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SSoT for Design サービスと組織の成長を支える システムのデザイン

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DMM.com LLC VPoE Office Designer Design Program Manager 河西 紀明 Noriaki Kawanishi @norinity1103

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横断的事業支援 学習支援・文化醸成 組織設計 PdM / PjMサポート クリエイター育成支援 サービス開発支援 WS /技術研修 コンピテンシー研修 モブデザイン実施 デザインシステム監修 VPoE Office Design Teams

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(著):石垣 雅人 他 (著):河西 紀明 他 データ駆動 & デザイン共創化でアジャイルな組織づくり

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SSOT: Single Source of Truth (信頼できる唯一の情報源) 組織内の全員が同じデータに基づいてビジネスの意 思決定を行うことを保証するために使用される概念

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データ駆動型 (データドリブン)の意思決定 アイディア創出と評価サイクルの陳腐化を避けるために データを根拠としたシナリオのプロトタイプが重要

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SSoT = Design System ? 出 典 書 籍 : 『 U I デ ザ イ ン み ん な で 考 え 、 カ イ ゼ ン す る 。 』 ( 共 著 ) 河 西 紀 明 , 栄 前 田 勝 太 郎 , 西 田 陽 子

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プロダクトや組織のサイズに応じた構成を考える 出典書籍:『UIデザイン みんなで考え、カイゼンする。』 (共著)河西紀明, 栄前田勝太郎, 西田陽子

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Design System 構築までのメリット・デメリット

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SSoTに関わる心理的ハードルの低い状態を持続させる No more SSoT 警察 ! 出典書籍:『UIデザイン みんなで考え、カイゼンする。』 (共著)河西紀明, 栄前田勝太郎, 西田陽子

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SSoTを構築する6つのポイント 適切な媒体をSSOTとして指定する チームが媒体をどのように使用するかを考える アップデートに対する役割と責任を割り当てる →職能に閉じずコラボレーションを容易におこなえるかを考える →だれがそのドキュメントのアップデート (またはアーカイブ) をDriverとして指定する →エディターやレビュアーなど関わる人にどのようなフィードバックやアクションを得たいかを示す

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SSoTを構築する6つのポイント 一貫性を保つためのテンプレートを作成する 情報アップデートの自動化を試みる 組織全体でのSSoT のレプリケートを考える →さまざまな目的に合わせて再利用しやすく、瞬時に利用できるテンプレートを共有・公開する状態を維持する →選考したデザインパターンを活用して容易に組織内で再利用できる状態を目指す →媒体のデータ更新の通知や同期などを管理化し、運用・保守の効率性を高める

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アジャイル型組織 - カオスな状況でも漸進的に学習できる組織に

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実は大切なネガティブ・ケイパビリティ 画像引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:John_Keats_by_William_Hilton.jpg 詩人ジョン・キーツが不確実なものや 未解決のものを受容する能力を記述した言葉。 共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない 事態に耐えうる能力 集団で誤った判断を繰り返さないために
 「分からないこと」に対する関係者のスタンス を揃えることが「集団生存力」を高める。 あくまで手段のプロジェクトの透明性を高める途中成果物

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画像引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:John_Keats_by_William_Hilton.jpg 実は大切なネガティブ・ケイパビリティ 共感が成熟する過程で伴走し、 容易に答えの出ない事態に耐えうる能力 集団で誤った判断を繰り返さないために
 「分からないこと」に対する関係者のスタンス を揃えることが「集団生存力」を高める。

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実は大切なネガティブ・ケイパビリティ 画像引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:John_Keats_by_William_Hilton.jpg 詩人ジョン・キーツが不確実なものや 未解決のものを受容する能力を記述した言葉。 共感が成熟する過程で伴走し、容易に答えの出ない 事態に耐えうる能力 集団で誤った判断を繰り返さないために
 「分からないこと」に対する関係者のスタンス を揃えることが「集団生存力」を高める。 これらの情報の透明性を確保することで無駄な失敗をなくせる

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構造化コミュニケーションこそデザイナーの腕の見せ所

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手段としてのモブデザイン/ペアデザインの推奨

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チーム学習の効率化→ペアデザイン

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プロジェクト業務の効率化→モブデザイン

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すべてのメンバー同じ距離でデザインに向きあえる

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図:フロー理論 https://blog.jnito.com/entry/2019/01/22/074628 @JunichiIto 課題解決プロセスに関わる機会を増やすメリット

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経験として獲得困難な戦術的なプロトタイピング したい [サービス名] 向けの これは です。 ができ、 が備わっています とは違って、 というサービスは 潜在的な〇〇な課題を解決 〇〇な対象顧客 サイト名〇〇〇〇 重要な〇〇な利点や〇〇なメリット 〇〇な差別化で〇〇がな効果が期待できる 機能や特徴 〇〇の代替手段 〇〇というカテゴリーのサービス したい [サービス名] 向けの これは です。 ができ、 が備わっています とは違って、 というサービスは 潜在的な〇〇な課題を解決 〇〇な対象顧客 サイト名〇〇〇〇 重要な〇〇な利点や〇〇なメリット 〇〇な差別化で〇〇がな効果が期待できる 機能や特徴 〇〇の代替手段 〇〇というカテゴリーのサービス 6up sketch Person Customer Journey Map Project Pitch @DMM.com LLC

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評価フェーズで”最適”が変容する体感的プロトタイピング @DMM.com LLC

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組織/プロダクトの成長と 学習のバランスが大事

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DMMのデザインシステム「Turtle」

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組織構造や文化性に大きく依存する https://en.wikipedia.org/wiki/World_Turtle

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SSoT上のデータは 機能するプロダクトではない

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SSoTを構築する コラボレーションを通して ドメインの理解を深める デザインの民主化の先に求められるもの

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事業を定量的な数値モデルにできているか(可観測性) 参照:DMMを支えるデータ駆動戦略 / 松本勇気 , 石垣雅人 著 https://speakerdeck.com/i35_267/data-strategy

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予測値に対する実測値を振り返る習慣(相互評価の場づくり) 参照:DMMを支えるデータ駆動戦略 / 松本勇気 , 石垣雅人 著 https://speakerdeck.com/i35_267/data-strategy チーム/個人OKRを元にフィードバックの場をつくる

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仮説実行を早め”失敗”をコントロールする 参照:DMMを支えるデータ駆動戦略 / 松本勇気 , 石垣雅人 著 https://speakerdeck.com/i35_267/data-strategy Pはニワトリタマゴ 意味不明の成功/失敗を作らない

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企業としての合理性と倫理観を考える 参照元:Mark Hurst 「UXへの信頼を失っている理由」 https://creativegood.com/blog/21/losing-faith-in-ux.html

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SSoTと共創文化を 醸成する取り組み

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スクラム研修 | Scrum Simulation with Lego Block

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新入社員研修 Design Sprint の実践 @DMM.com LLC

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すべてを動画にアーカイブ 組織内の非同期学習を促進

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サービスと共に個人/組織が成長できる環境づくり

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