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安く・手軽に・現場発 既存資産を生かす Slack×AI検索Botの作り方 株式会社WFS 伊藤一樹 岩見祐哉 梅田匠

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梅田 匠 2020年にグリー株式会社(現:グリーホールディングス株 式会社)へ入社。 3Dモデラー・2Dデザイン・アニメーション・リガーの経験 をもとに『聖剣伝説Echoes of Mana』開発中にTAに転向。 現在は『ヘブンバーンズレッド』のホームアニメーション 制作を兼務しつつ、他プロジェクトも担当 主務の傍ら社内における生成AIの活用方法を模索し技術導 入や検証を担当 株式会社WFS テクニカルアーティスト 2

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目次 3 UX設計・運用 開発の動機 と 活用方針の考え方 技術スタック 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS AI検索botについて 社内Slack上で動作する開発資料を検索し、 スレッドで説明してくれるbot (以後bot 主な機能 - Slackのスレッド内で質問応対し、 開発資料から回答する - 画像内の文字も調べることができる - データソース側も画像内の文字を 取得する - RAG検索のデータソースを ユーザーが追加できる - 追加済み資料の更新も日々反映する 4 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS bot の主な機能 - Slackのスレッド内で質問応対し、 開発資料から回答する - 画像内の文字も調べることができる - データソース側も画像内の文字を 取得する - RAG検索のデータソースを ユーザーが追加できる - 追加済み資料の更新も日々反映する 5

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS bot の主な機能 - Slackのスレッド内で質問応対し、 開発資料から回答する - 画像内の文字も調べることができる - データソース側も画像内の文字を 取得する - RAG検索のデータソースを ユーザーが追加できる - 追加済み資料の更新も日々反映する 6

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS bot の主な機能 - Slackのスレッド内で質問応対し、 開発資料から回答する - 画像内の文字も調べることができる - データソース側も画像内の文字を 取得する - RAG検索のデータソースを ユーザーが追加できる - 追加済み資料の更新も日々反映する 7

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開発の動機 と 活用方針の考え方 8

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9 UX設計・運用 開発の動機 と 活用方針の考え方 技術スタック 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 開発の動機 プロジェクト規模の拡大に比例して人員、 とくにアート・プランナーが増加した結果、 サポートを担当するエンジニアやテクニカルアーティストに 負荷の集中が加速してしまう ・・・・・・ 負荷を分散することはできないだろうか? 10 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 開発の動機 習熟度の兼ね合いもあり サポート担当はそう簡単には増やせない 11 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 開発の動機 習熟度の兼ね合いもあり サポート担当はそう簡単には増やせない ↓ 開発情報を持った生成AIなら人員を増やさずに対応できる可能性がある 12 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 想定したbotの担当業務 13 - Unityや Git,Maya,Photoshopなど 開発環境のエラー解消 トラブルシューティング 環境構築のサポート - プロジェクトに必要なソフ トのインストールや設定な どの案内 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 想定したbotの担当業務 14 - Unityや Git,Maya,Photoshopなど 開発環境のエラー解消 トラブルシューティング 環境構築のサポート - プロジェクトに必要なソフ トのインストールや設定な どの案内 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 15 - unityや Git,maya,Photoshopなど 開発環境のエラー解消 トラブルシューティング 質問の内容から直接的な問題解 決にアプローチしてしまい わかりづらい上に問題を解決し ていない ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 16 環境構築のサポート - プロジェクトに必要なソフ トのインストールya設定な どの案内 始めは問題なく 案内をしてくれるが・・・・ ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 17 環境構築のサポート - プロジェクトに必要なソフ トのインストールから設定 などの案内 会話を重ねていくうちに本来の ワークフローの説明から逸れて しまう ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 実践してみた!けれど・・・ Botは「トラブルシューティング」・「環境構築のサポート」 どちらにも向いていなかった 18 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 実践してみた!けれど・・・ なぜか? 19 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 実践してみた!けれど・・・ それぞれに必要な機能の認識が間違っていました 20 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 実践してみた!けれど・・・ 21 トラブルシューティング - 具体的な問題の解決方法・開発資料を提示する機 能 - 不明瞭な質問に対して、 具体的な問題点を推測して絞り込む機能 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 実践してみた!けれど・・・ 22 トラブルシューティング - 具体的な問題の解決方法・開発資料を提示する 機能 - 不明瞭な質問に対して、 具体的な問題点を推測して絞り込む機能 しつもんだけだと こたえが きまらないかも ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 実践してみた!けれど・・・ 23 環境構築のサポート - 明確に定まったワークフローを会話形式で 順番通りに提示する機能 - フローの途中で起きた問題を トラブルシューティングする機能 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 実践してみた!けれど・・・ 24 - 不明瞭な質問に対して、 具体的な問題点を推測して 絞り込む機能 - 具体的な問題の解決方法・ 開発資料を提示する機能 トラブルシューティング 環境構築のサポート - 明確に定まったワークフ ローを会話形式で順番通り に提示する機能 - フローの途中で起きた問題 をトラブルシューティング する機能 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 実践してみた!けれど・・・ 25 - 不明瞭な質問に対して、 具体的な問題点を推測して 絞り込む機能 - 具体的な問題の解決方法・ 開発資料を提示する機能 トラブルシューティング 環境構築のサポート - 明確に定まったワークフ ローを会話形式で順番通り に提示する機能 - フローの途中で起きた問題 をトラブルシューティング する機能 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 26 - Unityや Git,Maya,Photoshopなど 開発環境のエラー解消 トラブルシューティング 環境構築のサポート - プロジェクトに必要なソフ トのインストールや設定な どの案内 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 活用法の方針転換 - 具体的な問題点の解決方法 ・開発資料を提示する機能 開発資料のお手軽検索 企画 開発α 運用 開発β

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技術スタック 27

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伊藤一樹 2015年、オンラインゲーム開発会社に入社。 2020年にグリー株式会社(現:グリーホールディング ス株式会社)へ入社。 『ヘブンバーンズレッド』のサーバー開発リードな ど、複数プロジェクトに関わる。 現在は新規プロジェクトとDataPlatformチームを兼務 し、AIを活用したソリューション開発に従事。 株式会社WFS リードエンジニア 28

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29 UX設計・運用 現場発・ 実践から見えた活用法 技術スタック 企画 開発α 運用 開発β

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技術スタック ● Slack ● Cloud Run Functions ● Cloud Run Jobs ● Python ● Vertex AI Search ● Gemini API 30 とてもふつうだよ ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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技術スタック 31 バッチ処理 リアルタイム処理 Vertex AI Search Cloud Scheduler Cloud Run Jobs データソース (HTML, PDF, CSV等 ) Cloud Run Functions Slack 企画 開発α 運用 開発β

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紆余曲折ありました 32 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS まずは要件を再確認してみよう 33 ● 独自のドキュメントを使用して質問に回答できるSlack Bot ○ 社内向けツールで開発コスト、使用頻度ともに高くない - Unityや Git,Maya,Photoshopなど 開発環境のエラー解消 トラブルシューティング 環境構築のサポート - プロジェクトに必要なソフ トのインストールや設定な どの案内 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 「安く・手軽に」を実現するために ノーコードで使えるGoogle CloudのConversational Agentsを使ってみた 顧客からのお問い合わせ対応を自動化するチャットボットが作成できるサービスです 34 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 「安く・手軽に」を実現するために ノーコードで使えるGoogle CloudのConversational Agentsを使ってみた それっぽいものはできたが、細かいところのチューニングが難しかった... →最新Modelが使えないとか →データストアの検索精度とか →画像によるマルチモーダルでのクエリができないとか 35 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS やっぱり自分でつくろう Cloud Run Functions →無料枠で収まる Gemini API →他のAIと比べてinputもoutputも数分の1程度のコスト Vertex AI Search →ちょっと高い 36 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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バッチ処理を覗いてみよう 37 バッチ処理 リアルタイム処理 Vertex AI Search Cloud Scheduler Cloud Run Jobs データソース (HTML, PDF, CSV等 ) Cloud Run Functions Slack 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS バッチ処理 38 Cloud Scheduler Cloud Run Jobs データソース (HTML, PDF, CSV等 ) Cloud Storage 1. 1日1回ジョブを起動 Vertex AI Search ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS バッチ処理 39 Cloud Scheduler Cloud Run Jobs データソース (HTML, PDF, CSV等 ) Cloud Storage 2. 最終更新日時に変更が あった資料のみ追加・更新 Vertex AI Search ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS バッチ処理 40 Cloud Scheduler Cloud Run Jobs データソース (HTML, PDF, CSV等 ) Cloud Storage 3. GCSから Vertex AI Searchにインポート Vertex AI Search ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS バッチ処理 Vertex AI Searchのデータストア ● 料金 ○ インデックス料金 ■ Webページなら2万ページくらいまで無料(目安) ○ レイアウト パーサー ■ HTMLなど構造を解析して、意味のあるかたまりでチャンクを作 成してくれる ■ これがまぁまぁ高い(10$ per 1000pages) 41 企画 開発α 運用 開発β

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リアルタイム処理を覗いてみよう 42 バッチ処理 リアルタイム処理 Vertex AI Search Cloud Scheduler Cloud Run Jobs データソース (HTML, PDF, CSV等 ) Cloud Run Functions Slack 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS リアルタイム処理 43 1. SlackからEvent通知 Cloud Run Functions Slack Vertex AI Search ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS リアルタイム処理 44 2. Gemini APIにSlackスレッドと システムプロンプトを渡す Cloud Run Functions Slack Vertex AI Search ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS リアルタイム処理 45 3. Functional Callingで 資料をベクトル検索する Cloud Run Functions Slack Vertex AI Search ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS リアルタイム処理 46 4. 得られた資料をGemini APIに 要約してもらい、ユーザーへの 回答を作成する Cloud Run Functions Slack Vertex AI Search ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS リアルタイム処理 Cloud Run Functions, Gemini, Vertex AI Search ● 料金 ○ ほぼかかりません(300件で月1000円以下) 47 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS リアルタイム処理 お手軽さと回答精度はトレードオフ ● Vertex AI Search ○ 非構造化検索 + 構造化検索機能 (実装多い、コスト低い) ■ チャンク毎に元データを返す ■ 自由度高い ○ 非構造化検索 + 構造化検索機能 + AIモード (実装少ない、コスト高い) ■ クエリに対してVertex AI Search側のGeminiで要約して回答してくれる ■ 自由度低い 48 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS リアルタイム処理 お手軽さと回答精度はトレードオフ ● Vertex AI Search ○ 非構造化検索 + 構造化検索機能 (実装多い、コスト低い) ■ チャンク毎に元データを返す ■ 自由度高い ○ 非構造化検索 + 構造化検索機能 + AIモード (実装少ない、コスト高い) ■ クエリに対してVertex AI Search側のGeminiで要約して回答してくれる ■ 自由度低い 49 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS リアルタイム処理 回答精度をあげるために ● Vertex AI SearchはFunctional Callingで呼び出す ○ Geminiが会話のコンテキストやプロジェクトの性質などを加味したクエリを作成してく れる。 ■ 例) 今日はいい天気ですね... ところで、環境構築のやり方教えて。 ● 「環境構築 やり方」で検索してくれる 50 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS リアルタイム処理 回答精度をあげるために ● Vertex AI Searchの検索結果はフィルタリングする ○ modelScore ■ ページ全体のクエリとの合致度 ○ chunkScore ■ ページの一部分(chunk)とクエリとの合致度 ■ chunkScoreが高いものを優先したほうが、ユーザーが意図したデータになることが 多かった(体感) 51 企画 開発α 運用 開発β

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岩見 祐哉 2011 年にグリー株式会社(現:グリーホールディングス株式会社)へ 入社し、Publishing業務に従事。 2018年よりライトフライヤースタジオにて、『ダンまち〜メモリア・フ レーゼ〜』『ヘブンバーンズレッド』のリードスクリプターとしてイベ ント実装をおこなう。 現在ではイベント実装に加え、チームに在籍しているスクリプター25名 以上のディレクションも行っている。 株式会社WFS リードスクリプター 52

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53 UX設計・運用 現場発・ 実践から見えた活用法 技術スタック 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 開発資料が1万件以上! 作成された仕様書/開発資料が大量にあり、 読みきれずに問題が起こってしまう事例が多々ありました。 資料は適切に読まれることが大事! そのため本Botが活用されるよう UXの設計と運用フローを整えました。 54 企画 開発α 運用 開発β

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS Slackで気軽に使えるようにする! 55 企画 開発α 運用 開発β おこなったこと

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS ・最小限の言葉(ai)で呼び出せるように ・スレッド形式で応答ができるように ・スレッド内の会話が保存されるように ・クローズドチャットでも使えるように ・可読性を考えMarkdown記法に 56 ai デバッグメニュー何がある? 「デバッグメニュー」について検索してみた よ! 主な機能は以下の通りだよ。 〜〜〜〜〜 企画 開発α 運用 開発β ai 詳しく補足して 「デバッグメニュー」についてもっと詳しく 知りたいんだね!前回の説明に加えて、 〜〜〜〜〜 具体事例

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS ・画像の問い合わせもできるように 57 企画 開発α 運用 開発β ai このエラー何 「バリデート失敗しました」というエラーメッ セージで検索してみたよ 画像に表示されているエラーメッセージは、指定 されたファイルのバリデーションに失敗したこと を示しているよ。 このエラーの詳細を確認するには◯◯というツー ルを使うのがおすすめだよ 〜〜〜〜〜 具体事例

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS ・タグ付けで登録可能! ・毎日更新されたページをSlackに表示 58 企画 開発α 運用 開発β engineer 今日読んだ資料を頭の中で整理してるよ 10分くらいかかりそう -------------------------------------------- 総ページ数 all:44ページ engineer:314ページ art:738ページ ~~~~~ 新規ページ数 engineer: 1ページ ~~~~ 更新ページ数 engineer: 2 ページ art: 4 ページ かかった時間: 4分50秒 具体事例

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS とにかくかわいくする! ・かわいいに特化したイラスト! ・Botっぽい話し方をしない! 59 ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 企画 開発α 運用 開発β ai 今日もかわいいね わぁ、ありがとう!そう言ってもらえると、とって も嬉しいな! プロジェクトのみんなの役に立てるように、これか らも頑張るね! 具体事例

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 運用でも細かく改善 60 企画 開発α 運用 開発β ・改善要望を誰でもスプレッドシートに記載できるように!

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS 結果 ・ユーザー数、問い合わせ件数が大幅伸長中! ・利便性の高さ、導入コストの低さから導入プロジェクトが増え続けている 61 企画 開発α 運用 開発β

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まとめ 62

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS まとめ ● 生成AIは柔軟さが目立つのでつい過度な期待をしてしまいますが、 とうぜん得手不得手がある ● 他のツールと同じように 目的にあわせた機能、機能にあわせた使い方が大切 63

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS まとめ しかし他のツールと違う点として、AIならではの柔軟性による特徴があります 例 ● 入力に厳密な正確性を求めないこと ● マルチモーダルで画像を用いた検索 ● 柔軟性を前提にしたUXの設計 ● 定型文ではない返答によるBotのパーソナリティの獲得 64

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©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS まとめ ● 自社でつくる事で他社のパッケージ化されたサービスよりも安価に稼働 ● クラウドサービスが整ってきたことで比較的手軽な選択肢もある ● 万能ではないので、要件にあわせた技術選定は必須 65

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ご清聴ありがとうございました 66

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