VS CodeでF1〜12キーつかってますか？ Atsushi Morimoto (@74th) VS Code Meetup Organizer VS Code Meetup #31 2024-09-30

Atsushi Morimoto @74th ● 本職 データエンジニア/ Webバックエンドのアーキテクト ● 『改訂新版 Visual Studio Code実践ガイド』 （技術評論社） ○ 改訂新版 2024年1月より発売中！！ ● M5Dialを使ったトラックパッド搭載 自作キーボードキット（販売中） ○ 最近 HHKB Life の記事で紹介 『ぺかそ&びあっこが厳選！ 2024年最新クセ強自作キーボード』 ○ M5Stack Japan Creativity Contest 2024 商業アイディア賞受賞

今回のテーマ F1〜12キー使ってますか？

F1〜12キーとは ● キーボードの上部に付いているキー ● HHKBのような小さいキーボードでも、 F5=Fn+5 とかで入力できることが多い。 つまり、記号キー %=Shift+5 と大して認知負荷が変わらない（かも）。 ● アプリケーションごとに用途が違う ○ IMEの入力後文字種変更 （F6:かな、F7:カナ、F8:全角英字、F9:半角英字） ○ 名前変更 F2(Windows) ○ 次を検索 F3（Word、Excel）

VS Codeのデフォルトショートカットの場合 ● F1: コマンドパレット ● F2: リネーム ● F3: ファイル内検索の次にジャンプ ● F4: サイドバー検索の次にジャンプ ● F5: デバッグ開始 ステップ実行の継続 ● F6: サイドバー、パネル、エディタ などのフォーカスの移動 ● F7: ○ 差分表示での次の差分へジャンプ ○ ハイライト表示(単語のカーソルと同 じ単語がハイライトされる）の 次へジャンプ ● F8: 問題パネル（リンター結果）の 次のエラーへジャンプ ● F9: ブレークポイントのトグル ● F10:デバッグのステップオーバー ● F11:デバッグのステップイン ● F12:定義へジャンプ

F1〜12の位置に欲しいか怪しく感じる ● F1: コマンドパレット ● F2: リネーム ● F3: ファイル内検索の次にジャンプ ● F4: サイドバー検索の次にジャンプ ● F5: デバッグ開始 ステップ実行の継続 ● F6: サイドバー、パネル、エディタ などのフォーカスの移動 ● F7: ○ 差分表示での次の差分へジャンプ ○ ハイライト表示(単語のカーソルと同 じ単語がハイライトされる）の 次へジャンプ ● F8: 問題パネル（リンター結果）の 次のエラーへジャンプ ● F9: ブレークポイントのトグル ● F10:デバッグのステップオーバー ● F11:デバッグのステップイン ● F12:定義へジャンプ 直接移動するショートカット使う 使用頻度がそこまで高くない Vimの機能に頼ってる そんなに頻繁にジャンプしない 大抵マウスを使ってる F3、F4と兼用で良い

ということで もっとよく使うコマンドを F1〜12キーに割り当てよう！

実践中のコマンド ● F1: （デフォルト） コマンドパレット ● F2: ファイルへ飛ぶGo to File（Ctrl/Cmd+P) ○ F1のコマンドパレットとキーが近くなり、認知負荷が下がる。 ● F3：ファイル内検索、サイドバー=検索などの条件で、 その対象の次の検索結果へジャンプ ○ いろんな次のジャンプをF3キーにwhen句で仕込む

実践中のコマンド ● F4: ターミナルとエディタのトグル ○ ターミナルをとても頻繁に使うので ● F5: デバッグ設定を選択してデバッグ開始(Select and Start Debug) ○ デバッグ実行中に追加でデバッグを開始することが多いため ● F6: タスクを選択して実行 ○ よく使うコマンドはタスクに仕込まれているため

実践中のコマンド ● F7: パネル出力タブを、対象をコマンドパレットで選択して表示 ○ 出力タブの切替がマウスだとやりにくいので、ショートカット化 ● F8: (デフォルト)次のリンターエラーにジャンプ ● F9: Quick Fix（コード中の💡マーク） ○ F8と相まって超便利に ○ Copilot Fixもここから指示している 超便利

実践中のコマンド ● F10: 空き ● F11: 空き ● ※ デバッグのステップ実行中は以下として機能 ○ F9: Continuer、F10: StepIn、F11: StepOver ● F12: (デフォルト)定義へジャンプ

万能な次へジャンプF3キー 同じキーに複数設定した場合、 条件にマッチする最も最後の設定が 有効になる ※ つまり否定条件の追加は基本不要 以下の優先度に設定するために 逆順に記述する 1. ファイル内検索ウィジェットの次の結果 2. 差分エディタの次の差分 3. サイドバー検索の次の結果 1.ファイル内検索ウィジェット表示中 2.差分エディタ表示中 3.サイドバーに検索を表示中

まとめ ● F1〜12キーを使ってないなら、便利にショートカットを設定して、 自分だけが使いやすいVS Codeを作ろう ● F3を、万能な「次の結果にジャンプキー」にするとわりと便利