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20220308_黒部市社会福祉協議会 総務課経営戦略係 福祉分野のDXを加速させるための組織 Smart-Fukushi Labo

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【社会背景と現状】 〇福祉人材の不足 全業界の人手不足、福祉(介護分野)に至っては増え続けるニーズに対して、キャパシティは大幅 に足りていない。 〇福祉の連携強化 国も社会福祉連携推進法人制度や小規模法人ネットワーク化事業などを展開し、法人連携の強 化や事業統合、一元化などを進めている。 〇データの活用 EBPMを重視した政策立案が必須。介護分野においても「ライフ」による支援データの蓄積をス タートしている。 簡単に言うと、人もいない、お金もない、余裕もない

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【黒部市社会福祉協議会との関係性】 〇広域的な活動のプラットフォーム ・黒部市内に限らず、近隣との連携や全国各地との共同研究など、広域で活動を行うためのプラットフォームになる。 【2022年度】 ①国・県のモデル事業「小規模法人ネットワーク化事業」(黒部市、入善町の6法人で構成)の事務局 ②トヨタモビリティ基金との共同研究事業「福祉版移動シェアサービス SW-MaaS開発」(黒部、豊岡、高崎) 〇調査研究機能の強化と独立 ・黒部市社協の経営戦略係で進めていたシンクタンク機能、新規事業開発等の事業の一部を社団法人へ移行。企業との共同研究 や民間財源を活用し、調査研究機能を強化していく。行政や社協からの助成金は受けず(事業受託はあり)、独立性を担保して活動 を進めていく。 〇持続可能な事業推進体制 ・2022年度は、市社協職員2名を出向(財源はトヨタモビリティ基金の研究事業費)で専従となり、総務課経営戦略係から1名を 兼務の体制で立ち上げ支援を行う。以降、次年度より自主財源での運営を確立し、持続可能な体制をつくる。 広域的な活動と調査研究機能の強化と独立

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mission 3年間で福祉分野のデジタル化とDXを急加速させるための エンジンになる。 vision 福祉の現場でICT利活用やDXが進み、より本来の仕事に注力できるようになり、 働きやすさと共にやりがいが生まれる。

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【福祉分野を「smartふくし」に押し上げるエンジンに】 3年間で一気に、福祉分野をsmart化する。 ※smart(スマート):賢い デジタルやDXを理解し、上手く活かすことのできる状態 福祉団体・組織・法人 Smartふくし 【フェーズ①】 ネットワーク化 課題の棚卸し、整理と集約 【フェーズ②】 デジタル化 紙からデジタルへの置き換え 【フェーズ③】 DX (デジタルトランスフォーメーション) 業務改革 【フェーズ④】 全体最適化 持続可能な地域・体制整備 Smartふくし Engine 機能強化 【シンクタンク】 データ活用 データの見える化・EBPM 機能強化 【シビックテック】 人材育成・場 活動の担い手、場づくり 【市民参加】 住民主体のまちづくり じぶんのまちを自分たちで良くしていく

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【smartふくしラボのポジション】 簡単に言うと、 福祉団体と民間企業・研究機関の間にはコーディネートがいる 福祉団体・組織・法人 SMARTふくしラボ 民間企業・研究機関 困りごとの整理 課題発見 組織内の合意形成 業務改善 DX支援 福祉ニーズへのマッチング 商品開発 実証実験 販路拡大 ICT※ リテラシー推進 ※福祉寄りに伴走支援していくことが強み 最終目標:smartにつながる状態 ※smart(スマート):賢い デジタルやDXを理解し、上手く活かすことのできる状態 ※ リテラシー:「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に 理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」

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学び合う場 learning 実験する場 experiment 研究する場 laboratory SMART ふくしラボ 【3つの場づくり】 Core competence

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SMART ふくしラボ 学び合う場 learning 実験する場 experiment 研究する場 laboratory ビックデータ 蓄積/利活用 福祉分野の デジタル化・DX 研究 民間企業との 共同研究 地域での 実証実験 フォーラム 開催 リテラシー 向上 ビジネスモデル 事業化 プログラム 開発 セミナー 勉強会 ローカライズ 他地域への 展開 福祉団体支援 【3つの場づくり】Core competenceからの事業展開

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実験する場 experiment 「くろべSW-MaaS」2020.1‐現在 トヨタモビリティ基金・トヨタモビリティ富山(品川グループ)・市内社会福祉法人等 福祉版移動シェアサービスの開発 「デジタルふくし推進ネットワーク」2021.10-2023.3 富山県厚生企画課・社会福祉法人や福祉事業者(6法人)・シビックテックラボ 小規模法人ネットワーク化事業による連携推進 「福祉分野の業務改善(デジタル化・DX) 」2021.10-2024.9 株式会社ジンジャー・黒部市社会福祉協議会・福祉事業者 株式会社ジンジャーとのバックオフィス機能のデジタル化・DX共同研究

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研究する場 laboratory 「社会の見える化」2022.4- ※2020年度から国際交流基金(CGP)で実施 (一財)CSOネットワーク・黒部市社会福祉協議会・CI-Labo※任意団体 米国CIC(community indicators consortium) との連携並びに、社会の見える化や地域指 標づくりの研究を行うCI‐Laboとの連携と事務局運営 「くろべ社協オンライン化実験室」2020.5-現在 (一社)リンクデータ・デジタル庁:下山紗代子・黒部市社会福祉協議会 WSや議論の場を様々なツールを活用しながらオンラインで全国各地の 参加者と実験しながら実践していく場 「地域福祉分野のDX推進研究会」2022.6- シビックテックラボ 福祉に関わる組織や団体のDXについて研究し、共有する場 「地域福祉シンクタンク事業」 黒部市社会福祉協議会 委託 国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT) 2019.10~現在 一年更新 NICTの協力研究員として、地域福祉分野でのICTを活用した社会実験 や研究事業へ参画し知見を高める。

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学び合う場 learning 「福祉分野のデジタル化・DX推進」2020.4-現在 福祉事業者・シビックテックラボ 社会福祉協議会、介護保険事業、障害支援サービス事業等のDXに ついて学ぶ。導入支援やモデル事業支援 「5goals for黒部 推進フォーラム」2021- CSOネットワーク・CI-labo・黒部市社会福祉協議会 地域指標づくりや社会の見える化について考え、市民の社会参加を 促すフォーラムの開催 「第3の交通網ソーシャルモビリティ推進」2022- トヨタモビリティ基金・黒部市社会福祉協議会 福祉が持つ移動リソースを地域の足としてどのように活用し、持続 可能な地域移動網「ソーシャルモビリティ」を作り上げるか検討して いく。(兵庫県豊岡市、群馬県高崎市、黒部市)

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【組織体制】 〇事務局 一般社団法人SMARTふくしラボ(任意団体から2022年4月に社団法人) 〒938-0022 富山県黒部市金屋464-1 黒部市福祉センター内 〇専従職員 2名 ※黒部市社協から出向 〇兼務職員 1名 〇協力研究員 5名程度 ※市内社会福祉法人の職員

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【事業計画】 ①福祉版移動シェアサービス「SW‐MaaS」開発 「共同運行実証(地域貢献型)」、「ソーシャルフードMaaS」、「ふくしMaaSプラットフォームづくり」を 行い、2023年度からの事業化を目指す。 2022年度事業計画 ②小規模法人のネットワーク化による協働推進事業 黒部市、入善町の6法人とのネットワークを生かし、オンラインを活用した合同研究、ICTを活用し た総務系業務のデジタル化、車両の共有などを進めネットワーク間の一元化の導入実験を行う。 ③黒部市社会福祉協議会からの委託事業 社会福祉協議会の経営戦略係で行っていたシンクタンク事業や調査研究系の事業の一部を受託し、 連携をしながら事業を実施していく。 (「5goals for黒部の推進評価」、「シンクタンク調査研究事業」、「地域福祉分野におけるICT利活用推進事業」) ④講師派遣、事業支援業務 福祉分野におけるICT利活用の支援や民間事業との共同研究などを行っていく。 ⑤自主事業 地域福祉分野のICT利活用が促進されるためのフォーラムの開催、WEBでの発信や情報交換や仲 間づくりができるプラットフォームの開設を予定している。

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【パートナー】(仮) 社会福祉法人 黒部市社会福祉協議会 黒部市 社会福祉法人連合会