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株式会社エブリー プロダクトマネージャー 大川 響生 プロダクトマネジメントの中のプロジェクトマネジメント的なところを Cursorで代替できないかトライしてみた

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2 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. 自己紹介 大川 響生 株式会社エブリー デリッシュキッチン事業部 プロダクトマネージャー 2022年にエブリーに入社。 食品メーカーや小売企業向けの広告ソリューションのプロダク トマネージャーを経て、現在は「お得に作れるレシピが見つか る」体験作りに奮闘。

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3 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. Service

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4 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. プロダクトマネジメントの中のプロジェクトマネジメント的なところを Cursorで代替できないかトライしてみた テーマ

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5 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. プロダクト戦略を考える時間を 増やしたい! 時間を多く使っているアクティビティ 課題感 「日本で働くプロダクトマネージャー大規模調査レポート 2022 by pmconf」を 公開しました プロダクトの戦略や市場調査に時間を使いたい けど、実際に多くの時間を使っているのはステーク ホルダーとのコミュニケーションやプロジェクトマネ ジメント的なところ (PRDもコミュニケーションツール の1つ)

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6 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. Cursorを使って、効率よくできないか

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7 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. ビジネスメンバーからのプロダクト仕様に関する問い合 わせへの対応 うまくいったこと①:ビジネスメンバーからの問い合わせ対応 以前 エンジニアに実装を見てもらった上で回答。 回答までに1営業日を要することも。 With Cursor Cursorに聞いて完結。 5分で完了。圧倒的時短。 ※一定期間、エンジニアの回答と Cursorの回答を比較し、Cursorの回答 の妥当性を確認済み

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8 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. うまくいったこと②:クエリの生成 クエリの作成 課題 施策を決めるタイミングや、施策の評価をするタイミングなど、ク エリを書く場面が多い。 クエリを作る時間がない故に、データの確認をやり切れないこと もあった With Cursor Cursorにイベントログのスキーマ、どの画面でどんなアクション をした時にログが出るのか、どんな値が入るのかを記載 数十秒で見たいデータが見れるように!

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9 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. うまくいったこと②:クエリの生成 プロンプト 結果(モザイクばっかですみません)

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10 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. うまくいったこと②:クエリの生成 ruleに関してはもっと磨き上げていきたい

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11 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. ちなみにチャレンジして早々に諦めた失敗例もたくさんあります 議事録からネクストアクションを抽出し、 Asanaでチケット追加 →Asanaの公式MCPが全然動いてない ... 議事録から PRDの内容をアップデート →議事録の精度が ...で、アップデートするべき内容がアップデートされない。もっとハキハキ喋るとか も大事そう プロトタイプを Figma MCPを使って生成 →デザインシステムがまだ完成していない、 Figmaの有料アカウント一部の PdMしか持っていない

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12 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. 結果... ほんの少し、プロダクト戦略などに集中できる時間が増えた

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13 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. 結果... なぜほんの少しだけしか変化していない ? ● クエリ生成の場合、新しいイベントログを追加したときにドキュメントを更新する対応が発生 クエリを書く時間は減ったが、ドキュメントのメンテ時間が増えた。PdMだけでやるのつらいなぁ... もっと業務効率化をしていくためには? ● 周りを巻き込まないといけない ○ イベントログはアプリのエンジニアが新しいイベントを追加するときに、ドキュメントにも追加してもらうことが理想的 周りを巻き込むためには? ● それを行うことで、プロダクト開発にどのくらいのインパクトがあるのかを示す必要がある ● PdMでできることをやってみて、共有し、周りを巻き込んでいくことが大事

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14 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. 小さく試して積極的に発信し、周りを巻き込んでいこう (僕はまだまだ始めたばかりです)

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15 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. 学びと展望

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16 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. PdMの仕事は、ユーザーの課題を解決するプロダクトを作ること。 一緒にプロダクトを作るエンジニアやデザイナーと円滑に仕事を進めるために、 PRDを作る仕事もあったり、プロトタイプを作る仕事もある。 それらのタスクにおいて AIが良いアウトプットを出すためには、自分一人で環境を整えるのではなく、周 りを巻き込んで一緒に環境を作っていくことが大事。 だからこそ、小さく試して、インパクトを共有して、 小さな勝利を掴んで、モメンタムを作ることが大事。 PdMの仕事は個人の環境を改善していくだけでは大きく変わらない

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17 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. スタートアップはモメンタムによって生き延びる

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18 Copyright © 2015 every, Inc. All rights reserved. 同じ情報量の環境があれば、職能の境界がどんどん曖昧になってくる。 デザイナーがクエリ書いて現状分析をして PRDを書くことも可能になるだろうし、 PdMが開発をすることもでき るようになるだろうし、エンジニアが高速でスクラッチからプロトタイプを作れるようにもなる。 そうすると、新しいプロダクト開発のフローが生まれるはず。 その結果、もっと良いプロダクトをもっとたくさん作れるはず。 目指す世界に向けて日々 AIを使ったプロダクト開発を頑張りたい 展望

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