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スプリント バーンダウンチャート ⻁虎の巻 2010/12/22  スクラム道.02   #scrumdo Ryutaro  “Ryuzee”  YOSHIBA http://www.flickr.com/photos/27682549@N06/

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⾃自⼰己紹介                            Ryuzee                               @ryuzee http://www.ryuzee.com/ http://www.flickr.com/photos/adforce1/2539903964/

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アジャイルコーチ 認定スクラムマスター オープンソース開発者、翻訳者 Shibuya.trac(#shibutra)のスタッフ スクラム道(#scrumdo)のスタッフ TIS,野村総合研究所を経てベンチャーのCTO http://www.flickr.com/photos/royskeane/413103429/

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告知 CSPO 2011/1/11,12に認定ス クラムプロダクトオー ナー研修開催! 講師はジェフ・サザー ランド⽒氏! みんなでCSP 国内のスクラム熟練者 みんなで認定スクラム プロフェッショナル資 格とろうよ計画あり! http://www.flickr.com/photos/epha/4388625060/

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はじめに •  この資料料内では、「バーンダウン」はスプリ ントバーンダウンを指します。 •  対象となるチームはアジャイル開発の経験が 多くはないチームや外圧が多いチームです。 •  ソフトウェア開発はコンテキスト依存性が⾼高 いので、この資料料の中の項⽬目を単純にあては めないでください。考えるヒントとして扱う こと。 http://www.flickr.com/photos/hckyso/2828981813/

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バーンダウンとは何か 復復習! http://www.flickr.com/photos/frinthy/4680321558/

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スプリント計画会議 スプリント優先付け •  プロダクトバックログを分析・評価 する •  スプリントのゴールを選択する スプリント計画 •  どのようにスプリントゴールを達成す るか決める  (計画) •  プロダクトバックログアイテム(ユー ザーストーリーやフィーチャー)から スプリントバックログの作成  (タスク) •  スプリントバックログを時間で⾒見見積る スプリン トゴール スプリン トバック ログ ビジネス の状況 チームの キャパシ ティ プロダク トバック ログ 技術要素 現在のプ ロダクト スプリント計画 マイクコーン⽒氏のAn  overview  of  Scrum  (⽇日本語訳@ryuzee)より引⽤用 ※スプリント計画会議は通常2部構成で⾏行行う

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スプリントバックログ① •  プロダクトバックログアイテムをタスクに細 分化する •  タスクは時間単位でチームで⾒見見積もる •  1タスクの最⼤大時間は8時間までとする(=⼤大 きくなればなるほど⾒見見積もり精度度は下がる) •  このタスクを⼀一覧化したものがスプリント バックログ

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バーンダウンチャート http://www.flickr.com/photos/kakutani/2761992149/

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バーンダウンチャート •  全タスクの残り時間の⾒見見積もりの合計を⽇日次 で折れ線グラフにしたもの •  縦軸に残り時間、横軸に経過スプリント⽇日数 を設定 http://www.flickr.com/photos/96dpi/2377535637/

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バーンダウンから分かること •  チームの計画づくりがどのくらいうまくいっ ているか •  スプリント内で対応するストーリーにどのく らい対応できているか •  チームが⾃自⼰己組織化されていて、チームとし て活動できているか •  チームとして改善できることは何か

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パターンリーディング バーンダウン http://www.flickr.com/photos/nolifebeforecoffee/124659356/

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基本3パターン http://www.practiceagile.com/2010/02/sprint-‐‑‒burndown-‐‑‒says-‐‑‒lot-‐‑‒about-‐‑‒your.html

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Line1  ⻘青⾊色のラインから何を考える? http://www.practiceagile.com/2010/02/sprint-‐‑‒burndown-‐‑‒says-‐‑‒lot-‐‑‒about-‐‑‒your.html

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Line1パターンの考察 •  多くのストーリーを実装しようとしすぎた •  開始してから分からないことが沢⼭山でてきた •  コードの品質が悪くてバグが沢⼭山出た •  技術的負債が増えてしまったために追加タス クが増えた •  過去のスプリントがずっとこのパターンなら チームのキャパシティはもっと低い

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Line2  紫⾊色のラインから何を考える? http://www.practiceagile.com/2010/02/sprint-‐‑‒burndown-‐‑‒says-‐‑‒lot-‐‑‒about-‐‑‒your.html

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Line2パターンの考察 •  理理想線とは乖離離しており、スプリント最後に 追い込みしている •  チームが正しく毎⽇日タスク残時間を更更新して いない可能性 •  終っていないストーリーを他のスプリントに 移動した可能性 •  リファクタリングやテストで⼿手を抜いた可能 性

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Line3  緑⾊色のラインから何を考える? http://www.practiceagile.com/2010/02/sprint-‐‑‒burndown-‐‑‒says-‐‑‒lot-‐‑‒about-‐‑‒your.html

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Line3パターンの背景と考察 •  チャートだけならうまく⾏行行っている •  実際にうまく⾏行行っていることも多い •  ただしLine2パターンの内容が含まれている 可能性は否定できない •  特に外部からバーンダウンの残時間0が強く 要求されてしまう環境は注意

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ソフトウェアの複雑性 •  通常、スプリント計画ミーティングでは、ス プリントバックログの60〜~70%しか出て来 ないことが多い。残りはあとで対応する。あ るいは、とりあえず⼤大きな⾒見見積もりをしてお いて、あとで分解する。 •  従ってスプリント開始からしばらくの間は残 時間が減らない、もしくは増えてしまうとい う事象は必ず発⽣生するし、⾃自然なことである。

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早期学習パターン スプリント早期に残り時間が増えている。⾒見見積もり切切れなかった 項⽬目の存在や⾒見見積もり精度度の問題が顕在化。早期なら健全

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学習遅延パターン(1) 中期まで残り時間が増え続ける。早期に学習できなかった可能性 や、優先度度やリスクの⾼高い項⽬目に早期着⼿手しなかった可能性

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学習遅延パターン(2) スプリント失敗パターン。このような線が最後まで継続しないよ うに中期の段階で対応が必要だったのにそれを怠った可能性。

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異異常検知 スプリント中盤で残り時間の⾒見見積もりが急激に増えている。重⼤大 な⾒見見落落としや、外部からの変更更要求を受け⼊入れた可能性

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新たな指標の追加 http://www.flickr.com/photos/ljpixie75/374728063/

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指標追加の意義とポイント •  バーンダウンだけでは分からないことを即時 把握することができるようにする •  バーンダウンから想定した問題点の裏裏付けに 使う •  データ収集の⾃自動化は必要 – そもそもデータが集められないのであれば、その 点はプロセス改善のポイントである。 •  どんな指標を使うかという問には正解はない

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追加する指標 •  ソースコード⾏行行数 •  ユニットテスト件数 •  ⾃自動結合テスト件数 •  ビルド失敗数 •  コミット回数・時間 •  完了了分ストーリーポイント •  完了了済みタスク数 •  割り込み作業数や延べ時間

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ソースコード⾏行行数を追加 ソースコードが線形に増加していることから、コピーペーストに よる間に合わせや、リファクタリングがされていない可能性

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ユニットテスト件数を追加 テストの件数がスプリント後半で増えていない。残時間を0にす るためにテストを端折った可能性も。

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コミット時間を追加 最終コミット時間がスプリント後半になるにつれて遅くなってい る。持続可能なペースでない

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完了了分ストーリーポイントを追加 ストーリー単位での完了了がなかなかしていない。まとめて◯◯病。 最終的にどのストーリーも完了了しないリスクがあるかも。

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割り込み作業時間を追加 割り込み作業時間と残作業時間の関連性を検証。割り込みが⼀一定 量量ある場合はキャパシティプランニングの⾒見見直しが必要

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その他の活⽤用⽅方法 http://www.flickr.com/photos/jnicho02/2635228821/

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Retrospectiveに活⽤用する バーンダウン上に、スプリント内で発⽣生したイベント等をプロッ トし、改善点がないか確認する。 11/19にマイクが病 気で休んじゃったよ

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複数スプリント間で分析する •  発⽣生している問題が⼀一過性の問題なのか、 チームの問題なのかを明らかにする。 •  複数スプリントのバーンダウンを並べて⽐比較 する。 •  特に問題とすべきは、以下の項⽬目 – 毎回0に収束していない – スプリント開始後⼀一定期間たっても残り時間が増 加し続けている – 後半追い込み癖 – まとめて◯◯癖

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アンチパターン バーンダウン http://www.flickr.com/photos/rizzato/2663036655/

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バーンダウンアンチパターン •  バーンダウンだけを⾒見見て全てを判断する •  →現場百編。数値だけでなくチームの雰囲気 やメンバーの顔⾊色を⾒見見る http://www.flickr.com/photos/pooniesphotos/4249354280/

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バーンダウンアンチパターン •  0に収束させることだけに拘る •  →本質的な問題の把握と解決なしに闇雲に0 にすることを求めるとチームが燃え尽きる http://www.flickr.com/photos/thetruthabout/2665403018/

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バーンダウンアンチパターン •  バーンダウンの結果を⼈人事考課に使う •  →評価されることしかしなくなったり、タス クの⾒見見積もり時間を過⼤大に設定しやすくなる。 http://www.flickr.com/photos/ninefish/176563515/

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バーンダウンアンチパターン •  DONEの定義を決めていない •  →作業完了了の基準が⼈人によって異異なるため作 業時間の⾒見見積もりの意味をなさない

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バーンダウンアンチパターン •  タスクの⾒見見積もりを誰かが1⼈人で⾏行行う •  →この時点でアジャイルのメリットをほとん ど捨ててしまっている。 http://www.flickr.com/photos/juank_̲madrigal/3184407841/

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バーンダウンアンチパターン •  スプリントバックログとバーンダウンが⾒見見え ない場所においてある •  →チーム全体で仕事を進める上での⽣生命線な ので常時閲覧可能にすること。 http://www.flickr.com/photos/chongchiang/3112794771/

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バーンダウンアンチパターン •  スプリントバックログに載っていないタスク が⼀一杯ある http://www.flickr.com/photos/miskan/7240060/

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バーンダウンアンチパターン •  バーンダウンに理理想線が引かれていない、も しくは理理想線がチームのキャパシティを超え ている http://www.flickr.com/photos/hwat/43562167/

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バーンダウンアンチパターン •  複数スプリントを経た後でもバーンダウンが 乱⾼高下する •  →過去のスプリントの経験がチームに蓄積さ れておらず、改善する意欲がチームに⾜足りな いか、外圧を受けている http://www.flickr.com/photos/wazdog/1669981/

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http://www.flickr.com/photos/oberazzi/318947873/