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テックブログの品質を担保する取り組み 2024.02.07 DevRel/Tokyo #89 〜テックブログ運営〜 1

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吉森 健成 (よしもり けんせい) 2023年1月に株式会社BuySell Technologiesに入社 CTO室のマネージャとして、技術広報を担当     前職はKLab株式会社というスマホゲームの会社でした  Unityエンジニア→PjM→  技術広報 & エンジニアリングオフィス 趣味:日本酒、謎解き、ボードゲーム Twitter(現𝕏):@molmolken

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アジェンダ バイセルについて 01 バイセルTech Blogの目的 02 品質を担保する取り組み 03

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01 バイセルについて

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バイセルについて BuySell Technologiesは総合リユース事業の会社です!

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出張訪問や店舗で、着物や ブランド品などを買い取り ECサイトや催事場、 toBオークションで販売 バイセルについて

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バイセルについて ● リユース事業へのテクノロジー活用の余地は大きい ○ 査定員が効率よく訪問できるルートの探索 ○ 画像認識による買取商品の特定 ○ 適切な買取価格の決定 ○ 1点モノが多く存在する商品の在庫管理 ○ 最適な販路の選択 ○ 複数ECへの同時出品

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バイセルについて ● リユースプラットフォーム『Cosmos』を開発しています! ○ 査定、買い取り、在庫管理、販売まで、データを一気通貫で扱うことができる PF ○ SaaS化し、リユース業界のインフラとなることを目指している

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バイセルはリユース業界No.1の テックカンパニーを目指しています!

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02 バイセルTechBlogの目的

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バイセルでは2019年にテックブログを開設しました バイセル Tech Blog バイセル Tech Blog

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バイセル Tech Blog 2020年からアドベントカレンダーも実施しています バイセル Advent Calendar 2023

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[Q] そもそもテックブログの目的とは?

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[A] テックブランディング 執筆者の成長促進 組織文化の形成

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目的 - テックブランディング ● 認知の拡大 ○ 記事を通じて世のエンジニアたちに「バイセル」を知ってもらう ■ 認知されることで登壇・執筆の依頼や、勉強会の共催のお誘いが増える ○ 自己紹介をして「バイセル知ってます」と言われると帰属意識が強まる ● 採用のリード獲得・ファン化 ○ 会社を知ってもらわなければ、応募は来ない ■ リファラルやエージェント頼みになってしまう ○ 優秀なエンジニアは転職時に志望企業のテックブログを見る ■ 技術スタック、周辺ツール、エンジニアのレベルや雰囲気を確認

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目的 - 執筆者の成長促進 ● 知識の深化、定着の促進 ○ 知識(暗黙知)を文章(形式知)に変換する過程で曖昧 な知識を補完し、理解が深まる ■ SECIモデルの「表出化」(Externalization)→ ● 執筆者のキャリア形成 ○ 個人の発信力・ブランディング強化 ■ エンジニア業界でのプレゼンスが高まる ■ 市場価値が高まる ○ 評価制度によるエンカレッジ ■ 評価基準にアウトプットを盛り込む ■ アウトプットに関する定量目標の設定 『SECIモデルとは?企業におけるナレッジマネジメントへの活用と具体例』 https://www.brains-tech.co.jp/neuron/blog/seci_model/

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目的 - 組織文化の醸成 ● 「情報発信を行うのは当たり前」という文化作り ○ アウトプットに積極的なエンジニアだけでは、スケールしない ■ 組織全体で情報発信を行っている状態を作る必要がある ○ 取り組みの例 ■ 評価制度への組み込み(先述) ■ アドベントカレンダーの実施 ● 多数のエンジニアが参加することで、執筆のハードルが下がる ● 2023年は10名が初めてのテックブログ執筆

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(蛇足) アドベントカレンダーについて ● 『アドベントカレンダーの時期は供給過多で PVが増えず、執筆のコスパが悪い』という言説について ○ お祭りのような雰囲気で、初めて・久しぶりの執筆がしやすい ○ 秀逸な記事はちゃんと評価される ■ バイセル23年新卒が書いた記事が 239ブクマ ■ フロントエンドの新規開発で Next.jsの採用を見送った話 ● マネーフォワードの技術広報 luccafortさんが書いた記事 ○ アドベントカレンダーの功罪と個人的な感情

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テックブログの目的 1. テックブランディング 2. 執筆者の成長促進 3. 組織文化の醸成 これらの目的を達成するにあたって、 がむしゃらにブログ記事を公開すればいいというものではない

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テックブログの目的 ブログ記事の品質が低いと…… 1. テックブランディング a. そもそも認知されない b. 採用においてマイナスイメージに繋がる可能性も 2. 執筆者の成長促進 a. 個人のブランディング強化に繋がらない b. 評価に寄与しない 3. 組織文化の醸成 a. 「とりあえず適当に書いて出せばいいや」という雰囲気に →「高い品質の記事」を量産することが重要

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03 品質を担保する取り組み

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品質を担保する取り組み ● ワーキンググループ(WG)の結成 ● 読者が学びや気付きを得られる内容作り ● 重厚なレビュー体制 ● ChatGPTの活用

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ワーキンググループ(WG)の結成 ● WGとは ○ 特定の目標達成に向けた、少人数の横断組織 ○ 新卒を中心とした若手メンバーで結成 ○ テックブログWG、社内勉強会WG、オフィス環境WGなど複数存在 ● 記事ごとにWGメンバーが担当につき、以下を実施 ○ 執筆者との壁打ち ○ 記事のレビュー ○ スケジュール管理 社内勉強会の様子

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学びや気付きを得られる内容作り 執筆前に必ず壁打ちを実施し「Why, What, Who」を確認 ● Why:なぜそれを伝えたいのか ○ 同じ問題に遭遇した人を助けたい ○ 自分の考えを周知・啓蒙したい ● What:伝えたいことは何か ○ どういった背景や課題があるか ○ 成果の発表なのか、失敗談やアンチパターンか ○ バイセルの業務やプロダクトに関係する内容か ● Who:想定読者はどのような人か ○ 読者は学びや気付きを得られるか ○ 今後どうなってほしいか 壁打ち内容を記載したメモ

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重厚なレビュー体制 執筆された初稿に対し、レビューを 3段階で実施 ● 1次レビュー ○ WGメンバーやテックリード (TL)、PdMが担当 ■ WG:誤字脱字やわかりづらい表現、文章構成など、日本語に関するレビュー ■ TL、PdM:技術的内容やプロダクトについてなど、専門的な内容に関するレビュー ● 2次レビュー ○ 技術広報担当である吉森が担当 ■ 1次レビューの指摘漏れ ■ IR的な観点 ■ SEOを考慮したタイトル付け ● 最終レビュー ○ CTO今村による最終チェック

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ChatGPTの活用 ● テックブログの執筆やレビューに ChatGPTを活用 ● ChatGPT Plus(有料版)に登録していないユーザも GPT-4を利用できるような社内サービス を23新卒が新卒研修にて開発 ○ バイセル、新卒エンジニアが「社内ChatGPT」を構築し安全に生成AIを利用できる環境を全社員に提供開始 ○ バイセルの新卒エンジニア研修〜ChatGPTを全社で安全に利用できるサービスの開発〜

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まとめ ● バイセルのテックブログの目的 ○ テックブランディング ○ 執筆者の成長促進 ○ 組織文化の醸成 ● これらを推進するためには、品質の高い記事を量産する必要がある ● 品質を担保する取り組み ○ ワーキンググループ(WG)の結成 ○ 読者が学びや気付きを得られる内容作り ○ 重厚なレビュー体制 ○ ChatGPTの活用