事業貢献を考えるための技術改善の目標設計と改善実績 / Targeted design of technical improvements to consider business contribution and improvement performance
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Tomohisa Omagari
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©ADWAYS DEEE Inc. 1 事業貢献を考えるための 技術改善の目標設計と改善実績 2024.12.19 Omagari Tomohisa 【日経×ケップル×アドウェイズ】 未来の事業戦略を見据えたシステム改善の最適解を探る
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©ADWAYS DEEE Inc. 2 自己紹介 大曲 智久(オオマガリ トモヒサ) - ADWAYS DEEE 取締役CTO - テクノロジー、プロダクト 2 セミナー発表 ・D-plus | プロダクト開発の貢献をアピールするための目標設計や認知活動 ・2024XP祭り|多様性のあるプロダクトチームを目指した共創の3年間の変化 ・Tanzu Labs Meetup 2024 開催レポート ・UXへの投資と組織変革 ─ ビジネスに貢献するUXチームの飛躍 ─ エンジニアブログで書いた記事(2012年から続くブログ) ・20周年を迎えたサービスでビジネスドメインと向き合いモダナイゼーションを推進 ・エンジニアの事業貢献のために、開発生産性っぽいものを定量化した話 ・新たな組織改善にチームトポロジーを活用したいと思っているところ ・プロダクト開発のロードマップや優先度付けでプロダクトマネージャーが利用する図の話
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Delight Mission 喜び つくろう。 「よかった」が めぐる世界を。 Value Exciting わくわく こなすより、 夢中になろう。 Value Eager 熱心 傍観者より、 冒険者になろう。 Value Exceed 超える 前例にならうより、 前例になろう。 Mission & Value めぐる世界を。 小さな変化の積み重ねが革新に繋がる ADWAYS DEEEが世界を変える つくろう。 「よかった」が
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©ADWAYS DEEE Inc. 4 ADWAYS DEEEの紹介 - 広告システムを作っております 4 ※ Adways IR資料(2023年12月期 決算説明会)
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©ADWAYS DEEE Inc. 5 ADWAYS DEEEの紹介 - 広告システムを作っております - 認知メインの広告(ディスプレイ広告)ではなく 体験メインの広告(アフィリエイト、リワード)を扱っている 5
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©ADWAYS DEEE Inc. 6 伝えたいこと - システム改善の戦略をどう決めているか? - 改善実績がどう事業貢献に繋がった? 6
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7 アジェンダ ©ADWAYS DEEE Inc.
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©ADWAYS DEEE Inc. 8 アジェンダ - 目標設計 - 改善実績 8
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©ADWAYS DEEE Inc. 9 目標設計
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10 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. 組織体制は、プロダクトチームと改善チームで分けている(昔は一つだった) 改善チームは、システムの運用保守、小規模案件の開発をやりながら、システム改善を行なっている システム改善の内容は様々(レガシーシステムからのリプレイス、クラウド化、FeatureFlag導入)
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11 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. 目標設計の構成 ポイント - プロダクト戦略と技術戦略をマージした プロダクト技術戦術があること
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12 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. 目標設計の構成 技術戦略の決め方から
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13 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. 技術戦略の策定のための完了の定義 - 技術業界のトレンドに対しての考慮されている - エンジニアの行動が変わり仕事の価値が向上する道筋が見えている - 組織メンバーのスキル状況が加味されている - 技術戦略に対しての可視化のための指標が決められている - 例:クラウド率、リポジトリごとのテスト実行率..etc
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14 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. 技術戦略を決めるためにやっていること
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15 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. メンバーからの意見整理
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16 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. SWOT分析 クロスSWOT分析 ペアプロを中心として開発文化改善が非常に効果を出していた
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17 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. KPI決め・・・技術戦略の目標決めとマネージャーが動くべきポイントも決まる クロスSWOT分析だけではなく、ピックアップで何かやりたいことも検討する この時はほぼピックアッ プが採用されて SWOT分析の意味が...と なりました(笑)
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18 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. 技術戦略の策定のための完了の定義 - 技術業界のトレンドに対しての考慮されている - エンジニアの行動が変わり仕事の価値が向上する道筋が見えている - 組織メンバーのスキル状況が加味されている - 技術戦略に対しての可視化のための指標が決められている - 例:クラウド率、リポジトリごとのテスト実行率..etc → 結果的にエンジニア市場での変化と自社の分析を行い、 どの技術や文化に投資をするのかターゲットを絞り込む
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19 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. 目標設計の構成 プロダクト技術戦術の決め方
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20 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. プロダクト技術戦術の策定のための完了の定義 - プロダクト戦略に沿っている - 技術でプロダクト開発に貢献するためにどこに技術投資すべきかが明確になっている - PdMに理解・共感してもらっている
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21 改善実績 ©ADWAYS DEEE Inc. プロダクト技術戦術があることでやりたいこと: プロダクトに対する技術貢献サイクルが回り、プロダクトにおいて価値の高い技術負債の返済や、 価値の高い技術導入の推進が実施できるようになる。
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22 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. 技術戦略を決めるためにやっていること 各資料を元にやるべきことを プロダクトチームと改善チー ムのエンジニアが課題出しを 行う
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23 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. https://speakerdeck.com/kyuns/development-productivity-from-a-management-perspective?slide=23 P/L, B/S, G/Pの観点で改善行動を整理して、価値の道筋を立てる
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24 改善実績 ©ADWAYS DEEE Inc. プロダクト技術戦術の例 XXXX管理画面での開発をPerl以外の言語でも可能にする ログインセッションの仕組みが既存システム(Perl/Catalyst)にされており、ログインを分ける 以外、XXX向けの管理画面にPerl以外の言語で開発する方法がない 既存システム(Perl/Catalyst)での開発体験がよくなく、開発効率がとても悪い状態である 既存システムにログインをチェックできるAPIエンドポイントを追加し、Perl以外の言語でも開発 を可能にすることで、新規開発の効率化を図る トラッキングのモダナイゼーション トラッキングシステムのモダナイゼーションを実施し、トラッキング開発の活発化を図る 一部のエンジニアは複雑なサービス仕様も相まって、改修へのモチベーションが相当低い テストコードがなく、改修による品質担保での維持が難しい
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25 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. プロダクト技術戦術の策定のための完了の定義 → 結果的に どのような改善の価値でプロダクトに貢献するのか明確になる - プロダクト戦略に沿っている - 技術でプロダクト開発に貢献するためにどこに技術投資すべきかが明確になっている - PdMに理解・共感してもらっている
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26 目標設計 ©ADWAYS DEEE Inc. よかった部分 - 改善がどう事業貢献に繋がりがあるのか説明しやすい - 改善チームとはいえ、リリースして終わりなのではなく価値を追い続けられている - リリース後のドキュメント整備やプロダクトチームへの共有など 直接的なシステム改善する動き以外も出来つつある モヤモヤ部分 - 技術戦略とプロダクト戦略のバランスの難しさ - 技術戦略よりの目標に偏ることもある - プロダクト開発に貢献する余地を探すプロセスの再現性はまだ高くない - 目標内容にも事業貢献の意図が含まれるようにしたい - なぜ?それをやるのかが説明不足な時がある
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©ADWAYS DEEE Inc. 27 改善実績
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28 改善実績 ©ADWAYS DEEE Inc. トラッキングのモダナイゼーション WHY やったこと 効果 事業戦略として既存のビジネスモデルを アップデートすることを掲げていた お金の処理をするトラッキングがレガ シーなままだった プロダクト開発で活用される可能性が十 分高いため先んじで投資することにした ・イベントストーミングで ビジネスドメインを整理 ・ストラングラーパターンで レガシーとの併用で本番運用 ・まだ無い!!! プロダクトチームでの検証は始まって いない
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29 改善実績 ©ADWAYS DEEE Inc. WHY やったこと 効果 ログインセッションの仕組みが既存シス テム(Perl/Catalyst)にされており、ロ グインを分ける以外、XXX向けの管理画 面にPerl以外の言語で開発する方法がな い 既存システム(Perl/Catalyst)での開発体 験がよくなく、開発効率がとても悪い状 態ため改善することにした ・Perlに依存しない認証に変更 ・モダンなアーキテクチャで管理画面で の開発が可能になり、新機能をリリー スできた
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©ADWAYS DEEE Inc. 30 30 改善実績 開発文化改善も実施中。 エンジニアは、5~7時間のペアプロを推奨 (休憩大事、Discordでずっと話す、Tupleで画面共有) TDD x ペアプロ x Copilotは最強。PdMやデザイナーも出来るだけペア作業を推奨。
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©ADWAYS DEEE Inc. 31 31 改善実績 厳密にはペアプロのみの効果ではなく、PdMと連携するストーリーライティングのプラクティスの おかげもあり、各スコアが非常に良い結果のチームとなる
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©ADWAYS DEEE Inc. 32 まとめ
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©ADWAYS DEEE Inc. 33 まとめ 33 - システム改善の戦略をどう決めているか? - 事業のためにやるべき改善ポイントをプロダクト戦略を交えて考えている - プロダクトチームと一緒でもっと価値のある改善すべきポイントが見つ かったらそっちを優先したりもしている - プロダクト戦略に沿ってシステム改善を考えることで、未来を見据えた改 善がしやすくなる - 改善実績がどう事業貢献に繋がった? - プロダクトチームの新機能に影響あったり、 開発プロセス自体の改善にも繋げられたりしている - 全てが事業貢献に繋がったいるわけではない
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©ADWAYS DEEE Inc. 34 おわり