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Sansan株式会社 部署 名前 可視化から始める 開発⽣産性向上の取り組み Sansan技術本部 Bill One Engineering Unit 川元 謙治

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写真が入ります 川元 謙治 Sansan株式会社 技術本部 Bill One Engineering Unit SIerやパッケージ開発会社での経験を経て、2022 年にSansanへ中途⼊社。 Sansan株式会社ではWebアプリケーション開発エ ンジニアとしてキャリアをスタートし、現在は Bill Oneの主に請求書受領の開発を担うグループの エンジニアリングマネジャーとして、 Bill One 全 体の開発⽣産性向上に向き合っている。

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アジェンダ - 可視化から開発⽣産性向上に取り組む背景 - 開発⽣産性の定義 - 開発⽣産性の可視化 - これまでの改善結果 - まとめ

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可視化から開発⽣産性向上に取り組む背景

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エンジニア組織の成⻑ プロダクト成⻑とともに急拡⼤中 国内SaaSにおいて類を⾒ない速度で成⻑ T2D3とBill Oneの⽐較 組織の規模 スクラム 開発 単独のチーム 初のチーム分割 LeSS Framework をベースに導入 人、チームが 急激に増える PdM が 複数人に LeSS Hugeをベー スに導入

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エンジニア組織の成⻑ ⾃分たちの開発⽣産性が⾼いか低いかわからない 開発チーム ⾃分たちのチームは成⻑出来ている? プロダクト開発組織 開発組織としてユーザーへ素早く多くの価値を提供出来ている? 事業部⾨全体 どのくらい事業貢献出来ている?

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エンジニア組織の成⻑ ⾃分たちの開発⽣産性が⾼いか低いかわからない 開発チーム ⾃分たちのチームは成⻑出来ている? プロダクト開発組織 開発組織としてユーザーへ素早く多くの価値を提供出来ている? 事業部⾨全体 どのくらい事業貢献出来ている? ⾒えないものは改善できない!! まずは⾃分たちの開発⽣産性を可視化したい!!

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開発⽣産性の定義

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開発⽣産性の3階層 レベル1からレベル3までの⽣産性を区別して理解することが重要 出典: 開発⽣産性について議論する前に知っておきたいこと

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開発⽣産性の3階層 レベル1からレベル3までの⽣産性を区別して理解することが重要 出典: 開発⽣産性について議論する前に知っておきたいこと 本⽇のお話しすること

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開発⽣産性の可視化

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アウトカムの可視化とプロセスの可視化 アウトカム 現状を正しく捉えて、⽬標はどこに設定するかといった⽬標設定に利⽤ する プロセス 現状の課題はどこにあるのかといったボトルネック分析に利⽤する

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開発⽣産性レベル1の可視化 アウトカム ( ⽬標設定 ) ⼀定期間におけるプルリク数 プロセス ( ボトルネック分析 ) プルリクのリードタイムのどこにボトルネックがあるのか

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開発⽣産性レベル2の可視化 アウトカム ( ⽬標設定 ) ⼀定期間におけるPBIの消化ポイントの合計 プロセス ( ボトルネック分析 ) 開発フローで可視化

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これまでの改善結果

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開発⽣産性レベル1の改善結果 各チーム成功体験が少しずつ組織全体に伝播 プロセス(リードタイム)を改善することでアウトカム(プルリク数)も増加した

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開発⽣産性レベル2の改善結果 ユーザーへの価値提供の量も1年でおおよそ2倍に増加した ※ PBIベロシティ: プロダクトバックログアイテムの概算⾒積を「1Week=1pt」と換算し、⼀定期間内で合計した社内指標

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まとめ

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これまでの取り組みで分かったこと - ⾒えないものは改善できない - レベル別の開発⽣産性を定義して、会話の⽬線を合わすこと - ⾃分たちの現在地とボトルネックを正しく捉えて⽬標設定すること 今後の課題や向き合いたいこと - 組織の状況に応じて⽣産性の定義は変える - ⾃分たちに合ったより良い定義が⾒つかれば柔軟に⾒直す - レベル3(重要実現付加価値の⽣産性)を定義する - エンジニアがビジネスインパクトをより⾝近に感じられるようになる - エンジニアが⾃⾝の⾔葉でプロダクト価値を語れるようになってほしい まとめ

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Sansan 技術本部 募集ポジション紹介 https://media.sansan-engineering.com/

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