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React 19 + Jotaiを試して気づいた 注意点 2024-12-15 Shinyai.js #1 uhyo

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これまでのあらすじ React 19が12月にリリースされた。 Jotaiは現状最高の状態管理ライブラリだ。 (個人の感想です) 2

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React 19 + Jotai Jotaiを使うステート管理アーキテクチャが React 19でどんな感じになるのか試してみた。 3

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今回作るアプリ 都道府県のチェック ボックスがあり、 選択した都道府県の 人口の合計と平均が 表示される。 (データは非同期処理 で読み込まれる) 4 https://github.com/uhyo/react-19-jotai-sample

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ステート設計①: データ取得 5

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ステート設計②: チェック状態 生のステートはSet | undefinedとし、 別のatomでundefinedを全チェックに変換する 6

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ステート設計③: チェックの変更 write関数のシグネチャを好きにできるため、 write-only atomに更新ロジックを載せるのが Jotai wayらしい。 7

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ステート設計④: データ処理 普通にderived atomで表示データを 計算すればいい。 8

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Jotai v2所感 Jotai v2では非同期atomの値の型はPromiseになる。 derived atomもその影響を受けて非同期になる。 async関数みたいな感じなので分かりやすくは ある。 9

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デモ1 現状はリポジトリのstep1タグの状態。 Suspenseを使っているが、チェックを変えるたび にローディングが挟まる。 チェック側のサスペンドは一瞬で終わるはずだが、 FALLBACK_THROTTLE_MS (=== 300) という謎の設定に より0.3秒待たされている。 10

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注意点 実は、0.3秒待たされるのはReact 18 → 19で 変化した、React 19に特有の挙動! React 18では、一瞬サスペンドが入る(ちらつ く)が、0.3秒待たされることはない。 React 19に何気なく上げたらUIのレスポンスが 悪化する可能性もあるので気を付けよう。 11

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注意点 とはいえ、React 18の時点でちょっとちらつく 良くない挙動になっていたので、 それを放置せずにちゃんと直していたのであれば、 React 19に上げても大丈夫だろう。 12

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分析 ReactはUIライブラリとして、ユーザー入力に 対して最速でフィードバックを返すことに 注力している。 なのに無駄に300ミリ秒も待たされるのは不自然。 ユーザー入力と認識されていないかも? 13

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分析 ここで、setの前にawaitを挟んでいるのが 良くないかも? awaitを無くし たい。 14

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分析 setの前にawaitが必要なのは、undefinedを 「全部」に変換しているから。 15

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方針 ステート設計を変更して、 「チェックされていない要素の集合」を持つよう にする。そうすれば、 初期状態を new Set()にできる。 16

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修正結果 このように、ステート更新時にawaitが必要なく なった。 17

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デモ2 現状はリポジトリのstep2タグの状態。 目論見通り、チェックの表示がサスペンドしなく なった! 18

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教訓 Jotai v2 (2023年1月リリース)ではatomにPromiseを 保存する設計になっているため、カジュアルに 「setの前にawait」しがちである。 React 19ではこのやり方が思わぬ悪影響に繋がる こともあるため、 ステート設計に注意が必要。 19

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とはいえ ステート設計が歪んでしまうので、Jotai側で いい感じに対応できるのであれば嬉しい。 何かないか引き続き検証したい。 (下記の記事を参考に即座にPromiseをatomにsetする実装に してみたがそれではだめだった……) https://blog.axlight.com/posts/how-to-use-jotai-and-use-transition-for- mutation/ 20

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21 完

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こちらも合わせてご覧ください このスライド公開後に有識者と議論した結果、 より良い方法があったのでこちらも参照してください。 23 https://zenn.dev/uhyo/articles/jotai-v2-async-sometimes