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塩辛ーズ
図1.1 ミスユースケース図
1. 機能モデル
1.1 ⾛⾏戦略 『「ブロック搬入(色一致)」の獲得』という目標のために動作シナリオを作成し、表1.1に示した。なお、各シナリオにて用いている「右」「左」という方向は、走行体進行方向を前方としている。また、これらはレフ
トコースでの方向であり、ライトコースの場合はそのまま左右を入れ替えて読み替える必要がある。
シナリオ番号 内容
1 スラローム通過後、ラインに復帰してラインが青い区間の終了までライントレースを行う。
2 左に90°旋回して、前方のボーナスブロックが設置されたベースサークルに接続するラインまで直進する。
3 右に約110°旋回して、灰色を検知するまでライントレースする。
- ガレージカードが赤以外の場合 ガレージカードが赤の場合
4 右に約180°旋回して、進行方向前方の青色の交点マーカーまで直進する。 左に約65°旋回して、走行体進行方向先のラインまで直進する。
5 右に約20°旋回して、走行体前方の青色のラインまで直進する。 黒色を検知したら、先程と同じ方向に90°旋回して、ラインが青い区間のガレージ側までライントレースする。
6 右に90°旋回して、ガレージマーカーによって指定された色を検知するまで直進する。 指定距離まで直進し、左に90°旋回した後赤色を検知するまで直進する。
1.2 機能抽出
表1.1で示した動作シナリオを基に、ミスユース
ケース図による機能の導出とリスクへの対応
策の検討の結果を図1.1に示した。ネガティブ
アクタ、ミスユースケースは灰色、緩和ユース
ケースは緑色である。
また、ユースケース『「ブロック搬入(色一致)」を
達成する』のユースケース記述を表1.2に示し
た。
表1.1 動作シナリオ
ユースケース 「ブロック搬入(色一致)」を達成する
概要 指定されたボーナスブロックを取得し
ブロック搬入領域へ入れた後、駐車
領域へ駐車する。
アクタ 競技者
事前条件 スラローム通過後、ラインに復帰して
いる。
事後条件 最大計測時間内に走行体が駐⾞領
域に入っており、ボーナスブロックが
ガレージカードにより指定されたブ
ロック搬入領域内に入っている。
基本系列 表1.1を参照
例外系列 「<色>を検知するまで」という系列で、
色やラインを検知できなかった場合、
事前に指定した距離直進していたら
該当系列を終了する。
表1.2 ユースケース記述
1.4 仕様定義
表1.2のユースケース記述や、図1.2, 図1.3の動作イメージを満たすアクティビ
ティを図1.2のアクティビティ図に示した。
なお、紙面の都合上、各系列は類似のアルゴリズムでまとめているため、各系
列によって開始ノードと終了を各パーティションごとについている。また、各系列
ごとに「指定角度」などのパラメタも異なることに注意すること。例えば、パーティ
ション「基本系列2, 4」は、アルゴリズムは同じであるが、「指定角度」「指定距
離」といったパラメタが系列2と4で異なる。
図1.4 仕様のアクティビティ図
1.3 仕様定義
表1.1をもとに、動作イメー
ジを策定した。なお、紙面
の都合上ガレージカードが
赤の際の基本系列4, 5, 6
の動作イメージは省略して
いる。
図1.2 基本系列1, 2, 3の動作イメージ
図1.3 ガレージカードが赤以外の際の基本系列4, 5, 6の動作イメージ