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Outside-In & Inside-Out ~元SIERの僕がセキュリティ メーカーの技術営業になって、 色々とわかったセキュリティ ソフトについてのあれこれ!?~

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本日の発表 内容について ・完全に個人の意見であり、 この発表内容は所属組織の 意見ではありません。 ・大事なところには下線を引いて います。要チェックや!

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発表者略歴 • 久保俊平 @MC_SEC_KB • マカフィー株式会社セールスエンジニア エンドポイント/モバイル・Webゲート ウェイ製品・DLPや暗号化製品等を担当 https://bit.ly/2EnBdQS • その前は銀行SIERで、ほぼ毎日進捗報告、 ほぼ毎週障害対応をやってました。 • ITILはいいぞ。 • 日本拳法という総合格闘技をやっていま した。

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発表者略歴 • 主な作品 ・マカフィーブログ:https://bit.ly/2OB1It6 ・セキュリティ替え歌等(Hardening Project系 / in Twitter) ・最新作:シフトレフトサイン(米津元帥:ピースサインより) https://bit.ly/2H3oFAO ・「ドラえもん のび太の宝島」で読み解く標的型攻撃 https://bit.ly/2B2lZ1F ・古典で読み解くエクスプロイト 時そば編 https://bit.ly/2MJcWvh

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前職で転職を切り出した時に 言われた言葉 • ぼく「セキュリティ系に行きます」 • 上司「セコムとかに行くの?」 • ・・・違うんだけど、会社をデータ漏洩やサイバー犯罪から • 衛るのは、家庭を強盗や泥棒から衛ることと同じなので、 • まあ遠くないか。

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わかったこと: セキュリティソフト は保険 ただし、「持ってい たからといって転ば ないとは限らない」 だけど、 「持ってい たからといって転ば ないとは限らない」 からといって、持た ないままでいいんで すか? そこにどういう態度 で臨むんですか? 何に対して保険をか けますか? そこにどれほどの投 資的価値を見出しま すか?

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わかったこと: Anti-Virus • 英語圏の人は「あんたいばいるす」と読む。 • 中の人になってわかったのは、AVはセキュリティ を構成する、ごく一部の要素・道具に過ぎない。 • 弊社の旧ロゴは「盾」のマークでしたが、 盾をもっていても、うまくそれを動かさないと 矛にやられてしまいますよね。 セコムのサービス買っても、家を出るときに きちんと設定しないと泥棒に入られても うまく作動しないですよね。

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某セキュリティ リサーチャーの 言葉からの引用 「セキュリティがどんなに注目 がされようとも脇役であって、 主役は運用」

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マキタスポーツの 言葉からの引用 (東京ポッド許可局) 人間は、 「習慣」と「面倒くさい」に 支配されている ↓↓↓ 最初にちゃんと考えてないと、 よろしくない設定のまま ずるずる運用が続いちゃうよ、 という事。

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わかったこと: セキュリティは 総合格闘技 • 日本拳法という総合格闘技では、取っ組み合い有り、 パンチあり、キックあり、関節技あり、というルール で、「どれもできること」が大事。 出来てない部分が穴になって、そこ付け込まれる。 例:組み技が弱いと敵に近づけないので、敵の前進に 対して弱かったりする。逆に言えば、組技が強く なれば、実力は底上げされます。 そして、情報セキュリティの世界は、総合格闘技 どころではないもっと何でもありの世界。

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閑話休題:組技強いと全部強い(45秒~)

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閑話休題:組技強いからって必勝でもない

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閑話休題: 投資の金言 • 卵は一つのカゴに盛るな • 分散投資のススメ • ⇒ 情報セキュリティで言うと、 多層防御のススメ。

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わかったこと: セキュリティ ソフトは多様 • 成り立ちとか用途によって いろいろありすぎるので、 多層防御をするにしても、 あなたは何を衛りたいのか?(要件定義) どう衛るのか?(基本設計/運用設計) など、より上流から考えたほうが良いかと。 (「シフトレフト」という考え方。)

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わかったこと:セキュリティソフトは多様 マルウェアからの防御 ⇒ Endpoint系製品 データを衛りたい ⇒ データ保護製品 ネットワークで護りたい ⇒ IPS Webサーバを衛りたい ⇒ WAF/IPS セキュリティの可視化 ⇒ SIEM 余計な動きをさせたくない ⇒ ホワイトリスト型 WEB経由の脅威を止めたい ⇒ Secure Web Gateway クラウド利用の可視化や保護 ⇒ CASB 物理盗難からの保護 ⇒ 暗号化製品 AndroidやIOSの保護 ⇒ モバイル系 侵入された後の防御と対応 ⇒ EDR

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わかったこと:セキュリティソフトは多様 マルウェアからの防御 ⇒ Endpoint系製品(ENS/MVISION-EP) データを衛りたい ⇒ データ保護製品(DLP(Endpoint/Network)) ネットワークで護りたい ⇒ IPS(NetworkSecurityPlatform) Webサーバを衛りたい ⇒ WAF/IPS(NetworkSecurityPlatform) セキュリティの可視化 ⇒ SIEM(McAfee SIEM) 余計な動きをさせたくない ⇒ ホワイトリスト型(Application Control) WEB経由の脅威を止めたい ⇒ SecureWebGateway(WebGateway) クラウド利用の可視化や保護 ⇒ CASB(MVISION Cloud) 物理盗難からの保護 ⇒ 暗号化製品(DriveEncription/FRP) AndroidやIOSの保護 ⇒ モバイル系(MVISION Mobile) 侵入された後の防御と対応 ⇒ EDR(MVISION-EDR)

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とはいえ、それらは道具に過ぎないので、 マルウェアからの防御 ⇒ Endpoint系製品(ENS/MVISION-EP) データを衛りたい ⇒ データ保護製品(DLP(Endpoint/Network)) ネットワークで護りたい ⇒ IPS(NetworkSecurityPlatform) Webサーバを衛りたい ⇒ WAF/IPS(NetworkSecurityPlatform) セキュリティの可視化 ⇒ SIEM(McAfee SIEM) 余計な動きをさせたくない ⇒ ホワイトリスト型(Application Control) WEB経由の脅威を止めたい ⇒ SecureWebGateway(WebGateway) クラウド利用の可視化や保護 ⇒ CASB(MVISION Cloud) 物理盗難からの保護 ⇒ 暗号化製品(DriveEncription/FRP) AndroidやIOSの保護 ⇒ モバイル系(MVISION Mobile) 侵入された後の防御と対応 ⇒ EDR(MVISION-EDR)

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結論 主役は運用 シフトレフト ITILはいいぞ