Slide 1

Slide 1 text

アジャイルを活用した Project-Based Learning (PBL)を通じた新卒研修: 技術体験の深化と チーム協力文化の醸成

Slide 2

Slide 2 text

No content

Slide 3

Slide 3 text

• 新卒者を採用している企業の 人事部門・研修部門 • 技術者育成に関心のある マネージャー・リーダー • アジャイル開発やPBLに興味がある開発者 • 組織文化の改善を目指す経営陣 • 教育研修関連のコンサルタント Target Audience

Slide 4

Slide 4 text

https://youtu.be/ cWbFrkrDNHo ?si=3R3CRMMexX dbtpXJ 前回の あらすじ スクラムフェス 三河2023

Slide 5

Slide 5 text

前回のあらすじ PBLとは プロジェクト型学習: • 単元型(SBL: サブジェクト型)とは異な り、演習を通して周辺知識も含めて学習 • 特徴: 課題発見能力と課題解決能力を同時に養成 • アジャイル+PBL: 個人学習とチーム学習の二重ループ スクラムフェス三河2023

Slide 6

Slide 6 text

前回のあらすじ 従来の研修との違い: • 計画に従うのではなく適応する: 状況を観察→適応→改善のサイクル • 講師ではなくコーチ: 教え込むのではなく、一緒に探索する • ホールシステムアプローチ: 参加者・運営チーム・組織全体を見る スクラムフェス三河2023

Slide 7

Slide 7 text

前回のあらすじ 新卒と企業のギャップを埋める: • 実務に近い不確実性の高い環境を提供 • 「分からない」ことの伝え方を学習 • 先生と生徒の関係を作らない スクラムフェス三河2023

Slide 8

Slide 8 text

前回のあらすじ 技術習得のアプローチ: • 前段: サブジェクト型で基礎技術を学習 • PBL: 技術を統合してプロダクト開発を体験 • 探索の仕方を教える: 分からない技術でも一歩目を踏み出す方法 スクラムフェス三河2023

Slide 9

Slide 9 text

前回のあらすじ 重要なポイント: • 早期デプロイ: 「それは二郎ですね」エピソード → 最小限でも価値を届ける • 必要な時に必要な武器を渡す: 状況に応じたタイムリーなインプット • SBLとPBLの連携: PBLのためのSBL設計 スクラムフェス三河2023

Slide 10

Slide 10 text

前回のあらすじ 継続することの効果 • 教える側の成熟 • 4年目の変化: 「何でもこい」の状態に到達 • 元受講者がメンターに: 研修の質的向上と組織文化の醸成 組織への長期的影響 • 地層効果: 毎年50人ずつアジャイル経験者が蓄積 • 共通言語の形成: 同じ研修を受けた先輩後輩のコミュニケーション向上 • 組織変革の基盤: 新卒から積み上げる長期戦略 スクラムフェス三河2023

Slide 11

Slide 11 text

前回のあらすじ 本質的な学習目標 →アジャイルを超えた汎用的スキル • 対話をちゃんとすること • 意見を言うこと • 自分の頭で考えること → 配属先がアジャイルでなくても活用できる 職業人としての根っこの部分 • 当事者になること • 問題解決のやり方 • 社会参画のやり方 スクラムフェス三河2023

Slide 12

Slide 12 text

1. 序論: 今年度の改善点と成果の概要(5分) • 従来のPBL研修の課題: 「企画屋」「手配師」問題 • 環境構築デー(2日間) 導入の背景と狙い • 完成の定義策定をゴールとした理由

Slide 13

Slide 13 text

2. 環境構築デー(2日間)の詳細設計と 実施プロセス(10分) • Day 1:実際の企業環境を模した インフラ構築体験 • Day 2:技術的理解に基づく完成の定義策定 • チーム間での品質基準共有と合意形成プロセス • アジャイルコーチによるファシリテーション

Slide 14

Slide 14 text

3. 技術体験強化による学習効果の向上 (8分) • 従来の座学型研修との違い • 最新のクラウドインフラ、Git、ブ ランチ戦略、テスト自動化の実践 • 生成AI(Copilot、ChatGPT等) を活用した現代的な開発ワークフ ロー

Slide 15

Slide 15 text

3. 技術体験強化による学習効果の向上 (8分) • AI時代のチームワークと企画開発の 在り方の模索 • システム運用部署配属予定者への開 発者視点提供 • 技術的意思決定能力の向上事例

Slide 16

Slide 16 text

4. チーム協力文化と透明性の醸成(7 分) • 環境構築共通体験による相互支援文 化の形成 • 完成の定義による進捗・品質の可視 化効果 • チーム間学習共有の促進メカニズム • 具体的な協力事例とその分析

Slide 17

Slide 17 text

5. 検査と適応の実践的習得(5分) • レトロスペクティブを通じた継続的改善サ イクル • 課題の見える化と対応策の策定プロセス • 生成AI時代における人間の創造性とチーム ワークの新たな形 • 不確実性が高い職場環境への対処能力向上 • 自己組織化チームの形成過程

Slide 18

Slide 18 text

6. 評価とフィードバックの仕組み(3 分) • 汎用的に使えるルーブリック評価の紹介 • チーム評価(コア要素)と自己評価(付帯 要素)の組み合わせ • プロダクトレビューでの他者評価プロセス • 継続的な改善を促す評価設計

Slide 19

Slide 19 text

7. マネジメント能力育成とOJT負荷軽 減の実現(4分) • 新入社員の技術的リーダーシップ発揮事例 • 若手エンジニア(事務局)のマネジメント 経験獲得 • 配属後のキャッチアップ期間短縮効果の定 量的分析 • 現場エンジニアの指導負荷軽減事例

Slide 20

Slide 20 text

8. 継続的改善による組織全体への波及効 果(3分) • 過去受講者の事務局参加による好循環の形 成 • 組織全体でのアジャイル理解深化 • 真にアジャイルな組織文化醸成の実現

Slide 21

Slide 21 text

No content

Slide 22

Slide 22 text

9. 質疑応答とディスカッション(2分) • 参加者からの質問対応 • 他組織での適用可能性に関する議論