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資本金
300万円
流動資産
200万円
・現金及び預金
150万円
・有価証券
50万円
固定資産
100万円
・車両運搬具(車両)
50万円
・工具器具(PC)
50万円
設立直後のバランスシート
設立時の仕分け
現金及び預金 1,500,000円 / 資本金 1,500,000円
有価証券 500,000円 / 資本金 500,000円
車両運搬具 500,000円 / 資本金 500,000円
工具器具及び備品
500,000円 / 資本金 500,000円
資本金については
株主が払い込んだ額の
1/2 以上を充当できるが
資本金額が大きいほうが
信用度が高まるため
全額を資本金とする
ことにする
■設立
前記の条件で設立時の仕分け及び、貸借対照表を作成すると以下の通りになる
〇タックスマネジメント上の課題
1.有価証券(上場企業)の現物出資への組み入れ時の譲渡益の申告が必要
出資者個人:
時価50万円の株式(取得価格18万円)を現物出資する。
譲渡益 50万円ー18万円=32万円
※留意点
・譲渡益に関しては個人で確定申告が必要
・法人で証券口座を開設し、名義変更を行う必要がある。
2.事業に必要な物品の現物出資に関しては消費税を、会社が出資者に払う
必要がある。
出資者個人:
評価額 50万円の車両を現物出資
50万円は税込金額となるため、44.5万円本体価格と 4.45万円消費税
(10%計算)で見かけ上会社に売却したこととなる。
会社から受け取った消費税は本来納税しないといけないが、出資者を
売上が1000万円以下の個人事業者とみなした場合納税、義務は不要となる
※有価証券の譲渡は消費税は発生しない
※留意点:
・市場価格などを参考に適正な評価額を設定する必要がある。
・車両等、登録が必要なものは会社名義に名義変更を行う必要がある。