Slide 1

Slide 1 text

Team-overdo 2018 Tokyo Tech Design Engineering Design Project A 「イノベーティブな食体験をデザインせよ」 Our Design Theme Chopping Beats Tomohiro OKA, Yuga SATO, Hisayuki HORIKOSHI, Keisuke OMOTO, Masahiro KOJIMA, Dan KUBO Team-overdo ~キッチンに遊び心を。千切りに興奮を。~

Slide 2

Slide 2 text

Team-overdo プロダクト

Slide 3

Slide 3 text

Team-overdo Team-overdo 解決すべき課題(POV)  家で夕食を食べるとき 冷凍食品が多い 1人暮らしの学部生は  千切りキャベツを毎回の夕食時に食べている  一方で, 実は、キャベツの千切り自体に楽しさを感じて いるので、毎回続けている  なぜなら 千切りキャベツで食事のバランスをとり、 健康に関する安心感を得たいからだ

Slide 4

Slide 4 text

Team-overdo Team-overdo 解決策の方向性(HMWQ) どうすれば キャベツの千切りを今よりもっと楽しんで 行うことができるだろうか? どうすれば キャベツ千切りの際に生まれる、 リズミカルな動作、包丁とまな板との音を 活かしての新体験を創り出せるか?

Slide 5

Slide 5 text

Team-overdo Team-overdo プロダクトスケッチ Chopping Beats ①食べ物を刻んだ時にまな 板から楽器の音(ドラム,シ ンバル,太鼓等)が流れる. ②切った時に音と同時にま な板の色が変化する. ③リズムに乗って野菜を切 れるので楽しい! 特徴

Slide 6

Slide 6 text

Team-overdo Team-overdo デザインポリシー 日常的に使ってもらえるプロダクトにするための デザインポリシー 実現の方向性 ポリシー 気軽に まな板そのものを インタフェースに 楽しく わかりやすい まな板からリアクションが! 音楽に合うサウンドや光 シンプルな機能性

Slide 7

Slide 7 text

Team-overdo Team-overdo プロトタイプ(1/3) ①食べ物を刻んだ時にまな板 から楽器の音が流れる. (ドラム,シンバル,太鼓等) ②切った時に音と同時にまな 板の色が変化する. 特徴 システム 加速度センサから切った ときの振動を検知し, 加速度が一定値以上の時に, 圧電スピーカーとLEDライト に電圧が加えられる

Slide 8

Slide 8 text

Team-overdo Team-overdo プロトタイプ(2/3) ①食べ物を刻んだ時にまな板 から楽器の音が流れる. (ドラム,シンバル,太鼓等) ②切った時に音と同時にまな 板の色が変化する. 特徴 システム 加速度センサから切った ときの振動を検知し, 加速度が一定値以上の時に, 圧電スピーカーとLEDライト に電圧が加えられる

Slide 9

Slide 9 text

Team-overdo Team-overdo プロトタイプ(3/3) https://youtu.be/qEW5p2OGyr0

Slide 10

Slide 10 text

Team-overdo Team-overdo 価値提案 音楽に合わせて楽しく料理ができる 料理がどんどん捗り料理が好きに・上手に 音楽を聴くときにノリノリになり、ついつい体が動いてリズムを刻んで しまうあの楽しい感覚を、一人で立つ寂しいキッチンに。 “楽しいからもっと他の食材も切りたい”という気持ちになることや、副次 的な効果として包丁技術が上達することで、料理がもっと好きになる 作業的な千切りが“アツい”体験に変わり、更なる楽しみが! 夢中で料理をしているうちに、いつの間にかプロ並みに!

Slide 11

Slide 11 text

Team-overdo 遊び心をキッチンに。 千切りに興奮を。

Slide 12

Slide 12 text

Team-overdo Team-overdo ストーリーボード 後で追加する(誰かに書いてほしい...) 野菜切るの退屈 どうにか楽しく できないかな? Chopping Beats登場 音楽に合わせて ノリノリで切る 最高に楽しい! 切るタイミングで音が鳴る& まな板の色が変わる

Slide 13

Slide 13 text

Team-overdo Team-overdo ユーザーからのフィードバック ユーザーNo.1 ユーザーNo.2 ユーザーNo.3 • 千切りとか好きじゃなかったけど結構良い! • 音が変えられたらもっと面白い。 • 早い音楽だと、リズムが早すぎて実用的じゃない。 • 野菜切るの楽しくないしコンセプトはいいと思う。 • まな板全体の色が変わるってのは面白そう。 • 音程が曲に合わせて変わるようにした方がいい。音程 の違いが欲しい。 • 音楽と料理という全く別のものを合わせるのは面白い • 正直切ってる時に音楽入ってこない。 • キャベツ切るサクサク音と感触が好きだから音楽とか はうるさい。

Slide 14

Slide 14 text

Team-overdo Team-overdo 今後の展望 ハード面での改善 • たたく位置に応じて音を変える(例:端にシンバル) • スピーカー、ライトをデバイスの中に入れて見えないようにする • 通常のまな板のように洗浄できるよう防水機能を追加する • フィンガーガードにリモコン機能を追加し、手元で音の選択を出来るようにする サービス・体験面での改善 • 切る野菜・音楽の種類に応じて音の種類を変える (例)かぼちゃ:バスドラム、ユーロビート音 • 料理という行為がもつチカラの活用 (例)家族で子供とお父さんの共演 • 包丁以外のデバイス・キャベツ以外の野菜による掛け合わせ (例)ピーラー×人参=バイオリン

Slide 15

Slide 15 text

Team-overdo デザインプロセス

Slide 16

Slide 16 text

Team-overdo Team-overdo ユーザーリサーチとPOV検討 • とある一人暮らしの男子大学生の食事事情 • 家族から大量の冷凍食品が仕送りされている • 料理は面倒だし、冷凍食品を日常的に頻繁に使っている インタビュー • 家で料理して食事をするときのパターンはたいてい、 ご飯・おかずの冷凍食品…&千切りキャベツ。 • キャベツを玉で買い、必ずと言っていいほど千切りキャベツを自分で作る

Slide 17

Slide 17 text

Team-overdo Team-overdo POV検討 • 料理は面倒と思いつつも、健康に対する安心感を得る目的でやってい る行動と理解した。実際にファストフード店や夜のコンビニでも生野 菜を食べようとする人を多くみかけており納得できる。 • ではインサイトは…?と考える中で“ざわざわ”が…。 ・なぜ毎回キャベツばかり? ・健康を気にするならもっと最適な方法があるのでは? POV検討

Slide 18

Slide 18 text

Team-overdo Team-overdo 再度インタビューとPOV検討 • さきほどの“ざわざわ”をもとに再度、深くインタビューすると… • カット野菜パックは値段がイマイチなので買わない • サプリや野菜ジュースでは嫌で、生の野菜が体にいいと思ってる • 千切りは別に苦ではない。むしろ“料理している感”がある。 インタビュー • 価格面も、健康面も、充実感も満足できる、“自宅で千切りキャベツ”。 いろいろと質問をするがこれといって不満はない模様 • 実は、充実感>価格面・健康面なのでは?嫌なら続かない。 • そしてキャベツ千切りのなかに楽しみを見出してるのでは!? POV検討

Slide 19

Slide 19 text

Team-overdo Team-overdo 意思決定とHMWQ HMWQ 意思決定 • どうすれば • いまのキャベツの千切り習慣での満足感を損なわずに • 今よりもっと楽しんで行うことができるだろうか? • インタビュー結果から、毎回のキャベツ千切り習慣に不満はない、 むしろ“料理している感”を楽しんでいると判断 • チーム内でも料理をすることは、気分的に良い効能が大きいと共感

Slide 20

Slide 20 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプと意思決定 音ゲーまな板 特徴 • 音楽に合わせてまな板にあ る食べ物を刻んでいく音 ゲー。 ※「太の達人」のイメージ • 包丁とまな板にデバイスを 取り付ける包丁のデバイス は切った判定を行い,まな 板のデバイスは画面の投影 を行う

Slide 21

Slide 21 text

Team-overdo Team-overdo ユーザーテスト 意思決定 ユーザーからの意見 • ユーザーの切る動作に対して、まな板自体からリアクションを返す • 好きな音楽で&ユーザにとって心地よいリズムで楽しめるものに • まな板の上には野菜が置いてあり、ゲーム画面などは見えにくい • 切るというアクションに対してもっと反応があった方が面白い • 「ゲームにあわせて」ではなく自然な切るスピードで楽しみたい

Slide 22

Slide 22 text

Team-overdo Team-overdo 予算状況 物品名 単価 個数 小計 調整用フレキシブルライトクリップ ¥989 1 ¥989 リトル・シェフクラブ包丁パンダ ¥1,190 1 ¥1,190 耐熱抗菌まな板 ¥669 1 ¥669 RGBカラー 3連フラットLED ¥889 1 ¥889 RGBカラー LEDコントローラー ¥1,590 1 ¥1,590 ハイパワーサイレン ¥639 3 ¥1,917 購入品及び小計 総計 ¥7,244 予算 ¥10,000 差額 ¥2,756 収支計算

Slide 23

Slide 23 text

Team-overdo Team-overdo 内省的行動 今後の人生で料理と 向き合って行く上で 技術&楽しさを 最大限発揮する テーマであるため ・料理が面倒な 一人暮らしの大学生 ・料理が面白く 上達できるように なりたい大学生 野菜を切るザクザク感 とリズム音が衝突して、 本来のザクザク感を 活かせない 音ゲーまな板と、 普通のまな板を 使い分けてもらう リズムをとるのに、 野菜を切る動作が リンクし、わかりやすさと シンプルさを追求した 料理をもっと楽しみ たいから リズミカルに切ることで 楽しさ30%UP 切る量が増え、技術力向上 技術があれば、ほぼ実現可能

Slide 24

Slide 24 text

Team-overdo Team-overdo 個人ごとのふりかえり(1/2) Tomohiro OKA Keisuke OMOTO 食体験のデザインという課題において、音楽と料理を融合 するという面白いアイデアに仕上がったと思う。また。第3 回の講義で行われたCMの作り方の講義が大変面白く、参考 になった。また私としては。久しぶりにマイコンを使った 電子工作をすることができて面白かった。 Hisayuki HORIKOSHI チームとして、とにかくデザインプロセスを何度も回すこと を意識して行った結果、音楽と料理を掛け算するという画期 的なアイデアを導くことができたと思う。また、ユーザーを とにかく大切にすることで、方向性がぶれずにいろいろなア イデアを出す事ができたことが良かった点である。個人的に は、種々のプロトタイプを作ることができたのが楽しかった。 ・DTFの頃と比較し、アイデア作成~プロトタイプ製作~検証の サイクルを短い期間で何度も回すことができ、その中で、この営 みの重要性や学びの多さを強く感じました。・解決策を考えるに あたって「自分たちが作ってみたいもの」と「ユーザが真に求め ていること」のバランスがグラつく時が幾度かありました。 EDP-BCこのバランス感覚を追求していきたいと感じています。

Slide 25

Slide 25 text

Team-overdo Team-overdo 個人ごとのふりかえり(2/2) Masahiro KOJIMA Yuga Sato Dan KUBO 今回は食体験をデザインするテーマで、音楽+料理と言う斬 新なアイディアに仕上がったのは、EDPならではのデザイン 思考によるものだと思う。プロモーション作成の実状を知れ たことは、大変ためになった。 今回、ユーザーインタビューを行った相手がかなり特殊な ユーザーだったのでPOVが行き詰まることもあったがそのぶ ん個性的で面白いプロダクトが作れたように思う。今回のよ うにどんなユーザーインタビューでも深い気づきは得られる と思うのでこれからのインタビュー方法にも力をいれていき たい 問題を解決する方向ではなく現状に対して楽しみを付与す る、マイナスからゼロではなくゼロからプラスのアプロー チをデザインでできたことは面白い経験だった。

Slide 26

Slide 26 text

Team-overdo Team-overdo 参考文献 1. エンジニアのためのデザイン思考入門

Slide 27

Slide 27 text

Team-overdo Appendix

Slide 28

Slide 28 text

Team-overdo Team-overdo 類似品の調査結果 M ore Less More Less 切る技術が向上 切る技術が向上しない 楽しい 楽しくない 音ゲーまな板 プロトタイプの写真 普通のまな板 おもちゃのまな板 太の達人 Chopping Beats

Slide 29

Slide 29 text

Team-overdo Team-overdo ユーザーリサーチの分析 Q.普段の夕食について詳しく教えてください. ・毎回夕食の準備を行うときに2合ごはんを炊く. ー炊いている間はテレビ,ゲーム,ユーチューブで時間使っている ・おかずは姉から冷食が大量に送られてくるから作る必要も買う必要もない ―廃棄間近の物を送られてくるので優先的に消費したい ―冷凍商品特有の臭みはあまり好きではないが... ―もちろん作ったものの方が好きだが,冷食を消費したいし,そもそも作るのがめんどくさい ・キャベツの千切りの準備をする ―健康のことを考えて取っている(とりあえず取っておけばいいかな) ―他の材料を買いたくない(きり方考えるのとかめんどくさい) ―その点毎回キャベツの千切りをしているから考えずにできるから楽 ―2~3週の間に使いきる(10食分くらい) -野菜ジュースは嫌い -千切りで若干料理している感がある ユーザー:22歳男性学部4年生A君 ユーザーの健康への意識はそこまで高くはなく,なんとなくキャベツ を毎回食べている.一方,千切りキャベツを食べているから価格面・ 健康面・満足度的に今の食事のスタイルには十分満足していた.

Slide 30

Slide 30 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったPOVと意思決定 POV 意思決定 チームとして千切りキャベツを食べて健康への安心感を得るという部分に最も共感を した.一方,本当の健康状態を考えたときに,キャベツ以外も食べた方がいいのに, ユーザーは毎回キャベツだけを食べていることに疑問を感じた.そこで提案したのが 上記のPOVである.しかし,上記のインサイトでは興味深いHMWQが導出されなく, またプロダクト作成への足掛かりをつかむことができず,インサイト部分の改善を行 う必要があった.

Slide 31

Slide 31 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったHMWQと意思決定 どうすれば ・キャベツのみで食事のバランスがとれるか? ・キャベツを取りながら健康リテラシーをあげられるか? ・毎回のキャベツの千切りを楽しいものにできるだろうか? ・キャベツを食べる習慣を変えずに 食事への満足感を高めることができるだろうか? ・健康的な食事を高いコストパフォーマンスで実現できるだろうか? ・コストパフォーマンスを気にせず食事ができるだろうか? ・健康的な食事を習慣化できるか? ・多種の野菜を簡単な調理で手に入れられるか? ・多種の生野菜を日持ちさせられるだろうか? ・ユーザーの健康リテラシを上げられるだろうか? POV 意思決定 大きく分けて,①ユーザーの健康への意識を高めるもの,②現状の満足感をより高め るもの,の2種類が挙げられた. ユーザーの分析を行ってくうちに,ユーザーは健康に対してそこまで気を使っている わけでは無く,①の方向のプロダクトだとかえってユーザーにとっておせっかいにな ると考えた.また,現状に不満はないのだから②の方向性のHMWQが適切であると 考えた.

Slide 32

Slide 32 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプと意思決定 ①音ゲーまな板 特徴 音楽に合わせてまな板に ある食べ物を刻んでいく 音ゲーを行う 利点 ・楽しく食べ物を切るこ とができる ・ハマるといつの間にか 包丁技術が上達する

Slide 33

Slide 33 text

Team-overdo Team-overdo ユーザーテスト User.1 • これを切るのが楽しくて料理に必要な量以上にきってしまいそう • 切ることに目的が移って無限に切りたくなっちゃいそう • もっとやりたくなった時に,できないってことがないような工夫が必要そう • 一曲でキャベツが一個切れるようになったらいいけどスコア低いともっとやりた いってなってやりすぎてしまいそう • 包丁を使うのは危ないのではないか User.2 • スクリーンを包丁でたたく?やばそう • スクリーンがあると洗うのが難しい,防水性とか気になる • スコアが大きいものを切ると高くなってしまうのはどうかと. • 切りたい量が選べたほうがよさそう • 切ったことの判定が難しそう • 千切り以外もあったらいい User.3 • もの切るときはふつう包丁を動かすんじゃないの?対象物を動かすの? • たまねぎしか切らないからこれを欲しいと思わない.そんなにたくさん切らない • まな板は白いことが重要(清潔感)な気がする.

Slide 34

Slide 34 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプと意思決定 特徴 まな板自体がトラックパッ ドになっており,手元でス マホの操作ができる 利点 ・手を洗わずにスマホを 操作できる ・クックパッド見ながら 料理するのに便利 ②まな板トラックパッド

Slide 35

Slide 35 text

Team-overdo Team-overdo ユーザーテスト User.1 • 今は音声でできちゃうんじゃないの? • siriとかgoogleとか • ボタンがいい理由があればいいけど,,, • まず洗いにくいでしょ,防水とか考えなきゃいけないし • まな板じゃなくても机にボタンがあればいいじゃん. • まな板に映像がでればそれでいいんじゃね User.2 • いいと思う • 切り終わってまな板使わないときにもまな板を出しておく必要がある • 別にまな板である必要がないんじゃないか • クックパッドじゃなくてもキッチンタイマーとか使うときにも手を洗わずに使 えればいいかも User.3 • すごいいいと思います • 肉とか触るとべたべたするしいちいち手を洗うのも面倒くさいからいいと思う • 音ゲーまな板と一緒にしたら面白そう • 洗えるのか. • 画面をまな板につけるのはだめなのか? • はじっこに画面をつけるのがいいのではないか?

Slide 36

Slide 36 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプと意思決定 特徴 スマホをかざすと野菜の 栄養成分とその野菜を 使ったレシピが出てくる 利点 ・簡単に野菜の栄養を見れる ・レシピが出てくるのでわざ わざ調べる必要がない ③野菜カメラ

Slide 37

Slide 37 text

Team-overdo Team-overdo ユーザーテスト User.1 • めっちゃいいと思う • 共有冷蔵庫とかぶってる? • 栄養とか見てもよくわからないからわかりやすく表示してくれるとなおいいカメラ でわざわざかざすのは面倒くさいから買ったときにレシートとかで出てくれるほう がいいかな • スーパーでカメラを使って撮るのは厳しい,せめて眼鏡とかがいい User.2 • 買い物の時にはレシピ決まってるんじゃないの? • わざわざ示してくれる必要ないんじゃないの? • 別にすぐグーグルで調べられるからわざわざこの商品を使う必要がない User.3 • 栄養とレシピしかでないのか?これだけだったら別に必要ない • もっといろんな情報が分かったら使いたくなるかもしれない • 断面図とか見たい.中の状態が知りたい. • 豆知識は別に要らない. • 激レアな食材買うのならわかるけど,ジャガイモとか買うときに言われても 知っとるがなって感じ • 調べる必要ないかな

Slide 38

Slide 38 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプと意思決定 特徴 簡単にきれいにキャベツ の千切りの山盛りをつく ることができる容器 利点 ・量が少なくても山盛り を作れるので,たくさん 食べている感を味わえる ④山盛り皿

Slide 39

Slide 39 text

Team-overdo Team-overdo ユーザーテスト User.1 • 盛り付けするのが自分なら意味なくない?他人にやってもらうのならまだしも • 小学生向けにお母さんがやればいいかも? User.2 • うまくふわっとできない気がする • 固まりそう • 普通のお皿でひっくり返せばできそう • 別に自分で山盛りにできるでしょうまくふわっとできない気がする • 固まりそう • 普通のお皿でひっくり返せばできそう • 別に自分で山盛りにできるでしょ User.3 • 周りにあるものでできそう.わざわざ専用のこれを使う必要はないんじゃな い? • ばさばさって山盛りに盛ればいいんじゃないですか? • 綺麗に盛り付けたいのならこのプロトタイプもわかるけど • どんぶりでやればいいんじゃないの?

Slide 40

Slide 40 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプと意思決定 ②まな板トラックパッド ①音ゲーまな板 ③野菜カメラ ④山盛り皿

Slide 41

Slide 41 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプと意思決定 ②まな板トラックパッド ①音ゲーまな板 ③野菜カメラ ④山盛り皿 ③と④はどのユーザーからも圧倒的に不評で完全にボツ. ①と②がユーザーのウケがよく,プラスの感想を多くもらえた. ただ,②は改めて考えるとインタビューを行った料理を ほとんどしない元のユーザーから離れてしまっており, ①音ゲーまな板が候補として残った.

Slide 42

Slide 42 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプ(改善案1) 音ゲーまな板2 改善点 ・まな板と包丁に取り付けるデ バイスにすることにより,普通 に洗えるようにした. ・包丁のデバイスは切った判定 を行い,まな板のデバイスは画 面の投影を行う. ・投影するので手元で画面が見 えないことはなくなる

Slide 43

Slide 43 text

Team-overdo Team-overdo ユーザーテスト User.1 • 楽しいとは思う • 個人的に音楽が好きだから楽しい • 両手が欲しくなる • デバイスをいかに自然につけるかを考えたほうがいい • 包丁に大きなデバイスがついているとかなりやりづらくなりそう • リストバンドでもいいんじゃないのか?包丁につけると洗う必要が出てきそう User.2 • 手が怖い,なによりも • 野菜を抑えてくれるものがあればよさそう(片手はフリーにする) • 取り付け作業はそんなに億劫ではなさそう • これをやっていれば切るのが上手になるような機能があれば使いたくなりそう User.3 • 面白そうだとは思うけど,ノリノリになっちゃって手を切りそう • デバイスをつけるのはそんなに面倒くさくない. • どうせ洗い物は面倒くさいからデバイスを取り外すくらいどうってことない • 専用の包丁とか手を切らない工夫がほしい • デバイスをつけるなら切りそうになったら検知するなどの機能があればいい?

Slide 44

Slide 44 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプ(改善案2) 音ゲーまな板3 改善点 ・取り付けるデバイスを1つにし た.デバイスは加速度センサとプ ロジェクタが一体になったもの. ・安全性が気になるので手のガー ドをユーザーには付けてもらう.

Slide 45

Slide 45 text

Team-overdo Team-overdo 候補となったプロトタイプ(改善案3) 課題点・考察 • まな板の上にプロジェクタある のは邪魔になる. • 実装するときの音ゲーのシステ ムはどうする…? • そもそも,このデバイスのコア の機能はなに…? 音ゲーまな板3 デバイスからの面白い反応に対してユーザーは面白味を感じるはず. コアの機能は「ユーザーとデバイスのインタラクション」. デバイス自体を楽器のようにして,音楽に対してユーザーから積極的 にアプローチさせてみよう.