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ICH S5 生殖・発生毒性の検出 1 2020/11/6 Ver. 1.0

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ガイドラインの概要 非臨床の生殖・発生毒性研究*について • 少なくとも動物の一生分の期間の観察を行う • 急性だけでなく、長期で生じる危害を検出する *DART: Developmental and Reproductive toxicity

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検証する対象となる時期 生殖の各段階が対象となる • 成獣の生殖機能に対する影響 • 成人女性における着床やその機能への影響 • 成人女性での着床後の胚発生・器官形成への影響 • 胎児成長における影響 • 誕生から乳幼児時の成長への影響 • 乳幼児期から思春期までの成長への影響

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ガイドラインの対象 すべての医薬品を対象とする • 生物学的製剤、ワクチンを含む • 製剤に使用する添加物を含む • 細胞・遺伝子・組織培養医療などは含まない

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生殖毒性研究において考慮すべきこと 基本的にすべての医薬品を研究の対象とする • 受胎能力と胚発生の研究(FEED-stage A & B) • 胚発生と胎児成長の研究*(EFD-stage C & D) • 出産前後の発生研究(PPND-stage C through F) 3種のin vivo研究により検証する *2種の哺乳類を使用する

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生殖毒性研究において考慮すべきこと 以下を考慮して試験をデザインする • 対象患者数と使用時の状況 • 処方と投与経路 • 毒性・動態学・薬力学・他の薬物との類似性 • 薬理の対象となる生物学的機能

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対象患者数・治療適用 対象患者数・適用によりDART試験の範囲は変化する • DARTのリスクが非常に小さい時には全実施を必要としない • 閉経後、思春期前の小児、妊娠の可能性がない患者など

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薬理学 薬理学的効果が生殖能に干渉するかどうか検証する • 類似の薬効を持つ医薬品などを参考にする • 早産を促す医薬品などが対象となる • 適切な実験系を構築する必要がある

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毒性 生殖器官に毒性がある場合には試験デザインを見直す • 多回投与試験などで情報を得ることができる • 用量、動態、処方期間に工夫が必要になる • オス/メス同棲の時期などを変更し対応する

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研究を実施する時期 M3、S6、S9に従い、特定の開発の時期までに実施する • 患者を用いた臨床試験での安全性を確保できるようにする

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毒物動態学(Toxicokinetics) 妊娠が動態に影響を与える場合には動態を特定する • 胚や胎児での薬物量を決定する • 胚発生や器官形成への危険性を評価する • 母乳の薬物濃度も必要に応じて特定する