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事例:データ取得APIのレイテンシ問題
● 課題
○ ユーザー数増加に伴い、データ量が増え、バックエンドの集計時間がレイテンシに影響
● 判断 → 暫定対応案 → 恒久対応案②
○ Auroraのスケールアップについては、 ReservedInstanceによる縛りなどを考慮し、一旦スルー。
○ まずはindexを使って改善できるところは暫定対応を行った
○ 暫定対応を一通り行いある程度改善はみられたが、数ヶ月後にさらにデータ量が増えて、問題が再発してしまった
○ データ量はまだ増えることが想定されたため、恒久対応をした方が良いという話になった
○ 恒久対応案① , ②について工数を見積もったところ、案①の工数的余裕はなくレイテンシ改善の保証もなかったため、 UI側で、ユーザーの操作を止めずに集
計リクエストをできるようにした
● 本質的な課題についての気づき
○ 長期視点で解決の見込みが立たない場合は前提を変えて(今回の場合だとレイテンシが悪いことを前提にして)、別の長期的な解決策を考えることも大事
暫定 恒久 本質的な課題
SQLのパフォーマンスチューニング ① Athenaなど、データ量が多くてもレイテンシ
が下がりにくいクエリエンジンの採用
データ量増加に対して
計算リソースのスケーラビリティがないこと
② レイテンシ悪化が、ユーザーのストレスになら
ないようにUIを改善
集計中にユーザーの操作を待たせてしまっていること