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社内IT部門の人間から見た 「納品のない受託開発」コンセプト 某ベンダ企業 社内IT部門所属 山田 哲寛

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グサっときた言葉 ● (一括請負は)関係者の誰も幸福にしないビジネスモデル ● (3ヶ月以上)先のことになると、計画というよりも単なる希望や願望になってしまい、 あまり意味がない                        ● なぜシステムだけは素人が考えたもので、一回のチャンスで完成させなければいけ ないのか ● 知識労働において圧倒的な効果を出すためには、「何をやらないか」を決めること が大切です。

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あるユーザー(発注者)のつぶやき ● 大規模、パッケージ利用、固定的、社内向け……etc.だから 一括請負ウォーターフォールでやるべき、という通説 一方で現実は…… ● お客様は神様です ▶ 神様なんだから神技(完璧要件)見せろ ▶ …… ● 一緒にスクラムを組むべき人・組織・会社がリスクと責任を押し付けあって分断して いる (ビジネスなのに案外、原始的な感情がうごめく) ● 働いた時間のうち、本当に付加価値に貢献したのは何%? ● 社内スタフこそ、事業部門(稼ぐ人々)の"顧問"になるべき

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まとめます 1 「誰も幸せにしない」働き方にNOを 「社内」の働き方問題こそ、最強最悪、最後の敵かもしれない 2 "お客様"こそ変わらなければいけない ビジネスモデル/ビジネスプロセスを変える (ここが制約だから) ビジネス価値 〜 ビジネスモデル/プロセス 〜 技術や働き方 3 誰もが誰かの"顧問"になれるはず 成果物が違っても(非SW開発でも)、コンセプトは使える