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Presented by Keigo Tomo Martin Desktop Reference Architecture Workload Simulator(RAWC) 構築ガイド RAWC 3.0 版

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目次 ◼RAWC の概要 ◼RAWC Controller のセットアップ ◼Horizon 仮想デスクトップ用 Gold Image のセットアップ ◼Gold Image へのアプリケーションのセットアップ ◼Session Launcher VM の作成 ◼RAWC の設定および実行 ◼実行結果の出力方法・グラフの作成

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RAWC の概要

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RAWC とは ◼Desktop Reference Architecture Workload Simulator(RAWC)とは ⚫ VMware Horizon での一般的な VDI のユーザー行動を再現することができるツール。 ⚫ 複数ユーザーで Horizon Client から同時接続し、VDI で一般的に利用される様々なアプリケーションを 実行することができる。細かい実行パラメーターの調整なども可能。 ⚫ VMware のコミュニティから無償でダウンロードして使用することができる。 ◼再現できるワークロードの概要 アプリケーション 処理内容 Microsoft Office Word、Excel、PowerPoint 起動・入力・編集・保存・終了 Microsoft Office Outlook 起動・メール作成・送信・Sendmail/Gmail でのアカウントセットアップ・終了(Email サーバの構築が必要) Google Chrome、Mozilla Firefox 起動・ページのブラウジング・URL 検索・YouTube 再生・終了 Adobe Acrobat Reader 起動・PDFドキュメントのブラウジング・終了 Windows Media Player 起動・指定のWMVビデオの再生・終了 ファイルコピー RAWC Controller の共有フォルダからデスクトップのローカルフォルダへ指定ファイルをコピー メモ帳 起動・PDFの作成と印刷・終了 フォト いくつかのフォトを起動・終了 スリープ 特定期間でのスリープテスト 7-ZIP 起動・指定ファイルの圧縮・終了

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VMware Horizon 環境での RAWC 構成 vSphere ESXi Connection Server Session Launcher VM Horizon Client アクセス用の VM(1VM 50セッションまで) Windows 10に RAWC のツールをインストールしたもの Active Directory RAWC Controller Windows Server へ RAWC ツール をインストールしたもの Horizon 環境に対して以下の追加コンポーネントが最低限必要となる ⚫ RAWC Controller ⚫ Session Launcher VM ⇒ Session Launcher VM は仮想デスクトップ VM の台数に応じて数を増やす ※Microsoft Office Outlook を使用した Email ワークロードを再現する場合は 別途 Email Server を構築する必要あり(今回は対象外) vCenter Gold Image

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RAWC でのアウトプットイメージ ◼RAWC が標準で提供している集計ツールでは以下のアウトプットが取得可能 ⚫ アプリの起動や処理にかかった時間 ⚫ アプリの保存や終了にかかった時間 ◼また、スクリプトを自作するなどして トータルの処理時間も集計することができる。 ◼CPU やメモリなどの細かい値が取得したい場合は、Windows パフォーマンスモニターや ESXi ホストのカウンターを取得するとよい。 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Word 起動 Media Player 起動 Firefox 起動 Excel 起動 Chrome 起動 Adobe PDF 起動 アプリの起動時間(全ユーザー平均) アウトプットの例 単位: 秒

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RAWC ツールのダウンロード ◼以下 URL からダウンロード可能 https://communities.vmware.com/t5/Reference-Architecture-Workload/ct-p/15135 ⚫ RAWC_3.0_Installation_User_Guide.pdf – RAWC 唯一の構築ガイド(英語) ⚫ DesktopRAWC_3.0.zip – RAWC セットアップ用のインストーラーが含まれる。

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RAWC Controller のセットアップ

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作業対象 vSphere ESXi Connection Server Session Launcher VM Horizon Client アクセス用の VM(1VM 50セッションまで) Windows 10に RAWC のツールをインストールしたもの Active Directory RAWC Controller Windows Server へ RAWC ツール をインストールしたもの 本章では、RAWC Controller の セットアップ手順について解説します vCenter Gold Image

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RAWC Controller の要件 ◼システム要件 ⚫ Windows Server 2012 R2、2016、2019(64bit) ⚫ 物理サーバーでも仮想マシンでも可 ◼リソース要件 ⚫ 4 vCPU、16GB Memory、300GB vDISK ◼ネットワーク要件 ⚫ Active Directory、Session Launcher VM、仮想デスクトップと 疎通性のあるセグメントへ配置 ◼その他 ⚫ Active Directory へ参加する(RAWC Controller がファイル共有するため)

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RAWC Controller の作成 - Windows Server の準備- ① Windows Server のインストール ② VMware Tools のインストール ③ Horizon で使用する AD ドメインへ参加、ドメイン管理者ユーザーにてログイン ④ Firewall をすべて無効化 ⑤ 「ディスプレイの電源を切る」を無期限にする ⑥ スリープを無効化する ⑦ Cドライブ直下に「Log_Folder」という名前でフォルダを作成 ➢ 作成したフォルダを Everyone で共有(フルコントロール) ⑧ Cドライブ直下に「SessionLauncher_Share」という名前でフォルダを作成 ➢ 作成したフォルダを Everyone で共有(フルコントロール) ⑨ ディスプレイの解像度を「1280 x 768」へ変更 ⑩ RAWC ツールのインストーラーをローカルにダウンロード(またはコピー)しておく ➢ DesktopRAWC_3.0.zip

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RAWC Controller の作成 - RAWC ツールのインストール - ① DesktopRAWC_3.0.zip を解凍し、以下インストーラーパッケージを実行 ➢ DesktopRawcControllerSetup.msi ② RAWC Setup Wizard で「Next」をクリック ③ License Agreement で「I Agree」を選択し「Next」をクリック ④ Select Installation Folder でデフォルトのまま「Next」をクリック ⑤ Confirm Installation で「Next」をクリック ⑥ RAWC Controller 用のツールがインストールされ、デスクトップへショートカットアイコンが 作成される⇒

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RAWC Controller の作成 - 共有フォルダへインストーラーの配置 - ① 作成済みの「C:¥Log_Folder」 直下に、以下インストーラーを配置 ➢ DesktopRawcWorkloadSetup.msi ② 作成済みの「C:¥SessionLauncher_Share」 直下に、以下インストーラーを配置 ➢ DesktopSessionLauncherSetup.msi

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Horizon 仮想デスクトップ用 Gold Image のセットアップ

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作業対象 vSphere ESXi Connection Server Session Launcher VM Horizon Client アクセス用の VM(1VM 50セッションまで) Windows 10に RAWC のツールをインストールしたもの Active Directory RAWC Controller Windows Server へ RAWC ツール をインストールしたもの 本章では、仮想デスクトップの Gold Image の セットアップ手順について解説します vCenter Gold Image

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Horizon に関する要件 ◼一般的な Horizon 作成時と同様に環境を準備しておく ⚫ Connection Server の作成 ⚫ Active Directory ドメインやクライアント用のドメインユーザーの作成 ⚫ リモートデスクトップグループへの追加など ◼RAWC では クライアントアクセス時に必ず VMware Horizon Client を使用する (HTML アクセスは非サポート) ◼Horizon バージョンは 7.8 以降をサポート(8も可) ◼フルクローン・インスタントクローン・RDSH はいずれもサポート対象 ⚫ 今回はフルクローン・インスタントクローン用の Gold Image の作成について紹介

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Gold Image の要件(フル・インスタントクローン) ◼システム用件 ⚫ Windows 10(64bit) ◼リソース要件 ⚫ 最低要件: 2 vCPU、3GB Memory、40GB vDISK ◼ネットワーク要件 ⚫ RAWC Controller および Session Launcher VM と疎通性のあるセグメントへ配置 ⚫ その他は Horizon の要件に従って構築 ◼その他要件 ⚫ Horizon Agent はバージョン 7.8 以降を使用 ⚫ Outlook を使用する場合は、永続デスクトッププールを使用する

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Gold Image の作成 -VM のセットアップ- ① 作成した VM に Windows 10(64bit)をインストール ② VMware Tools のインストール ③ 必要に応じて Windows Update をかける ④ OSOT などを用いて仮想デスクトップ用に最適化する ⑤ Horizon 用の AD ドメインへ参加し、ドメイン管理者ユーザーにてログイン ⑥ コントロールパネル ⇒ システムとセキュリティ ⇒ セキュリティとメンテナンス ⇒ ユーザー アカウント制御設定の変更 ⇒ 「通知しない」を選択 ⑦ 「ディスプレイの電源を切る」を無期限にする ⑧ スリープを無効化 ⑨ Firewall をすべて無効化 ⑩ Horizon Agent をインストール

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Gold Image の作成 -RAWC ツールのインストール- ① RAWC Controller の共有フォルダ「C:¥Log_Folder」に配置した以下インストーラーをGold Image のローカルへコピーし実行 ➢ DesktopRawcWorkloadSetup.msi ※ 共有フォルダをネットワークドライブとしてマッピングした場合は、実行前に解除しておく ② RAWC Workload Setup Simulator Setup Wizard で「Next」をクリック ③ Select Installation Folder はデフォルトのまま「Next」をクリック ④ Confirm Installation で「Next」をクリックするとインストールが開始される ⑤ インストール中に Share folder location dialog が表示されるので RAWC Controller の共有フォ ルダ「C:¥Log_Folder」をフルパスで入力し「OK」をクリック(User/PW は空白) ⑥ 完了するとデスクトップへショートカットが作成される ⇒

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Gold Image へのアプリケーションのセットアップ

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作業対象 vSphere ESXi Connection Server Session Launcher VM Horizon Client アクセス用の VM(1VM 50セッションまで) Windows 10に RAWC のツールをインストールしたもの Active Directory RAWC Controller Windows Server へ RAWC ツール をインストールしたもの 本章では、仮想デスクトップで実行するアプリ ケーションを Gold Image へセットアップする 方法を解説します vCenter Gold Image

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実行できるアプリケーションについての注意事項 ◼検証したところ、以下のものはうまく動作しない(不具合と思われる) ⚫ Microsoft Office PowerPoint ⚫ フォト ⚫ メモ帳 ⚫ Internet Explorer ⚫ YouTube(IE版) ◼今回は動作検証済みのもののみセットアップ手順を紹介

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今回ご紹介する対象のアプリケーション ◼Outlook(メールワークロード)は未検証のため割愛 ◼PowerPoint、Internet Explorer、メモ帳、フォトは不具合のため割愛 アプリケーション 処理内容 Microsoft Office Word 起動・新しいDocs作成・ランダムに任意のワード入力・保存・終了 Microsoft Office Excel 起動・新しいBook作成・ランダムに数値入力・列と行の挿入/削除・関数のコピー&ペースト・保存・終了 Google Chrome 起動・特定のYouTube URLを起動し自動再生・終了 Mozilla Firefox 起動・特定のURLの検索・終了 Adobe Acrobat Reader 起動・特定のPDFドキュメントをページブラウジング・終了 Windows Media Player 起動・指定のWMVビデオの再生・終了 File Copy ファイルサーバー(RAWC Controller の共有フォルダ)から特定のファイルをデスクトップのローカルへコピー 7-ZIP 起動・特定のフォルダのファイルを圧縮・終了 スリープ RAWC ワークロードを一時休止し休憩状態にする YouTube(Chrome) Chromeの起動時のURLを使用して YouTube 動画を再生

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アプリケーションの効率的なセットアップについて ◼RAWC Controller と Gold Image のセットアップ(前章)までを完了すると、Gold Image へユー ザーがログインするたびにスタートアップスクリプトから RAWC が自動で実行される(アプリ ケーションのセットアップ中も勝手に実行されるが無視しておいてよい) ◼アプリケーションは1つずつセットアップしていくが、以下のように動作検証を しながら進めることで効率的に設定作業ができる ① 1つのアプリケーションの設定が完了 ② 設定したアプリケーションのみの実行を RAWC Controller 側でアクティブにする ※アクティブにする方法は次スライドを参照 ③ ドメインユーザー等で Gold Image へログインして設定どおり動作するか確認 (動作しない場合は修正して再度ログインし確認) ④ 完了後、次のアプリケーションのセットアップに進む(1~3を繰り返す) ※Gold Image へドメインの一般ユーザー等のプロファイルを残したくない場合は 適宜スナップショットを取得したり、プロファイル自体を削除したりして進めるとよい

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RAWC Controller で特定のアプリをアクティブにする方法 ◼RAWC Controller のデスクトップのショートカットアイコン から RAWC を起動 ワークロードの名前(何でもよい) RAWC Controller で作成した[C:¥Log_Folder] を指定 この段階では Random でも Static でもよい この段階では5秒で設定 この段階では10VMで設定 テストモードはIterations 1にしておく アクティブにしたいワークロードを選択(例ではExcel)ワークロードによってはパラメーターも設定 設定完了したら「Save Workload」 さらに「Save Test」→ 「Set as active」の順に選択 ここまで設定したら、あとは Gold Image へログインするたびに アクティブにしたワークロードが自動で実行される RAWC実行後、自動ログオフされるので チェックははずしておく

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Microsoft Office のセットアップについて ◼Microsoft Office 2016(Word、Excel、PowerPoint)のみサポート ◼ただし PowerPoint は RAWC の不具合(?)のため動作しない

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Microsoft Office のセットアップ手順 ① ダウンロードしたインストーラー ISO を使用して Gold Image へ Office をインストール ② Office のライセンス認証をする ③ 「最初に行う設定です。」の画面で「同意する」をクリック ④ コマンドプロンプトを立ち上げ、以下のようにレジストリを操作 1. REG LOAD HKLM¥DEFAULT C:¥Users¥Default¥ntuser.dat 2. REG ADD “HKLM¥DEFAULT¥SOFTWARE¥Policies¥Microsoft¥Office¥16.0¥Common¥General” /v “OptInDisable” /t REG_DWORD /d 1 /f /REG:64 3. REG ADD “HKLM¥DEFAULT¥SOFTWARE¥Policies¥Microsoft¥Office¥16.0¥Registration” /v “AcceptAllEulas” /t REG_DWORD /d 1 /f /REG:64 4. REG UNLOAD HKLM¥DEFAULT ※これを実施しておくと、他のドメインユーザーでの初回起動時 EULA 同意ポップアップを抑止できる ⑤ レジストリの設定ができたら、再起動 ⑥ Gold Image へ任意のユーザーでログインし Office を起動して初回のポップアップが何も表示さ れないことを確認する(RAWC Controller で Word や Excel をアクティブにしてから動作確認し てもよい)

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Adobe Acrobat Reader のセットアップについて ◼Adobe Acrobat Reader は32bit 版のみサポート ⚫ ダウンロード時に選択する必要あり ◼初回起動時に「ツアーを開始」というダイアログが表示されるので、レジストリの仕込みが必要 となる(後ほど解説) 32bit 版

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Adobe Acrobat Reader のセットアップ手順 ① 32bit 版でReader DC をインストール ② ローカルグループポリシーで Adobe Reader を既定のアプリに設定する 1. ローカルグループポリシーエディターを起動 2. コンピューターの構成 ⇒ 管理用テンプレート ⇒ Windows コンポーネント ⇒ エクスプローラー ⇒ 既定の関連付 け構成ファイルの設定 3. 「有効」をチェック 4. 規定の関連付け構成ファイルに「c:¥Temp¥AppAssoc.xml」と入力後、[適用] ⇒ [OK] ※この Assoc ファイルは RAWC が標準で提供しているもの ③ Adobe のアップデートタスクを無効化する 1. タスクスケジューラーを起動 2. タスクスケジューラライブラリにある「Adobe Acrobat Update Task」を右クリック ⇒ 無効 ④ Adobe のアップデートサービスを無効化する 1. サービス画面を起動 2. 「Adobe Acrobat Update Service」を右クリック ⇒ 停止 3. 「Adobe Acrobat Update Service」を右クリック ⇒ プロパティを起動 4. [スタートアップの種類]のプルダウンで「無効」を選択 ⇒ [適用] ⇒ [OK]

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Adobe Acrobat Reader のセットアップ手順 続き ① アップデートの有無の確認、ダウンロードやインストールをレジストリで無効化する 1. レジストリエディターを起動 2. HKLM¥SOFTWARE¥WOW6432Node¥Policies¥Adobe¥Acrobat Reader¥DC¥FeatureLockDown へ移動 3. 「bUpdater」のエントリで値を「0」にする 4. HKLM¥SOFTWARE¥WOW6432Node¥Adobe¥Adobe ARM¥Legacy¥Reader¥(製品コード) へ移動 5. 「Mode」のエントリで値を「0」にする ② 初回起動時のツアー画面を抑止するため、スタートアップにスクリプトを設定 1. C:¥直下の「Temp」フォルダなどに以下内容の bat ファイルを作成(ファイル名は任意) 「reg add “HKCU¥SOFTWARE¥Adobe¥Acrobat Reader¥DC¥FTEDialog” /v iFTEVersion /t REG_DWORD /d 10」 2. 作成した bat ファイルのショートカットを作成しスタートアップフォルダへ配置 スタートアップフォルダのパス↓↓ 「C:¥ProgramData¥Microsoft¥Windows¥Start Menu¥Programs¥StartUp」 ③ 設定ができたら、Gold Image を再起動 ④ Gold Image へ任意のユーザーでログインし Adobe を起動して初回のポップアップ等が何も表 示されないことを確認する(RAWC Controller で Adobe をアクティブにしてから動作確認して もよい)

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Google Chrome のセットアップについて ◼Google Chrome では、起動時の URL のみ指定することが可能 ◼ただしそれだけだと物足りないので、YouTube 動画の再生を仕込むのがおすすめ (後ほど解説) ◼管理用テンプレートで起動時の URL を制御するとよい

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Google Chrome のセットアップ手順 ① Gold Image へ 一般的な方法で Chrome をインストールする ② 起動時の URL指定 とアップデートの無効化をローカルグループポリシーで設定する 1. Gold Image で Chrome 用のポリシーテンプレートをダウンロード 2. ローカルグループポリシーの管理を起動し、コンピューターの構成 ⇒ 管理用テンプレート を右クリック ⇒ [テン プレートの追加と削除]からダウンロードした以下のテンプレートを追加 ⚫ Configuration¥adm¥GoogleUpdate.adm ⚫ Configuration¥adm¥ja-JP¥chrome.adm 3. 以下のポリシーオブジェクトを有効化し、「URLのリストを開く」を選択する [コンピューターの構成>管理用テンプレート>従来の管理用テンプレート(ADM)>Google>Google Chrome>起動ページ、ホーム ページ、新しいタブページ>起動時の操作] 4. 以下のポリシーオブジェクトを有効化し、起動時のURLを入力する [コンピューターの構成>管理用テンプレート>従来の管理用テンプレート(ADM)>Google>Google Chrome>起動ページ、ホーム ページ、新しいタブページ>起動時に開くURL] ※ ここで YouTube の自動再生 URL を指定しておけば 特定の YouTube 動画の再生ができる 5. 以下2つのポリシーオブジェクトを無効化する [コンピューターの構成>管理用テンプレート>従来の管理用テンプレート(ADM)>Google>Google Update>Applications>Google Chrome>Allow installation] [コンピューターの構成>管理用テンプレート>従来の管理用テンプレート(ADM)>Google>Google Update>Applications>Google Chrome>Update policy override] ③ Gold Image へ任意のユーザーでログインし Chrome を起動して指定の URL が起動することを確 認する(RAWC Controller で Chrome をアクティブにしてから動作確認してもよい)

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Mozilla Firefox のセットアップについて ◼Firefox については、起動後指定の URL を検索させることが可能 ◼Chrome 同様 管理用テンプレートにて、初回起動時のデフォルトブラウザの確認 ポップアップなどを抑止する。

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Mozilla Firefox のセットアップ手順 ① Gold Image へ Firefox をインストール ② 起動時の デフォルトブラウザのポップアップ抑止をローカルグループポリシーで設定する 1. Gold Image で Chrome 用のポリシーテンプレートをダウンロード 2. Gold Image の[C:¥Windows¥PolicyDefinitions]へ以下のダウンロードしたテンプレートを追加 ⚫ windows¥firefox.admx ⚫ windows¥ mozilla.admx 3. Gold Image の[C:¥Windows¥PolicyDefinitions¥en-US]へ以下のダウンロードしたテンプレートを追加 ⚫ windows¥en-US¥ firefox.adml ⚫ windows¥en-US¥ mozilla.adml 4. 以下のポリシーオブジェクトを有効化する [コンピューターの構成>管理用テンプレート>Mozilla>Firefox>Don’t Check Default Browser] 5. 以下のポリシーオブジェクトを有効化する [コンピューターの構成>管理用テンプレート>Mozilla>Firefox>Disable Telemetry] ※これはユーザーの利用状況やパフォーマンスデータの収集が無効化される ③ Gold Image へ任意のユーザーでログインし Firefox を起動して初回起動時のポップアップなど が表示されないか確認する(RAWC Controller で Firefox をアクティブにしてから動作確認して もよい)

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7-ZIP のセットアップ手順 ◼指定のフォルダへ圧縮したいファイルを配置しておくと RAWC 実行時に 7-ZIP が 自動で圧縮してくれる ◼Gold Image の指定のフォルダ ⇒ C:¥Temp¥Wmdownloads ※ このフォルダは、Windows Media Player で再生する WMV ファイルの配置先としても使用される ◼RAWC はこのフォルダ配下のすべてのファイルを圧縮する ◼RAWC Controller で 7-ZIP をアクティブにして、任意のユーザーでログインする と圧縮している様子が確認できる

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ファイルコピーのセットアップ手順 ◼ファイルコピーでは RAWC Controller の「C:¥Log_Folder」直下に任意のフォルダ を作成し、そのフォルダ内に配置したファイルをローカルへコピーしてくれる ◼セットアップ手順 ① RAWC Controller の「C:¥Log_Folder」直下に任意のフォルダを作成 ② 作成したフォルダへコピーで使用する任意のファイルを配置 ③ RAWC Controller でファイルコピーをアクティブにして、任意のユーザーでログインする とコピーしている様子が確認できる ◼Tip ⚫ RAWC Controller のパラメーター設定では作成した「フォルダ名のみ」入力する ⚫ 数百台規模の デスクトップ VM で RAWC を実行する場合は、100MB 以上の大きなファイル をコピーするのはおすすめしない。ファイル共有している RAWC Controller は1台なので帯域 に負荷がかかり、検証のボトルネックとなってしまため。

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Windows Media Player のセットアップ手順 ① Gold Image のローカルグループポリシーエディターを起動 ② 以下オブジェクトの値を有効化する [コンピューターの構成>管理用テンプレート>Windowsコンポーネント>Windows Media Player>初期設定 ダイアログボックスを表示しない] ③ 任意の WMV ファイルを Gold Image の以下フォルダへ配置 ⇒ C:¥Temp¥WMdownloads ④ RAWC Controller で Media Player を有効化し、パラメーターへ再生したい動画のファイル名を 入力(ファイル名.wmv)すると、任意のユーザーでログイン時に WMV ファイルが自動再生され る。

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スリープのセットアップ手順 ◼RAWC での「スリープ」は一般的な PC のようにディスプレイの電源が切れて、 停止しているような状態になるのではなく、ユーザーが PC 操作をやめて、休憩 しているような状態を再現できる。 ◼その際、ディスプレイの電源は入ったままであるが、RAWC のワークロードは一 時的に休止したような状態になる。 ◼スリープは RAWC Controller で有効化し、休止期間(秒単位)をパラメーターで 設定すると、任意のユーザーでログインした際に自動で実行される。

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YouTube Video について ◼RAWC では、YouTube の再生をワークロードとして選択することができるが、 RAWC の標準機能で YouTube が起動するのは IE(Internet Explorer)となる。 ◼ただし、現在の YouTube は IE をサポートしていないため、実際のところ RAWC の標準機能で YouTube を再生することは不可能。 ◼代替手段として、Google Chrome へ仕込みを入れることで YouTube を再生させ ることが可能。(先述の Google Chrome のセットアップ手順で解説) ◼Tips ⚫ 最近の YouTube は広告が再生されるものが多いため、広告なしのものや公共的なライブ映像 (例えば渋谷のライブカメラ映像)などを自動再生させるとよい。 ⚫ 自動再生させるには以下のように URL を編集するとよい ⇒ https://www.youtube.com/embed/<ビデオID>?autoplay=1&mute=1

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Session Launcher VM のセットアップ

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作業対象 vSphere ESXi Connection Server Session Launcher VM Horizon Client アクセス用の VM(1VM 50セッションまで) Windows 10に RAWC のツールをインストールしたもの Active Directory RAWC Controller Windows Server へ RAWC ツール をインストールしたもの 本章では、仮想デスクトップへクライアントアクセス で使用するために使用する Session Launcher VM のセットアップ方法を解説します vCenter Gold Image

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Session Launcher VM の要件 ◼システム要件 ⚫ Windows 10(64bit)または Windows Server 2016 (64bit) ⇒ 今回はWindows 10での手順を紹介 ◼リソース要件 ⚫ 明確なリソース要件は明記されていないが、RAWC でのセッション数に応じて十分なリソー スを割り当てる必要がある ◼ネットワーク要件 ⚫ Active Directory、RAWC Controller、仮想デスクトップと 疎通性のあるセグメントへ配置 ◼その他 ⚫ Active Directory へ参加する ⚫ RAWC ツールの他に、Horizon Client のインストールが必要となる

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Session Launcher VM の作成 - Windows の準備- ① Windows 10 のインストール ② VMware Tools のインストール ③ (Windows Update は任意で実施) ④ Horizon で使用する AD ドメインへ参加、ドメイン管理者ユーザーにてログイン ⑤ ディスプレイの解像度を ⇒ 1024 x 768 へ変更 ⑥ リモートデスクトップ接続を許可する ⑦ 「ディスプレイの電源を切る」を無期限にする ⑧ スリープを無効化する ⑨ Firewall をすべて無効化する

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Session Launcher VM の作成 - RAWC ツールのセットアップ- ① RAWC Controller の共有フォルダ「C:¥SessionLauncher_Share」に配置した以下インストーラー を Session Launcher VM のローカルへコピーし実行 ➢ DesktopSessionLauncherSetup.msi ※ 共有フォルダをネットワークドライブとしてマッピングした場合は、コピー後に解除しておく ② Session Launcher Setup Wizard で「Next」をクリック ③ Select Installation Folder はデフォルトのまま「Next」をクリック ④ Confirm Installation で「Next」をクリックするとインストールが開始される ⑤ インストール中に Share folder location dialog が表示されるので RAWC Controller の [C:¥SessionLauncher_Share]をフルパスで入力し「OK」をクリック(User/PW は空白) ⑥ 完了するとデスクトップへショートカットが作成される ⇒

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Session Launcher VM の作成 -Horizon Client のセットアップ- ① Horizon Client をダウンロードしてインストールする ② Horizon Client を起動 ③ 右上 アイコン ⇒ 現在のユーザーとしてログインにチェックを入れる ④ 設定 ⇒ データ共有 ⇒ データ共有モード を「オフ」にする ⑤ 設定 ⇒ セキュリティ ⇒ 「サーバ ID 証明書を確認しない」を選択 ⑥ Connection Server やデスクトッププールへ接続できるか確認しておくとよい

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RAWC の設定および実行

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RAWC ワークロードの実行イメージ vSphere ESXi Connection Server Session Launcher VM Horizon Client アクセス用の VM(1VM 50セッションまで) Windows 10に RAWC のツールをインストールしたもの Active Directory RAWC Controller Windows Server へ RAWC ツール をインストールしたもの 本章では、RAWC ワークロードの設定や実行方法について 解説しますが、その前に全体イメージを図で示します vCenter Gold Image ①ワークロードの設定 および 実行 ②実行するとRAWC Controller から Session Launcher VM へ リモートデスクトップ接続される ③Session Launcher VM は Horizon Client を自動起動し デスクトッププールへアクセスして 任意のデスクトップVMへログインする ④デスクトップ VM へログインすると 設定済みの RAWC ワークロードが自動で実行される

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ワークロードの設定方法① ◼RAWC Controller デスクトップショートカットアイコン から RAWC を起動 ◼以下のツールが起動し「Configuration」タブが表示される RAWC ではこの画面で実行するワークロードや そのパラメーターを設定する

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ワークロードの設定方法② ◼基本設定は以下の通り 作成するテストシナリオの名前 この名前でアウトプット用のログフォルダなどが作成される ログの出力先のフォルダ アクティブにしたアプリケーションの実行順序をランダムにするかスタティックにするかを選択する(詳細は公式ドキュメントを参照) アプリケーション間の最大遅延時間(ThinkTime) これは実行順序がランダム or スタティックで意味が微妙に異なる(詳細は公式ドキュメントを参照) RAWC を実行する対象の仮想デスクトップの VM数 VM数によって、ワークロード実行にさらに遅延時間を設定してくれたりする(詳細は公式ドキュメントを参照) テストモードとして、反復回数(Iteration)を指定するかテスト期間(Duration)を分単位で 指定するかを選べる。検証したところ Duration のほうは不具合ありそう RAWC ワークロードの実行が正常に完了したら 仮想デスクトップから自動でログオフしてくれる

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ワークロードの設定方法③ ◼実行するアプリケーションの設定は以下の通り テストシナリオではテストの回数や開始タイミングを設定できるが未検証 時間指定をしない場合は「One」「Now」にしておくとよい RAWC ワークロードでアクティブにしたいアプリケーション (主に Gold Image でセットアップしたもの)にチェックを入れる 標準機能の YouTube は使わない Word は実行パターンによって選択する Adobe は実行パターンによって選択する 左がブラウジング・右がスクロール

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ワークロードの設定方法④ ◼アプリケーションのパラメーター設定は以下の通り チェックを入れたワークロードに対して、詳細パラメーターを設定する ポイント① File Copy Source はフルパスではなく RAWC Controller の「C:¥Log_Folder」配下へ作成したフォルダ名のみを記入する ポイント② Media Player は「.wmv」の拡張子付きでファイル名のみを記入する

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ワークロードの設定方法⑤ ◼設定したワークロードの保存は以下の通り 設定したワークロードを保存

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ワークロードの設定方法⑥ ◼設定内容の保存は以下の通り 設定したテストを保存

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ワークロードの設定方法⑦ ◼設定内容のアクティブ化は以下の通り 設定したワークロードを アクティブにする 既存でアクティブなテストがあり、新規で新しいテストを作成した場合に 表示される。上書きしてもよければ「はい」を選択する ワークロードがアクティブになると以下のように表示される

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Session Launcher の設定について ◼「Session Launcher」タブにて、RAWC Controller ⇒ Session Launcher VM へのリモートデスク トップ接続を設定する。また、Session Launcher VM の Horizon Client から仮想デスクトップへロ グインする際の、デスクトッププールやドメインユーザーのアカウント、ログイン頻度などを設 定する。

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Session Launcher の設定① ◼はじめに Session Launcher 用の設定ファイルを配置するフォルダを指定する ⚫ RAWC Controller に作成済みの「C:¥SessionLauncher_Share」を指定する 初回設定時は設定ファイルが見つからないと表示されるので 設定ファイルを作成します ⇒「はい」を選択。

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Session Launcher の設定② 作成済みの Session Launcher VM の IP を追加 作成済みの Horizon デスクトッププールやドメイン、 ログインユーザー情報を入力 ログインユーザー情報は数字での連番で設定ファイルを 作成することが可能(複数ユーザーに対応) Session Launch Delay では Session Launcher VM から何秒間隔で Horizon Client を起動しユーザーが仮想デスクトップにログインするかを設定できる 設定完了したら 「Create Configuration」を選択

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Session Launcher の設定③ ◼作成した設定ファイルをもとに、Session Launcher VM やユーザー情報が表示される

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設定したドメインユーザー名に関する Tips ◼ログインユーザーは連番で設定できるが「user01」や「user02」のように「0(ゼロ)」を数字の頭 に付けて設定ファイルを作成することができない。そのため、「0(ゼロ)」を削除したユーザー名 でドメインユーザーを作成するか、またはこの作成した設定ファイルを直接編集する。 設定ファイルを直接編集する方法は 次のスライドで紹介 0(ゼロ)を頭に付けた数字が採番できない

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設定したドメインユーザー名に関する Tips ◼作成した設定ファイルを直接編集する方法 ◼設定ファイルの配置先として指定した「C:¥SessionLauncher_Share」配下にSession Launcher VM ごとに設定ファイルが保存されているのでこれを直接編集 「Refresh」すると、編集済みの設定ファイルが読み込まれ、 変更後のユーザー名がツール上で表示される。 以下のように修正 nxuser1 ⇒ nxuser01 nxuser2 ⇒ nxuser02 nxuser3 ⇒ nxuser03

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RAWC の実行 ◼ここまで準備が完了したら、RAWC を実行 ドメインとアカウント情報を入力して[OK]をクリックすると リモートデスクトップ接続が開始され、RAWC が実行されます

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RAWC 実行画面のイメージ ① リモートデスクトップ接続が開始される(RAWC Controller ⇒ Session Launcher VM) ② Horizon Client 接続が開始される(Session Launcher VM ⇒ 仮想デスクトップ) ③ 各仮想デスクトップでアプリケーションが実行される

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ログについて ◼ワークロード設定時に指定したフォルダ配下へ作成したテスト名のフォルダが作 成され、以下2種類のログが保存される ⚫ Timinglogs – アプリの起動時間や終了時間などがユーザーごとに記録される ⚫ Errorlogs – ワークロード実行中にエラーがあればユーザーごとに記録される ◼RAWC では、これらのログを Excel へ集約するツールを提供している ⇒ 結果の出力やグラフの作成は次章を参照

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実行結果の出力方法・グラフの作成

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RAWC のデータ集計について ◼RAWC では、ワークロード実行後に出力されたログデータを集計し、Excel へ自 動転記するツールが提供されている ◼集計作業時は、作業用 VM(Windows)を別途準備するのが推奨 (RAWC Controller でも実行はできる) ◼作業用 VM では Microsoft Office 2016(Excel)が必要となる

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データの集計方法(別の作業用 VM を使用する場合) ① RAWC Controller の「C:¥Log_Folder」配下にある以下フォルダを、作業用 VM のデスクトップへフォルダ ごとコピー ⚫ フォルダ名: RAWC_Charting_Files ② RAWC Controller で実行したワークロードの以下ログフォルダを同様に、作業用 VM のデスクトップへ フォルダごとコピー ⚫ ログフォルダ名: 「Timinglogs」 および 「Errorlogs」 ③ 作業用 VM にて「RAWC_Charting_Files」フォルダ内の「A_RAWC_Tlog_Consolidation_v3.0.exe」を 「Timinglogs」の「NA」配下へコピー ④ コピー先の「 A_RAWC_Tlog_Consolidation_v3.0.exe 」を実行 ⑤ 同フォルダ内に集計用の「A_Result_Folder」が作成される ⑥ 作業用 VM にて「RAWC_Charting_Files」フォルダ内の「RAWC_Charting_V3.0.exe」をデスクトップへコ ピー ⑦ コピー先のデスクトップで「RAWC_Charting_V3.0.exe」を実行 ⑧ 集計ツール(RAWC Charting GUI)が起動する(次のスライドにて解説)

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データの集計方法(別の作業用 VM を使用する場合) ⑨ RAWC Charting GUI にて設定を確認し実行する 任意のテスト名をつけてよい アプリケーションの起動時間について、反復回数に応じて1周目のみ を出力したり、2周目以降との比較を出力したりできる アプリケーションの終了時間を 出力するかどうかを選択する 集計に使う Timinglogs のフォルダを指 定すると、集計が開始される

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データの集計方法(別の作業用 VM を使用する場合) ⑩ 集計が開始されると、Excel が起動しログファイルからデータの転記処理が実行される

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グラフの作成について ◼最終的には、以下のような Excel サマリーシートが作成される ◼不要な部分を加工するなどして、Excel 機能で右のようなグラフを作成することができる 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Word 起動 Media Player 起動 Firefox 起動 Excel 起動 Chrome 起動 Adobe PDF 起動 アプリの起動時間(全ユーザー平均)

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Errorlogs の活用について ◼RAWC 実行時に出力された「Errorlogs」ではユーザー単位で RAWC の開始時刻と終了時刻がテキ ストファイルで出力されるため、これを Excel へ転記するスクリプトなどを作成することで、ユー ザーの平均処理時間などを集計することができる 開始時刻 修了時刻