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セキュリティ活動をちょっとずつやる作戦を 導入するにあたって目指したこと、得られたもの KDDIアジャイル開発センター株式会社 Tomoya Kitaura KDDI Group Developer Community(KGDC) 2024/7/29
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自己紹介 Tomoya Kitaura @kitta0108 KDDIアジャイル開発センター リードSRE ■技術コミュニティ運営 - - JAWS-UG コンテナ支部 - JAWS-UG SRE支部 - NRUG SRE支部 2 2 ■著書 - 俺たちのSREとNew Relic
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当時の僕のポジション 3 SRE Unit プロダクトA プロダクトA プロダクトB プロダクトC チーム横断組織とプロダクト開発を大体5:5くらいの 割合で従事
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当時の僕のモチベーション 4 上手にセキュリティ活動がやりたい!!!
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ところで。 5 上手とは・・・?
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料理の場合 6 作りたい料理を考える。 思いつく。 材料や使う調味料の種類や 量、調理工程を計画 作る 食べる 無理やり料理に例えてみる。 全体の流れはこんな感じ。
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問題点にいつ気づけるか 7 作りたい料理を考える。 思いつく。 材料や使う調味料の種類や 量、調理工程を計画 作る 食べる 修正コスト 影響 検知する 難易度
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セキュリティも同じ 8 企画 設計 実装 リリース 如何にコストや影響が低いタイミングで 問題を解決できるかどうか。 より左での解決を目指すアプローチを シフトレフトという。
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ところで。 9 さて、何をやろう?
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ツールの導入(ボツ) 10 企画 設計 実装 リリース ツールを導入するところまでをゴールと するような企画も検討した。 ただ、それだと企画・設計での解決アプローチから は遠いと感じた。(導入コスト高いし) ツール導入の検知タイミング
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企画・設計に介入するためには 11 企画 設計 実装 リリース 開発者の予兆能力を上げるために、 少ない投資でセキュリティと向き合うことを 習慣化したらどうかと考えた。
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選定したセキュリティツール 12 - AWS Security Hub - AWSの設定上の脅威を検知。 - マネコン上から数クリックで実装が可能 - みんなAWSは触り慣れてる。 - New Relic Vulnerability Management - アプリケーションモジュール脆弱性検知 - APM導入してたので、 自動で計測されていた。
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実施した活動 13 - パフォーマンス定点観測会 - 週に1回、1時間枠で実施。 - やろうと思えば無限にできてしまうので、 1時間枠は守る。 - 手ぶら参加OK(事前用意などはしない) - モブプロスタイル - 気づきがあれば、みんなで考察し、 必要あれば、調査タスクや対応タスクを作る
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パフォーマンス定点観測会のアジェンダ① 14 - 開催イベントの確認 - システムに影響のありそうな 今週分のイベントをサッと見る。 - プッシュ通知いつ打ったとか。 - 最初にイベントを把握しておくと、 後に因果関係を把握することができる。
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パフォーマンス定点観測会のアジェンダ② 15 - New Relicのメトリクスダッシュボードを サッと見る。 - ALBの2xx,4xx,5xxカウントやレイテンシー - RDSのCPU使用量、スロークエリ - APMのTransactions - SLO/SLI(作ってたら) - プロダクトのビジネスにとって最も大切に していることが観測できると良い。
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パフォーマンス定点観測会のアジェンダ③ 16 - セキュリティ周りの遵守状況をサッと見る。 - Security Hubのコントロール - New Relic Vulnerability Managementの 検知状況 - STG環境で活用した。 - 抑制処理や優先度などは開発チームが 意思決定する。 - 検知項目を解消することを目的としない。
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パフォーマンス定点観測会のアジェンダ④ 17 - AWSの請求ダッシュボードをサッと見る。 - 月に一回、最初の週だけ実施。 - 先月と比較して、料金に変化はあるか - 変化は想定の範囲かどうか
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所感 18 - シフトレフトできたか。 - 体感できた。 - 緊急性の高い脆弱性が発見された時の初動も 早くなった。 - 週に1回やってることだし慣れた。 - トリアージも開発チーム内でできるし、提案 までいけるようになった。 - 何より、システムを観測することは楽しかった
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さいごに 19 ご静聴ありがとうございました!!