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トヨタ社は模倣によって自動車の製造を始めた。
“日本の自動車工業は、欧米車の模倣からはじまっている。ねら
いをつけた乗用車を入手し、分解して調査する。それをモデル
に設計し、部品をつくり、完成させる。 ”
“技術的蓄積の少ない日本の技術者にとって、模倣であったにし
ても、自動車をつくることは大いなる挑戦であった。戦中は中
島飛行機で、戦後はプリンス自動車で内燃機関開発にたずさ
わった岡本和理氏(かずただ)によれば、(自動車エンジンは)技術
に対して鈍感であるのがその特徴であるという。 ”
“つまり、その原理理論を知らなくとも、現にあるものをそのま
ま模倣してつくれば、それに近い性能を引き出すことが容易に
できる。”
『初代クラウン開発物語』