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研究の要約: Atlas of Emotions TIS.Inc Digital TransformationServicePlannings Dept. Yoshito Yamaguchi -⼈間の感情を5つに分類して科学的に分析した感情地図-

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紹介する研究: Atlas of Emotions チベット仏教の指導者であるダライ・ラマ14世と ⼼理学者のポール・エクマンによる研究(2016) 基本感情を「SADNESS:悲しみ」「FEAR:恐れ」 「ENJOYMENT:喜び」「ANGER:怒り」「FEAR:嫌 気」の5種に分類、さらに細かく分解し全部で46通りの感 情を⾔葉で表した。また46種類の感情の具体的な内容お よぶ、その感情が⽣じるきっかけ、そしてその感情によ り導かれる次の⾏動(アクション)も表した 5⾏まとめ http://atlasofemotions.org/#introduction/ 感情の発⽣⾃体は制御ができない。 が、感情誘発後の⾏動は制御可能な部分がある。 感情の発⽣のメカニズムとパターンを知ることで、感情誘発後 の⾏動をマネジメントすることができる わたしはこう読んだよ

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感情のタイムライン 1. トリガー 2. 感情の誘発 3. アクション

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1. トリガー 2. 感情の誘発 3.アクション -現在の状況と気持ち -イベント -過去の経験、 - 世界の観⽅ など - 応答を選択することはでき、 よりよい応答を考えること ができますが、応答を制御 するのが難しい場合もあり ます。 2種類ある - ⾁体的な感覚 ex.⼼拍数上がる - 主観的な感情 ex.嫌な感じがする 感情のタイムライン

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3.アクション 感情が引き起こされると、私たちはその感情を把握しているため、明確に考え、どのように反応するかを 選択する能⼒が制限されます。 ⇨時間が経つにつれて、私たちはある程度の明確さと思慮深い選択をする能⼒を獲得します。 誘発される感情を認識できていれば、応答する前に⼀呼吸おいて、適した応答を選ぶことできます。 ex.アンガーマネジメントなど 感情のタイムライン

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より詳細な図解

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感情誘発に影響を与える可能性のある前提状況です。 たとえば、 生理学的なもの:空腹、倦怠感 感情的なもの :非常に楽しいまたはストレスの多い日を過ごした または前の感情的なエピソードから出てきた など Step1. 前提条件

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Step2. イベント 出会う人、場所、状況、イメージ、思考、記憶、匂い、音、味。 外の世界からのあらゆる刺激に、常に自動的に内外の世界を評 価しています。 例えば、新しい曲を聞けば楽器や音楽のカテゴリの想起が無意 識下に行われます。

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過去に獲得した感情的な記憶 例. 匂いのイベントに、DBに母親が子供時代に使用したシャンプーの記憶 がある場合、子供時代の懐かしさの感情が誘発される [認識を作成する可能性例] 若い頃に警察官と脅迫的な経験をし、大人になって引っ張られた場合、恐 怖感から状況を誤解する可能性がある Step2.知覚DB

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Step3. 感情誘発 - 身体的変化 感情が発生するときに発生する自律神経のからの 身体的変化 例.体の感覚、顔の熱感、あごや肩の緊張など - 心理的変化 感情の質的な経験 どのように悲しみを感じるか、または怒りを感じ るかなど

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Step4. アクション 感情的な反応 怒りを叫ぶなどの外部の⾏動である場合もあれば、怒りを抑えるなどの 内部の⾏動である場合もあります。 各感情は、本質的または意図的な⾏動だけでなく、⼀連の即時の⾏動を ⽰しています。アクションは建設的または破壊的のいずれかです。

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Step5. 事後条件 感情的な⾏動の結果または影響 これは外部的なものも含みます。 誰かに怒鳴った場合、怒鳴り返される可能性があります。 抑制した場合、継続的な苛⽴ちを感じる可能性があります。 ⾏動は次の感情に影響します。怒鳴り返された場合、再び⾏動 に対する怒り、恐れ、悲しみ/後悔のいずれかに想起されます。 事後条件は、私たちの感情を振り返ることによって感情的な認識を構 築し、トリガーを理解し、感じた経験を特定し、それがもたらした影 響を把握する機会です。