Slide 1

Slide 1 text

© - BASE, Inc. プロダクトファーストに価値を創造する エンジニアとしての⽣き⽅ Developers Boost B- #devboostB . . - @dmnlk

Slide 2

Slide 2 text

© - BASE, Inc. ⾃⼰紹介 : @dmnlk 川⼝ 将貴 ( Kawaguchi Masaki ) BASE , Inc. 1991年⽣まれ 28歳 2社⽬ 執⾏役員 CTO

Slide 3

Slide 3 text

© - BASE, Inc. MISSION Payment to the People, Power to the People. ひとりひとりに眠る、想いが、感性が、才能が。 世界中の、必要な⼈に届くように。 そこから⽣まれる、作品に、アイデアに、活動に。 正当な対価を、受け取れるように。 ペイメントを、世界中の⼈へ解放する。 世界のすべての⼈に、 ⾃分の⼒を⾃由に価値へと変えて ⽣きていけるチャンスを。 あたらしい決済で、あなたらしい経済を。

Slide 4

Slide 4 text

© - BASE, Inc. Eコマースプラットフォーム「BASE」 ネットショップ作成サービス 「BASE(ベイス)」 ショッピングアプリ 「BASE(ベイス)」

Slide 5

Slide 5 text

© - BASE, Inc. ネットショップ作成サービス「BASE」 専⾨知識がなくても 無料で即座にネットショップを開設でき ます。 また個⼈でも、かんたん‧スピーディに 決済機能を導⼊できる仕組みを提供して います。 ʮ୭Ͱ΋͔ΜͨΜʹ࢖͑ΔʯαʔϏεͰ ࣗ෼ͷωοτγϣοϓΛ։ઃ

Slide 6

Slide 6 text

© - BASE, Inc. 開設ショップ数の推移

Slide 7

Slide 7 text

© - BASE, Inc. オンライン決済サービス「PAY.JP」 ⽀払いのすべてをシンプルに WebαʔϏε΍ωοτγϣοϓ*ʹ ΫϨδοτΧʔυܾࡁΛ؆୯ʹಋೖͰ͖Δ։ൃऀ޲͚ͷ ΦϯϥΠϯܾࡁαʔϏεͰ͢ɻ Θ͔Γ΍͍҆͘͢ྉۚମܥͱɺγϯϓϧͳAPI΍๛෋ͳ ϥΠϒϥϦΛ࢖ͬͯɺεϜʔζʹܾࡁΛಋೖ͍͚ͨͩ·͢ɻ *BASEにより作成されたネットショップを除く

Slide 8

Slide 8 text

© - BASE, Inc. 資⾦調達サービス「YELL BANK」 資⾦調達をリスクなく、⼀瞬で。 「BASE」を利⽤するショップオーナーが 即時に資⾦調達できる⾦融サービス 将来債権が発⽣しないリスクや、将来未回収リスクを 「YELL BANK」が負担するため、ショップオーナーは これらのリスク無く資⾦調達可能

Slide 9

Slide 9 text

© - BASE, Inc. CTOになるまで、なったあと プロダクトファーストなエンジニアとは? 市場価値を上げていく⽣き⽅を⾒つけよう 今回話すこと

Slide 10

Slide 10 text

© - BASE, Inc. 学⽣ or 社会⼈ or その他? 質問

Slide 11

Slide 11 text

© - BASE, Inc. ⾃分のエンジニアとしての キャリアの⽅向性 U が悩んでること

Slide 12

Slide 12 text

© - BASE, Inc. 20代は技術に投資して 30代になったらマネージングもやりつつ そのあとは…? よく聞くキャリアプラン

Slide 13

Slide 13 text

© - BASE, Inc. 学⽣時代 • ネットワーク情報学部 • いわゆる情報系 • プログラミングとか学ぶ • コンピューターサイエンスではない • なんとなく⼤学⾏ってなんとなく卒業 • 深夜までネトゲ • プログラミングして適当なウェブサービス作ったり • コンピューターウイルスとか興味あって触ってた • 卒論がなかったので代表作無

Slide 14

Slide 14 text

© - BASE, Inc. 新卒時代 とりあえず就職するぞ!!!! • インターネットが好き • 周りはSI的な場所へ⾏きたがる→安定性? • ⾃分はmixi、 ch、Twitterとかやってた • インターネットが⾃分の⼈⽣に強い影響 • スーツ着たくない • 世はソシャゲブーム • とりあえず内定が出た渋⾕の緑の会社のゲーム系⼦会社へ

Slide 15

Slide 15 text

© - BASE, Inc. 会社のために尽くすのダサい 当時の⾃意識

Slide 16

Slide 16 text

© - BASE, Inc. 死ぬほど仕事があるので ダサいとか⾔ってる暇がない ⼊社後

Slide 17

Slide 17 text

© - BASE, Inc. 新卒時代 • 書いたコードに責任が⽣まれる • 学ばなければいけない事が⼭程ある • ⼈が読めるコード、メンテナビリティ • パフォーマンスが悪いコードはサービスに直影響 • 8年モノのサービス • 全てが古い • SVNで管理されたコード,⾔語ver,EOLなFW,デプロイフロー • モチベが下がりがち

Slide 18

Slide 18 text

© - BASE, Inc. ⾃分で変えていく 打開策

Slide 19

Slide 19 text

© - BASE, Inc. やっていったこと • CIͷಋೖ • ख࡞ۀͰ΍͍ͬͯͨ͜ͱΛࣗಈԽ • SVN͔ΒGit΁ • ݱ୅త։ൃϑϩʔ΁ • ݴޠVerͷΞοϓσʔτ • ίʔυͷදݱྗΞοϓ • ύϑΥʔϚϯεʹ௚݁͢Δ • Πϯϑϥ஌ࣝͷڧԽ →ࣗ෼Ͱ؀ڥΛม͍͑ͯ͘͜ͱͰࣗ৴͕ੜ·ΕΔ

Slide 20

Slide 20 text

© - BASE, Inc. 技術でプロダクトを 良くしていくと楽しい 変わっていく意識

Slide 21

Slide 21 text

© - BASE, Inc. 変わった結果 技術を新しくより良くしていくと、全体の開発速度が上がっていく 障害対応から学ぶ活きたインフラ知識 みんなでサービスを良くしていく流れが⽣まれてくる メンバーそれぞれが改善していく ユーザーの反響にも敏感になっていく 毎⽇が⽂化祭準備期間のような感覚

Slide 22

Slide 22 text

© - BASE, Inc. ⾃分で環境を 変えていくことが重要 1社⽬で得られたこと

Slide 23

Slide 23 text

© - BASE, Inc. 転職 • 1社⽬が悪かったとかではない • 取り巻く情勢が変わってきた • 上司が辞めたりもした • そろそろゲーム事業以外もやってみたい • インターネットっぽいことがしたい • ⼥性向けゲームは難しい • 惰性で仕事ができるようになってきてしまっていた • ⾃分が弱い場所に⾏きたい リファラルとかではない転職へ

Slide 24

Slide 24 text

© - BASE, Inc. BASE⼊社 • Wantedly経由でいくつか選考 • インターネットっぽさのある企業 • えふしんの存在 • 最終⾯接で代表の鶴岡 • インターネットで世界を変えていけそう • PHPやったことがないからこそ、最弱になれそう

Slide 25

Slide 25 text

© - BASE, Inc. 転職してみて • サービスに対する知識はゼロ • 決済?お⾦払うだけでは? • 多様な決済、ステークホルダーの多さ • お⾦を払い物が届き売上がオーナーの⼝座に⼊る • サービスが⽌まるとオーナーの⽣活も⽌まる • ゲームとは別の種類の緊張感 • 多様なユーザー層 • ⼤規模ショップからインターネット始めたてまで • わかりやすい→誰にとって?

Slide 26

Slide 26 text

© - BASE, Inc. 技術⾯の不安 • PHPなんもわからん • Java育ちからすると不安しかない型宣⾔のなさ • テストの重要性を認識 • CIの速さ、安定性が開発に直結する • 負荷対策の⾒通しが⽴てづらい • いつどのショップが売れるか分からない • プッシュ通知で負荷増加、サービス不安定

Slide 27

Slide 27 text

© - BASE, Inc. やること無限にある

Slide 28

Slide 28 text

© - BASE, Inc. 3ヶ⽉でライブEC作って さらなる無茶振り

Slide 29

Slide 29 text

Confidential Confidential © - BASE, Inc. 「BASE Apps」機能紹介 動画配信機能「BASEライブ」 ⽇経トレンディ「2018 ヒット予測100」第2位 「熱狂ライブコマース」 が選出!「BASEライブ」 も掲載されました ʮBASEʯग़ళγϣοϓ͕ࣗΒϥΠϒ഑৴Λ௨ͯ͡γϣοϓ΍঎඼ͷ঺հ͕Ͱ͖Δಈը഑৴ػೳͰ͢ɻ ● ⽂章や画像だけでは伝えきれなかったショップと商品の魅⼒ をライブならではの距離感で表現。 ● γϣοϓͱϑΝϯ͕ϦΞϧλΠϜͰ૒ํ޲ͷίϛϡχέʔγ ϣϯΛͱΔ͜ͱ͕Ͱ͖·͢ɻ ● ライブはショッピングアプリ「BASE」から視聴できます。 ライブをみながら商品の閲覧‧購⼊が可能です。

Slide 30

Slide 30 text

© - BASE, Inc. サービス知識の⾝につけ⽅ • ユーザーからの問い合わせ • サービス知識の宝庫 • とりあえず⼿を上げて調査 • ⾃分が開発してない機能も⾒ることになる • ⼤抵コードが古く⾟い • 不具合を直すついでに改善 • CSチームや営業チームとのリレーションも⽣まれる 初速を上げるのに便利

Slide 31

Slide 31 text

© - BASE, Inc. • ⼊社半年くらいでリードエンジニアに • バックエンドエンジニアとして⼊社したがインフラも積極的に関与していた • 所属チームだけでなく守備範囲を広げた結果 • 技術導⼊にも積極的に • 知識を陳腐化させない、アップデートしていく • サービスに対する知識の増加 • 在籍年数の少なさを濃度でカバーする • 知らなくても調べればなんとかなる

Slide 32

Slide 32 text

© - BASE, Inc. リードエンジニアに求められること • 技術でプロダクトを成⻑させるのがエンジニア • リードエンジニアはその上位概念 • 後進の育成、採⽤に責任、失敗を成功に変えられる • 技術への先⾏投資もしていく • プロダクトを⾮連続的に成⻑させるため

Slide 33

Slide 33 text

© - BASE, Inc. 今使っている技術だけに注⼒しない • 半年〜1年だけを⾒ない • 3年後、5年後、10倍のユーザー規模になってもプロダクト の質は落ちないか? • 10倍の開発メンバーになっても開発速度落ちてないか? • 次世代の優秀なエンジニアが⼊社したい環境か?

Slide 34

Slide 34 text

© - BASE, Inc. ⾃分は技術だけを やっていたいのだろうか? ⽴ち⽌まって⾃分を客観視してみる

Slide 35

Slide 35 text

© - BASE, Inc. 技術を使ってプロダクトを 成⻑させていくのが楽しい

Slide 36

Slide 36 text

© - BASE, Inc. プロダクトファースト タイトル回収

Slide 37

Slide 37 text

© - BASE, Inc. ⼈それぞれ • 「技術は⼿段」 • そう⾔いたい気持ちもわかる • 技術に⾃信がない⼈間の逃げにも聞こえる • そういう思いも少なからずある • ⾃分の市場価値をプロダクトファーストにした

Slide 38

Slide 38 text

© - BASE, Inc. ⾃分の性質を⾒極める • 技術的な楽しさだけで⽣きていける? • ⾃分はそうではなかった • ⽬の前にあるプロダクトがいい感じであってほしい • インターネットをより良くしていきたい • ⾃分にできるのは技術を使ってプロダクトを伸ばす • 技術は投資

Slide 39

Slide 39 text

© - BASE, Inc. それでもロックスターには 憧れがある

Slide 40

Slide 40 text

© - BASE, Inc. ロックスターへの憧れ • 多くの⼈に使われるOSS作者 • 単著を複数出す • そのためのインプット‧アウトプットはしておこう

Slide 41

Slide 41 text

© - BASE, Inc. CTO交代について さらなるキャリアアップ

Slide 42

Slide 42 text

© - BASE, Inc. CTOやらない? ある⽇の出来事

Slide 43

Slide 43 text

© - BASE, Inc. やらないです 返答

Slide 44

Slide 44 text

© - BASE, Inc. なぜやらないか • ⾃分が考えているキャリアの斜め上 • 経営とか⾔われても⾃分の興味とは違う • プロダクトに向き合えなくなるのでは

Slide 45

Slide 45 text

© - BASE, Inc. 「開発現場のリーダーが就き、 技術的な意思決定を担う」 CTOの役割定義の⾒直し

Slide 46

Slide 46 text

© - BASE, Inc. CTOの役割定義 • 前CTOが辞めるわけではない • 全ての責務を継承する必要がない • 社内システム、内部統制などは前CTO(EVPoD) • CTOとしては技術戦略の全ての責任を持つ • 引いてはプロダクトの技術責任を負う • これならやる意義がある

Slide 47

Slide 47 text

© - BASE, Inc. CTOになってみて • 最初の3ヶ⽉は動き⽅をあまり変えなかった • 元々持ってたタスクもあった • ⾒える情報の広さや深さは変わった • それだけではうまくいかない • 次の技術戦略を考え実⾏に移していく必要がある • 開発速度の上げ⽅ • EOLが近づくFWのリプレイス etc エンジニアとして次の成⻑が求められることを実感

Slide 48

Slide 48 text

© - BASE, Inc. キャリアは 成⻑していくもの

Slide 49

Slide 49 text

© - BASE, Inc. ⾃分が想像するキャリアを超えていく • ⾃分もなんとなく技術をやっていく⼈になると     思っていた • 結果的には上場企業のCTOになっている • ⼈⽣何が起きるかわからないが対応出来るように    素振りをしておこう • ⾃分にとって何が重要かを持っておこう

Slide 50

Slide 50 text

© - BASE, Inc. プロダクトファーストな⽣存戦略 • 技術に極振りできない⼈たちへ • ⾃分が携わって楽しいプロダクトがある会社へ⾏く • 楽しくないなら次に⾏くのも⼿、⼈⽣は有限 • プロダクトが成⻑することで⾃分の成⻑実感を持てるよ うにすると楽しいし次の成⻑モチベに • ⾃責を持ってプロダクトに向き合っていく • 技術を使ってプロダクトを成⻑させよう • プロダクトを成⻑させて⾃分も成⻑しよう

Slide 51

Slide 51 text

© - BASE, Inc. 続きは懇親会で!!