習時と本番の入力データの分布が変わること。精度劣化の主要因。 具体例 ● 画像認識:カメラの変更で画質・色味が変化 ● 推薦:ユーザ層の変化やトレンドの変化 ● 音声認識:マイクや環境ノイズの変化 検知の基本的なアプローチ ● 入力特徴量の統計値(平均・分散)を定期的にチェック ● Vertex AI Model Monitoring / SageMaker Model Monitor が自動検知を提供 ドリフトを検知したら ©MIXI ● モデルの再学習を検討する ● 新しいデータでの評価を行い、劣化を確認する 122

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要件定義:システム要件 MLモデルによる「推論」をどのように動かすかも決めておく。 1. MLモデルをどのタイミングで動かすか ● ● 非同期処理か ○ バッチ処理による一括推論 ○ ストリーム処理による逐次推論 同期処理か 2. 推論速度 ©MIXI ● リアルタイム推論で許容されるレイテンシーは? ● 速度と精度、どちらを優先すべきか 123

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要件定義:そもそもMLで解くべき問題か? 最近のMLモデルは汎用化が進み、何でもできるように見える だからこそ惑わされず、ルールベースで十分ならまずそこから試すべし ルールベース vs ML:ROI(費用対効果)で判断する ©MIXI 124

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要件定義:みてね のML推論事例 機能要件 ● 画像から顔を検出し、顔の解析を行う ○ 顔の位置、顔の向き、推定年齢など 非機能要件 ● リアルタイム推論は必要ない ● 1日に約1000万レベルのメディアを解析 ● 複数のタスク特化したモデルを使用 アーキテクチャ ©MIXI ● Queue(SQS) を用いて非同期処理 ● 複数の顔解析器をパイプライン化 ● メディアのUploadをトリガーに非同期処理 125

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クロージング (5分) ©MIXI

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今日のまとめ 学んだこと 127 ©MIXI ● ML基礎: 教師あり学習の骨格(入力x、正解y、予測ŷ) ● 推論の共通構造: Preprocess → Model Inference → Postprocess ● 学習と評価: loss、metric、過学習、データ分割 ● 転移学習: 事前学習済みモデルの活用 ● モデル変換・高速化: ONNX、量子化、最適化 ● デプロイ: デプロイ ● 評価と運用: KPI・metric・loss、運用、 127

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2日目について テーマ:LLM / Agent / 生成AI ● 生成AIの基礎: Transformer、Attention、LLMの構造を理解する ● LLMの実践: プロンプトエンジニアリング、RAG、Fine-tuningを体験する ● AI Agentの構築: Tool Use、ReAct パターンなどを用いたAgent設計を体験する ● 評価と運用: LLM/Agentの評価手法と運用サイクルを学ぶ 1日目との接続 ● 128 ©MIXI 今日学んだ ML の基礎(推論・学習・評価・デプロイ)は、LLM/Agent でも同じ枠組みで考えられる 128

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おわりに お疲れ様でした 本日の講義はこれで無事終了です 是非、今日学んだり思考したことをきっかけに、 サービス改善の選択肢としてAI導入も検討してもらえるように なってもらえると嬉しいです 困ったときは社内に頼りになるMLエンジニアがいるので、 相談してみてください ©MIXI 129

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©MIXI