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組織の変化とSREの役割進化 責務拡大にどう応えるか 2024年12月5日 株式会社コドモン 佐々木真也 SREのリアル|組織フェーズに合わせたSREの役割とは

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2 ● 名前 ○ 佐々木真也 ● 所属 ○ コドモン株式会社 ■ 2023年11月〜 ■ SREチーム マネージャー ● X ○ @taishin ● 趣味 ○ サッカー観戦 自己紹介

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3 Mission

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4 すべての先生に 子どもと向き合う 時間と心のゆとりを こんなプロダクトを開発しています メインプロダクトは、保育・教育施設向けWebアプリケーション。 保護者と施設のやり取りを支えるモバイルアプリケーションや、施設職員向けモバイル版 アプリケーション、外部サービスと連携するAPIなども開発しています。

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5 全国のこども施設へのICT普及実績 ● 2014年のサービスリリース以降、全国的に導入が拡大し、現在は保育業務支援システムとして 国内で最も普及が進んでいます。(※) 2022年4月 14,800 2021年4月 11,400 2020年4月 8,000 2019年4月 5,200 2018年4月 3,000 1,500 全国導入数 20,000 施設 2024年11月現在 20,000 園児数   : 約176万人 職員数   : 約40万人 保護者数  : 約315万人 99 継続利用率 .8% 2023年4月 ※東京商工リサーチ「SaaS型業務支援システムの導入園調査2022」 5

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コドモンのSREチーム

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7 ● 約 60 名 コドモン プロダクト開発チーム

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8 ● 開発とインフラ(運用)の時代 ● 社内インフラとか情シス的なものも兼ねている ● チーム間の役割は割と明確 インフラチーム時代 インフラチーム 開発チーム コーポレート系

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9 ● インフラチームがなんとなくSREチームへ・・ ● プロダクトの対応もコーポレート的な対応も・・・ ● チーム間の役割はあいまい SREチームになった(2021年くらい) SREチーム 開発チーム コーポレート系 開発チーム

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10 ● 開発チーム数の増加にSREの人数が対応できていない ● チームごとにSREに対する期待値がバラバラ ● 依頼に都度対応するだけで、個別最適なものが増えていく・・・ プロダクトも拡大、組織も拡大 SREチーム 開発チーム 開発チーム コーポレート系 開発チーム 開発チーム

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プラットフォームチーム 〜責務と考え方の整理〜

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12 チームトポロジー

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13 ● ストリームアラインドチームとの接点はX as a Service プラットフォームチーム Stream-aligned team Platform team XaaS Stream-aligned team Stream-aligned team Stream-aligned team XaaS XaaS XaaS

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14 ● SREチームでやることを明確にする ○ ミッションを作成 ■ 最重要課題は開発者の認知負荷を減 らしつつ、運用まで自己完結できる 環境を提供する ○ やらないことを明確にする ■ プロダクトに特化する ● それ以外は他チームへ ● 振れない場合は、本来のべき論 を認識した上で対応する プラットフォームチームとしてやっていくために

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15 ● 新しいプラットフォームをつくることより、 自分たちのプラットフォームを定義 ○ これやるときはこれっていうのがはっきりして るだけでも認知負荷は減るはず ○ 強制はしない、開発者自身でメンテしていくな ら別のものでもOK ● なるべく聞かなくても、依頼しないでもでき る環境を目指す ○ チームトポロジーのX-as-a-Service プラットフォームチームとしてやっていくために

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16 ● 計測、改善に注力 プラットフォームチームとしてやっていくために https://speakerdeck.com/taishin/platform-engineering-meetup-number-8

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今後 〜落ちたものを再度拾いに〜

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18 ● 会社の成長に伴い、プロダクト以外の高いレベルを求められる技術的 対応が増えてきた ○ CCoE的な役割 ■ 複数のクラウド、SaaSの運用/管理 ○ データ分析基盤 ○ メール、DNS等の技術的対応 ○ 技術的なセキュリティ対応 コーポレート側のインフラ対応強化 SREチーム コーポレート系 ここにボールが落ちや すくなる 対応できなくて遅れが ちになる

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19 ● 会社の成長に伴い、プロダクト以外の高いレベルを求められる技術的 対応が増えてきた ○ CCoE的な役割 ■ 複数のクラウド、SaaSの運用/管理 ○ データ分析基盤 ○ メール、DNS等の技術的対応 ○ 技術的なセキュリティ対応 コーポレート側のインフラ対応強化 SREチーム コーポレート系 社内インフラ対応チーム

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20 ● 完全なXaaS化は難しい ● 各チームでの対応の差が出てくる ● 開発チームにどう関わるかの検討 イネイブリングの検討 Stream-aligned team Platform team XaaS Stream-aligned team Stream-aligned team Stream-aligned team XaaS XaaS XaaS SRE SRE SRE SRE

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21 コドモン採用ページ 開発ブログ コドモンでは一緒に働きたい仲間を募集しています!

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