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2024/2/28 エーテンラボ株式会社 取締役CTO 山口信行 持続的成長のための プロダクトと組織づくり ROSCAFE TECH NIGHT #5 〜今、CTO/VPoEに求められる事とは?

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自己紹介 山口信行 共同創業者&CTO @nobuy( @nobuyama818) [キャリア] 画像信号処理アルゴリズム研究→カメラ組み込み ソフトウェア開発→みんチャレの立ち上げ〜現在 [習慣] - 空の写真を撮る、朝コップ一杯の水を飲む - ジョギング、読書、などなど [プライベート] - 小中学生男子二人の父 - キャンプ・テニス・写真、MindMapが趣味

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エーテンラボ株式会社 A10 Lab Inc. MISSION テクノロジーでみんなを幸せにする VISION みんなが行動変容できる世界をつくる 本社 東京都中央区日本橋小舟町8番13号天翔日本橋ビル2階 ※フルリモート勤務 代表者 長坂 剛 設立 2016年12月 従業員数 33名(業務委託含む) 資本金 1億円(2023年10月31日時点) 事業内容 デジタルピアサポートアプリ「みんチャレ」の開発運営 健保向け保険事業、自治体向け介護予防事業 主要株主 経営陣、株式会社ファストトラックイニシアティブ 株式会社みらい創造機構 鎌倉投信株式会社 住友生命保険相互会社 一般財団法人社会変革推進財団 等 国際特許取得済 (特許第7320881号)

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習慣化アプリ みんチャレ 同じ目標を持つ5人でチームを組み、励まし合いながら目標達成を目指す習慣化アプリ ダイエット、筋トレ、生活習慣改善、受験勉強、資格取得 などなど多くのチームがチャレンジ中

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習慣化アプリ みんチャレ 沿革

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習慣化アプリ みんチャレ 老若男女の、始める、続ける、の課題解決のために ユーザー体験を大切に、仮説検証で改善を積み重ねています ダウンロードお願いします🙇

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事業内容 自治体向け (B2G) 企業・健保向け (B2B) 140万人が利用する習慣化アプリ 「みんチャレ」の開発・運用 自治体向け、企業・健保向けに 「みんチャレ」を活用した事業を展開 始める、続ける行動変容の支援にコミット 一般向け (B2C)

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本題

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共同創業してからこれまで何を考えて取り組んできたのかをお話します ※基本的に経営メンバー、メンバーと一緒に考えて取り組んできたこと はじめに

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(Mission、Vision) 事業目的達成のために (戦略、意思決定) ヒト・モノ・カネの資源を調達・活用し (遂行) 持続的に価値を生み出す仕組み・組織を構築・運営する活動 自分なりの経営の解釈

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経営組織の中で一番技術を理解しているメンバーとして 会社の持続的成長のために何が必要かを考え仕組み化すること ・プロダクト/技術(みんチャレ) ・事業(顧客とプロダクトの提供価値をマッチさせる) ・組織(人) ・(情報セキュリティ) (共同創業CTOである自分に)求められること 組織 プロダクト/技術 事業

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事業・組織の変化と取り組み Seed 資金調達 Seed 資金調達 Pre Series A 資金調達 Series A 資金調達 Series A2 資金調達 toC サブスクリプション toB みんチャレ禁煙 toG みんチャレフレイル予防 toB みんチャレダイエット エビデンス研究

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事業・組織の変化と取り組み UX/UI改善、KPI改善のために、ひたすら施策立案→実装→検証、品質は全員で担保、CS OKR導入 1on1開始 MVV再定義 月1改善デー 仮説検証(ABテスト・データ分析) 情報セキュリティ管理体制構築 フルリモートワーク移行 組織体制変更 Seed 資金調達 Seed 資金調達 Pre Series A 資金調達 OKR期間で全員からアイデア募集 Series A 資金調達 Series A2 資金調達 生成AI導入 Bizとの1on1 Biz二次選考 人事評価制度 プロダクト/技術戦略 toC サブスクリプション toB みんチャレ禁煙 toG みんチャレフレイル予防 エビデンス研究 toB みんチャレダイエット

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プロダクトと組織づくり ・プロダクトと一体化した組織カルチャーを育てる ・1on1で人・組織を育てる ・組織でプロダクトを育てる 会社の持続的成長のために

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1つ目

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プロダクトと組織づくり ・プロダクトと一体化した組織カルチャーを育てる ・1on1で人・組織を育てる ・組織でプロダクトを育てる 会社の持続的成長のために

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プロダクトと一体化した 組織カルチャーを育てる

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事業・組織の変化と取り組み Seed 資金調達 Seed 資金調達 Pre Series A 資金調達 Series A 資金調達 Series A2 資金調達 MVV再定義 toC サブスクリプション toB みんチャレ禁煙 toG みんチャレフレイル予防 エビデンス研究 toB みんチャレダイエット

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2019年初に開始したOKR期間の切り替わりタイミング カルチャーフィットせず離職するメンバーが数名 ミッション・ビジョン・バリューを 全員が自分のことばで語ることができるように するべきではないかとメンバーからの声 →ミッション、ビジョン、バリューの見直しのきっかけに 当時の状況

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05/07 各自の想いを語り、ミッション、ビジョンの擦り合わせ、決定 05/16 働き方に関する相互理解を深める議論で、バリューの方向性を整理 05/30 言語化の試行錯誤、バリューの仮決定 (フィットして浸透するかの検証期間) 06/30 バリューの本決定 タイムライン

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働き方に関する相互理解を深める議論 前向き、挑戦 試行錯誤、スピード 変化、学習 相互 みんながベストパフォーマンス 仲間、信頼

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バリューの決定 🎉 Encourage 励ます、勇気づける Proactive 積極的に行動する Smart & Wild 深く考え 素早く大胆に みんチャレの世界観と同じ

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組織カルチャーとプロダクトの世界観の一貫性 ・ミッション・ビジョン・バリューが組織は勿論プロダクトも強くしてくれている 得られたもの

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2つ目

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プロダクトと組織づくり ・プロダクトと一体化した組織カルチャーを育てる ・1on1で人・組織を育てる ・組織でプロダクトを育てる 会社の持続的成長のために

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1on1で人・組織を育てる

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事業・組織の変化と取り組み Seed 資金調達 Seed 資金調達 Pre Series A 資金調達 Series A 資金調達 Series A2 資金調達 1on1開始 toC サブスクリプション toB みんチャレ禁煙 toG みんチャレフレイル予防 エビデンス研究 toB みんチャレダイエット

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・新しい試み(OKR)を始めたタイミング ・色んな方の勧めもあっての課題認識 ・メンバー増加で組織づくりにリソース配分するフェーズと判断 背景

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すべては「みんなが行動変容できる世界をつくる」ビジョンを実現するため ・組織のパフォーマンスを最大化するため  ・信頼関係の構築  ・モチベーション  ・成長支援 ・組織作りのため  ・カルチャー浸透  ・課題発見 週に1回、エンジニア全員と30分と決めて、2019年1月からスタート なぜ1on1

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よき相談相手、壁打ち相手に徹する 自分が話す時間を減らし、傾聴する 考えてもらうきっかけとなる質問をする 意識したこと 1on1オンボーディング用ドキュメント

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(実は効果のほどはよくわかっていない) (信頼関係を築ける、成長支援になっている、などの効果はあると信じている) 得られたもの エンジニアチームメンバー全員と毎週1on1〜個人の成長 を支援し、個々の力を最大限発揮できる自由闊達な組織 であり続けたい〜

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3つ目

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プロダクトと組織づくり ・プロダクトと一体化した組織カルチャーを育てる ・1on1で人・組織を育てる ・組織でプロダクトを育てる 会社の持続的成長のために

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組織でプロダクトを育てる

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事業・組織の変化と取り組み Seed 資金調達 Seed 資金調達 Pre Series A 資金調達 Series A 資金調達 Series A2 資金調達 OKR期間で全員からアイデア募集 toC サブスクリプション toB みんチャレ禁煙 toG みんチャレフレイル予防 エビデンス研究 toB みんチャレダイエット

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OKR期間で全員からアイデア募集 目標体験・行動に至らない課題(仮説) 施策内容(どうやって課題を解決するか。仮説) 投票数を議論対象の目安に

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2022年4月 起きたこと ・参加者が20名を超えるようになった ・みんチャレやみんチャレの課題の理解度にばらつきが出始めた 打ち手 ・事前の論点整理に時間をかける 運用する中で見えてきた課題

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2022年7月 集まったアイデアを整理し、議論ポイントをピックアップすることに注力 起きたこと ・議論の過程で前提の擦り合わせが必要になり時間がかかるようになった 打ち手 ・アイデア募集段階で前提を揃える 運用する中で見えてきた課題2

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2022年9月 前提情報と共に推奨する施策案を踏み込んで提示 ある程度議論しやすくはなった ただ、大胆な案が出にくくなったという課題も... 運用する中で見えてきた課題3

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組織でプロダクトをつくるという土壌を築くことができている ・2023年以降  ・事業部ごとに施策を検討する体制  ・本質的課題と向き合って施策を打つことが浸透  ・事業部横断の調整もやりやすくなっている   ・各事業を推進するための開発要望   ・プロダクトの本質的課題(始める・続ける行動変容)に対する施策 得られたもの

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まとめ

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経営組織の中で一番技術を理解しているメンバーとして 会社の持続的成長のために何が必要かを考え仕組み化すること ・プロダクト/技術(みんチャレ) ・事業(顧客とプロダクトの提供価値をマッチさせる) ・組織(人) ・(情報セキュリティ) (共同創業CTOである自分に)求められること 組織 プロダクト/技術 事業

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プロダクトと組織づくり ・プロダクトと一体化した組織カルチャーを育てる ・1on1で人・組織を育てる ・組織でプロダクトを育てる 会社の持続的成長のために

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最後に

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A10 Lab Inc. が作る未来 みんチャレで毎日空の写真を撮るというチームに参加しています。 人は空を見上げること幸せを感じることができます。 今は国内だけのサービスですが、みんチャレが世界中で使える未来を想像してみてください、 世界中の人々と同じだけどそれぞれ違う空の写真を送り合う。 同じ目標や目的を持って世界中の人が一緒に励まし合うことで 相互理解を深め世界平和を実現できると私たちは本気で考えています。

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プロダクトと組織づくり ・プロダクト/技術戦略  ・複数事業間のシナジー  ・競争優位性 ・人事評価制度  ・納得感、成長 最近、考えていること

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一緒に開発してくれる仲間募集中!! https://open.spotify.com/show/2IffcGhpVZAAIg0hILWmGE https://recruit.a10lab.com/ 開発のより詳しい内容は直接お話させてください! カジュアル面談は↓↓↓こちらから↓↓↓