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エンジニアの視点で考える コード自動生成のメリットとデメリット 2023/11/08 中小企業診断士 松田 康宏

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仕事 ▮ AWSを活用した辞書検索サービスDONGRIの  インフラエンジニア(イースト株式会社) 士業資格 ▮ ▪情報処理安全確保支援士 ▪ファイナンシャル・プランニング技能士2級(AFP) ▪中小企業診断士 主な活動 ▮ ▪JAWS-UG 金沢支部コアメンバー ▪JAWS-UG 事務局長 ▪AWS Community Builder ▪中学校のPTA会長 座右の銘 ▮ 一塁ベースを持って二塁に盗塁する 松田 康宏 まつだ やすひろ

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Amazon CodeWhispererとは AmazonのECサイトの部品を提供するクラウドベンダ事業者 AWS(Amazon Web Services)が提供するAIコーディング支援サービス (他社サービス例:Github Copilot、Azure OpenAI Service)

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受託システム開発の流れ 要件 定義 基本 設計 詳細 設計 設計 プロ グラ ミン グ テスト 単体/ 結合 テス ト シス テム テス ト ユー ザ受 入テ スト (検収 作業) ユー ザ教 育 シス テム リ リー ス 保守

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AIコーディング支援サービスの対象領域 要件 定義 基本 設計 詳細 設計 設計 プロ グラ ミン グ テスト 単体/ 結合 テス ト シス テム テス ト ユー ザ受 入テ スト (検収 作業) ユー ザ教 育 シス テム リ リー ス 保守

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エンジニアにとってコードの自動生成は何が楽しいのか? ・要件を実装する際のコードのテンプレートが容易に準備できる ・プログラムコードを作成することによって生み出されるセキュリティリスク(脆弱性)を減らすこ とができる ・品質を一定程度担保することができる 少ないインプット量で大きなアウトプットが得られるので、生産性が高まる そして、無料で利用できる (コーディングした内容が分析に利用されないようにするためには月額 19USD/ユーザの Professional Tierを利用する必要がある)

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コードの自動生成による弊害 ・生成されたコードの妥当性が評価できなくなるエンジニアが増える  (現在でもGoogle検索して出てきた類似コードをコピペするケースもある) ・体系立ててコードをかけるエンジニア以外は自動生成に置き換わってしまう ・適切な要件を伝えなければ正しい実装が得られない  (エンドユーザ企業においてシステム要件を明文化できない日本では、システム受託業務が 減るということではない)

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Amazon CodeWhispererのデモ デモ対象のハンズオン資料 https://catalog.us-east-1.prod.workshops.aws/works hops/6838a1a5-4516-4153-90ce-ac49ca8e1357/ja-JP/

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JAWS-UG金沢 x AWS Startup community プレゼンツ 『北陸でStartupを はじめよう・みつけよう』 2023/12/9(土)14:00~ 石川県金沢市で開催! イベント告知