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自身の役割/フェーズによって、 効果的な学習法は変わるという話 エンジニアの勉強法ハックLT- vol.4 #studyhacklt https://rakus.connpass.com/event/207082/ 2021/4/14
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自己紹介 ● 福田 龍(ふくだ りゅう) ○ 主にバックエンドエンジニア(PHP, Ruby, Go) ○ Qiita:@rf_p Twitter:@ryu_f_web ● 職歴 ○ エンジニア(3年)→エンジニアリングマネージャー(4年) →テックリード(3ヶ月) ● 趣味 ○ ペットのフェレットを愛でる ○ 読書 NEW! ■ ビジネス書中心に、月20冊ぐらい
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こんな悩みありませんか?
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「社会人なら読書をしなさい」と 先輩に言われたが、コードを書いていたい
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逆に、とにかくコードを書いていれば 成長できるか不安。やはり読書も必要?
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マネジメントに携わり始めたが、 成長や貢献に不安を感じている
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本日のお話 ● 社会人として、エンジニアとして、どう成長していくか ○ 話すこと ■ インプットとアウトプットを、どうバランス取っていくか ■ 役割/フェーズに応じて、学習方法をどう変えていくか ● メンバー ● マネージャー ○ ロワーマネジメント ○ ミドルマネジメント ● スペシャリスト
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絶対的な答えは存在しないですが、 考え方の一つとして、参考に していただけると幸いです
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まずは、社会人に共通する点 社会人 エンジニア メンバー マネージャー スペシャリスト
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社会人としての成長 ● 721の法則 ● インプットとアウトプットの黄金比
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社会人としての成長 ● 721の法則 ● インプットとアウトプットの黄金比
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721の法則 ビジネスにおいての学びは ● 経験が70% ● 周囲からのフィードバックが20% ● 研修や読書が10% “経営コンサルタントであるマイケル・ロンバルドとロバート・アイチンガーの研究による と、ビジネスにおいて人は70%を仕事上の経験から学び、20%を先輩・上司からの助言 やフィードバック、10%を研修などのトレーニングから学ぶと言われています。 引用:https://www.learningagency.co.jp/column_report/column/hrd_column_23_170410.html
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社会人としての成長 ● 721の法則 ● インプットとアウトプットの黄金比
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インプットとアウトプットの黄金比 ● 記憶定着に効果的な黄金比 ● インプット3:アウトプット7 “では、アウトプットをどのくらいするのが最適なのでしょうか。これについては脳科学の 研究ではっきりと示されています。「インプットが3に対してアウトプットが7」。これが記憶 をもっとも効率化する比率。つまり、学びのスタイルを、インプット中心のものからアウト プット中心のものにしなければならないということです。 引用:https://studyhacker.net/interview/shion-kabasawa-brain-01
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ここで重要なのは数字自体ではなく、 ・アウトプットに重きを置くこと ・インプットもセットで必要であること LT登壇もオススメ(回し者ではないです)
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エンジニアに絞って、役割ごとの有効な成長作戦を考える 社会人 エンジニア メンバー マネージャー スペシャリスト
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メンバー、マネージャー、スペシャリストに分けて考える ● メンバー ○ 新人はまずここからスタート ● マネージャー ○ ヒト・モノ・カネ・情報のマネジメント ● スペシャリスト ○ 特定分野の知識や技術で貢献。テックリード的な役割 管理職と専門職とか、表記ブレや微妙なニュアンスの差異は今回拘らない
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メンバーとしての成長 社会人 エンジニア メンバー マネージャー スペシャリスト
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メンバー ● 【作戦】獲得経験値の総量を上げる ○ 質×量(どちらかに偏りすぎない) ● 基本的には行動量を増やす(無茶しすぎない範囲で) ○ コードを書いたり、設計する経験を積む ● 未経験のことは積極的にやってみる ○ 得られる経験値が多く、経験値効率が良い
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メンバー ● 読書はそこまで重視しなくても良い ○ 経験が少ないうちは、読書は経験値効率低め ○ 落とし穴に落ちたことが無いと、痛みは分からない ■ 落ちないための回避法を学ぶより、致命傷にならない程度に落ちる経験 ○ このフェーズでは、車輪の再発明は必ずしも悪ではない ■ 車輪のありがたみが分かる、仕組みが分かる ■ 先輩から指摘されて、何が良くて何が駄目か経験を得る ● 721の法則の「7(経験)」が増えれば「2(アドバイス)」も増える ○ リーダブルコードのような、基礎的な本は読んでおくと良さそう
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マネージャーとしての成長
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マネージャーとしての成長 社会人 エンジニア メンバー マネージャー スペシャリスト
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マネージャーを更に3分割して考える ● カッツ理論 ○ レイヤーにより、必要とされるスキルセットは変わる
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ロワーマネジメント(監督者層) ● リーダー、主任、係長等 ○ プレイングマネージャーのように、 プレイヤー部分も兼務することが多い ● 【作戦】徐々にマネジメント割合を増やしていく ○ 「自分がやった方が早い」と、手を動かしてばかりだと成長が停滞 ■ 未経験のマネジメントではなく、経験済み領域は経験値効率が悪い ■ プレイング色強すぎると、メンバーの成長機会も奪ってしまいがち ● 読書は嗜む程度 ○ 「マネジメント」領域は未経験のことばかりなので、経験を積むこと優先 ○ マネジメント基礎やコミュニケーションに関する本は読むと吉
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ミドルマネジメント(管理者層) ● 部長、課長、マネージャー等 ● 経験・勘だけだとキツくなってくる ○ 経営に関する知識を持ってないと会話ができなくなってくる ○ 技術もマネジメントも未経験分野が尽きてきて、経験値効率が落ちる ● 【作戦】読書量を増やし、実践する ○ この頃になると、読書の経験値効率が上がってくる ○ コンセプチュアル(概念化)スキルが高まってきているし、必要とされる ■ 今までの経験と、読書による知識や概念が繋がる ■ ジョブズ的に言うと「点と点が繋がって線」になる ○ 結論:読書オススメ、というか必須に近い
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トップマネジメント(経営者層) ● CEO、役員等 ● 未経験なので割愛します
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スペシャリストとしての成長 社会人 エンジニア メンバー マネージャー スペシャリスト
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スペシャリスト ● テックリード、リードエンジニア等 ● (私自身、まだ経験3ヶ月ですが) ● スペシャリストにおいても、カッツ理論は活きるのでは ○ まずはテクニカルを伸ばす・活かす ○ メンバー時代と異なるのは、コンセプチュアル(概念化)を取り入れる ■ アーキテクチャやベストプラクティスを学び、取り入れ、広める ● レベルアップしていくほど、テクニカル以外も必要 ○ 採用や教育では、ヒューマンスキル ○ エンジニア以外に説明する機会では、コンセプチュアルスキル、等 ○ これらを伸ばすため、やはり読書や勉強は重要
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まとめ
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まとめ ● 基本的に経験に重きを置く ○ 721の法則、インプット3:アウトプット7 ● 役割・レイヤーによって作戦を変える ○ メンバー ■ 行動量を重視して、経験値の総量を上げる ○ マネージャー ■ ロワーマネジメント:徐々にマネジメント割合を増やしていく ■ ミドルマネジメント:読書量を増やし、実践する ○ スペシャリスト ■ カッツ理論を意識し、必要なスキルを(読書も取り入れ)伸ばす # 銀の弾丸など無いので、あくまでも参考材料の一つになれば幸いです