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2025/12/09 佐藤智樹 Kiro Autonomous Agent / Kiro Powers の紹介

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⾃⼰紹介 3 ● 2016年 某SIerにて基幹システム開発従事 ● 2020年 ⼊社 バックエンドエンジニア ○ IoT宅配ボックス、⼯場IoTなどIoTシステムの バックエンド、インフラ構築に従事 ● 2023年 テクニカルマネージャー ○ 部署内全体技術⼒向上のため施策実施 ● 2025年 テクニカルマネージャー ○ AI駆動開発など⽣成AIを活⽤した⽣産性向上を ⽬的として活動 ● 部署 ○ 製造ビジネステクノロジー部 ● 名前 ○ 佐藤智樹 ● 役割 ○ テクニカルマネージャー

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re:Inventで発表された以下のサービスを紹介します! ● Kiro Autonomous Agent ● Kiro Powers ついでに⾯⽩かったセッションも紹介! ● S3 はどのようにデプロイされるのか?「Inside Amazon S3’s release pipeline」 ⽬次 4

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https://dev.classmethod.jp/articles/kiro-autonomous-agent-early-access/

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Kiroが提供する⾃律型のソフトウェアエンジニアAI 開発タスクをローカル環境から独⽴された環境で実⾏し、コンテキストを維持し て、タスクの中から学習するエージェントです Kiro Autonomous Agent とは 6 https://kiro.dev/autonomous-agent/

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従来との⽐較(実⾏環境) 7 従来のエージェント型 IDE/CLI Kiro autonomous agent ローカル端末 ローカル端末上で指示し ローカル端末上でタスク実行 ローカル端末 実⾏環境 実⾏環境 ローカル端末上で指示し 外部のサンドボックス上でタスク実行

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従来との⽐較(ツールとのコラボレーション) 8 従来のエージェント型 IDE/CLI Kiro autonomous agent ローカル端末 IDE/CLI上でタスクを指示 AI向けに仕様の入力が必要 ローカル端末 実⾏環境 実⾏環境 SlackやJiraなどからもタスク指示が可能 コミュニケーションツールが活用可能

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Kiro Autonomous Agent が実装する際の流れ(例) 9 ①指示 ローカル端末 実⾏環境 実⾏環境 Pull Request Pull Request ユーザー ユーザー ②実装 ③レビュー

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● ローカルPCのリソースに依存せず⾮同期で並列実⾏が可能 ○ 複数作業を並列実⾏することでより作業の効率化が可能 ※並列依頼可能な作業の⾒極めには注意 ● 独⾃のメモリにリポジトリやコードレビューから学習した内容を保持し、セッ ションが変わってもPJに関連する情報を維持 ● タスクボードやSlackから指⽰が可能で、同僚と仕事する時のタスク管理の仕組 みをそのまま使える ● 複数リポジトリにまたがる処理(Pythonのランタイムバージョンアップデート など)を⼀気に依頼可能 Kiro Autonomous Agent の期待される効果 10

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おさらい:AIコーディングエージェントの構造 11 基本以下の4つで構成される ● Profile … 役割など ● Memory … 保持する情報 ● Planning … 実⾏の計画 ● Action … 作業の実⾏ KiroはMemoryの部分で ユーザーからの指⽰やリポジトリ特 有の情報を維持する仕組みを構築

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● パターン1 ○ Kiro Pro、Pro+、Powerをサブスクライブ ○ プレビュー版がリリースされるまで待つ(登壇者もまだ来てない…) ● パターン2 ○ チーム利⽤のためのWaiting Listに登録 ■ https://pages.awscloud.com/Kiro-autonomous-agent-contact.html ○ 連絡を待つ ○ IAM Identity Center経由でPro、Pro+、Powerをサブスクライブ Kiro Autonomous Agent を使い始めるには 12 詳細は以下! https://kiro.dev/blog/introducing-kiro-autonomous-agent/

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Kiro Autonomous Agent に個⼈的に期待する部分 主にエンタープライズ向けには今後以下が期待 ● ネットワークアクセス制御機能で、三段階の設定が可能 ほかにもドメインをホワイトリストに追加可能 ● サンドボックス: (接続したGitHubリポジトリとの接続のみ) ● ライブラリ/パッケージの依存関係のあるもののみ許可: (npm、PyPI、Mavenなどのパッケージレジストリへのアクセス) ● すべてのインターネットアクセスを許可   → 環境分離がAWS内部の仕組みで簡単に可能 ‼ ● 請求を「AWSの請求」に紐づけて管理可能 ‼ 13

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https://www.youtube.com/watch?v=14se2WpEaCo

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Kiro Powers とは 15 コレ!

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Kiro Powers とは 16 https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/introducing-powers/ より引用 “Neo が『マトリックス』で武術の 専⾨知識を即座にダウンロードした ことを覚えていますか? それが Kiro エージェントに対して Powers が⾏うことです。あらゆる テクノロジーの専⾨知識への即座の アクセスです。”

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Kiro Powers とは 17 特定のSaaS(StripeやFigmaなど)や特殊なドメインに関する知識を、KiroやAIコー ディングエージェントが活⽤するためにプロンプトやMCP、フックなどへまとめて タスクに必要なタイミングで実⾏される機能 https://kiro.dev/powers/

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Kiroが推奨するPowersはIDE上の左の「Kiro+⚡」ボタンから追加可能 Kiro Powers の利⽤⽅法 18

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インストール済みの場合の画⾯ Kiro Powers の利⽤⽅法 19

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②実装 Kiro Powers の利⽤例(Figma: Design to code) 20 従来 Design to code デザインを見て実装 デザインとズレがないか人が確認 デザインとコードのズレを Figma MCPとAgent Hooksで自動確認 ‼ 現在の実装がFigmaのデザインと連動しているかをHookで確認しずれを早期に検知 エンジニア ①デザイン 確認 ③デザインとの ズレを確認 コード Figma ②実装 エンジニア ①デザイン 確認 ③デザインとの ズレを確認 コード Figma

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詳細はこちらへ! 21 https://dev.classmethod.jp/articles/kiro-powers-introduction/ https://dev.classmethod.jp/articles/figma-kiro-power-react-ui-awsreinvent/

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S3という巨⼤で複雑なマイクロサービスを どうやって安全にデプロイしているか紹介 Spec駆動開発が⽣まれた背景も感じられる!? おまけ:re:Invent 2025 ⾯⽩セッション紹介 22 https://dev.classmethod.jp/articles/how-to-deploy-s3 -with-deploy-pipeline/

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宣伝 23 「クラスメソッド re:Invent」で検索!

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