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2023年4月12日 (水) TechFeed Experts Night#16 @オンライン 豊田陽介( ) @youtoy ChatGPTを使って行われた 試行錯誤の事例などに関する話

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自己紹介 豊田陽介( ) @youtoy ・IT系イベント主催、登壇や運営なども ・共著・単著の本を出していたり ・ Microsoft MVP(2021/10 から) プライベートでの活動 ・ガジェット大好き ・ChatGPTは昨年の12月2日から利用開始 ※ アドベントカレンダーで、12月2日   やその他の日で ChatGPTネタの   記事を書いたりも 好きなこと、他

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「ChatGPT」

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ChatGPTの登場とその後 ■ OpenAIが公開した対話型AI「ChatGPT」 ・提供開始などは以下のとおり(一部抜粋)   ※ 以下の年月日は、OpenAIの公式記事のタイムスタンプベース  ・2022年11月30日: 一般公開  ・2023年3月1日: ChatGPT APIの一般公開 ※1  ・2023年3月14日: GPT-4版提供 ※2 ※3     ※1 従量課金     ※2 Webからの利用には、有償版「ChatGPT Plus」が必要     ※3 現状、GPT-4のAPI利用はwaitlist登録が必要

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ChatGPTを用いた試行錯誤の事例 ■ 開発周りの内容の事例(見かけたものの一部)  ・機能要件定義   ・おおまかな要件から機能要件の作成+修正  ・図の作成(PlantUML形式でのコード出力)   ・上記要件を基にシーケンス図や状態遷移図など  ・難解な文章の説明の表現などの変更   ・翻訳やメール文への変更の組み合わせも  ・ドキュメントやコードの内容添削

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ChatGPTのAPIを用いた試行錯誤の事例 ■ ライブラリとの組み合わせ(その一部)  ・非構造化データから構造化データへの変換   ・元の非構造化データの取り込み部分に    ライブラリを利用  ・自前のデータを対象にした仕組み   ・自前のデータを参照対象にする仕組みの    部分でライブラリを利用

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大規模言語モデルを使った開発に役立つライブラリ ■ LangChainやLlamaIndex  ・例えば外部データを参照する仕組み作りで活用可能   ⇒ 外部データからインデックスファイルを作成、その    インデックスファイルの情報を参照可能に   ※ 自分は実際には試せてない状況

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入力可能なデータの拡張(今は利用不可) ■ GPT-4のマルチモーダル対応  ・現状は未提供だが画像の入力にも対応 ・公式ページでの画像入力の事例(一部抜粋) 複数の画像がまとまったもの 説明・図と問題文 グラフの文字・数字

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活用範囲が拡がる機能追加 ■ ChatGPT Plugins  ・Webの情報取得、別サービスとの連携などが可能  ・公式、サードパーティー製のプラグインあり  ・すぐには利用できずWaitlistに登録する形

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プロンプト

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SNSで複雑な事例なども出てきていますが... ■ まずは公式のベストプラクティスがオススメ  「Best practices for prompt engineering with OpenAI API」   ・良い例とそうでない例を中心に、具体的に8つの項目が書かれている https://help.openai.com/en/articles/6654000-best-practices-for-prompt-engineering-with-openai-api

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DAIR.AIの「Prompt Engineering Guide」 ■ 体系立てられている解説資料  最近、日本語訳が作られて公式にマージされた https://www.promptingguide.ai/jp

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業務利用での データ利用関連

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データの取り扱いなどの話 ■ 入力情報の学習データでの利用の有無・   オプトアウト申請の話以外にも... ・OpenAI のデータの取り扱いのルール  ・利用ガイドラインを策定した話が参考になるかも  ⇒ クラスメソッド社など ・OpenAI とはルールの違いのある  Azure OpenAI Service という選択肢も  ・一次情報を要チェック

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自分が試したこと (一部抜粋)

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ChatGPT(Web版・API)でのお試し ■ Web版の利用が多め  ・イベント登壇関連   ・タイトルのアイデア出し   ・資料や話の流れの整理  ・ソースコードの生成(主にJavaScript、IoT関連も少し)  ・特定用途を過程した内容での文章・リスト生成   ・メール文案の生成や表現変更   ・特定機材を持ち込んでのプレゼン・デモ準備の事前確認や    チェックリスト生成  ・APIを使った簡単なサンプル開発   ・Bot系の仕組みとの組み合わせ(Slack・Discord・LINE)   ・音声認識・音声合成を使った入出力との組み合わせ

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動向を追いかけつつ、 まずは思いついた内容で 試行錯誤(今も継続中)