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Developers Summit 2026 Summer AI時代こそ、スケールしないことをしよう 「作る⼈」から 「なぜ作るか」を考える⼈へ 株式会社カミナシ

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⾃⼰紹介 経歴 ヤフー株式会社 -> freee株式会社 -> 株式会社カミナシ 既存プロダクトの開発を⾏った後 株式会社カミナシ Software Engineer 清⽔ 那⾳也 2026年から新規プロダクトの⽴ち上 げを⾏っている。

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アジェンダ 1. AIで速く作れるようになって 2. ボトルネックを⾒つける 3. スケールしないことをしよう 4. 実例 5. まとめ

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Q. AIで作れるようになって アウトカムは増えましたか?

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アウトカム AIで”作る”ことは早くなった みなさんのチームでも 実装や資料作成が速くなったはず アウトカムは増えましたか?

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アウトカム 機能を作った ≠ アウトカム リリースしただけでは、まだ何も⽣んでいない ● 顧客が把握し、理解し、業務の中で使う ● 顧客の課題が解消されて、初めてアウトカム ● プロダクトが売れる⼟台になって欲しい

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アウトカム AIを使って機能を 作りまくれば良いのでは? ➡ 負債につながる 作るコスト <<< 取り下げるコスト

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負債について 取り下げコスト リリース前 リリース後 1. 理解負債 なぜこうなっているのか 説明できない 3. 仕様負債 誰の課題を解くのか 曖昧な仕様 2. 技術負債 コードの内部品質の劣化 4. 機能負債 業務に組み込まれ 取り下げられない

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AIで何をするか ● 「もっと作る」はアンチパターン ● コーディングをさらに速くしても意味がない ① 何を作るか / 作らないかの確度を上げる ② 顧客に届くまでの速度を上げる

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ボトルネックを⾒つける

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ボトルネックとは ● 流れ全体の中で、最も処理能⼒が低い ⼯程 ● ボトルネック⼯程以外をいくら速くし ても、全体は速くならない。 ボトルネックの速度 = 全体の速度 https://promo.diamond.jp/books/the-goal/series/

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ボトルネックは移動する ● 1つ解消すると、次のボトルネックが現れる ● コーディング”は”速くなった ○ ボトルネックはコードの外にある ● 移動した先を解消しない限り、全体のス ループット上がらない 実装 レビュー 顧客理解 検証 商談獲得

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スケールしないことをしよう

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スケールしないことをしよう Paul Grahamがスタートアップの創業者に向けて説 いた⾔葉 ● 私の解釈 ○ 創業初期のスケールしない作業が貴重な学びを ⽣み、後にスケールする⼟台になる AI時代のエンジニアに必要な考え https://paulgraham.com/ds.html

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実例 https://kaminashi-developer.hatenablog.jp/entry/do-things-that-dont-scale-in-ai-era

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私がやってきた事 ● ボトルネックを⾒つける ● スケールしないところに⼊る ○ ⾃ら⼊ることで課題が分かる ● スケールできるところは技術で解決する 実装 レビュー 顧客理解 顧客検証 商談獲得

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背景 B2B新規プロダクトの 0→1 開発 ● こういうのを作りたい。がある状態 ● 開発に関わる⼈達 ○ PM, BizDev, Designer, Researcher, Engineer, etc ● お客様は「現場」で働く⼈たち ○ ⾷品⼯場や機械製造業など

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ボトルネック コードレビュー ● 最初のボトルネックはレビュー ● AIが書いたコードの品質担保 ● 設計や思想をレビュー「前」に担保する 実装 レビュー 顧客理解 顧客検証 商談獲得 AIのための特別なアーキテクチャはいらない ― 0→1開発で実践した設計原則とガードレール

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顧客理解 実装 レビュー 顧客理解 顧客検証 商談獲得

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何をするか 現場にいく ● 実際の仕事を⾒る ● 現場で直接話を聞く ● 多いときは週1〜2回訪問した

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顧客理解 なぜ”現場”に⾏くか ● 伝聞で届く情報は整理された形になっている ● その裏にある背景から理解することが⼤事 ● 背景から理解すると ○ 適切な抽象化 ○ もっとシンプルに実現できる 現場でしか取れない⼀次情報が重要

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実例 現場訪問で意識したこと ● ⽬的と仮説を持って⾏く ○ 「この帳票のこのデータ、なぜ書いてるんです か?」 その結果 ● お客様によって異なると思っていた定義 ○ ドメインモデリングして体系化 ○ 設定の組み合わせでシンプルに表現できた

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Researcher 1次情報の⺠主化 ● ヒアリング内容とインサイトをツールに集約 ● 「あのお客様何て⾔ってたっけ」を誰でも遡れる PM依存 -> 開発メンバーへの⺠主化 「なんとなく」の顧客理解から脱却する ── 顧客の解像度を武器にするインサイトマネジメント

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スケールさせる チームのAI活⽤を主導 ● 得た情報の共有や周辺業務をスケールさせる ● ⾮エンジニアへのAI導⼊を主導 ● 動かなかったGoogle連携MCPを⾃作 ○ 以前なら公式の修正待ち ○ AIで1⽇⾜らずで作れた

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顧客検証 実装 レビュー 顧客理解 顧客検証 商談獲得

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課題 作っても、検証できるのは⼀部 ● 検証のタイミングと範囲には上限がある ● 検証より速く作っても「検証されない機能」が溜 まるだけ ● 全体のスループットは顧客検証で決まる 顧客検証に開発を従属させる

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何をしたか 作るものを絞る + サイクルに合わせる ● 作るものを、検証で聞くべきことに絞る ○ 「正解がわからず、お客様に聞かないと判断で きないもの」 ● 作るタイミングを、検証のサイクルに合わせる ○ 事前ヒアリング → 開発 → 使ってもらう → フィードバック持ち帰り

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開発においてAIをどう活⽤すべきか 機能を量産する道具ではなく 「試⾏の回数と質を上げる道具」 ● 本実装の前に、Mockだけ作って顧客に当てる ● 設計を議論する前に、コードで⽬に⾒えるものに する ● 試⾏回数と確度を上げる

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商談 実装 レビュー 顧客理解 顧客検証 商談

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商談 展⽰会に乗り込む

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商談 ⾏った背景 ● どんな課題の顧客が興味を持つか、どの機能で 「使ってみたい」となるか 結果 ● Salesの要望も背景から理解しやすくなった ● 商談を複数件獲得

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上⼿くいかなかったこと 感想 ● プロダクトへのフィードバック量は顧客訪問ほど ではなかった ● 技術でスケールさせづらい ● ⼊ったからこそ分かったことはある 実装 レビュー 顧客理解 顧客検証 商談獲得

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できるようになったこと

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Whyからの理解 「なぜ作るか」を考えられる ● 機能を顧客の課題ベースで議論 ○ Whyから考えるように ■ なぜ必要か、他の解決策でできないか ■ 作る場合、本当にそれが正しいのか ● 仕様についてEng x Designだけでも進められる

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ドメイン理解 マルチプロダクト間での議論 カミナシは複数サービスを持っている ● コア概念は将来重なる可能性が⾼い ● 他サービスとの将来の重なりを考える ● CTO, VPoE, 他サービスのPMと議論 ⾃分が主導して議論を進められた

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まとめ

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ボトルネックはコードの外へ移動した 1. 何を作る / 作らないかの確度 2. 顧客に届くまでの速度 レビュー 顧客理解 顧客検証 商談獲得

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エンジニアの価値は、コードの外にも ● 「作る」も「調べる」も、AIで誰でもできるよう になった ● アウトカムを増やす鍵は、コードの外にあった ● 現場の1次情報を持ったエンジニアが、「なぜ作 るか」から考える

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最後の質問 Q. あなたのチームのボトルネックは何ですか? そこにコミットしていますか? ? ? ? ?

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AI時代こそ スケールしないことをしよう