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5 分でわかるSSI の必要性 S E L F - S O V E R E I G N I D E N T I T Y 自己主権型アイデンティティ @_kayato

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Self-Sovereign Identity (SSI ) = 自己主権型アイデンティティ 要素分解して考えてみる

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" 自分が何者であるのかを認識し て他者と区別できること" アイデンティティとは

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物質世界のアイデンティティ ≒ 身体に紐づく

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デジタル世界のアイデンティティ 必ずしもリアルな身体性を紐 づく必要性はない → 個人に対して複数のアイデ ンティティが生まれる

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デジタルアイデンティティの要素 「個を特定するためのID 」と ID に紐づく「属性情報」の集 合体によってデジタル世界の アイデンティティは成り立つ Twitter での例) ID :TwitterID 属性情報:HN / プロフィールや投稿内容

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これまでは自己主権ではなかった Self-Sovereign Identity (SSI ) = 自己主権型アイデンティティ ↓ これまでは自分ではない第三者が デジタルアイデンティティの主権を持っていた

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ID を発行し管理するプレイヤー デジタルアイデンティティを形成する 多くのID はテック企業によって生成されている

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「囲い込み戦略」によって起こったID 分断 WEB2.0 はネットワーク効果を参入障壁とするため、ユーザーの囲い込み戦略が取られて いた ネットワーク効果:同じプラットフォームやサービスを利用するユーザが増加するこ とによって、それ自体の効用や価値が高まる効果 囲い込み戦略:デバイス、ユーザーID や決済、デジタルコンテンツの利用先を絞り込 みすることで自社ネットワークにユーザーを留めておく戦略

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企業中心に管理されたデジタルアイデンティティの課題 企業ごとにID の囲い込みを行うのでサービスを超えた ID の活用ができない 企業にID を管理されているのでユーザーの許諾無くID 削除されるケースがある。また企業がなくなった際にID そのものが消失する。 ユーザーの同意無くID を他のユーザーに共有されたり、 大量の個人情報と紐づけてID を保有されている。… など 1. 2. 3.

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企業中心に管理されたデジタルアイデンティティの課題

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SSI Self-Sovereign Identity :自己主権型アイデンティティ とは "Self-sovereign identity (SSI) is a term used to describe the digital movement that recognizes an individual should own and control their identity without the intervening administrative authorities. " 自己主権型アイデンティティ(SSI)とは、個人が管理機関を介さずに 自分のアイデンティティを所有し、管理すべきであると認識するデジタ ルムーブメントを表す用語である。 Sovrin Foundation https://sovrin.org/faq/what-is-self-sovereign-identity/

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デジタルアイデンティの全体像 Digital Identity(デジタルアイデンティ) 従来のデジタルアイデンティ (サービス運営者 / 企業主権のもの) SSI Self-Sovereign Identity (自己主権型アイデンティ) Decentralized Identity (分散型アイデンティ) DIDs(Decentralized Identifiers) 分散型ID / 識別子 VCs(Verifiable Credentials) 内容検証可能なデジタル個人情報 中央集権的な SSI

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より詳しく知りたい方向けの資料