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AWSコスト最適化の定番! もう聞かれても怖くない RIとSP基礎講座 千葉 幸宏(チバユキ) クラウド事業本部コンサルティング部

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はじめに 2 今回のセッションでは以下の呼称に統⼀します ● Reserved Instances、リザーブドインスタンス 👉 RI ● Savings Plans、セービングプラン 👉 SP

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はじめに 3 今回のセッションは全て📷撮影OKです ● ぜひSNSにあげてください ○ ⚠途中デモでAWSマネジメントコンソールを触るので、うっかりAWSアカウント 番号が⾒えた時はあげないでください ● 資料や補⾜ブログは追って公開するので、スライドを覚えるための撮影は不要です

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今回のセッションのゴール 4 ● RI/SPの本質 ● RI/SPの仕様の全体像のイメージ ● RIかSP、優先して検討するならどっち?の答え 皆さんに以下を持ち帰ってもらう

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⾃⼰紹介 5 千葉 幸宏(チバユキ) ● 好きなAWSサービス ○ 1番はIAM ○ 2番⽬がSavings Plans ● 購⼊⽀援をしたことがある⼀番⾼価なSP ○ 💰46.8万USD(≒7,000万円) ■ EC2 Instance SP ■ 1年前払い ■ 複数ファミリーの組み合わせで計612台分

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アジェンダ 6 ● コスト最適化におけるRI/SPの位置付け ● RI/ SPの本質 ● デモ:RI/SPの購⼊画⾯を⾒てみよう ● RIとSPは何が違うの? ● RI/SPの購⼊に関わる運⽤ ● まとめ ● 質問タイム ● 時間が余ったら⾒る細かい話

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コスト最適化におけるRI/SPの位置付け

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AWSが提唱するCFMというフレームワークがある 8 CFM=Cloud Financial Management AWS 秋 の COST OPTIMIZATION 祭 り 2024 クイックウィン最適化 より

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AWSが提唱するCFMというフレームワークがある 9 CFM=Cloud Financial Management AWS 秋 の COST OPTIMIZATION 祭 り 2024 クイックウィン最適化 より

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CFMにおけるクイックウィン最適化 10 AWS 秋 の COST OPTIMIZATION 祭 り 2024 クイックウィン最適化 より これらに加えて 「ライセンス最適化」もある

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弊社による⽀援でもRI/SPの提案が多い 11 そのAWSコスト、もっと下げられるかも? 150社超のコスト分析で⾒えた「鉄板」削減Tips より コスト分析結果としての推奨アプローチの割合

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ワークロードの状況に応じてRI/SPを適⽤ 12 安定的な稼働が⾒込まれるワークロードにこそ真価を発揮する AWS をコスト最適に活⽤!〜 コスト最適化関連サービスのご紹介 〜 より

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RI/SPの本質

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RI/SPとは何か 14 RI/SPはインスタンスの種類ではない。料⾦の形態である。 RI/SPを購⼊することで権利が得られる、と考えましょう

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RI/SPとは何か 15 RI/SPはインスタンスの種類ではない。料⾦の形態である。 RI/SPを購⼊することで権利が得られる、と考えましょう ❌ EC2インスタンスをRI(SP)として稼働させた ⭕ EC2インスタンスを稼働させたオンデマンド料⾦が、RI(SP)によって相殺された どんな権利か?  👉条件に合致したオンデマンド料⾦を相殺する権利

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RI/SPとは何か 16 RI/SPはインスタンスの種類ではない。料⾦の形態である。 RI/SPを購⼊することで権利が得られる、と考えましょう ❌ EC2インスタンスをRI(SP)として稼働させた ⭕ EC2インスタンスを稼働させたオンデマンド料⾦が、RI(SP)によって相殺された どんな権利か?  👉条件に合致したオンデマンド料⾦を相殺する権利 ストレージの料⾦や ネットワーク関連の料⾦は対象外です 💡ちなみに

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RI/SPとは何か 17 RI/SPによって得られる権利をもっと詳しく ● RI/SPは⼀定の期間(1年 or 3年)の使⽤をコミットする ○ 👉コミットすることで、オンデマンド料⾦より安く権利を購⼊できる ● RI/SPの権利は有効期間中1時間ごとに⾃動で⾏使される ○ 👉その時間に適⽤対象がなければ権利は無駄になる ● RI/SPは特定のインスタンスに紐付けるものではない ○ 👉条件に合致したものがあれば⾃動で適⽤される ○ 👉対象が複数あれば、もっとも効率が良いものから順に適⽤される ● RI/SPの適⽤条件は様々なものがある ○ 👉RIよりSPの⽅が条件が緩い(詳細は後述)

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18 イメージで⾒てみましょう

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イメージで⾒るRI/SP 19 RI/SPの購⼊代⾦はオンデマンド料⾦より安い

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イメージで⾒るRI/SP 20 RI/SPの購⼊=相殺できるチケットを購⼊すると考えましょう 1時間に最⼤で💰Mまで相殺できるチケット。 1枚あたり💰Nで購⼊できる。 💰 N 💰M 買い⽅や条件によって 💰Nは上がったり下がったりする

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イメージで⾒るRI/SP 21 登場⼈物たち チケット1枚1時間。 購⼊の単位は1年間か3年間なので 8,760枚か26,280枚つづり

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イメージで⾒るRI/SP 22 botは毎時間チケットをもぎって使⽤します 有効期間中、チケットを取っておいたり 好きなタイミングで使うことはできません

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イメージで⾒るRI/SP 23 チケットに書かれている条件に合致すればオンデマンド料⾦が相殺されます 対象は⾃動で判定。 1枚で複数台のオンデマンド料⾦を相殺したり 1台の半分だけ相殺ということもある

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イメージで⾒るRI/SP 24 対象期間に起動しているインスタンスがなければチケットは無駄になります 夜間は停⽌、といった運⽤をしている場合は RI/SPの購⼊対象として適しません 停⽌中😴

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イメージで⾒るRI/SP 25 条件に合致するインスタンスが起動していない時もチケットは無駄になります 「条件」にはリージョンや インスタンスファミリーやOSなど 様々なものがあります

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ここまでのまとめ 26 RI/SPはチケットのようなものであり、固定的なワークロードに適する AWS をコスト最適に活⽤!〜 コスト最適化関連サービスのご紹介 〜 より 例 ● RI/SPの割引効率が25%だとする ● ⼟⽇はインスタンスを停⽌する ○ 7⽇あたり2⽇はオンデマンド料⾦が発⽣しない ○ 2÷7=0.286 ○ 👉28.6%の割引効率 ● オンデマンドで停⽌運⽤を採⽤した⽅が安くなる場合も⼗分あります

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デモ:RI/SPの購⼊画⾯を⾒てみよう

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28 と、その前に押さえておくべき基本的なことをいくつか

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RI/SP関連の基本 29 RIとSPの種類 ● RIには以下の種類がある ○ スタンダードRI ○ コンバーティブルRI ○ スケジュールドRI  ⛔2021年に提供終了 ● RIにはスコープという概念もある ○ リージョナルRI ○ ゾーン(ゾーナル)RI ● SPには以下の種類がある ○ EC2 Instance SP ○ Compute SP ○ SageMaker SP ⛔SageMaker専⽤のため今回対象外

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RI/SP関連の基本 30 RIとSPの種類 ● RIには以下の種類がある ○ スタンダードRI ○ コンバーティブルRI ○ スケジュールドRI  ⛔ ● RIにはスコープという概念もある ○ リージョナルRI ○ ゾーン(ゾーナル)RI ● SPには以下の種類がある ○ EC2 Instance SP ○ Compute SP ○ SageMaker SP ⛔ ● スタンダードRI * リージョナルRI ● スタンダードRI * ゾーンRI ● コンバーティブルRI * リージョナルRI ● コンバーティブルRI * ゾーンRI ● EC2 Instance SP ● Compute SP 今回は以下の6種別で考えます

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RI/SP関連の基本 31 RIは(似たものが)EC2以外のサービスでも提供されている ● 例えば…… ○ RDSリザーブドインスタンス ○ ElastiCacheリザーブドノード ○ Redshiftリザーブドノード ○ OpenSearch Serviceリザーブドインスタンス

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RI/SP関連の基本 32 RIは(似たものが)EC2以外のサービスでも提供されている ● 例えば…… ○ RDSリザーブドインスタンス ○ ElastiCacheリザーブドノード ○ Redshiftリザーブドノード ○ OpenSearch Serviceリザーブドインスタンス ⚠EC2のRIと似た機能を持っているが、細部で違う場合がある ⚠各サービスの「サーバーレス」では対応していない 今回はEC2のRIだけを考えます

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RI/SP関連の基本 33 EC2インスタンスの属性 ● インスタンスファミリー ● インスタンスサイズ ● リージョン ● アベイラビリティゾーン(AZ) ● プラットフォーム(OS) ● テナンシー ○ 共有(デフォルト) ○ 専有インスタンス ○ 専有ホスト 公式ドキュメント より

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RI/SP関連の基本 34 インスタンスキャパシティとキャパシティ予約 ● AWS側でインスタンスを稼働させるための容量(キャパシティ)という概念がある ● リージョンやAZ、インスタンスファミリーなどによりキャパシティが異なる ● テナンシーを専有インスタンスにするとより発⽣しやすくなる ● キャパシティが不⾜するとインスタンスを起動時にエラーが発⽣する ○ 新規作成時も、停⽌からの起動時も

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RI/SP関連の基本 35 インスタンスキャパシティとキャパシティ予約 ● キャパシティ不⾜のエラーを回避するため、あらかじめキャパシティを予約できる ● ゾーンRIはキャパシティ予約の機能を標準で持っている ● それ以外の種別のRI/SPではオンデマンドキャパシティ予約(ODCR)という機能を使う ことでキャパシティ予約ができる

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RI/SP関連の基本 36 ODCRの基本的な考え⽅ ● キャパシティ予約の機能のみでディスカウントの機能はない ● 期間のコミットは不要 ● 稼働しているインスタンスにODCRが適⽤されていれば料⾦はかからない ● どのインスタンスにも適⽤されていないODCRにはオンデマンドと同じ料⾦がかかる ○ この状態のODCRにはRI/SPが適⽤できる 今回は詳細は覚えなくて問題ありません。 ゾーンRIが「キャパシティ予約」と「ディスカウント」という 2つの機能を持っていたものが、「キャパシティ予約」のみが切り出されて ODCRとなった、という位置付けだけ覚えておいてください。

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37 気を取り直してデモをします

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デモ 38 デモで実施する内容 ● 以下の条件でRI/SPの購⼊を試みてみる(実際には購⼊しないので⼿前まで) ○ 東京リージョン ○ m6a.large ○ 1年前払いなし ○ Linux ○ デフォルトテナンシー

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デモ 39 デモで実施する内容 ● 以下の条件でRI/SPの購⼊を試みてみる(実際には購⼊しないので⼿前まで) ○ 東京リージョン ○ m6a.large ○ 1年前払いなし ○ Linux ○ デフォルトテナンシー ● RIのバナーに出ている表⽰ ● RIのサードパーティからの購⼊ ● RIの属性によるフィルタリング ● RIで条件を変えると値段が変わること ● SPは購⼊画⾯がグローバルであること ● SP購⼊時にコミット⾦額の⼊⼒が必要なこと 確認したい観点 加筆

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デモ 40 そのままの流れで各種料⾦ページも⾒てみましょう ● SPの料⾦ページ ○ https://aws.amazon.com/jp/savingsplans/compute-pricing/ ● EC2 RI料⾦ページ ○ https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/reserved-instances/pricing/ ● AWS 料⾦⾒積もりツール ○ https://calculator.aws/ RIがあまりいい扱いを受けていな いことの確認 RIとSPの料⾦を横並びで確認で きる使い⽅の紹介 追記 追記

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RIとSPは何が違うの?

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RIとSPは何が違うのか 42 RIとSPの位置付け ● ⏰RIは昔から存在し、SPは相対的に新しい概念 ○ ゾーンRI 2009年 ○ リージョナルRI 2016年 ○ コンバーティブルRI 2016年 ○ SP 2019年 ● 💰RIはリソースにコミット、SPは使⽤量にコミット AWSとしてはSPを推奨する傾向が強くなっている

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RIとSPは何が違うのか 43 RIとSPの⽐較表

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RIとSPは何が違うのか 44 RIとSPの⽐較表 安⼼してください、 お⼿元で⾒れますよ👉

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RIとSPは何が違うのか 45 RIとSPの⽐較表で⾒るべきところ ● 以下は料⾦が同程度💰 ○ EC2 Instance SPとスタンダードRI ○ Compute SPとコンバーティブルRI ● SPの⽅が柔軟性に優れる ● SPはコミット額換算が必要🤔 ○ インスタンス⼀覧から積み上げる場合は少し⼿間 ○ 推奨事項等に沿って買えば詳細な⼀覧化が不要という⾯も ● RIにはいくつか独⾃の機能がある ○ SPに優先するほどのメリットがあるかは要検討

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RIとSPは何が違うのか 46 RIとSPのどちらを選ぶべきか ● SPを優先して検討👈 ○ 柔軟性に優れる点が⼤きなメリット ○ AWSとしても押している ● RIを選択するケース ○ RI独⾃の機能をどうしても使いたい ○ 他のサービスのRIを購⼊しており、それと考え⽅をあわせたい ○ 将来的に何をターゲットに購⼊したのかをわかりやすくしたい ■ 例:後からコミット額だけ⾒てもどういう想定で購⼊したか分からない🤷 次のスライドからQRコードなくなります

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RI/SPの購⼊に関わる運⽤

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RI/SPの購⼊に付随して考えること 48 ⼀連の流れ 1. ワークロードの適正化 2. RI/SP購⼊内容の策定 3. RI/SP購⼊実施 4. RI/SP購⼊後の適⽤状況の確認 5. RI/SP更新の検討

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RI/SPの購⼊に付随して考えること 1.ワークロードの適正化 そのAWSコスト、もっと下げられるかも? 150社超のコスト分析で⾒えた「鉄板」削減Tips より ● 次⼯程での購⼊対象の適切な選定のためにも適正化しておきましょう ○ インスタンスタイプ⾒直し ○ 不要なインスタンスの停⽌/削除 ○ スケジュール起動が可能な      インスタンスに適⽤ 49

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RI/SPの購⼊に付随して考えること 2.RI/SP購⼊内容の策定 ● 各種内容を決めましょう ○ RIにするかSPにするか ○ どの種別にするか ○ 1年か3年か、前払いをどうするか ○ 対象のインスタンスをどうするか 50 推奨事項を利⽤することで詳細なインスタンス選定が不要にできることも。 ただし推奨事項が完璧なわけではないことに注意。 特に将来のワークロード予測は推奨に含まれない。

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RI/SPの購⼊に付随して考えること 2.RI/SP購⼊内容の策定 ● ちなみに ○ 過去1番⾼額なSPは積み上げ型でコミット額を決めました ○ AWS CLIで環境のインスタンス⼀覧を取得、それをもとに管理表を作成し、 将来的な⾒込みも加味して決定 51

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RI/SPの購⼊に付随して考えること 3.RI/SP購⼊実施 ● ⾼額なので⼗分お気をつけて⛑ ● キューイングにより予約購⼊するのもあり ● 請求の基準がUTCのため、JTCで1⽇の9:00より前に購⼊すると前⽉分の請求に含まれます 52

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RI/SPの購⼊に付随して考えること 4.RI/SP購⼊後の適⽤状況の確認 ● 購⼊したRI/SPが空振りしていないかを定期的に確認しましょう ○ 📈レポートの活⽤ ■ RI/SPともに以下のレポートに対応しています ● 使⽤状況レポート ● カバレッジレポート ○ 📃請求情報の活⽤ ■ CURなどの請求情報から試算することもできます ■ 例:メンバーズ CUR でやってみよう!Savings Plans 使⽤率 (Utilization)&カバー率(Coverage)編 53

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RI/SPの購⼊に付随して考えること 5.RI/SP更新の検討 ● 期限切れを迎える前に次の更新について検討しましょう ○ ✉期限切れ前の通知 ■ RI/SPともにメール通知の設定が可能です ○ ♻同⼀内容での更新 ■ 同⼀内容で問題ないことがわかっている場合「更新」もできます ● ゾーンRIを除く ● 更新実施することで期限切れの1秒後に新たなRI/SPがキューイングされます ■ インスタンスファミリーが古くなっていないかなども考慮しましょう ● 1年後、3年後も現役の⾒込みでしょうか? ○ 🏃ワークロード適正化から再度フローを実施 ■ また1から同じプロセスを繰り返していくのが基本です 54

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まとめ

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今回のセッションのゴール 56 ● RI/SPの本質 ● RI/SPの仕様の全体像のイメージ ● RIかSP、優先して検討するならどっち?の答え 皆さんに以下を持ち帰ってもらう 達成できたでしょうか?

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質問タイム

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いただいた質問 58 ● Q.この業界では価格改定が常だと思いますが、より安い価格での提供を⾒越して3年の コミットを避けるという考え⽅はありますか? ○ 👉A.はい、あります。過去何度かRI/SPの値下げが⾏われたことがあります。購⼊済み のRI/SPは価格改定の影響を受けないため、考え⽅によっては恩恵を受け損ねた、とい う状態とも⾔えます。1年か3年か、という観点に価格改定は要素としてあります。 ● Q.価格改定があった場合、(デモの際に確認した)マーケットプレイスでの売却を⾏う のは⼀般的ですか? ○ 👉A.いいえ、⼀般的ではありません。スタンダードRIのマーケットプレイスへの出品 には⽶国の⼝座が必要となります。そのハードルが⾼いため、選択肢としてはあまり取 られません。 追記 セッションでいただいた質問と回答を要約して記します

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時間が余ったら⾒る細かい話

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細かい話たち 60 ● RIとSP同時に適⽤対象になるものがある場合、RIが優先される ● RI/SPはEKSやECS、EMRなどで起動されるEC2インスタンスにも適⽤される ● Cost Optimization Hubの推奨事項にRIやSPの購⼊が含まれる ● 2025年6⽉にGPUインスタンスのオンデマンド料⾦が値下げになった ○ オンデマンド料⾦の値下げは2019年後のSP登場後は初めて? ○ SPの料⾦も付随して値下げされている ○ https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/announcing-up-to-45-price-reduction- for-amazon-ec2-nvidia-gpu-accelerated-instances/ 差し込むところがなかった細かい話

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