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ウェブサイト解析に 必要な指標と計算 学習対象者:経由、○○あたりを学習した方

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ウェブサイトの解析 ウェブサイトを解析するときに 計算を避けて通ることはできません。 この単元では、解析に必要となる指標 の主な計算方法と意味を学習します。 解析に必要な知識はウェブ解析士 認定試験公式テキストで 学習してください。 大人塾 2

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用語のおさらい 用語 意味 ページビュー(PV) ユーザーがウェブサイト内のページを閲覧した総数。PVという。 ランディングページ(LP) ユーザーが最初に見るページ。LPという。 セッション数 ウェブサイトへの訪問数。 閲覧開始数 該当ページがランディングページだった場合のセッション数。 直帰 ランディングページだけを閲覧し、サイトから離れること。 離脱 ウェブサイトから離れること。直帰は離脱に含まれる。 コンバージョン(CV) 商品購入など、閲覧者が起こすサイト管理者の目標に叶うアクションを 「コンバージョン」という。コンバージョンは「転換」の意味。 インプレッション数 広告やリンク、投稿が表示された回数。 クリック数 バナーやリンク、広告がクリックされた回数。 広告費用 広告にかかった費用。 大人塾 3 ここでは、本スライドに出てくる用語の基本的な意味をおさらいします。 詳細な解説は、ウェブ解析士認定試験公式テキストを参考にしてください。

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指標と3つ計算方法の考え方 大人塾 4 ウェブサイトを解析しようとすると 専門用語とか計算とか、結構覚えるの大変よね…。 ウェブ解析に必要な計算は基本的に3つだけです。 まずは基本の計算方法を学んで、覚えることを減 らしましょう。

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指標と3つ計算方法の考え方 ウェブ解析に必要な 計算方法は大きく3つに分けられます。 ①割合を求める ②単位あたりの量を求める ③効果を測る 大人塾 5

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指標と3つ計算方法の考え方 ①割合を求める 比べられる量 もとになる量 なにかの数値をもとにして、 どれだけにあたるか を計算するのが割合を求める計算です。 大人塾 6 割合に基づくデータは 「○○率」と呼ぶわ。 英語では”Rate” (レート)が付くわ

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指標と3つ計算方法の考え方 ②単位あたりの量を求める 比べられる量 もとになる量(単位) 分母の量を基準として考えます。 分母の量を単位とした1あたりの量を計算します。 (詳しくはスライド「○○あたり」を参照ください) 大人塾 7 「1回の訪問あたり」な どね。英語で “Per” (パー)が付くときは この考え方による指標 と言えるわ

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指標と3つ計算方法の考え方 ③効果を測る 効果 費用 費用に対して、 どれだけの効果が得られたかという 指標です。 大人塾 8 「費用対効果」などね。 英語では “ON”(オン) が出たら、この指標と して考えていることが 多いわ

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ウェブ解析の基本指標 大人塾 9 イ ン プ レ ッ シ ョ ン クリック = 直帰数 セッション数 × 100 = ページで直帰した数 閲覧開始数 × 100 サイト全体の直帰率(%) ページごとの直帰率(%) = 新規ユーザーのセッション数 全セッション数 × 100 = 離脱したページビュー数 ページビュー数 × 100 離脱率(%) 新規セッション率(%) 次のページか ら解説します LPとして ページをクリック

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ウェブ解析の基本指標 大人塾 10 イ ン プ レ ッ シ ョ ン クリック = 直帰数 セッション数 × 100 = ページで直帰した数 閲覧開始数 × 100 サイト全体の直帰率(%) ページごとの直帰率(%) = 新規ユーザーのセッション数 全セッション数 × 100 = 離脱したページビュー数 ページビュー数 × 100 離脱率(%) 新規セッション率(%) クリック 基本的な指標は、「分母のどれだけにあたるか」を 計算することが多いです。 最後に100をかけるのは単位を%にするためです。 「○○率」と呼ばれる指標ですね。

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ウェブ解析の基本指標 大人塾 11 イ ン プ レ ッ シ ョ ン クリック = 直帰数 セッション数 × 100 = ページで直帰した数 閲覧開始数 × 100 サイト全体の直帰率(%) ページごとの直帰率(%) = 新規ユーザーのセッション数 全セッション数 × 100 = 離脱したページビュー数 ページビュー数 × 100 離脱率(%) 新規セッション率(%) クリック 新規セッション率は、 全セッションのうちで新規ユーザの セッション数がどれだけか、 を測る指標(とその式)です。

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イ ン プ レ ッ シ ョ ン 大人塾 12 = 直帰数 セッション数 × 100 = ページで直帰した数 閲覧開始数 × 100 サイト全体の直帰率(%) ページごとの直帰率(%) = 新規ユーザーのセッション数 全セッション数 × 100 = 離脱したページビュー数 ページビュー数 × 100 離脱率(%) 新規セッション率(%) 直帰率、離脱率も、分母の数と分子の数を比べています。 同じ直帰率でも「サイト全体」はすべてのページ閲覧におい て1ページだけ見た直帰率、「ページごと」は1ページごとの 直帰率なので、分母の値が変わります。 LPとして ページをクリック クリック

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「ページごとの直帰率」を分解して考える 大人塾 13 直帰率の数値は、値が大きいほど、すぐにページを離れ た人が多いということだから、小さい方がよいわね! だから、ページを改善するにあたっては、直帰率が高い ページを優先して直したほうがいいってことね? そうかしら? 分母=セッション数が少ない場合、直帰率は高くなるわ。 たとえば、1人だけが見て直帰したページの直帰率は 100%よ。 セッション数が少ない、つまり訪れる人が少ないのに、 ただ直帰率が高いという理由だけで、 ページ改善の優先順位を上げてもいいのかしら?

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加重直帰率 大人塾 14 = 該当ページのPV数 サイト全体のPV数 ×ページごとの直帰率 = 該当ページのPV数 サイト全体のPV数 × ページで直帰した数 閲覧開始数 加重直帰率(%) そこで、加重直帰率を使って優先順位を見積もります。 「サイト全体において、そのページがどれだけ重要か」 をページごとの直帰率にかけて計算します。 PV=ページビューの略だよ 赤枠の値が大きいということは、サイト全体のなかでも よく見られている=優先順位が高い、と考えられます。

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コンバージョン(売上)の計算を分解して考える 大人塾 15 次は、売上と広告に関する指標について考えていきま しょう。まずは基本の計算のおさらいです。 「売上」と「客単価」「コンバージョン数」という用語 についての計算の関係を見ていきます。

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コンバージョン(売上)の計算を分解して考える 大人塾 16 サイトAでは、今月、200人のお客様が 皆5000円ずつのお買い物をしてくれたとします。 ということは、売上は 5000(円)×200(人)=1000000(円) ね! そう、売上は「購入単価×購入件数」で計算できるね。

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コンバージョン(売上)の計算を分解して考える 大人塾 17 ところで、実際には購入単価はお客様ごとに異なるので、 購入単価の平均をとった「平均購入単価」や「客単価」 という用語を使います。用語を入れ替えてみましょう。 購入単価×購入件数=売上 の式は、 客単価×購入件数=売上 の式と言えるのね。 この式を変形すると 客単価= 売上 購入件数 、購入件数= 売上 客単価 となるわね。

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コンバージョン(売上)の計算を分解して考える 大人塾 18 ECサイトでは、「購入件数」=「コンバージョン数」と して数えます。さらに用語を入れ替えてみましょう。 客単価×コンバージョン数=売上 この式を変形すると 客単価= 売上 コンバージョン数 コンバージョン数= 売上 客単価 となるわね。

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コンバージョン(売上)の計算を分解して考える 大人塾 19 イ ン プ レ ッ シ ョ ン セ ッ シ ョ ン 購 入 件 数 単 価 売上 あらためてECサイトでの購入の流れを見てみます。 ①広告や検索でのサイトの表示=インプレッション ②サイト内の回遊=セッション ③購入=コンバージョン という3段階の流れね。最終的には③で、 コンバージョン数(購入件数)×客単価=売上になるわ。 ① ② ③

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コンバージョン(売上)の計算を分解して考える 大人塾 20 イ ン プ レ ッ シ ョ ン セ ッ シ ョ ン 売上 𝐂𝐕𝐑 = コンバージョン数 セッション数 ×100 分母のどれだけに あたるかを計算 ひとつ手前の②の段階の指標を確認しましょう。 CVR(Conversion Rate)は、 コンバージョン数(購入件数)がセッション数の どれだけにあたるかを測る指標です。 ※ クリック数を分母にすることもあります。 購 入 件 数 単 価

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コンバージョン(売上)の計算を分解して考える 大人塾 21 イ ン プ レ ッ シ ョ ン セ ッ シ ョ ン 売上 さらに①の段階の指標を見てみましょう。 インプレッション数は、広告の表示回数です。 CTR(Click Through Rate)は、 表示された広告がどれだけクリックされてページの閲覧 につながったか を測る指標です。 CTR = クリック数 インプレッション数 ×100 分母のどれだけに あたるかを計算 購 入 件 数 単 価

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コンバージョン(売上)の計算を分解して考える 大人塾 22 購入件数(コンバージョン数)から売上の式を分解しま しょう。CVRの式より 購入件数=セッション数×CVR となるので、これを売上の式に代入します。 売上=客単価×購入件数 だから、 売上=客単価×セッション数×CVR となるのね! 売上を左右する指標が細かくなったわ♪

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売上以外のコンバージョン 大人塾 23 ここまでは、ECサイトの購入件数を事例にしてきました。 ここからはECサイト以外のサイトについて考えましょう そうよねー。世の中、ECサイトばかりじゃなくて 商談に結び付けることを目的とするサイトもあるわよね そういう時はどうするのかしら? 商談数をコンバージョン数と考えれば ECサイトの考え方と同じだよ!

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売上以外のコンバージョン 大人塾 24 セ ッ シ ョ ン フ ォ ー ム 到 達 受 注 単 価 売上 商談につなげることをひとつの目標にしたサイトで、 「コンバージョン=問い合わせ数」としたとき、以下の ような流れになります。 このときの計算も、さきほどまでと同じですが、何と何 を比べるかを意識することが大切です。 ( 問 い 合 わ せ ) コ ン バ ー ジ ョ ン 商 談 商談率= 商談数 CV数 フォーム 離脱率= 到達数-CV数 到達数 受注率= 受注数 商談数 離脱率= 離脱数 セッション数 コンバージョン率= CV数 セッション数

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売上以外のコンバージョン 大人塾 25 各段階の式を売上の式に代入すれば、どの数字に注目して改善 すれば売上に反映されるかが細かくわかるわ。 たとえば、式中の項目を 𝑥 とおけば、他の項目の値によって 𝑥 の項目の値や、その変化の傾向が求められます。 売上=客単価×受注数 =客単価×商談数×受注率 =客単価×コンバージョン数×商談率×受注率 =客単価×セッション数×コンバージョン率×商談率×受注率 コンバージョン数を求める必要があるとき、下のようにコンバージョン数を 𝑥 とおくと売上、客単価、商談数、受注数から方程式で求めることができるよ! 売上 = 客単価 × 𝑥 × 商談率 × 受注数

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広告と費用対効果 大人塾 26 ところで、広告を出す(インプレッション)ってことは、 どれくらい効率よく広告が出せているか、 出稿金額に見合っているか、とか知りたいわよねぇ。 それではこれから、 広告の効率について考えていきましょう。

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広告と費用対効果 大人塾 27 インプレッション クリック= セッション 購入数 広告費 単価 CPM = 広告掲載費用 インプレッション数 ×1000 ○○あたり を計算 “Per” がついたら「○○あたり」を計算する、というのは 最初に触れましたね。 広告の効果の指標 CPM(Cost Per Mille)は、 広告掲載費用が1000インプレッションあたりどれだけか を測ります。(回数が多いので×1000をしています)

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広告と費用対効果 大人塾 28 インプレッション クリック= セッション 購入数 広告費 単価 CPM = 広告掲載費用 インプレッション数 ×1000 CPC = 広告掲載費用 クリック数 𝑪𝑷𝑨 = 広告掲載費用 コンバージョン数 ○○あたり を計算 CPC(Cost Per Click)は、 広告掲載費用が1クリックあたりどれだけか CPA(Cost Per Acquisition/Action)は 広告掲載費用が1購入あたりどれだけか を測る指標です。

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広告と費用対効果 大人塾 29 購入数 広告費 単価 最後に「費用対効果」を計算します。 費用対効果は、 効果 費用 で計算できます。 ROAS(Return On Advertising Spend)は 広告の売上への効果を測るので= 売上 広告費 で求めます。 英語で “ON” がついたら 費用対効果ね 売上 広告費に対して、 売上はどれだけ獲得できていますか? →値が大きい方が費用対効果が高い

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広告と費用対効果 大人塾 30 投資 ROASの仲間がROI(Return On Investment)です。 ROIは「投資利益率」ともいい、投資に対してどれだけの 利益が得られたかを指します。 また、利益はざっくりと売上-費用で表せるので 計算式は 利益 投資 = 売上-費用 投資 となります。 利益 投資に対して、 利益はどれだけ獲得できていますか? →値が大きい方が投資対効果が高い 英語で “ON” がついたら 費用対効果ね

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まとめ 大人塾 31 何を求めようとしているか分かると 自分でも式が作れるようになるだけでなく、 指標の意味を理解でき、より深い分析ができるようになるわ! ここにでてこなかった指標も、どの分類にあたるかを考えて 何と何を比べているのかわかれば理解が早くなります!