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今更始めるGo言語 Yuichi Goto (@_yasaichi) Jan 21, 2018 @ 第4回開発合宿成果発表

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Agenda 背景と目的   技術概要   やったこと   所感 2

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http://web-salad.hateblo.jp/entry/2018/01/15/090000 3 先日、こんなエントリを書きました

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サーバーサイド開発で利用される言語のマトリックス(前述のエントリより) 4

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背景1: 技術検証 • 最近考えているテーマ: モノリシックなRailsアプリ ケーションの刷新時にどの言語を選択すべきか? • 型と並行計算モデルの有無の2軸で捉えてみた • この観点においてはGoかScalaという結論に • 判断精度向上のためにGo(未経験)を触ってみよう 5

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背景2: 自身のスキル開発 • クライアントサイド: React, React Native(第3回) • サーバーサイド • 爆速モノリシック: Ruby on Rails • BFF: Node.js • マイクロサービス: ? 6 ここに当てはまる言語・フレーム ワークを抑えたい

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今回の目的: 今更始めるGo言語 • 合宿で明らかにしたかったこと • 言語自体の手触りはどんな感じ? • IDEなどの周辺環境はどんな感じ? • 最終的に明らかにしたいこと • APIサーバーを書くとしたらどんな感じ? 7

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Agenda ɹ 背景と目的 技術概要   やったこと   所感 8

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Go #とは • Googleが開発したプログラミング言語 • 2009年11月に公開され、最新バージョンは1.9.2 • 静的型付け • goroutineによる並行計算のサポート • クロスコンパイルのサポート 9

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サンプル: Hello, World! package main import ( "fmt" ) func main() { fmt.Println("Hello, World!") } 10 $ go run main.go Hello, World!

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Agenda ɹ 背景と目的 ɹ 技術概要 やったこと   所感 11

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そうだ REPL、作ろう • REPL(Read-Eval-Print-Loop)とは • 対話型評価環境のこと、RubyでいうIRB • Goでは • 言語標準のREPLは存在しない(!) • 数ある実装の中では motemen/gore が人気 12

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デモ 13

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デモでは見せませんでしたが… • 式の評価とPrettyprintしか実装できてません • 後者は k0kubun/pp を利用しているので、実質
 式の評価しか実装してません • わかってはいたが、やはり題材が難しかった • @motemen さんはすごい人(小並感) 14

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仕組み • goreとだいたい同じ 1. 入力された式を評価して標準出力に表示する
 一時的なソースコードを生成する 2. 1を go run で実行して得られた結果を返す 3. 1-2をユーザーが中断するまで繰り返し 15 ここが難しいところで、具体的には AST周りをわかっていないとダメ

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Agenda ɹ 背景と目的 ɹ 技術概要 ɹ やったこと 所感 16

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良かったところ • 言語の手触り: 21世紀のC言語 or Better C • 言語仕様が小さくキャッチアップがしやすい • ↑とgofmtにより誰が書いても同じ感じになる • IDEなどの周辺環境: ポータブル • 標準ツールが充実しており、エディタを選ばない 17

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苦しかったところ • 言語仕様の小ささや引き算の負の側面 • 例1: 例外がないので、 foo, err = …; if err != nil のようなコードを至るところで書くことになる • 例2: mapのような高階関数がないのでfor文を
 使うしかなく、愚直なコードになりがち ※ 始めたばかりなので慣れてきたらまた変わるかも 18

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お疲れさまでした! 成果物: https://github.com/yasaichi-sandbox/cheney 19