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ぶっちゃけどうなの、コンパウンド 〜連続複数事業⽴ち上げから⾒る、PdMが成⻑する環境の考察〜 2025/1/19 株式会社LayerX 飯沼広基 (numashi)

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© LayerX Inc.  2 ⾃⼰紹介 飯沼 広基 (いいぬま ひろき) numashi 株式会社LayerX バクラク事業部 VP of Product 略歴 ● ハードウェアエンジニア ● プロジェクトマネージャー ‧将来はキウイ農家をしたい ‧バクラク事業の既存プロダクトを⾒たり、新規プロダクトを 複数作ったり、マネジメントしたり ‧今はバクラク共通管理というプロダクト横断的なユーザー管 理‧認証基盤のPdMとLLMを使った社内向けプロダクトのPdM @numashi_Biz ● 法人営業 ● プロダクトマネージャー 事業開発 ハードウェアエ ンジニア プロダクトマ ネージャー バックグラウンド ● 事業開発 ● マーケ・IS・FS・CS幅広に

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© LayerX Inc.  3 会社概要 すべての経済活動を、デジタル化する。 会社名 株式会社LayerX(レイヤーエックス) 代表取締役 代表取締役CEO 福島 良典 代表取締役CTO 松本 勇気 創業 2018年 8⽉1⽇ 資本⾦ 約132.6億円 拠点 東京本社 〒103-0012 東京都中央区築地1丁⽬13−1 銀座松⽵スクエア 関⻄⽀社 〒530-0003 ⼤阪府⼤阪市北区堂島1-1-5 関電不動産梅⽥新道ビル 中部⽀社 〒453-6111 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート 九州⽀社 〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲3-7-24 従業員数 386名 (2024年10⽉末⽇時点)

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© LayerX Inc.  4 LayerX 事業紹介 「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げ、 法⼈⽀出管理サービス「バクラク」や企業内業務のデジタル化を⽀援するサービスを提供 バクラク事業 企業活動のインフラとなる法⼈⽀ 出管理(BSM)SaaSを開発‧提供 Fintech事業 ソフトウェアを駆使したアセットマネジ メント‧証券事業を合弁会社にて展開 AI‧LLM事業 ⽂書処理を中⼼とした、LLMの活⽤によ るプロセスのリデザイン

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© LayerX Inc.  5 バクラクのビジョン AIの⼒で⼊⼒‧承認を簡単に⾃動化。 今までの「仕⽅ない業務」を撲滅

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© LayerX Inc.  6 プロダクトの作り⽅‧強み バックオフィス(BSM‧HRM)領域のAI SaaS。AIにより業務そのものをなくし、⽣産性を改善 AI-powered ワークフロー 基幹システム連携 内部統制の構築 マスタメンテナンスの削減

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© LayerX Inc.  7 実業務に寄り添い、テクノロジーで圧倒的な使いやすさを実現 ⼀括アップロードでAI-OCR 横並びの画⾯で参照できる 読み取り箇所の⾊分け 複数のレシートを100枚まで同時にアップロー ド可能。AI-OCRが読み取りと同時進⾏で画像 処理を実施します。 対象の書類データの読み取り箇所と⼊⼒項⽬ を参照できる横並びの画⾯を採⽤。画⾯遷移 の⼿間がありません。 読み取り箇所が⾊分けされ、⼊⼒箇所も⾊が 紐づいているため、書類と読み取られた箇所 の確認が簡単です。

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ぶっちゃけどうなの、コンパウンド 〜連続複数事業⽴ち上げから⾒る、PdMが成⻑する環境の考察〜

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© LayerX Inc.  9 コンパウンド型の事業とはなにか 各プロダクトがドメイン独⽴開発ではなく、データを基軸にしてドメイン横断的な共通要素と、 ドメイン独⾃のロジックで作られるアプリケーションを開発し、複数プロダクトを同時多発的に ⽴ち上げる事業スタイル

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© LayerX Inc.  10 ここで感想 うん、むずい、どゆこと

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© LayerX Inc.  11 要約すると:4つの特徴 ● 創業時から単一プロダクトではなく、複数プロダクト を意図的に提供 ● 利用する部署(≒ドメイン)でサービスを区切るのではなく、データを中心にサービスを統合 する ● プロダクト間の連携の良さそのものがプロダクト である ● 複数のプロダクトを管理、ローンチするケイパビリティ を持つ

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© LayerX Inc.  12 コンパウンドの実際: ● 創業時から単一プロダクトではなく、複数プロダクト を意図的に提供 ○ →当初、コンパウンドなんて概念は一般的ではない。つまり、意図して作ったわけではないが、顧客に深く入った ら自然とそういう設計になった ● 利用する部署(≒ドメイン)でサービスを区切るのではなく、データを中心にサービスを統合 する ○ →顧客に深く入ったら、 自然とデータを受け渡しているのが人手だったので、ソフトウェアに任せたくなった ● プロダクト間の連携の良さそのものがプロダクト である ○ →本当に色々大変。実装的な制約とも戦いながら意志を強く持つ必要がある。プロダクトマネージャーとしての 成長が求められる環境 になっている。 ● 複数のプロダクトを管理、ローンチするケイパビリティ を持つ ○ →本当に色々大変。足元を見ずに、遠くを見る必要がある。プロダクトマネージャーとしての成長が求められる 環境になっている。

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© LayerX Inc.  13 結果どうなっているか: 組織:PdM未経験者40%超(6⼈/14⼈) 実績:T2D3(※)を超える事業成⻑速度 T2D3:SaaSビジネスを1年毎に3(triple)倍→3倍→2(Double)倍→2倍→2倍に成⻑させていくこと。 グローバルに事業成⻑速度が良い企業群として⾒る1つの⽬安として利⽤される。

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© LayerX Inc.  14 コンパウンド事業の特徴をまとめると: ● 良ければpmconfの登壇資料があるので、 そちらをご覧ください。 ● 複数事業あることでどんな成⻑環境に置か れるのか 顧客に深く⼊り込み、 良いプロダクトを作る プロダクトマネージャーと しての成⻑環境

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© LayerX Inc.  15 良いプロダクトを作るには、の話 pmconf2023 CPO 榎本 pmconf2024 申請経費 PdM 加藤 pmconf2024 AI-PdM 米田 機能をどう作るか?はこの辺の話が実態としてあるので、今⽇は働く環境とか、プロダクトマ ネージャーの⽣き⽅みたいな話をします。

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© LayerX Inc.  16 本⽇話す内容について ● 良ければpmconfの登壇資料があるので、 そちらをご覧ください。 ● 複数事業あることでどんな成⻑環境に置か れるのか ● 複数事業なくてもできることの紹介 顧客に深く⼊り込み、 良いプロダクトを作る プロダクトマネージャーと しての成⻑環境 本⽇お話すること:成⻑環境の考察

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成⻑環境の前に、プロダクトマネージャーという仕事についての私⾒

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© LayerX Inc.  18 プロダクトマネージャーという役割について 皆さんは、プロダクトマネージャーは 何に責任を持っていると思いますか?

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© LayerX Inc.  19 エンジニアは エンジニアリングを⾏い、顧客の要求を満たす仕様を実現し、⻑期間にわたって⾼い品質でプロダクトを作る デザイナーは インターフェースを定義することで、⻑期間にわたって使いやすく、愛されるプロダクトを作る マーケターは プロダクトを知らない潜在ユーザーに対して、需要を喚起する セールスは マーケターが獲得した潜在ユーザーにプロダクトの魅⼒づけを⾏い、ユーザーの⼼を動かし、契約を獲得する カスタマーサクセスは 顧客に寄り添い、プロダクトを駆使しながら、顧客の課題を解決できる⽀援を⾏う 他の役割について

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© LayerX Inc.  20 エンジニアは エンジニアリングを⾏い、顧客の要求を満たす仕様を実現し、⻑期間にわたって⾼い品質でプロダクトを作る デザイナーは インターフェースを定義することで、⻑期間にわたって使いやすく、愛されるプロダクトを作る マーケターは プロダクトを知らない潜在ユーザーに対して、需要を喚起する セールスは マーケターが獲得した潜在ユーザーにプロダクトの魅⼒づけを⾏い、ユーザーの⼼を動かし、契約を獲得する カスタマーサクセスは 顧客に寄り添い、プロダクトを駆使しながら、顧客の課題を解決できる⽀援を⾏う どこかにプロダクトはいます

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© LayerX Inc.  21 プロダクトマネージャーの責任 「プロダクトを定義」する責任を負う。 プロダクトマネージャーは、顧客のニーズに基づいて、製品や製品ラインの戦略、ロードマッ プ、機能を定義する。 プロダクトマネージャーはプロダクトを定義するけど、作る責任を持たない、使いやすくデザインす る責任を持たない、リードを⾒つけて、パイプラインを作る責任を持たない、売上の責任もとらな い、解約の責任も持たない。

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© LayerX Inc.  22 プロダクトを定義するという責任は、とても⼤きい エンジニアは PdMが定義したプロダクトを作っても売れないと事業⽬標を達成できない。 デザイナーは PdMが定義したプロダクトのインターフェースを作っても、売れないとユーザーにその使いやすさが届かない マーケターは PdMが定義したプロダクトがマーケットできないとリードとパイプラインが作れない。 セールスは PdMが定義したプロダクトが売れないと売上⽬標を達成できない。 カスタマーサクセスは PdMが定義したプロダクトが活⽤されないと解約される。

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© LayerX Inc.  23 プロダクトの定義を失敗すると? 経済状況、競合の理解、顧客のニーズなどの定義を間違えると、プロダクト が売れず、事業は停滞して、社員は離れ、最悪の場合はリストラを⾏うしか ⼿段がなくなる。 プロダクトのUXや品質が悪いと会社の評判が悪くなり、解約につながり、 事業が悪化していく

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© LayerX Inc.  24 プロダクトマネージャーという役割は 結果責任となるため、責任重⼤ (※他の職種も正直全部責任重⼤ですが)

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© LayerX Inc.  25 グローバルではPdMに事業のナレッジの重要性が認知されていてMBAが推奨されている ⼀般的なPdMキャリアパス エンジニア → MBA → インターン → PdM

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© LayerX Inc.  26 採⽤する⼈でもあるので、⼀⾔ そんな⼈おらん🥺

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© LayerX Inc.  27 結果様々な企業内で起きていること ‧(採⽤できないので)誰かが実質的PdMしてる ‧経験者採⽤できない ‧内部登⽤してみたけどやり⽅わからない

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© LayerX Inc.  28 プロダクトの定義ができるプロダクトマネージャーを発⽣させることへの私⾒ 育成できるという考え⽅は捨てた⽅が良い ⼀⽅、厳しくも成⻑できる環境を作ることはできる

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すごいプロダクトマネージャーとはなんだろうか

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© LayerX Inc.  30 シニアなプロダクトマネージャーとは by ChatGPT

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© LayerX Inc.  31 皆さんの気持ちを代弁 どうやったらなるんだ🥺

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© LayerX Inc.  32 ぱっと⾒でわかること 多⾯的な思考‧経験が重要である

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© LayerX Inc.  33 プロダクトの定義ができる理想のプロダクトマネージャーの私⾒ 成功した事業を多数⾒ていて、それらの成り⽴ちを出来 事ベースで語ることができた⼈ほど、「良いプロダクト の定義」ができる⼈である

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© LayerX Inc.  34 プロダクトマネージャーの2パターン 事業が成功 事業が失敗

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© LayerX Inc.  35 プロダクトマネージャーの2パターン 事業が成功 プロダクトマネージャーは、ほぼ確実に以下の2種類に分類される構造となってしまう 事業が失敗 少数のプロダクトに ⻑く携わる経験 多数のプロダクトに 短く携わる経験

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© LayerX Inc.  36 プロダクトマネージャーの2パターン 事業が成功 プロダクトマネージャーは、ほぼ確実に以下の2種類に分類される構造となってしまう 事業が失敗 様々な事業フェーズでの経験 様々な事業領域での経験 様々な事業フェーズでの経験 様々な事業領域での経験

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© LayerX Inc.  37 つまり、すごいプロダクトマネージャーになるには? ⻑い期間頑張る必要がある

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© LayerX Inc.  38 本当か?

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© LayerX Inc.  39 バクラク事業の現状についての再掲: 組織:PdM未経験者40%超(6⼈/14⼈) 実績:T2D3(※)を超える事業成⻑速度 T2D3:SaaSビジネスを1年毎に3(triple)倍→3倍→2(Double)倍→2倍→2倍に成⻑させていくこと。 グローバルに事業成⻑速度が良い企業群として⾒る1つの⽬安として利⽤される。

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© LayerX Inc.  40 もし、時間を⻑く費やさないとシニアなプロダクトマ ネージャーになれないとしたら、事業はうまくいってい ない。成⻑への要素が必ずある。

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コンパウンド事業における、プロダクトマネージャーの成⻑環境要素

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© LayerX Inc.  42 おさらい:コンパウンド事業について ● 創業時から単一プロダクトではなく、複数プロダクト を意図的に提供 ○ →当初、コンパウンドなんて概念は一般的ではない。つまり、意図して作ったわけではないが、顧客に深く入った ら自然とそういう設計になった ● 利用する部署(≒ドメイン)でサービスを区切るのではなく、データを中心にサービスを統合 する ○ →顧客に深く入ったら、 自然とデータを受け渡しているのが人手だったので、ソフトウェアに任せたくなった ● プロダクト間の連携の良さそのものがプロダクト である ○ →本当に色々大変。実装的な制約とも戦いながら意志を強く持つ必要がある。プロダクトマネージャーとしての 成長が求められる環境 になっている。 ● 複数のプロダクトを管理、ローンチするケイパビリティ を持つ ○ →本当に色々大変。足元を見ずに、遠くを見る必要がある。プロダクトマネージャーとしての成長が求められる 環境になっている。

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© LayerX Inc.  43 シングルプロダクト、マルチプロダクト、コンパウンドプロダクトについて マルチプロダクト ● 事業単位で組織を分離 ● ⼀部の資産は共通化(デザイ ンコンポーネントなど) ● 1プロダクトを少数運営し、 PdMにかかる責任は⼤きく、 定義する⼒も伸びやすい ● 他のプロダクトに深く⼊るこ とが⽇常業務ではあまりない コンパウンドプロダクト ● 1プロダクト少数運営だが、隣 接プロダクトと連携させるた め、1事業としてKPIを負う責 任と、複数プロダクトを定義 する環境に置かれる ● ⾊々作るのが難しい(割愛) シングルプロダクト ● 単⼀のプロダクトディスカバ リープロセスにより、明確な KPIの設定と測定が可能 ● 単⼀事業だが、プロダクトが 巨⼤化すると複数機能に分割 する。PdMは分割組織毎に配 置され、組織毎のKPIを追う ため、事業全体のKPIを⾒づら い構造に置かれやすい 複数事業経営

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© LayerX Inc.  44 コンパウンド事業が実態としてどうなっているか? 2021/01 バクラク請求書 2021/04 バクラク申請 2021/11 バクラク電子帳簿保存 2022/04 バクラク経費精算 2022/07 バクラクビジネスカード 2023/07 バクラク請求書発行 2025/01 バクラク勤怠 2024/08 申請・経費精算ネイティブアプリ 約4年で、8個のプロダクトをローンチ。 プロダクト間連携のものや共通基盤、社内運⽤プロダクトなども含めると、14個のプロダクトが存在 ・成熟度の異なる、複数のプロダクトが同時に見れる ・複数個のプロダクトが連携前提に作られているので、 強制的に他のプロダクトを見る必要がある

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© LayerX Inc.  45 ⾃分のプロダクトはIT系、スタートアップ企業にPMFしている。 あるプロダクトは、製造業の企業でかつ創業30年以上の企業に PMFしている。同じプロダクトシリーズなのに。 ケーススタディ1:(フィクションです)

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© LayerX Inc.  46 単純に興味湧くので、なぜPMFするのか 確認しにいきますよね? 鍵はなんだったのか?をストーリーベースで解釈できます

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© LayerX Inc.  47 ⾃分のプロダクトAと、連動する別のプロダクトBで、それぞれ次 アプローチしたいターゲットが違う。開発ロードマップをどう⽴て る? ケーススタディ2:(フィクションです)

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© LayerX Inc.  48 AもBも、違うプロダクトだけど連動するので、ターゲット が異なった理由とか、⽣の情報を聞きに⾏きますよね? 似た事業だけど何が起きているのか?をストーリーで聞く ことができます

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© LayerX Inc.  49 複数のプロダクトを、⾃分事化して⾒れる環境があること 単純に⾒れる環境に居るだけでは不⼗分 良いプロダクトマネージャーが⽣まれる環境の条件

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© LayerX Inc.  50 プロダクトマネージャーの成⻑環境に対する私⾒ ⾃分の事業の成功 成⻑するプロダクトマネージャーは、2つを並列させる環境に⾝を置くのが良い コンパウンド事業は、それを社内でもできる環境となる 知⾒を強制獲得 様々な事業フェーズでの経験 様々な事業領域での経験 様々な事業フェーズでの経験 様々な事業領域での経験

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© LayerX Inc.  51 ここらへんで皆さんの声の代弁を コンパウンド事業じゃないんだけど🥺

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© LayerX Inc.  52 アンサー 概念的に、コンパウンドPdMぽいことはできます というか、やっていたので最後にご紹介

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PdM裏話会のすゝめ

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© LayerX Inc.  54 皆さんへの問: 普段、プロダクトマネージャーやる中で、 悩みがつきないですよね???

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© LayerX Inc.  55 ⾃分の場合: バクラクが当時コンパウンドなんて意識してなかった頃、新規事業(経 費精算)を⽴ち上げた⾃分は、単独で事業として成⽴できる可能性を感 じつつも、既存プロダクトのクロスセル商材として扱われていました。 既存プロダクトに勝つくらいの新規事業にしたい!と思ってましたが、 組織⽂化の壁に当たってました。

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© LayerX Inc.  56 約3年前 2021/01 バクラク請求書 2021/04 バクラク申請 2021/11 バクラク電子帳簿保存 2022/04 バクラク経費精算 2022/07 バクラクビジネスカード 2023/07 バクラク請求書発行 2025/01 バクラク勤怠 2024/08 申請・経費精算ネイティブアプリ 実は、当時バクラク請求書以外は単体で伸びるものがなかった

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© LayerX Inc.  57 やったこと:ただただ⾏動するだけ 1. HubspotのPdMの⼈にXでDMして、MAツールから営業管理ツールを⽣ んだ話を聞き、悩みにアプローチしてくれる、ストーリーを仕⼊れた 2. AirbaseのPdMの⼈にXでDMしてロードマップの作り⽅や営業組織の作 り⽅を聞いた 3. いろんなイベント参加して、オープンな場では聞きづらかったので、後 ⽇クローズドな勉強会をさせてもらって、⽣々しい話を教えてもらった (その節は、いろんな企業の⽅々、ありがとうございました)

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© LayerX Inc.  58 やってみてわかったこと クローズドな裏話が⼀番⾊々聞ける! PdM裏話会は誰でも真似できる

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© LayerX Inc.  59 最近は裏話の応⽤として、1on1でこんな話も①: 同時期に出たタブレットPOSレジのSaaS、両⽅⽣き残っていて伸びているけど、⼤資本vs ⼩資本の会社でどういうプロダクト戦略があったか、3年後なにをしてくるか

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© LayerX Inc.  60 最近は裏話の応⽤として、1on1でこんな話も②: ロボアドバイザー事業のブランディングと、プロダクトのValuePropositionってどんな違 いがあるんだろう

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© LayerX Inc.  61 裏話会で強制的に知⾒を獲得しよう プロダクトマネージャーは忙しいです。暇だったとしたらその事業は停 滞している可能性が⾼いためです。 このため、意外と知⾒を獲得するという⾏動量を発揮しない⼈は世の中 多いです。つまり、世の中突き抜けた⾏動量を持つ⼈がいないです。 だから、環境を作ることが重要だと思います。裏話会の強制開催でも、 成⻑できる環境に⾝を置くことでも、なんでもいいと思います。

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まとめ

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© LayerX Inc.  63 まとめると: ● プロダクトマネージャーの仕事は「プロダクトを定義する」こと ● プロダクトの定義には⼤いなる責任が伴う ● 良質なプロダクト定義を早期に積むには、⾃分が責務を負っていな いプロダクトだとしても、フェーズの異なる事業を⾒れる環境に強 制的に置くのがはやいので、コンパウンド事業は良いPdMを⽣むに は最適(ただ、作るのはまじでつらい) ● 擬似的に成⻑を促進する環境を作ることはできる ● PdM裏話会はおすすめ!

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© LayerX Inc.  64 最後に: オンラインでよく相談乗っているので、いつでもご応募してください (XでDMしてくれればいつでも返信します、毎週3⼈くらいは何かしらは なしています)