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AIを活用した住家被害 認定支援ツールの開発 総務局総合防災部防災管理課(復興企画担当) 手持ちのスマホやタブレットでさっと判定 調査員のお助けアイテム! 業務改革部門

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被災者の生活再建のスタートラインとなる罹災証明書交付のための調査 2 住家被害認定調査って? 被災者支援策を活用したい! 罹災証明書の交付が必要 住家被害認定調査(区市町村) 被災

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課題1 判定に時間を要する 課題2 調査員によって判定がバラつく 3 住家被害認定調査って大変そう・・・ 損傷箇所と損傷程度を 目視で判断しないと いけない… 一日10~20件も調査 しないといけない… 知識や経験も ないのに…

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4 写真で損傷程度を自動判定! AIを活用した支援ツールを開発 【手順】 ・スマホ等で被害住家を撮影 ・撮影画像から損傷箇所を検出 ・損傷箇所を解析し損傷程度を表示 【効果】 ・職員の経験によらない統一的な判定 ・判定に要する時間の短縮 (早ければ数秒で判定が可能!) 「程度Ⅲ」 「程度Ⅱ」 「程度Ⅰ」 【内閣府基準】程度Ⅰ:わずかなひび割れが生じている。 程度Ⅱ:仕上の剥離が生じている。 程度Ⅲ:仕上材が脱落している。 (全5段階) 調査の標準化・迅速化

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研究会の開催 ・学識経験者や区市職員などで構成 した研究会において、AI判定の対 象や機能等について検討を実施 5 開発に当たっての取組 ユーザビリティテストの実施 ・ユーザーとなる区市町村職員を対象 としたユーザビリティテストを複数 回実施し、操作性や表示内容を改善 <令和5年度のユーザビリティテストの様子> 専門家や現場の声を反映し開発

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6 災害現場で活用してもらうために 今後の展望 ・精度向上のため、AIに継続的に 学習データ※を読み込ませる。 ※被害写真とその損傷程度のデータ ・区市町村の操作習熟のため研修会を実施 操作習熟 先行事例として実証を重ね、全国の災害現場へ! 災害現場で有効なツールとなるよう区市町村と連携し取り組んでいく。 学習による 成長