Slide 1

Slide 1 text

© RAKUS Co., Ltd. ラクス開発本部のAI駆動開発推進事例 #RAKUS Meetup 株式会社ラクス  開発管理部 開発管理課 池⽥ 智裕 2025/06/25 1

Slide 2

Slide 2 text

⾃⼰紹介 2 池田 智裕(いけだ ともひろ) 開発本部 開発管理部 開発管理課 マネージャー 経歴  Webシステム開発のSIerを10数年経て  2015年にラクスに入社。 MailDealerの開発に2年携わった後  2017年よりラクスベトナム代表を3年間務め2020年に帰任。  現在は横断的に開発本部をサポートする開発管理課に所属。 趣味    ストリートファイター6   テニス @IketomoDhalsim

Slide 3

Slide 3 text

3

Slide 4

Slide 4 text

© RAKUS Co., Ltd. 4 1. 我々のミッション(開発管理課とは) 2. AIツール導⼊状況 3. AIツール導⼊推進の課題 #RAKUS Meetup

Slide 5

Slide 5 text

© RAKUS Co., Ltd. 5 #RAKUS Meetup 1. 我々のミッション(開発管理課とは)

Slide 6

Slide 6 text

6 ・ミッション 現場が開発に専念できる環境を整える セキュリティや開発ルールの整備・予算管理など 開発本部の中の「何でも屋」として 開発本部のサポートを行っています。

Slide 7

Slide 7 text

7 ラクス全社で 「スピードアップ」 と 「AI活⽤による⽣産性向上」 を重点取組に掲げています

Slide 8

Slide 8 text

8 開発管理課は 開発本部内のAI駆動開発を推進する事を急務として ⽣成AIツールの促進を⾏ってきました。

Slide 9

Slide 9 text

© RAKUS Co., Ltd. 9 2. AIツール導⼊状況 #RAKUS Meetup

Slide 10

Slide 10 text

© RAKUS Co., Ltd. 10 ‧第⼀弾(2023年5⽉) GitHub Copilot Business の導⼊  AIコーディング⽀援ツール #RAKUS Meetup

Slide 11

Slide 11 text

11 費⽤対効果が本当にでるのか? GitHub Copilot Business の 導⼊検証を⾏いました

Slide 12

Slide 12 text

12 テックリードを中⼼に 4名のエンジニアで 2週間検証

Slide 13

Slide 13 text

13 結果 ‧GitHub Copilot Business を使⽤することで  平均して12%の稼働削減効果が⾒られ た。 ‧時間に換算すると、⼀⼈あたり⽉9.6時間の稼働が削減できた ‧年間1億円のコスト削減効果 が見込める

Slide 14

Slide 14 text

14 ⼗⼆分な費⽤対効果を⽰し無事社内稟議を通過し エンジニアを中⼼とした希望者全員に GitHub Copilot Businessを導⼊することができました。 ‧現場の声(GitHub Copilotの使⽤により)  より早く開発タスクが早くなった(90.8%)  仕事が快適になった(93.1%)

Slide 15

Slide 15 text

15 ⼗⼆分な費⽤対効果を⽰し無事社内稟議を通過し エンジニアを中⼼とした希望者全員に GitHub Copilot Businessを導⼊することができました。 ‧現場の声(GitHub Copilotの使⽤により)  より早く開発タスクが早くなった(90.8%)  仕事が快適になった(93.1%)

Slide 16

Slide 16 text

© RAKUS Co., Ltd. 16 ‧第ニ弾(2024年2⽉) GitHub Copilot Enterprise の導⼊ #RAKUS Meetup

Slide 17

Slide 17 text

17 GitHub Copilot Enterprise の価格

Slide 18

Slide 18 text

18 GitHub Copilot Enterprise の価格 めっちゃ⾼いです。。

Slide 19

Slide 19 text

19 何が違うの? ・Copilot Business 無制限のAIコード補完機能を提供しますが、補完のベースは一般的な公開データやGitHubの広範なコードリポジトリに依存します。 ・Copilot Enterprise Businessの全機能に加え、「Copilot knowledge bases」機能により、組織内のプライベートリポジトリやドキュメントをAIがインデック ス化・学習し、そのナレッジを活用してコード補完を行います。これにより、組織特有の関数名やコーディング規約、よく使うモジュール などを反映した、より精度の高い・組織に最適化された補完が可能です

Slide 20

Slide 20 text

20 何が違うの? ・GitHub Copilot Business 無制限のAIコード補完機能を提供しますが、補完のベースは一般的な公開データやGitHubの広範なコードリポジトリに依存します。 ・GitHub Copilot Enterprise Businessの全機能に加え、「Copilot knowledge bases」機能により、組織内のプライベートリポジトリやドキュメントをAIがインデック ス化・学習し、そのナレッジを活用してコード補完を行います。これにより、組織特有の関数名やコーディング規約、よく使うモジュール などを反映した、より精度の高い・組織に最適化された補完が可能です

Slide 21

Slide 21 text

21 どういう違いが出るか ‧ プロジェクト特有のコードや命名規則を理解した補完 ‧ ‧ ‧

Slide 22

Slide 22 text

22 弊社経営陣は⽣産性向上への理解‧期待が⾼く GitHub Copilot Enterpriseの導⼊が決定

Slide 23

Slide 23 text

23 でも課題が、、、

Slide 24

Slide 24 text

24 当時弊社はGitLab でソースコード管理していました GitHub Copilot Enterpriseは GitHub 上でのみ機能する

Slide 25

Slide 25 text

25 当時弊社はGitLab でソースコード管理していました GitHub Copilot Enterpriseは GitHub 上でのみ機能する

Slide 26

Slide 26 text

というわけで GitHub移⾏PJを⽴ち上げ あしかけ1年かけて全プロダクトを (⼗数サービス‧数百リポジトリ) GitLab ⇒ GitHubへ移⾏しました。 各プロダクトでの機能リリースの忙しさもあり1年かかかってしまいました。 GitHub Actionの利⽤によりCI∕CDも促進‧効率化されました。 26

Slide 27

Slide 27 text

というわけで GitHub移⾏PJを⽴ち上げ あしかけ1年かけて全プロダクトを (⼗数サービス‧数百リポジトリ) GitLab ⇒ GitHubへ移⾏しました。 各プロダクトでの機能リリースの忙しさもあり1年かかかってしまいました。 GitHub Actionの利⽤によりCI∕CDも促進‧効率化されました。 27

Slide 28

Slide 28 text

© RAKUS Co., Ltd. 28 ‧第三弾(2025年3⽉頃) Devin の導⼊  自律型AIエージェント #RAKUS Meetup

Slide 29

Slide 29 text

29 このあたりで、私の情報が追いつかず Copilot 導⼊したのに、Devinいるの?? と最初は懐疑的でした

Slide 30

Slide 30 text

30 このあたりで、私の情報が追いつかず Copilot 導⼊したのになんでDevinいるの?? と最初は懐疑的でした

Slide 31

Slide 31 text

31 まずはDevinの理解から Devinは内部に以下の環境を保持しており、すべてを⾃分で操作できます ‧ターミナル(シェル) ‧コードエディタ ‧ブラウザ(Webアクセス可能) ‧タスク管理システム これにより タスクの読解 → Web検索 → 実⾏計画作成 → 開発 → テスト → デバッグ → Git操作 → PR作成 までの⼀連の開発フローを⾃動で実⾏します。

Slide 32

Slide 32 text

32 なるほど要するに それって指⽰したことを⼀気に開発して くれるので⽣産性バク上がりですよね?

Slide 33

Slide 33 text

33 なるほど要するに 指⽰したことを⾃分で考えて、⼀気に開 発してくれるので ⽣産性バク上がりですよね?

Slide 34

Slide 34 text

34 PJ - SE - PG - PG PJ - SE - PG - Devin - Devin - Devin     - PG - Devin - Devin - Devin Devinない時 Devinある時 エンジニアの下にDevinエンジニアがいるイメージ

Slide 35

Slide 35 text

35 早速導⼊検証をテックリードを中⼼に⾏い導⼊に⾄り全エンジニアに開放しました 結果:平均25%速度アップ ‧2週間の開発が1週間で終わった ‧6倍の開発効率が出ている との声も ‧ただ無駄打ち(マージされないケース)も多く情報共有による改善が必要  逆に⾔うともっと効率を上げる伸びしろがある。

Slide 36

Slide 36 text

36 早速導⼊検証をテックリードを中⼼に⾏い導⼊に⾄り全エンジニアに開放しました 結果:平均25%速度アップ ‧2週間の機能開発が1週間で終わった ‧6倍の開発効率が出ている との声も ‧ただ無駄打ち(マージされないケース)も多く情報共有による改善が必要  逆に⾔うともっと効率を上げる伸びしろがある。

Slide 37

Slide 37 text

37 ‧私⾃⾝の考えの変化 遠くない未来に⽣産性2倍、5倍、10倍、何10倍という状況がありえる。 エンジニアが(私も含め)がAIリテラシーを⾼め、次々に出てくる新しい AIツールを⾒極めて使いこなし、古いやり⽅に取り残されない事が今は重 要では? 会社は⽣産性向上への投資に貪欲で 新しい⽣成AIにトライするチャンスがある。

Slide 38

Slide 38 text

© RAKUS Co., Ltd. 38 ‧第四弾(近況) Cursor / Junie / Claude Code の導⼊ #RAKUS Meetup

Slide 39

Slide 39 text

39 何⼈かのエンジニアからCursorを有償プランで使 いたいとの申し出がありました。 その当時は CursorはMCPサーバ利⽤や、AIエージェント機能 で先⾏していました。 ※今はCopilotでも同等の機能があります

Slide 40

Slide 40 text

40 この頃になると、私も慣れてきて 直ぐに検証チームを作り、1週間の検証を経て エンジニアにCursor利⽤できるよう展開しまし た。

Slide 41

Slide 41 text

41 ただし、いろんなツールを同時利⽤するとコストが嵩むので 簡単なルールを作成 ‧似た機能を有するツールの併⽤はNG(選択制) ‧新しいツール導⼊する際の検証フローや⽐較表の作成   ※Cursor導⼊済み、JunieやClaude Code は今後導⼊予定

Slide 42

Slide 42 text

42 今やAIツールは追い付け追い越せの群雄割拠 どのツールが優れているという状況もすぐに変化します どれか1つにツールを絞る事はリスクがあります

Slide 43

Slide 43 text

43 エンジニアがチームや⾃分のスタイルに合ったツールを選択 それぞれのAIツールの効率利⽤を促進することでノウハウ蓄積 いずれかのツールが秀でた時に移りやすい体制でリスク軽減

Slide 44

Slide 44 text

© RAKUS Co., Ltd. 44 3. AIツール導⼊推進の課題 #RAKUS Meetup

Slide 45

Slide 45 text

45 Devinの導⼊前後あたりから 「あれ使いたい、これ使いたい」との依頼が多く来 るようになり、我々(開発管理課)の対応もスピー ド感を出せなくなってきました。

Slide 46

Slide 46 text

46 ‧法務確認 ‧セキュリティマネジメント室確認 ‧開発管理課での確認 検証利⽤するのにも何週間もかかってしまう事もありました

Slide 47

Slide 47 text

47 ‧法務確認 ‧セキュリティマネジメント室確認 ‧開発管理課での確認 検証利⽤するのにも何週間もかかってしまう事もありました

Slide 48

Slide 48 text

48 法務‧セキュリティマネジメント室へ相談 「顧客情報を⼊⼒しない」事を前提に 開発本部内でのチェックリスト運⽤で利⽤OKに変更 実は法務もてんやわんやで回っていなかった。 数週間 ⇒ 数⽇で利⽤が可能な状態に

Slide 49

Slide 49 text

49 法務‧セキュリティマネジメント室へ相談 「顧客情報を⼊⼒しない」事を前提に 開発本部内でのチェックリスト運⽤で利⽤OKに変更 実は法務もてんやわんやで回っていなかった。 数週間 ⇒ 数⽇で利⽤が可能な状態に

Slide 50

Slide 50 text

© RAKUS Co., Ltd. 50 まとめ ‧Copilot‧Devin‧Cursorの導⼊を⾏いました。 ‧簡易にAIツールを導⼊できるフローを策定 ‧新しいAIツールが⽇々⽣まれる中、組織全体のAIリテ ラシーを⾼めていくことが重要。 #RAKUS Meetup

Slide 51

Slide 51 text

© RAKUS Co., Ltd. 51 今後の展望 情報格差の是正  ‧情報共有 / ノウハウ蓄積 費⽤対効果測定  ‧⽣産性の計測 #RAKUS Meetup

Slide 52

Slide 52 text

© RAKUS Co., Ltd. 52 ‧採⽤宣伝 R&Dポジションの募集 開発本部の技術向上や⽣産性向上に⼀緒に推進していきませんか? https://career-recruit.rakus.co.jp/engineer_jobs/development-strategist #RAKUS Meetup