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気が付いたらJSTQB AL TA に合格していた。そんな旅 がしたいの。

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タイトル元ネタ

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テスト設計の経験が少ない開発寄り⼈間 が、JSTQB AL TA に合格するまでにやっ たこと‧やった理由などを話す回です

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⾃⼰紹介 名前: bun (今泉⼤樹) 所属: クラスメソッド株式会社 経歴 ~ 2018年 地⽅公務員 ~ 2022年 開発系のエンジニア(アドテク) ~ 現在: AWSを基盤としてお客様の開発内製 化⽀援など 認定試験 AWS認定試験12種 JSTQB(ソフトウェアテスト技術者の試 験) Foundation Level Test Manager / Test Analyst / Technical Test Analyst Japan AWS Top Engineer(Service)

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今回の発表の⽬的 JSTQB AL TAに合格するためのTIPSを共 有 私が試験の学習を通して得ることのでき たものを共有

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JSTQB Advanced Level Test Analyst 試験とは

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超ざっくり試験概要 JSTQB で提供しているテスト技術に関する資格の1つ ブラックボックステスト設計に関する技法や知識を体系的に学習 ビジネス影響を加味してテスト活動に関わる役回り TTA 試験との違い Technical Test Analystはビジネスよりも開発‧アーキテクトの近くでテストに関わるイメージ ホワイトボックステスト技法などを学べる QAエンジニアの皆様にとっては受けやすい資格(と思う) 普段からされているテスト分析‧テスト設計の知識を活かせると思います 最近、CBTで通年受験もできるようになってるのでオススメ

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なぜ受験したのか 以前より「開発者」と「QAエンジニア」双⽅の越境ができれば素敵だよ ねと思っていた QAエンジニアの⽅と「共通の⾔語で話せる」というのも相互理解に 良いことだと思っている ソースコードに⼀番近い開発者こそが、ビジネス⾯での要求を踏まえて 良いテストをかけるようになりたいと思っていた

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勉強⽅法

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補⾜情報 このブログに⼤体書きたいことは書いています 今回はブログで省略した部分やお気持ちも補⾜してい きたいと思います

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学習⽅針 楽しみながら学ぶ 楽しみながら、寄り道しながら、気づいたら「合 格」みたいな感じにする アウトプットを意識する 最初から JaSST nano で登壇するつもりで、アウト プットを意識しながら勉強する

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1. まずは試験の配点や傾向をチェック ISTQB Exam-Structure-Tables をチェック 寄り道するとはいえ、⼤体どういう道筋を辿るかという予測をする 3章のブラックボックステストの設計技法中⼼のセクションに関する部分でも5割程度を占めてい る(3章だけで 44 / 80の配点がある) → テスト設計の業務経験が少ない私は体系的に「ブラックボックステスト」の設計技法を学 んだ⽅が良さそうだということがわかる

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2. 神書籍で体系的に学ぶ(1/2) 「ソフトウェアテスト技法ドリル 第2版」 ⾔わずと知れた神書籍です twadaさんもおすすめされていた本 「⼿を動かせる」、「説明がわかりやすい」、「そんなに厚くない」 とありがたい特徴 この本には、挫折させないぜという圧倒的温もりを感じる(私が) 

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2. 神書籍で体系的に学ぶ(2/2) 「ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変える40問~」 JaSST Tohoku の皆さんで頑張ってくださった書籍 JSTQB AL TA の試験に出るような設計技法の練習問題がたくさん コミュニティの素晴らしさを具現化したような書籍

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⾔わせて欲しい。 本当にありがとうございますと。

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3. 遊びながら知識をインプッ ト

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Zennのスクラップに まとめる 「考えをまとめておきたい」というときに便利な スクラップ機能 Slack スレッドのノリで「これ良さそう」「これ 前の業務で迷った」などとメモしていく 後⽇登壇する時のネタとしても使えるし最⾼ 

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シラバスのアイディアを具現 化して遊ぶ 以前登壇した「ユーザーストーリーのレビューを⾃動化してみた の」 シラバスを⾒て「ある程度⾃動化できるんじゃない?」と思っ たことを具現化した

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正直テストの受験にはあまり意味は ない 「あぁ。僕は試験を漠然と受けず、誰よりも楽しんでいる得な受験者だ」という⾃⼰満⾜が得られる しつこいが、ほとんど受験にあたっての意味はない(配点も少ない) でも楽しいじゃん?

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学習⽅法まとめ ISTQB Exam-Structure-Tables をチェック 寄り道するとはいえ、⼤体どういう道筋を辿るかという予測をする 神書籍でブラックボックステストの設計技法を体系的に学習する 「ソフトウェアテスト技法ドリル 第2版」 「ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変える40問~」 遊びながら知識をインプット アウトプット前提で Zenn に気になったことをまとめていく シラバスに書いてあるアイディアを⾃動化してみたり、開発しながら遊ぶ なお受験にあたっての意味はあまりない。でも楽しい。

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得られたもの

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体系的にテスト活動を把握できた テスト活動の流れ、TAの関わり⽅ ウォーターフォールやスクラムで要件(要求) の落とし込み⽅が違う ビジネス要求を理解しながら、良いテストを実 ⾏できるようにするのがTAの主な役割っぽい 決めるのは TM の役割 私が想像するQAエンジニアの関わり⽅に近い 効率的なテストケース設計 全数テストは不可能 時間もリソースも限られているなかで、どのよ うな技法を使ってテストケースを作成している のか 同値分割‧境界値分析 ドメイン分析テスト 組み合わせテスト など

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⾃信を得つつ、やる気の証明にもなる 専⾨家が考えた試験に合格できたと いう安⼼感 ソフトウェアテストの国際的な実施機関 が考えた体系的な資格試験 さらにそれを⽇本語に翻訳してくださっ た素晴らしい⼈たち、問題を監修した⼈ たちの肩に乗りながら学習できる 学習意欲の証明‧⼈への良い影響 学習の履歴を残しておくことで、後のアウ トプットに役⽴つ(⾃分にも他⼈にも) 「このくらいは勉強している⼈なんだ な」という意欲の証明にもなる

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まとめ

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キーポイントのまとめ 開発からテストへの越境 「同じ⾔葉を話せる」 「僕はあなたとコラボして良 いテストを書きたいです」 という動機から始まった受験 神書籍にBig感謝 TA試験に出るテスト設計技法 の学種に最適な2冊 ⼿を動かせる わかりやすい説明 アウトプットを意識して 学習 Zennにまとめながら、JaSST nano で発表を前提に学習 理解度が上がる 楽しい

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総じて‧‧‧受験して本当に良かったです

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おしまい ご清聴ありがとうございました