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及部敬雄 (@TAKAKING22) 5分でわかった気になるインセプションデッキ

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チームとは何ですか?

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Photo by James Thomas on Unsplash

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Photo by Olga Guryanova on Unsplash

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Photo by Annie Spratt on Unsplash

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“ある目的のために協力して行動するグループ” チームの定義

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チームとグループは違う イメージ 人の動き 集まってくる 集められる 存在 場 人の集合 仕事の流れ チームに貢献する アサインされてこなす 姿勢 能動的 受動的 場 チーム グループ

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チームになるのは意外と難しい Photo by Ryoji Iwata on Unsplash

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なぜなら役割が違う

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1 なぜならレポートラインが違う

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なぜなら「正義」の定義が違う Photo by Pierre Herman on Unsplash

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言った言わない問題 1IPUPCZ ϑϦʔૉࡐͺͨͦ͘XXXQBLVUBTPDPN

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合意したつもりでも考えていることがズレてしまう

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顧客が本当に必要だったもの 「オレゴン大学の実験」

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インセプションデッキ

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インセプションデッキとは アジャイル開発のプラクティスの1つ プロジェクトをはじめる際に明らかにしておくべき
 大切なことを知るための活動 10個の質問に答えていく形式 チーム全員で話し合って合意したものをアウトプット

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10個の質問

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プロジェクトのゴール 自分たちがそれをやる理由 ミッション

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プロダクトのゴール なにを、なぜつくりたいのか ニーズ

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ユーザーのベネフィット プロダクトの価値 ビジョン

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やらないことや 決まっていないことの明確化 スコープ

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ステークホルダーや 関係者はどれくらいいるのか コミュニティ

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技術的に どのように実現するのか アーキテクチャ

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目標の達成を妨げる要因と その対策 リスク

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ざっくり いつ頃に終わるのか スケジュール

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何を重要だと考えているのか どうやって調整をするのか 荒ぶる四天王

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いつ完了して いくらくらいかかりそうか コスト感

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W W W W W W W W 我われは なぜここにいるのか エレベーター ピッチ パッケージ デザイン トレードオフ スライダー 技術的な 解決策 やらないこと リスト 期間を見極める なにがどれだけ 必要か プロジェクトコミュニティ 夜も眠れなくなるような問題 Why How

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似たようなことをやってる? ex. プロジェクト憲章、キックオフMTG・・・

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それでいいんです! 大事なことにヌケモレがないか プロジェクトはReadyな状態なのか 関係者全員で合意できているか 全員が確認できる場所にアウトプットされているか なにかあったときにそこに戻ってこれているか 目的を達成できているのかを再確認しましょう

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インセプションデッキとは アジャイル開発のプラクティスの1つ プロジェクトをはじめる際に明らかにしておくべき
 大切なことを知るための活動 10個の質問に答えていく形式 チーム全員で話し合って合意したものをアウトプット アウトプットよりも過程が重要!!

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Photo by Mathew Schwartz on Unsplash 自問自答してみよう ・ 一部の人間だけで決めていないか ・ 一方通行な説明をして合意したつもりになっていないか ・ 都合がいいことだけしか話していないのではないか ・ メンバーが不安に思う点を拾い上げることができているか ・ テンションがズレていないか ・ ただの根性論になっていないか ・ つくったあとに見直したことはあるか

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合意したつもりから共通体験を通して真の合意へ

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インセプションデッキをつくるときのコツ できるだけチーム全員の場をつくる 一部のメンバーだけでつくって他のメンバーに共有をすることは避ける スライドを先に用意しておいたとしても合意はチーム全員で行う 成果物よりつくる過程(共通体験)を大事にする 成果物以上に共通体験を通してチーム合意する経験やチームに共通の言葉ができることに価値がある スライドは状況に合わせて足し引きする なにかあったらデッキに戻ってくる

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ワークの進め方のおすすめ 個人ワーク 共有 議論・合意 個人で考えて書く 書いたことを伝える チームのデッキにする スライドごとに繰り返す

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「プロジェクト」以外でも使えますか? インセプションデッキはプロジェクト以外にも使える プロダクトのインセプションデッキ チームのインセプションデッキ 目的や状況によって不要なスライドは省いたり、
 必要なスライドを追加して自分たちのデッキをつくる

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チームインセプションデッキの例 チーム名・チームロゴ 我々はなぜここにいるのか チームエレベーターピッチ スキルマップ RACIチャート(※役割と責任を見える化するチャート) Working Agreement 夜も眠れなくなるような問題 トレードオフスライダー OKR

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どれくらいの時間を確保すればいいですか? 最低でも半日はとったほうがいい 数日に分けて実施しても良いが、ある程度集中して熱量を高 められるとうまくいきやすい あらかじめ埋められるスライドや既に決まっている情報を
 用意しておくことで時間短縮することは可能

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参考リンク アジャイルサムライ(Jonathan Rasmusson著) [翻訳] アジャイルインセプションデッキ − プロジェクトを はじめる前に尋ねるべき10の質問 インセプションデッキ の テンプレート (日本語版)