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2025/04/24 髙橋 俊⼀ (a.k.a shuntaka) 話題のMCPとは何か? 基礎知識と活⽤事例をご紹介

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⾃⼰紹介 2 ● 2016年 ⾦融情報ベンダー⼊社 バックエンド ○ 株価配信Web API開発 ● 2019年 クラスメソッド⼊社 ○ CX/IoT事業部にてIoT案件を複数 ● 2024年 製造ビジネステクノロジー部担当 ○ R&D業務 ● 部署 ○ 製造ビジネステクノロジー部 ● 名前(shuntaka) ○ 髙橋 俊⼀ ● 出⾝‧住まい ○ 東京

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⽬次 3 1. Model Context Protocol(MCP)とは? 2. MCPの活⽤例 3. 今後の展望

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Model Context Protocol(MCP)とは?

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⽣成AIサービスの進化 5 ‧Reasoning model(推論モデル)= 複 雑な判断を考えてから答える AIモデルに 進化 ※ ⼀部を表⽰しています。同時期の前後関係は図の都合上参考程度です 2024年後半から ‧調査レポートをAgentic(⾃律∕⽬標追 求型)に作成するDeepReserchの登場 ‧コーディング⽀援もAgentic 化。 Cursor/Windsurf/Devin が登場し、企業導 ⼊が進む

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⽣成AIサービスの進化 6 Model Context Protocolはそんな中で、 Anthropic主導で策定され、24年の11⽉に 公開されました。 ※ ⼀部を表⽰しています。同時期の前後関係は図の都合上参考程度です

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Model Context Protocol(MCP)で何ができるの? 7

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Model Context Protocol(MCP)で何ができるの? 8 ⾃然⾔語で問い合 わせ

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Model Context Protocol(MCP)で何ができるの? 9 AIが問い合わせに応じて ⾃律的にツールと連携!

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Model Context Protocol(MCP)で何ができるの? 10 ローカルデータと連携して、業務効率化 AIが問い合わせに応じて ⾃律的にツールと連携!

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Model Context Protocol(MCP)で何ができるの? 11 社内のツールと連携して業務効率化... AIが問い合わせに応じて ⾃律的にツールと連携!

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Model Context Protocol(MCP)で何ができるの? 12 ⽣成AIとサービスが連携する⼝になり、競争優 位性を産む可能性も... 問い合わせに応じて⾃ 律的にツールと連携!

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13 参考: https://x.com/qumaiu/status/1914471745589010621 ⾃分の空いている予定の⽂⾯を作ってSlackに送るデモ

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14 ①(⼈) ⾃分の予定の空き 状況をSlackに投稿して ⾃分の空いている予定の⽂⾯を作ってSlackに送るデモ

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15 ② (AI)予定を取得します ⾃分の空いている予定の⽂⾯を作ってSlackに送るデモ

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16 ③ (AI) 予定空きが確認で きたので、メッセージを 作成します ⾃分の空いている予定の⽂⾯を作ってSlackに送るデモ

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17 ④ (AI) Slackにメッセー ジの内容を投稿します ⾃分の空いている予定の⽂⾯を作ってSlackに送るデモ

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18 ⾃分の空いている予定⽂⾯を作ってSlackに送るデモ プロンプトはわかりやすさ重視で

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⾃分の空いている予定⽂⾯を作ってSlackに送るデモ 19

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24 投稿されたメッセージ

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Model Context Protocol(MCP)の登場 25

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26 MCP クライアント Model Context Protocol(MCP)の登場

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27 MCP サーバー Model Context Protocol(MCP)の登場 MCP クライアント

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28 接続の標準規格 = Model Context Protocol(MCP) Model Context Protocol(MCP)の登場 MCP クライアント MCP サーバー

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29 MCP(標準化すること)で互換性を確保 クライアントの種類通り サーバー実装が必要😥 実装1つで複数クラ イアント対応😆 ※ クライアント毎の挙動差異は起こりえます 標準化せずに各クライアント でデータ連携仕様を作ると... 標準化していると...

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30 なぜ流⾏っているのか? 主にAIを使った開発業務の隙間をMCPで埋める⽤途で活⽤模索中 ‧多くMCPサーバーが公開 ‧コーディング⽀援で良いプラクティスの記事が注⽬を集める ‧テック企業を中⼼に、公式でMCPサーバーが公開 25/4/04 25/4/01 25/4/08 25/4/14 25/4/17 他にも⾊々...! リリース⽇

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31 まとめ ‧MCPはAIモデルとツールの接続の標準規格 ‧AIモデルとツール(サービス‧プログラム)連携できる ‧⾃然⾔語なので柔軟性が⾼い ‧テック企業 / ⾮公式から多くのMCPが公開され、活⽤模索されている

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Model Context Protocol(MCP)の仕様や構築よりの話はこちら 32 https://dev.classmethod.jp/articles/shuntaka-ho me-electric-forecast-generative-ai/ https://dev.classmethod.jp/articles/shuntaka-rust -google-calendar-mcp-model-context-protocol/ https://dev.classmethod.jp/articles/shuntaka-mcp-study/

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MCPの活⽤例

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活⽤パターン 34 ・現時点ではMCPに可能性を感じつつ、どんなことが出来るのか?各企業が探っている ・セキュリティの課題への対応は、仕様やエコシステムが追いかけている (データ事業者が) エンドユーザーに提供 業務効率化 製品データ

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業務効率化 / 開発現場で... 35 管理画面構築の繋ぎに使ったり ...

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業務効率化 / 開発現場で... 36 UI作成でモデルのマルチモーダル機能だけでなく、 Figmaの情報を利用することで精度を上げる 画像の解釈能⼒⾼い! が、画像のみだと解釈され ないデータもある😥 ⾊情報など開発に必要な 情報も返却可 MCPでUI⽣成 画像でUI⽣成 Figmaデータ 7b68eeで微妙に違う ※ 画像でもFigma MCPでも思っ た⽣成ができないケースは多く、 別途コンテキスト情報を与えるな どプラクティスが必要。

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業務効率化 / 全般 37 様々なツールを組み合わせて業務の効率化 ・ツールの連携設定でコーディングが不要 ・複数のツールを登録し、問い合わせによってツール の仕様をLLMが判断するため、柔軟性が高い ・組み合わせることで複雑な業務も遂行できる

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(データ事業者が) エンドユーザーに提供 38 ⾃社製品ドキュメントを⽣成AI サービス起点で情報検索できる ようにすることで、UX体験の 向上が⾒込める より検索が⽣成AI起点になる未 来に備えるという意義もあると 思います

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今後の展望

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未来(妄想) 40 参考: https://google.github.io/A2A/#/ 各ドメイン領域に強い AIエージェント が協調する未来..?(マルチエージェン ト協調)

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課題 41 ‧多段で呼び出すと遅い ‧セキュリティ ‧サービスとの認証/認可の話 これらの課題は、仕様やエコシステムが追いかけている状態

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参考資料

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参考資料 44 ‧[AI駆動開発(AI-Driven Development) 勉強会(第6回)](https://www.youtube.com/watch?v=m45EOIHpDOo) ‧[システムアーキテクチャから考えるAIエージェント時代のSaaSの可能性](https://zenn.dev/knowledgework/articles/9c3f33732a0754)