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ドーム映像体験の過去と現在 筑波大学大学院 情報学学位プログラム 博士前期課程 稲田和巳 撮影・スクショOK

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 稲田和巳 Kazumi INADA 情報メディア創成学類(2017-2021) 情報学学位プログラム(2021-) つくばエキスポセンター(アルバイト)

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 つくばエキスポセンター 1985 年、 つくば万博の政府館として開館。 会期終了以降は民営の科学館として現存

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 ドーム直径 国内ほぼ 5位 25.6m デジタル映像 レーザ PJ × 6台 8K 全天周音響 リアルタイムのCG描画 オリジナル番組

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つくばエキスポセンタ「コズミックホール」 杉本昌穂・ 渡辺幸雄/テレビジョン学会誌 1985(第 39 巻)

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 (杉本・ 渡辺、 1985)より引用 ドーム内 スライドと星空の投影 開口部スクリーン 動画映像の背面投影

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 左 :(杉本・ 渡辺、 1985) /右:日本学術振興会 卓越研究データベース 当時は液晶プロジェクタの登場前で、ブラウン管を用いた投影をしていた

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 (杉本・ 渡辺、 1985) 従来にない映像表現で ,……, 高品位テレビ映像は動きのある……具体的に理解しやすい映像表 現を , プラネタリウムやスライドは , 全体とその流れを表現している . その複合場面をつくるの が可動スクリーンで , 巨大な映像ワイプ効果ともなる , 音像移動や全天のマルチ音響を加えて 個々のメディアの特長を生かした新しい体験の場を創っている . 高品位テレビの高精細 , 高品質の大画面 (4.8m × 8m) 映像と , 直径 25.6m の傾斜ドームのプラ ネタリウム映像の 2 つを複合した展示ができる . vv ドームでの映像体験は、 こういうところから始まった

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 ちなみにまだ結構残っている。 CRTプロジェクタ(たぶん)と自在スライド投影機 どちらもドーム内に 常設されています

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 では、 現在のドーム映像事情はどうなのか

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長野県飯田市美術博物館プラネタリウム Kids Komachi Web より引用 プロジェクタだけを置く、 デジタル型のプラネタリウムが普及。 映像コンテンツも充実 光学投影機を置かないため 安価に導入・維持できる

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光学投影機を置かないため 安価に導入・維持できる 映画のように配給があり、 施設が上映権を購入する

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子ども向けの科学、 特に宇宙・天文分野が大多数 この世界ではキャラ物ですら 天文の内容になる 日本の映像ドームはほとんどが 科学館や教育施設の設備

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宇宙天文でないコンテンツの登場 丸玉屋《ハナビリウム》実写映像 + アニメーション TECARAT《ごん》ストップモーションアニメ

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 エンターテインメント館運営の取り組み コニカミノルタ プラネタリア TOKYO 映画館のような形態 都内に3 館、名古屋に 1館

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稲田和巳 ドーム映像体験の過去と現在 デジタルトランスフォーメーションによる、 プラネタリウム施設の多目的化 コニカミノルタプラネタリウム『プラネタリウム業界に DX をもたらす「Connected Dome」ビジネス戦略』より エキスポセンターはこれの 実証実験館でした

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稲田和巳 「ハナビリウム」エキスポセンターで上映中 土日のみ 13:30- / 17:00- 今週でラストです! (~ 10/31) ドーム映像体験の過去と現在 まとめ ドームでの映像体験の初期 現在の事情 最近の取り組み