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⼤規模スクラムにおける、 チーム全体を⽀援するスクラムマスター の取り組み事例 2選 サイボウズ株式会社 ⚡toshinari

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アジェンダ • ⾃⼰紹介 • 背景情報の紹介 • 事例紹介① ~チーム全体に対してのコーチング~ • 事例紹介② ~SM同⼠の協⼒体制を整える活動~ • 終わりに 2

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名前︓toshinari 職業︓スクラムマスター/カタリスト 企業︓サイボウズ X︓@10shinari Facebook︓toshinari takuto 4

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新機能の開発 ・・・ FEの技術刷新 ⽶国版の開発 7

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新機能の開発 ・・・ FEの技術刷新 ⽶国版の開発 60⼈越え 8

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PdMチーム デザインチーム 9

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PdMチーム デザインチーム Me 10

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事例① チーム全体を対象にした コーチング 11

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システムコーチングとは • 1対1の個⼈へのコーチングではなく、システムへのコーチング • システムとは、共通の⽬的やアイデンティティを持った相互に依存し合った 存在のことを指す 「kintone」の新機能をユーザーに届けるシステム 12

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システムコーチングに期待すること • システムコーチングでは、システムが⾃らの姿(強み、障害、潜在⼒な ど)を知ることができるように促し、システムが⾃ら答えを⾒つけていくため の⼟台を⽀えていく • 個⼈へのコーチングと同じく、システムコーチングでもコーチが課題を解決す るためのアクションを提案したり、課題そのものを解決したりはしない 13

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どのようなシステムコーチングをしたのか • 「コンステレーション」 • とあるテーマに関して、参加者⼀⼈⼀⼈が⾃分の⽴ち位置を表明してい くことで、システムの関係性を明らかにしていくといった⼿法 • 関係性を明らかにした後には、どのようにありたいかということを参加者⾃ら が答えを⾒つけられるように促す 16

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PdMチーム デザインチーム 19

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PdMチーム デザインチーム 20

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少しだけ補⾜させてください🙏 23

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システムコーチングしてみてどうだったか • まだ紹介できるほどの表⾯的な変化は⾒受けられない • だが、これまで⾔葉にされてこなかったシステムの持つ関係性が明らかになった瞬間 は多々あった • システムコーチングは「2度の変化」 • コーチングを⾏った時点では2度分の⾓度の変化しかなくても、それを積み重ねていくことで将 来的には⼤きな違いが⽣まれていく 24

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折り返し地点 27

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事例② スクラムマスター同⼠の 協⼒体制を整える活動 28

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“組織を次のレベルに移⾏しよ うとするときの重要な要件の ⼀つが、スクラムマスターの強 ⼒なグループです。” 出典︓SCRUM MASTER THE BOOK “複数のチームに共通する阻 害要因を克服するために、ス クラムマスターが集まって何か をすることはない” 出典︓ゾンビスクラムサバイバ ルガイド ※ ゾンビスクラムのサインとして記載され ている 29

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具体的に取り組んだこと • スクラムマスター達のGatheringの企画 • スクラムマスター達の定例会の⽀援 30

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具体的に取り組んだこと • スクラムマスター達のGatheringの企画 • スクラムマスター達の定例会の⽀援 31

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2023年上期 • 2⽇間かけてOST(オープンスペーステクノロジー)を開催 • 狙いはSM間でのコミュニケーションの活性化とスクラムの研鑽 • アトラクタさんの「アジャイルコーチとスクラムマスターの集い」での体験が⾮ 常によかったので、参考にさせてもらいました 32

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上がったテーマ • スクラムマスターの発信ネタを考えよう︕ • 圧を感じたらどうする︖ • どうすればもっとアジャイルになれる︖ • サブチーム内での2レーン化の話 • コミュニティだいじ話 • ⾟いことを吐き出す • 2チームを同⼀のSMが担当するのはありか などなど 34

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2023年下期 • コンテンツを⽤意して2⽇間開催 • 狙いは2023年の祝福と2024年を迎える準備 35

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具体的に取り組んだこと • スクラムマスター達のGatheringの企画 • スクラムマスター達の定例会の⽀援 41

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これまでの変遷 • 1週間に1度、1時間集まる形式 • わいわい情報交換する場 ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • 輪読会(情報を外部からインプットする場) ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • チームを横断して⼿強いインペディメントを解決する場 ↓ • Now 43

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これまでの変遷 • 1週間に1度、1時間集まる形式 • わいわい情報交換する場 ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • 輪読会(情報を外部からインプットする場) ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • チームを横断して⼿強いインペディメントを解決する場 ↓ • Now 44

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これまでの変遷 • 1週間に1度、1時間集まる形式 • わいわい情報交換する場 ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • 輪読会(情報を外部からインプットする場) ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • チームを横断して⼿強いインペディメントを解決する場 ↓ • Now 45

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これまでの変遷 • 1週間に1度、1時間集まる形式 • わいわい情報交換する場 ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • 輪読会(情報を外部からインプットする場) ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • チームを横断して⼿強いインペディメントを解決する場 ↓ • Now 46

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これまでの変遷 • 1週間に1度、1時間集まる形式 • わいわい情報交換する場 ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • 輪読会(情報を外部からインプットする場) ↓ • 1週間に1度、1時間集まる形式 • チームを横断して⼿強いインペディメントを解決する場 ↓ • Now ⼈の集まりが良くなかったり、 インペディメントの解消が前に向いて進まなかったり、 ファシリテーターの⾃分が不在の時に会がうまく機能 しなかったり… 47

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Now • 毎⽇、15分間集まることができる形式 • テーマを持ち寄って話したいことを話する(ミニOSTのようなイメージ) • ルール • 参加は任意 • インペディメントの解消を進める際にはオーナーを決めて、適宜別時間をとって進める • 狙い • 定期的に集まれる場所を⽤意し会話をすることで、スクラムマスター達の⽬線を合わせる また、仲間を⾒つけインペディメントを解消していけるようにする • 時間の⻑さよりもコンタクト回数を増やすことで、情報の鮮度を維持する • 参加者駆動型にすることで、参加者が情熱と責任をもてるようにする 49

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• ⼤切なことは、今の⾃分たちの状況を把握、協⼒の形を模索し、適応し続けていくこと • ⼈ごとに特性は異なるし、成熟度、考え⽅、置かれている状況については常に変化していく • その旅に終わりはない 51

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終わりに • 会場内でお気軽にお声がけください〜 • オンラインでご視聴頂いている⽅々はDiscordやSNSからメッ セージを送って頂いても⼤丈夫です︕ • この後16:15に弊社の天野さんからスクラムマスター職能につい てのセッションもございます。 是⾮そちらのセッションにもお越しください︕ 52