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2年半ぶりのプロダクト開発で あらためて感じた 自動テストの大切さ Nozomi Takuma Android Test Online#1
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自己紹介 ● Nozomi Takuma ● DeNA SWETグループ ○ 兼務: Pococha事業部システム部 ● Androidとテストが好き
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自己紹介 ● Nozomi Takuma ● DeNA SWETグループ ○ 兼務: Pococha事業部システム部 ● Androidとテストが好き 自動テスト導入サポート等(50%)
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自己紹介 ● Nozomi Takuma ● DeNA SWETグループ ○ 兼務: Pococha事業部システム部 ● Androidとテストが好き プロダクトの開発(50%)
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今日話したいこと
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今日話したいこと ● 2年半ぶりにプロダクト開発をしたら、 自動テストに助けられる場面がありました ● 改めて自動テストの大切さを実感すること ができたので、その体験を共有したいと思 います
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● 2年半ぶりにプロダクト開発をしたら、 自動テストに助けられる場面がありました ● 改めて自動テストの大切さを実感すること ができたので、その体験を共有したいと思 います 今日話したいこと まずはこの期間の話をします 主にSWETで事業部への自動テスト導入を 行っていました
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プロダクト開発から離れていた2年半
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プロダクト開発から離れていた2年半 2018/3〜 SWETにjoin. 2019/2〜 自動テスト導入サポートの 取り組みを開始 2020/7〜 Pococha事業部システム部 兼務開始 メトリクス収集ツールの開発 2020/12〜 Pocochaのプロダクト開発
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プロダクト開発から離れていた2年半 2018/3〜 SWETにjoin. 2019/2〜 自動テスト導入サポートの 取り組みを開始 2020/7〜 Pococha事業部システム部 兼務開始 メトリクス収集ツールの開発 2020/13〜 Pocochaのプロダクト開発
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自動テスト導入サポートの取り組み ● 自動テストのないプロダクトに自動テスト を導入する ● 自動テストを導入することで、不具合の 早期発見や開発効率の向上を目指す
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自動テスト導入サポートの取り組み ● 自動テストのないプロダクトに自動テスト を導入する ● 自動テストを導入することで、不具合の 早期発見や開発効率の向上を目指す
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Androidプロダクトへの取り組み ● 開発者テストの整備をスコープ ● ユニットテストと インテグレーションテストの導入 ○ UIのテストもAPIとの連携はスタブ化している ● E2Eテストには手を出していない
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自動テスト導入サポートの取り組み ● 自動テストのないプロダクトに自動テスト を導入する ● 自動テストを導入することで、不具合の 早期発見や開発効率の向上を目指す
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自動テストによる不具合の早期発見 ● 開発段階で問題を発見できるように ● とはいっても、自動テスト導入がすぐに QAフェーズであがってくる不具合の減少に つながるとは限らない
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プロダクトで発生する様々な不具合 ● 実際にAPIや外部サービスと結合しないと 発見が難しい ● 問題を再現するのにある程度UI操作が必要 ○ 自動テストやっても費用対効果が見合わない ● 仕様の認識ずれ
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自分の心境 ● 現在スコープとしているテストでは発見が 難しい不具合も多い ● 自動テストの導入が開発チームの利益に きちんと繋がるか不安を感じていた
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プロダクト開発から離れていた2年半 2018/3〜 SWETにjoin. 2019/2〜 自動テスト導入サポートの 取り組みを開始 2020/7〜 Pococha事業部システム部 兼務開始 メトリクス収集ツールの開発 2020/12〜 Pocochaのプロダクト開発
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Pocochaでのプロダクト開発
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改修を担当した機能 ● アイテム機能 ○ 視聴者はコインを消費することでライブ中に アイテムを送信できる ○ アイテムを送信することで画面にエフェクト を表示しライブを視覚的に盛り上げる
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改修内容 アイテム素材はアプリ起動時に一括でDLされる ライブの中では基本的にはDLが完了している状態 旧仕様 新仕様 ライブ中にアイテムが利用されたタイミングで アイテム素材をDLする
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自分がやったこと 1. 既存実装のリファクタリング 2. アイテム機能の不具合修正 3. 新仕様への改修
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自分がやったこと 1. 既存実装のリファクタリング 2. アイテム機能の不具合修正 3. 新仕様への改修 3つのタイミング全てで 自動テストに助けられた
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自分がやったこと 1. 既存実装のリファクタリング 2. アイテム機能の不具合修正 3. 新仕様への改修
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既存実装のリファクタリング ● アイテム利用の実装がほとんどActivityに 書かれていた ○ 自動テストはない ● 新仕様に改修する前にユニットテストを書 けるようにするためリファクタリング
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既存実装のリファクタリング Activityから処理の 切り出し ユニットテスト整備 繰り返し
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既存実装のリファクタリング 既存実装の振る舞いが細かく わかっていなくてもある程度できる Activityから処理の 切り出し ユニットテスト整備
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既存実装のリファクタリング テストパターンを作成するために 既存実装の振る舞いを把握する必要がある Activityから処理の 切り出し ユニットテスト整備
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ユニットテストで振る舞いを理解する ● 内部処理がシンプルとは言い難いかつ コメントやドキュメントもほとんどなく、 自分の理解があっているか不安 ● 想定する挙動をテストケースにして、認識 があっているか検証する
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ユニットテストで振る舞いを理解する ● 内部処理がシンプルとは言い難いかつ コメントやドキュメントもほとんどなく、 自分の理解があっているか不安 ● 想定する挙動をテストケースにして、認識 があっているか検証する 仕様化テスト
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自動テストに何を助けられた? ● 既存実装の振る舞いを理解するのを助けて もらった ○ ユニットテストを動かしてみて、ああ〜そう いうことなのか!となることもしばしば
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自分がやったこと 1. 既存実装のリファクタリング 2. アイテム機能の不具合修正 3. 新仕様への改修
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アイテム機能の不具合 ● アイテムが押せなくなるというお問い合わ せが複数件あった ● 一度発生するといったんライブを出ないと 解消されない ● 通信エラー起因で発生している可能性
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既存実装の不具合調査でやったこと ● 実装を読んでもパッと原因はわからない ● リファクタリングでユニットテストを実装 できるようになっていたので、各APIリク エストでエラーが発生するパターンを追加
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既存実装の不具合調査でやったこと ● 実装を読んでもパッと原因はわからない ● リファクタリングでユニットテストを実装 できるようになっていたので、各APIリク エストでエラーが発生するパターンを追加 結果がおかしいやつがある! 原因を特定して修正
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既存実装の不具合調査でやったこと ● 実装を読んでもパッと原因はわからない ● リファクタリングでユニットテストを実装 できるようになっていたので、各APIリク エストでエラーが発生するパターンを追加 不具合の再現テスト
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自動テストに何を助けられた? ● 不具合の原因特定を助けてもらった ○ あやしいケースのテストを書いてOK/NGを確認 ● もう1つ別の要因でアイテムが利用できな くなる不具合の問い合わせもあったが、 そちらもユニットテストで再現 → 修正
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自分がやったこと 1. 既存実装のリファクタリング 2. アイテム機能の不具合修正 3. 新仕様への改修
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改修内容 アイテム素材はアプリ起動時に一括でDLされる ライブの中では基本的にはDLが完了している状態 旧仕様 新仕様 ライブ中にアイテムが利用されたタイミングで アイテム素材をDLする
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機能改修時に実装した自動テスト ● 動作するか不安を感じる部分 ● 手動で動作確認をするのが面倒な部分
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動作するか不安を感じる部分 ● 処理がそこそこ複雑なところ ● RxJavaであれこれやっているところ ● 自分は初歩的なミスをしやすいので、 そこまで複雑でなくても条件分岐が複数あ るところ
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手動で動作確認をするのが面倒な部分 ● 様々なデータパターンで確認したいところ ● 連続する処理の中でピンポイントに動作を みたいところ ● 時間経過によって処理が変わるところ ● 状況を作り出すのが面倒なところ
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実装したテストを具体的に ● 例:アイテムのダウンロード処理 ○ ファイルの解凍と保存 ○ 素材がDL済みの場合のスキップ処理 ○ 素材が変更された場合のファイル更新処理 ○ ダウンロードが並列で走るときの排他制御 ○ 一定期間使用されなかった素材の削除処理
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自動テストに何を助けられた? ● 動作するか不安な気持ちを払拭できた ● 手動で動作確認するコストを減らせた ● 機能改修の中で再度修正を入れることが あっても安心感を持って修正できた
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自動テストに何を助けられた? ● 動作するか不安な気持ちを払拭できた ● 手動で動作確認するコストを減らせた ● 機能改修の中で再度修正を入れることが あっても安心感を持って修正できた 精神的な治安を維持できた
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自動テストに何を助けられた? ● 動作するか不安な気持ちを払拭できた ● 手動で動作確認するコストを減らせた ● 機能改修の中で再度修正を入れることが あっても安心感を持って修正できた 良い開発体験を得られた 自分にとっては一番大きなモチベーション 精神的な治安を維持できた
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自動テストに助けられたこと まとめ 1. 既存実装のリファクタリング ⇢ 振る舞いの理解を助けてもらった 2. アイテム機能の不具合修正 ⇢ 不具合の原因特定を助けてもらった 3. 新仕様への改修 ⇢ 精神的な治安を維持しながら開発ができた
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いくつかの観点で自問自答
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Q. 自動テストで発見できな かった不具合はあった?
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A. あった
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自動テストで見つけられなかった不具合 ● 認識ずれ ● 観点の見落とし ● スレッドの設定ミス ● リファクタリングがやりきれなくて、自動 テスト書けるはずなのに書けていない箇所
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自動テストで見つけられなかった不具合 ● 認識ずれ ● 観点の見落とし ● スレッドの設定ミス ● リファクタリングがやりきれなくて、自動 テスト書けるはずなのに書けていない箇所 もっと自動テストが活用できた部分
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Q. 開発していて不安に感じ ることが少ない場合は?
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A. そういうときもある チームですり合わせは したほうがよさそう
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開発していて不安に感じない問題 ● 不安に感じるレベルは人それぞれ ○ ズレを感じる場面はしばしばある ● PRレビューでも不安を感じたら提案して 不安感のすり合わせをするのがよさそう ○ 動作する自動テストがあるとレビュアーも安 心できる
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Q. QAでも不安は払拭できる のでは?
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A. できる ただ、自分が不安なパス を通るとは限らない
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QAと自動テスト ● E2Eかつ手動の検証だと特定のケースを 発生させるのが難しい場合がある ● 内部の処理がどうなっているかをよく 知っている人による動作確認も重要
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Q. 自動テストを実装するの は時間がかかる?
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A. かかった
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自動テストの実装に時間がかかる問題 ● テストコード上での設定ミスに気が付かず 時間を浪費してしまい断念しそうになった ● 自動テストをあきらめた場合の正常系〜 異常系の動作確認のコストを鑑みてテスト コードのデバッグを続けた
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自動テストの実装に時間がかかる問題 ● テストコード上での設定ミスに気が付かず 時間を浪費してしまい断念しそうになった ● 自動テストをあきらめた場合の正常系〜 異常系の動作確認のコストを鑑みてテスト コードのデバッグを続けた 一時的に時間がかかるけど、 短期的に見てもその分のコストがペイすると踏んだ
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まとめ
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まとめ ● 自動テストで見つけられない不具合はある が、それでも自動テストはいいものだった ● 自動テストはいいものと感じられたのは、 マイナスの気持ちを自動テストを通じて 払拭できたのが大きい
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宣伝
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Androidエンジニアの採用始まりました ● PocochaではAndroidエンジニアを募集中 ○ ライブ配信サービスや技術に興味あるかた よかったら是非に ○ https://career.dena.jp/job.phtml?job_code=1573
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ご清聴ありがとうございました!